ホンダはクロスオーバーSUV、新型「CR-V」のフルモデルチェンジを行い日本モデルは燃料電池車「CR-V e:FCEV」2024年8月頃に発売する。先代モデルは販売が終了しているため現在、日本モデルは生産終了となっており、2024年モデルで復活となる。今回は「ハイブリッド」モデルだけではなく「EV」モデルや「プラグインハイブリッド」モデル「FCEV」をラインナップする。今まで発売された燃料電池はセダンタイプのみであり、市場で初のクロスオーバーSUVモデルとなるだけに今までよりも販売台数を伸ばせる可能性もありそうだ。米国のホンダは2023年新型「CR-V」を2022年7月12日(現地時間)正式発表公開した。2022年9月に発売を開始。10月にハイブリットモデルを追加発売した。
ホンダ 新型 CR-V フルモデルチェンジ について
エクステリアはキープコンセプトで、フロントフェイスを変更。ゼロから考え直し、SUVの力強さとクリーンさ活力に満ちた印象を加えるクーペライクなプロポーションとする。
インテリアは水平・直線基調のデザインとし、HMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)の考え方に基づく視線移動の軽減や動線に沿った操作類の配置、視界を良くする。
ホンダ車専用車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」を搭載。「Honda Total Care プレミアム(ホンダ トータルケア プレミアム)」をご利用可能。
EVモデルやプラグインハイブリッドモデル、FCEVをラインナップする。
新しい「CR-V」のエクステリアはよりスポーティで洗練されたデザインとなった。SUVのフロントエンドをプレビューし、LEDデイタイムランニングライトを備えたオーバーホールされたヘッドライト。より目立つ、より大きなグリルを装備。少なくともこのハイブリッドトリムでは、下部のエアインテークにシルバーのシュラウドがあり、黒で仕上げられています。フロントフェイシアの形状やカーブも、従来のモデルとはかなり異なりる。リアはDピラーを伸ばすL字型のテールライトはそのままですが、より洗練され、スポーツが改訂されたLEDシグネチャーになった。目を引く新しいCR-Vの他の部分には、フェイクシルバーのテールパイプとさまざまなテールゲートが含まれる。全長4,694mm、全幅1,864mm、全高1,681mm、ホイールベース2,700mmとした。
ホンダ 新型 CR-V フルモデルチェンジ エクステリア
6代目となる新型「CR-V」はエクステリアのデザイン変更を行い新型「ヴェゼル」同様コンセントモデル「Honda SUV e:concept」を元にゼロから考え直し、SUVの力強さとクリーンさ活力に満ちた印象を加えるクーペライクなプロポーションとする。ヘッドライトには「LEDシーケンシャルターンランプ(流れるウインカー)」を採用。写真を見てわかる通り、リアは流麗なクーペフォルムとしている。
ホンダ 新型 CR-V フルモデルチェンジ インテリア
インテリアパネルは水平・直線基調のデザインとし、HMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)の考え方に基づく視線移動の軽減や動線に沿った操作類の配置、視界を良くする。「スリーク&ロングキャビン」を採用。メーターには新型「アコード」「インサイト」「ヴェゼル」などに採用されている「7.0インチインストルメントクラスター」を採用。
「電動パーキングブレーキ」「オートブレーキホールド」機能を搭載し停車中にブレーキペダルから足を離しても停車状態を保って、アクセルを踏むと解除されるので渋滞時などで活躍してくれる。「テレスコピック&チルトステアリング機構」を採用したことで大きい方から小さい方までベストなポジションで運転が可能となる。「パーキングブレーキシステム」を採用する。センターディスプレイには「9インチHonda CONNECTホンダディスプレイ」を採用。「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応。ホンダ車専用車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」を搭載。「Honda Total Care プレミアム(ホンダ トータルケア プレミアム)」をご利用可能。スマートフォンによるリモート操作や、事故などの緊急時にクルマ自体が緊急サポートセンターに繋がり、迅速で的確な対応が可能となるトラブルサポートが可能。「自動地図更新サービス」を搭載。スマートフォンがキーの代わりになる「Hondaデジタルキー」「Honda アプリセンター」車内でデータ通信容量を購入し、インターネットに接続して楽しめる「車内Wi-Fi」を採用。CR-V Sport Touringには、12スピーカーのBoseプレミアムオーディオシステムも搭載。
