トヨタは新型「カローラスポーツ」を2018年6月26日発売。トヨタカローラ店を通じて販売を開始。2018年8月2日にカローラ スポーツに6速マニュアルトランスミッション(6速MT)搭載車を新設定し発売を開始した。
現在発売される同等クラス競合車種との比較を行ってみた。競合車種として上げるのがマツダ新型「MAZDA3(アクセラ)」スバル新型「インプレッサスポーツ」ホンダ新型「シビック」となるだろう。
新型カローラスポーツについて
2代目「オーリス」の実質的な後継車種として「カローラスポーツ」を発売。5ドアハッチバックタイプカローラシリーズとしては、12代目新型へのフルモデルチェンジした。米国向けは「カローラハッチバック」と名称で販売。TNGA(Toyota New Global Architecture)(GA-Cプラットフォーム)と呼ばれる新開発のプラットフォームを採用することによって、旧型モデルよりも広い室内空間を得ることが可能。先代のオーリスは旧型に比べ全長が+40mm、ホイールベースが+40mm、全幅は+30mm、全高は-25mm。車両のカウルの高さは従来よりも-47mm下がり前方の視界が向上している。
新型カローラスポーツスペック
スペック | 新型カローラスポーツ | |
---|---|---|
全長 | 4,375mm | |
全幅 | 1,790mm | |
全高 | 1,460mm | |
ホイールベース | 2,640mm | |
エンジン | 直列4気筒 DOHC 1.8L +モーター(THSⅡ) |
直列4気筒 DOHC 1.2L 直噴ターボエンジン |
最高出力 | 72kW(98ps)/ 5,200rpm |
85kW(116ps)/ 5,200-5,600rpm |
最大トルク | 142Nm(14.5kgm)/ 3,600rpm |
185Nm(18.9kgm)/ 1,500-4,000rpm |
フロントモーター最大出力 | 53kW(72ps) | – |
フロントモーター最大トルク | 163Nm(16.6kgm) | – |
リアモーター最大出力 | 5.3kW(7.2ps) | – |
リアモーター最大トルク | 55Nm(5.6kgm) | – |
システム出力 | 90kW(122ps) | – |
トランスミッション | 電気式無段階変速機 | 6iMT/CVT |
駆動方式 | 2WD | 2WD/4WD |
乗車定員 | 5名 | |
JC08モード燃費 | 30.0~34.2km/L | 17.2~19.6km/L |
WLTCモード燃費 | 25.6~30.0km/L | 15.2~16.4km/L |
価格 | 241万9,200円〜 268万9,200円 |
213万8400円〜 241万9,200円 |
新型カローラスポーツの情報はこちら
トヨタ 新型 カローラスポーツ ハイブリッド オーリス フルモデルチェンジ TNGA採用 2018年6月26日発売
トヨタ新型カローラスポーツ VS マツダ新型MAZDA3
マツダも今回からアクセラを車名を変えて新世代商品第一弾としてグローバルモデル新型「MAZDA3」として発売する。
マツダの新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY(スカイアクティブテクノロジー)」と次世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」デザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面的に採用 車両構造技術「SKYACTIV-Vehicle Architecture(スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー)」を採用。全方位で洗練されたダイナミック性能を実現。インテリアはメーターパネルを液晶化し、マツダコネクトは最新の「NEW MAZDA CONNECT(ニューマツダコネクト)」TFT 8.8インチのインフォテインメントシステムが搭載「Android Auto」と「Apple CarPlay」に対応となる。「NEW MAZDA CONNECT(ニューマツダコネクト)」は運転中の操作は危険だとし、タッチパネルは非搭載で全てはコマンダーコントロールで操作で行う。USB12V接続を装備。電動パーキングブレーキとホールドを採用。日本モデルのエンジンラインナップは「SKYACTIV-G 1.5」「SKYACTIV-G 2.0」「SKYACTIV-D1.8」「SKYACTIV-X」がラインナップ。
トヨタ新型カローラスポーツ VS マツダ新型MAZDA3 ボディサイズ比較
サイズ | 新型 カローラ スポーツ | 新型MAZDA3 |
---|---|---|
全長 | 4,375mm | 4,459mm |
全幅 | 1,790mm | 1,797mm |
全高 | 1,460mm | 1,440mm |
ホイールベース | 2,640mm | 2,726mm |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
全長とホイールベースは新型MAZDA3の方が長くホイールベースが長い分安定性や路面に伝わる振動が少なくなる。
トヨタ新型カローラスポーツ VS マツダ新型MAZDA3 エンジン比較
スペック | 新型 カローラ スポーツ | 新型MAZDA3 |
---|---|---|
エンジン | 直列4気筒 DOHC 1.2L 直噴ターボエンジン | 1.5L 直4気筒 エンジン SKYACTIV-G 1.5 |
最高出力 | 85kW(116ps)/ 5,200-5,600rpm | 82kW(111ps) / 6,000rpm |
最大トルク | 185Nm(18.9kgm)/ 1,500-4,000rpm | 144Nm(14.7kgm)/ 3,500rpm |
トランスミッション | 6iMT/CVT | 6速AT /6速MT |
駆動方式 | 2WD(FF)/4WD | 2WD(FF)/4WD |
JC08モード燃費 | 17.2~19.6km/L | - |
WLTPモード燃費 | 15.2~16.4km/L | 15.8km/L〜17.8km/L |
価格 | 213万8400円〜 241万9,200円 | 218万1,000円〜 250万6,080円 |
