トヨタはシエンタのマイナーチェンジを行い2018年9月11日に発売を開始した。ホンダはフリードのマイナーチェンジを行い2019年10月18日発売。ライバル車種となる両車はマイナーチェンジによりどの様な違いがあるのか比較してみた。
トヨタ 新型シエンタ マイナーチェンジについて
約3年でのマイナーチェンジを行うシエンタはエクステリアの、フロント、リア、アルミのデザイン意匠変更が行われ最新のデザインを採用する。ツートンカラーが新たに新設、2列シート5人乗り仕様を追加設定。ハイブリッド車、ガソリン車2WDの6人乗りを廃止。2017年8月1日から販売された特別仕様車”G Cuero”は廃止となり、標準グレード化。Toyota Safety Sense 全車に標準装備する。従来までの「Toyota Safety Sense P/C」の名称を「Toyota Safety Sense」に統一した衝突回避支援パッケージ、昼間の歩行者も検知可能となる「プリクラッシュセーフティ(レーザーレーダー+単眼カメラ)」を採用。これによりインテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)オプション装着車は「セーフティ・サポートカーS〈ワイド〉」(サポカーS〈ワイド〉対象車対象車となる。燃費改善が行われる。これによりJC08モード燃費27.2km/LからJC08モード燃費28.8km/Lに向上する。
ホンダ 新型 フリード マイナーチェンジについて
2016年9月16日に発売を開始しており3年でのマイナーチェンジとなる。エクステリアのデザインを変更。インラインタイプのLEDヘッドライトの形状を変更フロントグリルと一体化したデザインに変更。運転支援システムである「Honda SENSING(ホンダ センシング)」も全モデル標準装備。衝突軽減ブレーキシステム(CMBS)は「昼歩行者、対向車検知機能」に対しても衝突回避を支援。更に「後方誤発進抑制機能」も搭載。
トヨタ新型シエンタとホンダ新型フリード サイズ比較
シエンタとフリードのサイズはどちらも「5ナンバーサイズ」となるコンパクトカーであり、全幅はどちらも1,695mmであるがフリードは全高35mm長いため室内空間ではフリードの方が余裕がある。
サイズ | 新型シエンタ | 新型フリード |
---|---|---|
全長 | 4,260mm | 4,265mm |
全幅 | 1,695mm | 1,695mm |
全高 | 1,675mm(2WD) 1,695mm(4WD) | 1.710mm(2WD) 1,735mm(4WD) |
ホイールベース | 2,750mm | 2,740mm |
トヨタ 新型シエンタ VS ホンダ新型フリード ガソリンエンジン比較
シエンタとフリードのガソリンエンジンは走りを楽しみたい人にはフリード、普通に走れて燃費も気にしたい人はシエンタをオススメする。フリードはホンダらしい「1.5L直噴 DOHC i-VTEC エンジン」を搭載し、最高出力、最大トルクも非常に高い。しかしその分燃費はシエンタには劣る。しかし4WDモデルを選択するのであればシエンタよりもJC08モードで上回っている。
スペック | シエンタ | フリード |
---|---|---|
エンジン | 1.5L 直列4気筒 DOHC エンジン | 1.5L直噴 DOHC i-VTEC エンジン |
最高出力 | 80kw(109ps)/ 6,000rpm | 96kW(131ps)/ 6,600rpm |
最大トルク | 136Nm(13.9kgm)/ 4,400rpm | 155Nm(15.8kgm)/ 4,600rpm |
トランス ミッション | 自動無段変速機 (Super CVT-i) | 自動無段変速機 (CVT) |
駆動方式 | 2WD(FF)/4WD | 2WD(FF)/4WD |
JC08モード燃費 | 20.2km/L(2WD) 15.4km/L(4WD) | 19.0km/L(2WD) 17.6km/L(4WD) |
価格 | 1,809,500円〜 2,357,300円 | 1,997,600円 2,638,900円 |
トヨタ新型シエンタ ハイブリッドとホンダ新型フリード ハイブリッド比較
ハイブリッドモデルはどちらも燃費に差がない。しかし、シエンタには4WDモデルはラインナップがないため、雪国などでの使用の場合は選択肢には入らなそうだ。
スペック | 新型シエンタ ハイブリッド | 新型フリード/フリード+ ハイブリッド |
---|---|---|
エンジン | 直列4気筒1.5L DOHC +モーター | 直列4気筒1.5L i-VTEC +モーター |
最高出力 | 54kW(74ps)/ 4,800rpm | 81kW(110ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 111Nm(11.3kgm)/ 3,600—4,400rpm | 134Nm(13.7kgm)/ 5,000rpm |
モーター 最大出力 | 45kW(61ps) | 22kW(29.5ps)/ 1,313~2,000rpm |
モーター 最大トルク | 169Nm(17.2kgm) | 150Nm(16.3kgm)/ 0~1,313rpm |
システム 最大出力 | 100ps | 132ps/ 6,600rpm |
駆動方式 | 2WD(FF) | 2WD(FF)/4WD |
乗車定員 | 5〜7名 | 6〜7名 |
トランスミッション | 電気式無段階変速機 | |
JC08モード燃費 | 28.8km/L | 28.0km/L |
価格 | 2,227,500円〜 2,579,500円 | 2,561,900円 3,040,400円 |
トヨタ新型シエンタ ハイブリッドとホンダ新型フリード パッケージングの違いについて
3列仕様を選択する場合にシエンタとフリードで3列シートの収納方法が異なる。
フリードは跳ね上げ式を採用。シエンタは床下格納式を採用。個人差があるので、試して頂きたいが、個人的にはシエンタの方が楽です。更にフリードの跳ね上げ式の場合は両サイドが出っ張るので入らない物もあるかもしれません。3列目を常に出したままの人には関係ありません。
また、フリードの場合には独立したキャプテンシートを2列目に採用しており後部座席への移動や乗り降りで使い勝手がいい。シエンタの場合には2列目は3人乗りのソファータイプであり、この様なパッケージングはされていない。
トヨタ新型シエンタ ハイブリッドとホンダ新型フリード 安全技術 比較
安全装備では新型フリードの方が多くの機能を備えており、運転者をサポートしてくれる。
システム 装備 | 新型シエンタ | 新型フリード |
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衝突軽減ブレーキシステム | ◯ (昼歩行者) | ◯ (昼歩行者) |
誤発進抑制機能 | ◯ | ◯ |
歩行者事故低減ステアリング | - | ◯ |
路外逸脱抑制機能 | ◯ | ◯ |
ACC | - | ◯ |
LKAS | - | ◯ |
先行車発進お知らせ機能 | ◯ | ◯ |
標識認識機能 | - | ◯ |
後方誤発進抑制機能 | ◯ | ◯ |
オートマチックハイビーム | ◯ | - |
※最新自動車情報調べ 発売前の情報も含まれているため間違えもあります。
トヨタ 新型 シエンタ ハイブリッド マイナーチェンジ Toyota Safety Sense 標準搭載 2018年9月11発売
ホンダ 新型 フリード /フリード+ マイナーチェンジ 2019年10月18日発売
ホンダ フリード
https://www.honda.co.jp/FREED/
トヨタ シエンタ