ホンダ 新型 CR-V フルモデルチェンジ 安全技術について
次世代の「Honda SENSING(ホンダ センシング)」全モデル標準搭載。広い水平画角のフロントワイドビューカメラと前後の8つのソナーセンサーをHonda車初搭載。衝突軽減ブレーキシステム(CMBS)は昼・夜間歩行者と自転車に対しても衝突回避を支援。更に渋滞追従機能付ACCとなり、「後方誤発進抑制機能」「オートハイビーム」も搭載。「近距離衝突軽減ブレーキ」を追加。衝突軽減ブレーキ(CMBS)、路外逸脱抑制機能、標識認識機能、車線維持支援システム(LKAS)の各機能を先代モデルよりさらに進化。
システム 装備 | 旧型CR-V | 新型CR-V |
---|---|---|
CMBS | ◯ (昼・夜間歩行者) | ◯ (昼・夜間歩行者 自転車) |
誤発進抑制機能 | ◯ | ◯ |
歩行者事故低減ステアリング | ◯ | ◯ |
路外逸脱抑制機能 | ◯ | ◯ |
渋滞追従機能付 アダプティブ クルーズコントロール (ACC) | ◯ (渋滞追従機能付) | ◯ (渋滞追従機能付) |
車線維持支援システム(LKAS) | ◯ | ◯ |
先行車発進お知らせ機能 | ◯ | ◯ |
標識認識機能 | ◯ | ◯ |
後方誤発進抑制機能 | – | ◯ |
オートマチックハイビーム | ◯ | ◯ |
ブラインドスポット インフォメーション | ◯ | ◯ |
マルチビューカメラシステム | – | ◯ |
ブラインドスポットインフォメーション | – | ◯ |
後退出庫サポート | – | ◯ |
パーキングセンサーシステム | – | ◯ |
ホンダ 新型「CR-V e:FCEV」について
CR-V e:FCEVは、日本の自動車メーカーが発売するモデルとして初めて、外部から充電可能なプラグイン機能を持つ燃料電池車。燃料電池車が持つ長い航続距離と水素のおよそ3分の充填時間の短さといった特長はそのままに、家庭や外出先で充電できるプラグイン機能を加えることで利便性をさらに高めている。CR-V e:FCEVの一充填走行距離は600km以上、EV走行可能距離は60km以上となる見込み。外部給電器による高出力な電力供給に加え、普通充電ポートに接続する給電専用コネクターにより気軽に電気を取り出すことができ、日常やレジャー、停電時など、あらゆる場面での利便性・安心を提供。
ホンダ 新型「CR-V e:FCEV」GMとの共同開発による燃料電池システムを搭載
北米で販売しているSUV「CR-V」をベースに、GMとの共同開発による燃料電池システムを搭載。短い燃料充填時間で長距離を走行できるFCEVの特長に加え、プラグイン機能により、家庭で充電できるEVの利便性も兼ね備えている。ゼネラルモーターズと共同で開発された新しいパワートレインは、ホンダ・クラリティ・フューエル・セルと比べてコストが3分の1で、耐久性が2倍と言われている。更に耐低温性も大幅に向上しているとう。
ホンダ 新型 CR-V フルモデルチェンジ FCEVモデル スペック について
AC充給電コネクターは日本と米国における普通充電の規格である「SAE J1772」を採用。家庭のACコンセントに接続して、気軽に車両の充電を行うことができる。200V充電時間は約2.5時間。また、普通充電ポートに、AC車外給電用コネクター「Honda Power Supply Connector(パワーサプライコネクター)」を接続することで、最大1500WのAC給電が可能な外部給電機能も装備し、停電時やアウトドアなどのレジャーでの電源として活用でる。さらに日本仕様には荷室内に設置されたCHAdeMO方式のDC給電コネクターに「Power Exporter e:6000」「Power Exporter 9000」などの可搬型外部給電機を接続することで、非常時や屋外イベントなどで高出力の電力供給が可能なDC外部給電機能も装備。
スペック | 新型 CR-V FCEV |
---|---|
全長 | 4.805mm |
全幅 | 1.865mm |
全高 | 1,680mm |
ホイールベース | 2,700mm |