新型カローラスポーツも新型MAZDA3も最高出力はほぼ同様だが最大トルクでは新型カローラスポーツが上回っている。しかし、燃費では新型MAZDA3が上回る。
新型MAZDA3の情報はこちら
マツダ 新型 MAZDA3 アクセラ フルモデルチェンジ SKYACTIV-X搭載 2019年5月発売
トヨタ新型カローラスポーツ VS スバル新型インプレッサスポーツ
旧型モデルは5代目で2016年10月に発売された。旧型インプレッサはマイナーチェンジを行いC型として2018年10月11発表、11月2日発売開始。次世代プラットフォーム「Subaru Global Platform(SGP)」を採用。国産車で初となる「歩行者保護エアバッグ」を全車標準搭載。スバル アイサイトver.3 全車標準搭載。
トヨタ新型カローラスポーツ VS 新型インプレッサスポーツ ボディサイズ比較
サイズ | 新型 カローラ スポーツ | 新型インプレッサ スポーツ |
---|---|---|
全長 | 4,375mm | 4,460mm |
全幅 | 1,790mm | 1,775mm |
全高 | 1,460mm | 1,480mm |
ホイールベース | 2,640mm | 2,670mm |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
新型カローラスポーツも新型インプレッサスポーツもサイズはほぼ同様。
トヨタ新型カローラスポーツ VS 新型インプレッサスポーツエンジン比較
スペック | 新型 カローラ スポーツ | 新型インプレッサ スポーツ |
---|---|---|
エンジン | 直列4気筒 DOHC 1.2L 直噴ターボエンジン | 1.6L水平対向4気筒 DOHC |
最高出力 | 85kW(116ps)/ 5,200-5,600rpm | 85kW(115ps)/ 6,200rpm |
最大トルク | 185Nm(18.9kgm)/ 1,500-4,000rpm | 148Nm(15.1kgm)/ 3,600rpm |
トランスミッション | 6iMT/CVT | 6AT (リニアトロニック) |
駆動方式 | 2WD(FF)/4WD | AWD (4WD) |
JC08モード燃費 | 17.2~19.6km/L | 18.2km/L |
WLTPモード燃費 | 15.2~16.4km/L | – |
価格 | 213万8400円〜 241万9,200円 | 192万2,400円〜 216万円 |
新型カローラスポーツも新型インプレッサスポーツも最高出力はほぼ同様だが最大トルクでは新型カローラスポーツが上回っている。しかし、車体価格は新型インプレッサスポーツの方が安く設定されており燃費もほぼ同等なので金額面では新型インプレッサスポーツが良さそうだ。
新型インプレッサスポーツの情報はこちら
スバル 新型 インプレッサ マイナーチェンジ C型 オートビークルホールド機能搭載 2018年10月11発表、11月2日発売
トヨタ新型カローラスポーツ VS ホンダ新型 シビック ハッチバック
旧型モデルは10代目となる新型シビックは2日本では2017年7月27日に正式発表、9月29日発売した。新設計のプラットフォーム「Honda compact global platform」を使い、シャシーを全面刷新。シャーシ。ボディ剛性を25%も向上しながら、最も軽いバージョンで1,240kgで約30kgもの軽量化された。1.5L 4気筒 i-VTEC 直噴ターボエンジン最高出力182ps、最大トルク22.4kgm。先進運転支援システムの「ホンダセンシング」を標準搭載。
トヨタ新型カローラスポーツ VS ホンダ新型 シビック ハッチバック ボディサイズ比較
サイズ | 新型 カローラ スポーツ | 新型 シビック ハッチバック |
---|---|---|
全長 | 4,375mm | 4,520mm |
全幅 | 1,790mm | 1,800mm |
全高 | 1,460mm | 1,435mm |
ホイールベース | 2,640mm | 2,700mm |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
新型カローラスポーツも新型シビック ハッチバックもサイズはほぼ同様。
トヨタ新型カローラスポーツ VS ホンダ新型 シビック ハッチバックエンジン比較
スペック | 新型 カローラ スポーツ | 新型 シビック ハッチバック |
---|---|---|
エンジン | 直列4気筒 DOHC 1.2L 直噴ターボエンジン | 1.5L 4気筒ターボ エンジン VTEC Turbo |
最高出力 | 85kW(116ps)/ 5,200-5,600rpm | 134kW(182ps)/ 5,500(6,000)rpm |
最大トルク | 185Nm(18.9kgm)/ 1,500-4,000rpm | 220Nm(22.4kgm)/ 1,700-5,500rpm |
トランスミッション | 6iMT/CVT | CVT(7速モード付) 6速MT |
駆動方式 | 2WD(FF)/4WD | 2WD (FF) |
JC08モード燃費 | 17.2~19.6km/L | 18.0km/L 17.4km/L |
WLTPモード燃費 | 15.2~16.4km/L | – |
価格 | 213万8400円〜 241万9,200円 | 280万440円 |
新型シビック ハッチバックは新型カローラスポーツに比べ最高出力と最大トルクで大幅に上回っている。MT選択が可能であることと速さを求める人には是非オススメしたい。しかし、車体価格は新型カローラスポーツの方が安く設定されており燃費もほぼ同等なので金額面では新型カローラスポーツが良さそうだ。
新型シビックハッチバックの情報はこちら
ホンダ 新型 シビック ハッチバック フルモデルチェンジ 1.5L i-VTEC 直噴ターボエンジン搭載 日本で2017年9月29日発売
最後に一言
いかがですか?新型カローラスポーツのライバル車たちは各社の特色を活かした魅力的なモデルであることは間違いない。しかし、価格、スペック、燃費全てにおいてトータル的にはワンランク上だと言えるだろう。新型カローラは世界的に大ヒット車種であるが、日本国内においてはイマイチぱっとしない。今後販売台数が伸びるか、また今後のカローラシリーズに期待したい。
トヨタ カローラ スポーツ (ハッチバック)
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