トヨタは新型シエンタのマイナーチェンジを行い2018年9月11日に発売を開始した。全国のトヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツ店とモデリスタ店を通じて発売。価格:177万6,600円~253万2,600円。約3年でのマイナーチェンジを行うシエンタはエクステリアの、フロント、リア、アルミのデザイン意匠変更が行われ最新のデザインを採用する。ツートンカラーが新たに新設、2列シート5人乗り仕様を追加設定。ハイブリッド車、ガソリン車2WDの6人乗りを廃止。2017年8月1日から販売された特別仕様車”G Cuero”は廃止となり、標準グレード化。
トヨタは新型シエンタのマイナーチェンジモデル
約3年でのマイナーチェンジを行うシエンタはエクステリアの、フロント、リア、アルミのデザイン意匠変更が行われ最新のデザインを採用する。テールランプデザインを変更、フォグランプをLEDに変更。ボディカラーにツートンカラーが新たに新設、更に新色を追加。旧型は6人乗り、7人乗り設定(車いす仕様車は5人乗り)マイナーチェンジで2列シート5人乗り仕様を追加設定。
インテリアの仕様も変更が行われ、質感やデザインを一部変更する。USB端子(充電用2個)、後席用アクセサリーソケット、ステアリングヒーター、パワースライドドア予約ロック機能、オート電格式アウターミラーを採用。9インチナビ対応。(ディーラーオプション T-Connectナビ 9インチモデルを追加。)
更に、今回のマイナーチェンジ(一部改良) を行いToyota Safety Sense 全車に標準装備する。従来までの「Toyota Safety Sense P/C」の名称を「Toyota Safety Sense」に統一した衝突回避支援パッケージ、昼間の歩行者も検知可能となる「プリクラッシュセーフティ(レーザーレーダー+単眼カメラ)」を採用。これによりインテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)オプション装着車は「セーフティ・サポートカーS〈ワイド〉」(サポカーS〈ワイド〉対象車対象車となる。
マイナーチェンジではエンジンやシャーシを見直し、燃費改善が行われる。これによりJC08モード燃費27.2km/LからJC08モード燃費28.8km/Lに向上する。
2016年9月16日発売した新型フリードと新型シエンタを比較しても燃費は同様の27.2km/Lであるがマイナーチェンジによりシエンタが一歩リードすることになる。もちろんホンダもシエンタのマイナーチェンジにより同様に2019年10月18日にフリードのマイナーチェンジを行い燃費向上を果たす予定だ。
Toyota Safety Sense の主な特長
レーザーレーダーとカメラを用いて優れた認識性能・信頼性を確保するとともに、衝突回避支援型PCS、LDA、AHBをパッケージ化。高速域まで対応する衝突回避支援/被害軽減性能を確保している。
(昼間)歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ (PCS)ミリ波レーダーとカメラを用いて前方の車両や歩行者を検出し、警報、ブレーキアシスト、自動ブレーキで衝突回避支援および被害軽減を図る。自動ブレーキは、歩行者に対しては10~80km/hの速度域で作動し、例えば、歩行者との速度差が30km/hの場合には、約30km/h減速し、衝突回避を支援。また、車両に対しては、10km/h~最高速の幅広い速度域で作動し、例えば、停止車両に対し自車の速度が40km/hの場合には約40km/hの減速が可能。
レーンディパーチャーアラート(LDA)カメラによって走行車線の白線や黄線を認識し、車線逸脱の可能性を検知した場合にはブザーとディスプレイ表示でドライバーに警報を出すことで、車線逸脱による衝突事故の回避を支援。
オートマチックハイビーム(AHB)カメラによって対向車のヘッドランプ、または先行車のテールランプを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替えることで、他の車両のドライバーの眩惑を低減するとともに、夜間の前方視界確保を支援。
インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ) アクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突を緩和し、被害の軽減に寄与するシステム。車庫入れなどの運転時、静止物への接近を表示とブザーで知らせる「クリアランスソナー」に、静止物との接触を緩和する機能を追加。ソナーはコンビニなどのガラスもしっかり検知。低速走行時(15km/h以下)に進行方向にある静止物を検知している場合、ハイブリッドシステム出力を抑制し、さらに距離が縮まると自動的にブレーキをかける。
ドライブスタートコントロール シフト操作時における急発進を抑制し、衝突時の被害軽減に寄与。
先行車発進告知機能 信号待ちや渋滞で先行車に続いて停止し、先行車の発進に気づかずそのままでいる場合には、ブザーとディスプレイ表示でお知らせ。
緊急ブレーキシグナル(ハザードランプ点滅式) 急ブレーキをかけると、ハザードランプが自動的に点滅。
クルーズコントロール (上級グレードに標準装備)
パノラミックビューモニター
新型シエンタ グレード 価格について
シエンタ
グレード | エンジン | トランス ミッション |
駆動方式 | シート | 乗車 定員 |
価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
FUNBASE X | 2NR-FKE 1.5 L 直列4気筒 エンジン |
Super CVT-i |
2WD | 2列 | 5人 | 1,776,600円 |
FUNBASE G | 2,187,000円 | |||||
X | 3列 | 7人 | 1,816,560円 | |||
1NZ-FE 1.5 L 直列4気筒 エンジン |
4WD | 6人 | 1,958,040円 | |||
G | 2NR-FKE 1.5 L 直列4気筒 エンジン |
2WD | 7人 | 2,020,680円 | ||
1NZ-FE 1.5 L 直列4気筒 エンジン |
4WD | 6人 | 2,162,160円 | |||
G Cuero | 2NR-FKE 1.5 L 直列4気筒 エンジン |
2WD | 7人 | 2,172,960円 | ||
1NZ-FE 1.5 L 直列4気筒 エンジン |
4WD | 6人 | 2,314,440円 |
シエンタ ハイブリッド
グレード | エンジン | トランス ミッション |
駆動方式 | シート | 乗車 定員 |
価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
FUNBASE X | 1.5L 直列4気筒 エンジン 1NZ-FXE +モーターTHSⅡ |
電気式 無段階変速 |
2WD | 2列 | 5 | 2,187,000円 |
FUNBASE G | 2,340,360円 | |||||
X | 3列 | 7 | 2,226,960円 | |||
G | 2,380,320円 | |||||
G Cuero | 2,532,600円 |
G車いす仕様車(タイプⅠ)“助手席側セカンドシート付”でしか5人乗りを選択できなかったが今回のマイナーチェンジで5人乗りを選択可能となった。ハイブリッド車、ガソリン車2WDの6人乗りを廃止。6人乗りを選択したい場合はガソリンモデルの4WDを選択することになる。
2列目のシートを倒すとフラットで最大荷室長2065mmの大容量ラゲッジとなる。(26インチのマウンテンバイク2台の積載、車中泊なども可能だ。)
新型 シエンタ スペックについて
スペック | 新型 シエンタ | 新型 シエンタ ハイブリッド |
|
---|---|---|---|
全長 | 4,260mm | ||
全幅 | 1,695mm | ||
全高 | 1,675mm(2WD) 1,695mm(4WD) |
||
ホイールベース | 2,750mm | ||
エンジン | 直4DOHC 2NR-FKE |
直4DOHC 1NR-FKE |
直4DOHC 1NZ-FXE+ モーター |
排気量 | 1,496㏄ | ||
最高出力 | 80kW (109PS)/ 6,000rpm |
76kW (103PS)/ 6,000rpm |
54kW (74PS)/ 4,800rpm |
最大トルク | 11.3kgm/ 3600~4,400rpm |
11.3kgm/ 3600~4,400rpm |
11.3kgm/ 3600~4,400rpm |
モーター 最高出力 |
– | – | 45kW (61PS) |
システム出力 | – | – | 73kW (100PS) |
