米国のホンダは新型「CR-V」を2022年9月22日にターボチャージャー付きモデルの販売を開始、2022年10月にハイブリッドモデルの発売を開始すると2022年9月13日に発表した。価格32,355ドル(約462万円)~39,845ドル(約570万円)とした。
ホンダ 新型 CR-V フルモデルチェンジ 2023年について
新しい「CR-V」のエクステリアはよりスポーティで洗練されたデザインとなった。SUVのフロントエンドをプレビューし、LEDデイタイムランニングライトを備えたオーバーホールされたヘッドライト。より目立つ、より大きなグリルを装備。少なくともこのハイブリッドトリムでは、下部のエアインテークにシルバーのシュラウドがあり、黒で仕上げられています。フロントフェイシアの形状やカーブも、従来のモデルとはかなり異なりる。リアはDピラーを伸ばすL字型のテールライトはそのままですが、より洗練され、スポーツが改訂されたLEDシグネチャーになった。目を引く新しいCR-Vの他の部分には、フェイクシルバーのテールパイプとさまざまなテールゲートが含まれる。全長4,694mm、全幅1,864mm、全高1,681mm、ホイールベース2,700mmとした。
ホンダの強化されたグローバルアーキテクチャに基づいて、CR-Vのホイールベースは拡張され、よりスムーズな乗り心地とより優れた安定性を実現。大幅に幅の広いトラックも安定性を向上させます。15%ねじれ剛性の高いボディは、乗り心地、ハンドリング、全体的な洗練の向上をさらにサポート。
新型 CR-V フルモデルチェンジ 2023年 インテリア
インテリアパネルは水平・直線基調のデザインとし、HMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)の考え方に基づく視線移動の軽減や動線に沿った操作類の配置、視界を良くする。「スリーク&ロングキャビン」を採用。メーターには新型「アコード」「インサイト」「ヴェゼル」などに採用されている「7.0インチインストルメントクラスター」を採用。
「オートブレーキホールド」機能を搭載し停車中にブレーキペダルから足を離しても停車状態を保って、アクセルを踏むと解除されるので渋滞時などで活躍してくれる。「テレスコピック&チルトステアリング機構」を採用したことで大きい方から小さい方までベストなポジションで運転が可能となる。「パーキングブレーキシステム」を採用する。
センターディスプレイには「9インチHonda CONNECTホンダディスプレイ」を採用。「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応。ホンダ車専用車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」を搭載。「Honda Total Care プレミアム(ホンダ トータルケア プレミアム)」をご利用可能。スマートフォンによるリモート操作や、事故などの緊急時にクルマ自体が緊急サポートセンターに繋がり、迅速で的確な対応が可能となるトラブルサポートが可能。「自動地図更新サービス」を搭載。スマートフォンがキーの代わりになる「Hondaデジタルキー」「Honda アプリセンター」車内でデータ通信容量を購入し、インターネットに接続して楽しめる「車内Wi-Fi」を採用。CR-V Sport Touringには、12スピーカーのBoseプレミアムオーディオシステムも搭載。
新型 CR-V フルモデルチェンジ 2023年 エンジンについて
2.0Lアトキンソンサイクル4気筒+電気モーターを組み合わせた新しい第4世代の2モーターハイブリッドシステムを搭載。合計出力は、最高出力204hp、トルク247lb-ft(335 Nm)/0-2,000rpmとなる。「1.5L 4気筒ターボエンジンVTEC Turbo」最高出力190hp/6,000rpmをラインナップする。
新型 CR-V フルモデルチェンジ 2023年 安全技術について
次世代の「Honda SENSING(ホンダ センシング)」全モデル標準搭載。広い水平画角のフロントワイドビューカメラと前後の8つのソナーセンサーをHonda車初搭載。衝突軽減ブレーキシステム(CMBS)は昼・夜間歩行者と自転車に対しても衝突回避を支援。更に渋滞追従機能付ACCとなり、「後方誤発進抑制機能」「オートハイビーム」も搭載。「近距離衝突軽減ブレーキ」を追加。衝突軽減ブレーキ(CMBS)、路外逸脱抑制機能、標識認識機能、車線維持支援システム(LKAS)の各機能を先代モデルよりさらに進化。
システム 装備 | 旧型CR-V | 新型CR-V |
---|---|---|
CMBS | ◯ (昼・夜間歩行者) | ◯ (昼・夜間歩行者 自転車) |
誤発進抑制機能 | ◯ | ◯ |
歩行者事故低減ステアリング | ◯ | ◯ |
路外逸脱抑制機能 | ◯ | ◯ |
ACC | ◯ (渋滞追従機能付) | ◯ (渋滞追従機能付) |
LKAS | ◯ | ◯ |
先行車発進お知らせ機能 | ◯ | ◯ |
標識認識機能 | ◯ | ◯ |
後方誤発進抑制機能 | – | ◯ |
オートマチックハイビーム | ◯ | ◯ |
ブラインドスポット インフォメーション | ◯ | ◯ |
マルチビューカメラシステム | – | ◯ |
ホンダ 新型 CR-V フルモデルチェンジ 2023年 価格グレードについて
グレード | ドライブトレイン | 駆動方式 | 米国価格 | 日本円価格 |
---|---|---|---|---|
EX | 1.5L 4気筒ターボエンジン | 2WD | $32,355 | 約462万円 |
EX | 1.5L 4気筒ターボエンジン | AWD | $33,855 | 約484万円 |
スポーツ | 2.0L 4気筒+電気モーター | 2WD | $33,695 | 約481万円 |
スポーツ | 2.0L 4気筒+電気モーター | AWD | $35,195 | 約503万円 |
EX-L | 1.5L 4気筒ターボエンジン | 2WD | $35,005 | 約500万円 |
EX-L | 1.5L 4気筒ターボエンジン | AWD | $36,505 | 約522万円 |
スポーツツーリング | 2.0L 4気筒+電気モーター | AWD | $39,845 | 約569万円 |
日本モデルはあるのか?
現在のところ日本モデルの発表がない、実は現行モデルの「CR-V」は2016年10月から北米市場での販売を皮切りに、中国・東南アジア・南米・ロシアに随時投入。日本では「CR-V」は生産中止となっていたため、約2年遅れの2018年8月31日に発売を開始しており、現在で4年となるタイミングである。サイクル的に日本市場は1年から2年遅れでこの新型「CR-V」の発表となりそうだが、今回のCR-Vは出来栄えがよいので少しでも早いタイミングでフルモデルチェンジをしてほしい。
USA HONDA