日産リーフは、2010年の発売以来、電気自動車(EV)市場のパイオニアとして世界をリードしてきました。この記事では、リーフの販売台数と生産台数の推移を詳しく見ていくことで、この革新的な車がどのように市場に受け入れられ、EVの普及に貢献してきたかを明らかにします。
リーフの販売台数の推移
初代リーフZE0型は、2010年の発売当初から注目を集め、EVの未来を担う車として期待されました。航続距離の向上や充電インフラの整備など、様々な課題を抱えながらも、リーフは着実に販売台数を伸ばし、2014年にはグローバル累計販売台数10万台を突破しました。
しかし、その後は競合EVの登場や航続距離への懸念などにより、販売台数は伸び悩む時期もありました。日産は、バッテリー容量の拡大や新型モデルの投入など、リーフの進化を続け、2017年には2代目リーフZE1型を発売。これにより、販売台数は再び増加に転じ、2023年にはグローバル累計販売台数65万台を達成しました。
参考:日産
2022年 販売台数
2022年の年間販売台数は日産 リーフが3,285台となりました。
年月 | 販売台数 |
---|---|
2022年1月 | 1,273台 |
2022年2月 | 1,558台 |
2022年3月 | 1,748台 |
2022年4月 | 213台 |
2022年5月 | 213台 |
2022年6月 | 1,340台 |
2022年7月 | 1,546台 |
2022年8月 | 1,142台 |
2022年9月 | 1,177台 |
2022年10月 | 416台 |
2022年11月 | 736台 |
2022年12月 | 1,370台 |
合計 | 12,732台 |
2023年 販売台数
2023年年間販売台数は日産 リーフ10,026台となりました。
年月 | 販売台数 |
---|---|
2023年1月 | 1,629台 |
2023年2月 | 1254台 |
2023年3月 | 1,715台 |
2023年4月 | 851台 |
2023年5月 | 516台 |
2023年6月 | 640台 |
2023年7月 | 507台 |
2023年8月 | 376台 |
2023年9月 | 656台 |
2023年10月 | 886台 |
2023年11月 | 536台 |
2023年12月 | 460台 |
合計 | 10,026台 |
2024年 販売台数
2024年の前半は2023年の台数を下回る販売となっています。
年月 | 販売台数 |
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2024年1月 | 486台 |
2024年2月 | 617台 |
2024年3月 | 575台 |
2024年4月 | 228台 |
2024年5月 | 278台 |
2024年6月 | 366台 |
合計 | 2,550台 |
生産台数の推移と今後の展望
リーフの生産台数は、販売台数の推移と密接に関連しています。初代リーフは、当初は日本とアメリカの工場で生産されていましたが、需要の増加に伴い、イギリスやメキシコなど、世界各地での生産体制が構築されました。
2017年に発売された2代目リーフは、生産効率の向上やコスト削減など、様々な工夫が凝らされており、生産台数の増加にも貢献しました。さらに、日産は2022年にクロスオーバーEV「アリア」を発売し、EVラインナップを拡充。リーフとともに、EV市場でのさらなる成長を目指しています。
編集部から一言
リーフの販売台数と生産台数の推移は、EV市場の成長と課題を反映しています。初期の成功と課題、競合との競争、そして技術革新による進化。リーフが歩んできた道は、EV市場全体の道のりと重なります。
今後も、航続距離のさらなる延長や充電時間の短縮など、EVには多くの課題が残されています。しかし、リーフの販売・生産台数の推移が示すように、技術革新と市場の拡大により、EVはますます身近な存在になり、持続可能な社会の実現に貢献していくでしょう。
日産リーフは、EVのパイオニアとして、これからも市場をリードし、EVの未来を創造していくことでしょう。その販売台数と生産台数の推移は、EV市場の成長と可能性を示す重要な指標となるでしょう。
日産