FCスタック | 固体高分子形 圧縮水素:2本 |
燃料電池スタック最高出力 | 103kW |
モーター最高出力 | 130kW(177ps)/4,501-9,028rpm |
モーター最大トルク | 300Nm(30.6kgm)/0-3,500rpm |
バッテリー | リチュウムイオン電池17.7kWh |
駆動方式 | FF |
乗車定員 | 5名 |
EV走行可能距離 | 60km以上 |
WLTC一充填走行距離 | 600km以上 |
トヨタのSNSにて新型燃料電池車「CR-V FCEV」に豊田章男会長がサインをする姿が話題に
トヨタ自動車は2023年11月13日、豊田章男会長が新型燃料電池車「CR-V FCEV」にサインをするシーンをSNS投稿した。この映像は、富士スピードウェイで開催されたスーパー耐久最終戦富士4時間レース内において撮影され、この中の会話でHONDAの人から「新型燃料電池車CR-V FCEVを来年日本で売る」と豊田章男会長に伝えているシーンが撮影されている。最後に「CR-V FCEV」の車体にサインをして、何のクルマにサインしているか尋ねられて「ホンダで~す」とコメントしている姿がとてもチャーミングでした。
ホンダ 新型 CR-V フルモデルチェンジハイブリッド「SPORT HYBRID」スペック 予想について
第4世代の2モーターハイブリッドシステムを搭載。「2.0L 直4 DOHC i-VTEC+モーター(e:HEV)」最高出力107kW(145ps)/6,200rpm+モーター135kW(184ps)/5,000-6,000rpmと「1.5L 4気筒ターボエンジンVTEC Turbo」最高出力140kW(190PS)/5,600rpmをラインナップする。更に「1.5L 直列4気筒エンジン +電気モーター(SPORT HYBRID e +)」77kW(105PS)/5,500rpm+135kW(184PS)/5,000-6,000rpmとピュアEVモデルをラインナップする予定だ。
ホンダ 新型 CR-V プラグインハイブリッド「SPORT HYBRID e +」スペック 予想について
「クラリティPHEV」と同様の1.5L 直列4気筒アトキンソンサイクルエンジンと2モーターハイブリッドシステムを組み合わせで採用。最高出力135kW(184PS)最大トルク315N・m(32.1kgm)のモーター出力による力強い走りと、EV走行距離(充電電力使用時走行距離)1114.6kmを実現しています。直列4気筒1.5Lアトキンソンサイクルエンジンは、熱効率の改善と低エミッション化を追求し、最大熱効率は世界トップレベルとなる40.5%を達成している。総電力量17.0kWhを備えた高容量・高出力バッテリーと高圧デバイスを一体化したインテリジェントパワーユニット(IPU)を薄型化して床下に配置し、ハーネスや12V DC-DCコンバーターをセンタートンネル部に格納することで、広い室内空間と低全高セダンフォルムを実現しています。また、バッテリーの冷却には水冷方式を採用し、コンパクトなレイアウトで効率的に冷却することで小型化とバッテリーの耐久性向上を実現。「EVドライブ」「ハイブリッドドライブ」「エンジンドライブ」の3つのドライブモードを搭載。EV走行を中心に、バッテリーの充電状態や走行の状況に応じて常に最適なモードを自動的に選択し、シームレスに切り替える。
スペック | 新型CR-V PHEV |
---|---|
全長 | 4,695mm |
全幅 | 1,865mm |
全高 | 1,680mm |
ホイールベース | 2,700mm |
エンジン | 直列4気筒1.5Lエンジン + 電気モーター |
最高出力 | 77kW(105PS)/5,500rpm |
最大トルク | 134Nm(13.7kgf・m)/5,000rpm |
モーター最高出力 | 135kW(184PS)/5,000-6,000rpm |
モーター最大トルク | 315N・m(32.1kgf・m)/0-2000rpm |
システム合計最高出力 | 215ps |
バッテリー | リチュウムイオン電池 17kWh |
充電時間 | 2.5時間 |
JC08モードEV走行可能距離 | 114.6km |
WLTCモードEV走行可能距離 | 101.0km |
JC08モード燃費 | 28.0km/L |
WLTCモード燃費 | 24.2km/L |
EV最高速 | 160km/h |
ホンダ CR-V
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