駆動方式 | 2WD | 4WD | 2WD |
JC08モード燃費 | 20.2km/L | 15.4km/L | 28.8km/L |
価格 | 1,776,600円~ 2,172,960円 |
1,958,040円~ 2,314,440円 |
2,187,000円~ 2,532,600円 |
フリードと新型シエンタ比較
スペック | 新型 フリード/ フリード+ハイブリッド | 新型シエンタ ハイブリッド |
---|---|---|
全長 | 4,265mm | 4,260mm |
全幅 | 1,695mm | 1,695mm |
全高 | 1.710mm(2WD) 1,735mm(4WD) | 1,675mm |
ホイールベース | 2,740mm | 2,750mm |
エンジン | 直列4気筒1.5L i-VTEC+モーター | 直列4気筒1.5L DOHC +モーター |
最高出力 | 110ps/ 6,000rpm | 74ps/ 4,800rpm |
最大トルク | 13.7kgm/ 5,000rpm | 11.3kgm/ 3,600—4,400rpm |
モーター最大出力 | 29.5ps/ 1,313~2,000rpm | 61ps |
モーター最大トルク | 16.3kgm/ 0~1,313rpm | 17.2kgm |
システム最大出力 | 132ps/6,600rpm | 100ps |
駆動方式 | 2WD(FF)/4WD | 2WD(FF) |
乗車定員 | 6〜7名 | 5〜7名 |
JC08モード燃費 | 26.6〜27.2km/L | 28.8km/L |
価格 | 225.6万円〜 | 218万7,000円〜 |
最新自動車情報2018調べ
新型 シエンタ マイナーチェンジ 用 モデリスタカスタムアイテム 2018年9月11日発売
シエンタについて
初代 P8#G型 2003年9月29日 発売。プラットフォームはフロントがCP20系ファンカーゴ用のNBCプラットフォーム、2列目・3列目シートを内包し負荷のかかるリヤはE120系カローラスパシオ用のMCプラットフォームと、前後で異なるプラットフォームが使用されている。
2001年デビューのホンダ・モビリオ、シエンタと同じく2003年デビューの日産・キューブキュービックに続くサブコンパクトサイズのミニミニバン。ボディサイズは小型だが3列シートを備え、7人乗車を可能としている。
2011年5月19日 マイナーチェンジ。
2015年7月生産および販売終了。
12年ぶりのモデルチェンジ プラットフォームは、フロントにアクア用のBプラットフォーム、リヤにはウィッシュ(2代目)用のMCプラットフォームを低床化した物を使用している。ハイブリッドモデルは低燃費でJC08モード燃費27.2km/Lになる。もちろんエコカー減税対象車で所得税と重量税は100%免除となる。衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C 」を全車にメーカーオプション設定。スタイリッシュな顔立ちを残しつつ、3列シート&5ナンバーサイズ&ハイブリッドモデルとイイところを兼ね備えたモデルになった。スライドドア部分の乗り込み高さは2WD車で330mmと先代よりも開閉サイズを拡大し乗り降りをしやすくした。従来型比で55mm低くし、ドア実開口幅も50mm拡大した665mmになった。メーターパネルは4.2インチTFTカラー液晶を装備。
2代目 新型 シエンタ 前期
2017年8月1日に特別仕様車”G Cuero”をGグレードに追加する。シートやステアリングに革を使った特別仕様車となる。シート表皮に、合成皮革と上級ファブリックを組み合わせ、上質感を高め、シート、シフトノブ、ステアリングホイールの随所にオレンジのステッチを施し、おしゃれな室内空間を演出。更に、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」、視認性を高めるスタイリッシュなLEDランプパッケージ、先行車が発進したことに気づかず停止し続けた場合、ドライバーにお知らせする先行車発進告知機能などを特別装備。
今後、新しい情報が入り次第お伝え致します。
トヨタニュースリリース
https://global.toyota/jp/detail/17967698/
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/24507657.html
シエンタ