三菱自動車はクロスオーバーSUV「アウトランダー」のフルモデルチェンジを行い2021年2月16日午後3時(日本時間2月17日午前8時)に発表する。2020年12月10日にティーザ画像を公開した。
新型 アウトランダー フルモデルチェンジについて
「威風堂々」という商品コンセプトとともに開発された新型『アウトランダー』は、内側からみなぎる力強さを表現した。プロポーションから大きく見直し、次世代の三菱自動車を象徴するクルマへと昇華させ、エクステリアデザインは、次世代へと進化を遂げたフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」による力強く堂々としたフロントフェイスをはじめ、随所にこれからの三菱デザインを象徴するデザインを取り入れ、三菱自動車が目指す新たなるデザインの方向性を具現化した。
アウトランダーについて
初代アウトランダーは2005年-2012年まで発売されており旧型モデルは2012年から現在までの販売となっていおり、2016年モデルを2015年6月18日と7月9日発売しマイナーチェンジを迎えた。アウトランダーはエアトレックの後継車種だが、サイズは一回りほど大柄である。アウトランダーという名は元々エアトレックの輸出名であり、(日本国内での)初代の登場に合わせて名をアウトランダーに統一した。先代アウトランダー(=エアトレック)を継続販売していた日本国外ではアウトランダーEXとして販売される。
2012年にプラグインハイブリッドEVシステムを搭載した「アウトランダーPHEV」を公式発表し 2013年1月24日販売開始した。プラグインハイブリッド車の発売はトヨタ・プリウスPHVに次いで日本での量産型2車種目となる。マイナーチェンジでフロントデザインを一新したほか、パワートレイン、ボディ、シャシーなどを 大幅改良することで、静粛性、加速性、操縦安定性、乗り心地、燃費などの向上を果たす。
マイナーチェンジ(一部改良)を2017年2月9日発売、多数の装備をラインナップする。
アウトランダーPHEVのマイナーチェンジを行い2018年8月23日に発売した。
エクステリア LEDヘッドライト、LEDフォグランプベゼル、ラジエターグリル、フロントスキッドプレート、リヤスキッドプレートのデザインを変更。フィン形状の新デザインアルミホイールと空力性能を向上させるリヤスポイラーの追加。「ダイナミックシールド」をベースに、空気の流れを制御するとともに、電動ブレーキキャリパーを効率的に冷却するエアインテークをヘッドライト下に配置するなど空力面で進化、前面のカメラやセンサー部にはブルーのラインを配して先進性を強調。
インテリア パワーメーターの表示をモーターとエンジンの出力状況が分かるように変更、機能性を向上させた。またサポート性を高めたキルティング本革の新形状シートを採用、レーザーエッチングを施したオーナメントパネルと組み合わせた。フローティングしたインストルメントパネル及び小型のメータークラスター、機能を集約したハイコンソール、前面大型ディスプレイにより、全く新しいコックピットを表現。インストルメントパネルは「ホリゾンタルアクシス」と名付けた水平基調のデザインとし、良好な前方視界を確保しながら、走行時の車両状態を認知しやすくした。
プラグインハイブリッドEVシステム 新設計した駆動用バッテリーとエンジンを搭載、モーターやジェネレーターの出力を向上させるなど、プラグインハイブリッドEVシステムの主要構成部品のうち約9割のコンポーネントを改良し、プラグインハイブリッドEVシステムをアップデート。エンジン排気量を2.4L、カムプロフィールの変更とバルブタイミング制御により高膨張比サイクル(アトキンソンサイクル)化、低回転域で効率のよい発電を可能とした。またエンジン発電制御を全域で見直し、エンジン音を大幅に低減させることで、発電によるエンジン始動時の違和感が低減し、モーター駆動が生み出す気持ちよい走りを、より楽しめるようにした。駆動用バッテリーの容量を約15%向上させ、最高出力も約10%向上。さらにジェネレーターやリヤモーターの出力も約10%向上。
車両運動統合制御システム「S-AWC」 モーターのレスポンスを高め、かつ前後駆動力配分を最適化することで、旋回性能と加速性能を最大限高めた「SPORT」モードを追加。
「アウトランダーPHEV」の一部改良を行い2019年9月12日発売した。専用設計した「ミツビシパワーサウンドシステム」を新たに設定。510Wのパワーアンプ、8個のスピーカーシステムを採用。「スマートフォン連携ナビゲーション」を設定。内蔵地図によるルート案内やVICS交通情報対応「Android Auto」「Apple CarPlay」に対応。ディスプレイ画面を8インチとした。
「アウトランダーPHEV」の一部改良を行ない2020年10月29日発売。「S Edition」「G Premium Package」「G Plus Package」「G」の全4グレード展開に見直した。また、特別仕様車の「BLACK Edition」を継続販売する。「S Edition」と「G Premium Package」のみ標準装備としていた、予防安全技術「e-Assist」の後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)[BSW/LCA]と後退時車両検知警報システム[RCTA]を全車に標準装備。車両接近通報装置の法規対応に伴い、車両接近通報OFFスイッチの廃止と、通報音の音量・音質を最適化。
アウトランダーPHEV マイナーチェンジモデル スペックについて
スペック | 新型アウトランダーPHEV |
---|---|
全長 | 4,695mm |
全幅 | 1,800mm |
全高 | 1,710mm |
ホイールベース | 2,670mm |
エンジン | 2.4L 4気筒 エンジン MIVEC DOHC 16バルブ +前後2モーター |
最高出力 | 94kW(128ps)/4,500rpm |
最大トルク | 199Nm(20.3kgm)/4,500rpm |
モーター最大出力 | 前/後:82ps/95ps |
モーター最大トルク | 14.0kgm/19.9kgm |
トランスミッション | Direct Shift-CVT |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー 13.8kWh |
駆動方式 | 4WD |
乗車定員 | 5名 |
ハイブリッド JC08モード燃費 | 18.6km/L |
ハイブリッド WLTCモード燃費 | 16.4km/L |
充電電力使用時 JC08モードEV走行距離 | 65.0km |
充電電力使用時 WLTCモードEV走行距離 | 57.6km |
EV走行最高時速 | 135km/h |
アウトランダーPHEV 一部改良 価格グレードについて
モデル | エンジン | 駆動 方式 |
価格(10%) |
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G | 2.4L 4気筒 エンジン MIVEC DOHC 16バルブ +前後2モーター |
4WD | 4,364,800円 |
G Plus Package | 4,637,600円 | ||
G Premium Package | 4,991,800円 | ||
S Edition | 5,294,300円 | ||
特別仕様車 BLACK Edition | 4,468,200円 |
三菱 新型 アウトランダーPHEV 一部改良 2020年10月29日発売
三菱 新型 エクリプス クロス マイナーチェンジ PHEV モデル追加 2020年12月4日発売
三菱 新型 デリカ D:5 一部改良 2020年12月10日発売
三菱自動車ニュースリリース
https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2020/detail5493.html
https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2021/detail5499.html
アウトランダー PHEV