ルノーはCセグメント新型 電気自動車SUV 「セニック E-Tech(Scenic E-Tech)」を2023年9月4日(現地時間)発表する。ドイツのミュンヘンで2023年9月5日から開催されるIAAモビリティ2023で初公開すると発表した。2022年10月17日に発表されたコンセプトカー「セニック・ビジョン」の量産モデルとなる。
ルノー 新型「セニック E-Tech」について
「セニック E-Tech」のエクステリアにはスプリットLEDヘッドライトと特別なパターンで覆われたグリルを特徴。先代のミニバンのシルエットから逸脱し、全長4,490mmのより現代的なクロスオーバースタイルを採用し、広々とした5人乗りモデルとなった。 「CMF-EV プラットフォーム」を採用し、ルノーの EV ラインナップの中で小型のメガーヌ E-テックの上に位置する。日産アリアと同様に、合計389hp (290kW/394PS) を生み出すデュアル電気モーター AWD セットアップで提供される。
ルノー セニック・ビジョン コンセプト
2022年10月17日から 23 日まで開催されたパリモーターショーでワールドプレミアされた「ルノー セニック ビジョン」は、これまでのモデルとは根本的に異なり、2024年に発表される量産車を忠実に再現した SUVスタイルのボディを採用。電気モーターとモーターを組み合わせた型破りなハイブリッド パワートレインが搭載。水素燃料電池のレンジエクステンダー。パワートレインは、215hp(160kW / 218PS)を発生するフロントマウントの電気モーター、21hp(16kW / 22PS)を発生するレンジエクステンダー水素燃料電池、および40kWhのバッテリーで構成。このハイブリッド セットアップにより、車両は同じ航続距離で2倍の軽量バッテリーを搭載できる。ルノーによると、セニック ビジョンの二酸化炭素排出量は、従来のバッテリー式電気自動車に比べて75%少ないという。水素ステーションのネットワークが(できれば)拡大する2030年以降、同社は水素充填時間約5分で最大800kmの航続距離を見込んでいる。ボディサイズは4,490mm 、全幅1,900mm、全高1,590mm、ホイールベース 2,835mm。ルノーによると、重量は1,700kg。コンセプトは 2024年に発表される量産モデル、5代目のセニックを予告する。電気水素パワートレインをより従来型のバッテリー電気パワートレインに置き換えるもので、ルノー・日産・三菱連合が今後数年間に広く使用するCMF-EVプラットフォームの拡張バージョンに基づくものとなる。
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