ホンダは新型「シビック」のフルモデルチェンジを行い11代目として日本モデルは2021年8月5日に2021年9月3日発売すると発表した。旧型モデル(旧型)と新型とはどの様な進化を遂げたのか順番に比較してみた。
新型 シビック フルモデルチェンジについて
海外モデルではボディ形状は「シビック セダン」「シビック ハッチバック」「シビック タイプR」がラインナップされる予定。しかし、日本モデルではマイナーチェンジのタイミングで「シビック セダン」が除外されたことから「シビック ハッチバック」「シビック タイプR」のみ日本導入となる。
新型と旧型 シビック エクステリア比較
従来のモデルよりも洗練された高級感のあるデザインで、低くて広いスタンスを与えた。第10世代モデルの低い全体の高さと低いヒップポイントから始め、低いフードとフロントフェンダー、および低い水平ベルトラインを含む新しい「薄くて軽い」デザインの精神を適用。高張力鋼とアルミニウムを戦略的に使用することにより、ねじり剛性が8%向上し、曲げ剛性が13%向上。乗り心地、取り扱い、安全性にメリットがある。マクファーソンストラット式を前面に配置し、低摩擦のボールジョイントとフロントダンパーマウントベアリングがステアリングフィールを向上。一方、より大きなコンプライアンスブッシングは過酷さを最小限に抑え、2つのリアロアアームも新しいブッシングを採用してキャビン内の振動を低減し、直線の安定性を向上。ボディサイズは全長4,550mm(+30mm)、全幅1,800mm(0mm)、全高1,415mm(0mm)、ホイールベース2,735mm(+35mm)とした。
新型シビック エクステリア
旧型 シビック エクステリア
新型と旧型 シビック インテリア比較
インテリアは水平・直線基調のデザインとし、HMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)の考え方に基づく視線移動の軽減や動線に沿った操作類の配置、視界を良くする。しっかり芯の通った「かたまり感」のあるソリッドなフォルム全席で爽快な視界を提供するため「スリーク&ロングキャビン」を採用。ダッシュの上部は、フロントガラスに反射しないようにカットラインが少ないように設計されています。また、視認性を高めるためにミラーをAピラーから離した。メーターには新型「10.2インチインストルメントクラスター」を採用。センターディスプレイには「9インチHonda CONNECTホンダディスプレイ」を採用。「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応。ホンダ車専用車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」を搭載。「12スピーカーのBOSE製オーディオシステム」を採用「オートブレーキホールド」機能を搭載し停車中にブレーキペダルから足を離しても停車状態を保って、アクセルを踏むと解除されるので渋滞時などで活躍してくれる。「パーキングブレーキシステム」を採用する。
新型シビック インテリア
旧型 シビック インテリア
新型と旧型 シビック 安全技術 比較
先進安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」には、「フロントワイドビューカメラ」高速画像処理チップを新採用、車両前後に装着された計8つのソナーセンサーとの組み合わせにより、「近距離衝突軽減ブレーキ」を追加、全車標準装備とした。リアバンパーに4つのセンサーを配置し後方の障害物を感知して音と表示でお知らせする。「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」は、渋滞追従機能付きへと進化、衝突軽減ブレーキ(CMBS)、路外逸脱抑制機能、標識認識機能、車線維持支援システム(LKAS)の各機能を先代モデルよりさらに進化させた。後方誤発進抑制機能、近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビームなど、3つの機能も新たに追加。
システム 装備 | 旧型シビック | 新型シビック |
---|---|---|
衝突軽減 ブレーキシステムCMBS | ◯ (昼歩行者 自転車) | ◯ (昼・夜間歩行者 自転車) |
誤発進抑制機能 | – | ◯ |
歩行者事故低減ステアリング | – | ◯ |
路外逸脱抑制機能 | ◯ | ◯ |
渋滞追従機能付ACC | ◯ | ◯ |
LKAS | ◯ | ◯ |
標識認識機能 | ◯ | ◯ |
後方誤発進抑制機能 | – | ◯ |
オートマチックハイビーム | ◯ | ◯ |
近距離衝突軽減ブレーキ | – | ◯ |
トラフィックジャムアシスト | – | ◯ |
アダプティブドライビングビーム | – | ◯ |
新型と旧型 シビック エンジン 比較
1.5L 4気筒VTEC エンジンターボエンジン 最高出力134kW(182PS)/6,000rpm 、最大トルク240Nm(24.5kgfm)/1,700-4,500rpmを採用する。ターボチャージャー付きエンジンの数値は、前世代の同じエンジンに比べて2.1kgmのトルクアップが得られる。
スペック | 旧型シビックハッチバック | 新型シビック |
---|---|---|
全長 | 4,520mm | 4,550mm |
全幅 | 1,800mm | 1,800mm |
全高 | 1,435mm | 1,415mm |
ホイールベース | 2,700mm | 2,735mm |
エンジン | 1.5L 4気筒VTEC ターボエンジン | 1.5L i-VTEC エンジン |
最高出力 | 134kW (182PS)/ 5,500rpm | 134kW(182PS)/ 6,000rpm |
最大トルク | 220N・m (22.4kgf・m)/ 1,700-5,500rpm | 240Nm(24.5kgfm)/ 1,700-4,500rpm |
トランスミッション | CVT/6MT | CVT/6MT |
JC08モード燃費 | 17.4km/L- 18.0km/L | -km/L |
WLTCモード燃費 | -km/L | 16.3km/L |
駆動方式 | 2WD(FF) | 2WD(FF) |
まとめ
新型シビックは今回かなりの期待度で発売されるが、その期待に答える出来栄えであることは間違えなさそうだ。特に旧モデルよりも高級感と現在のトレンドを多く取り入れているところは現在のシビックユーザーやこれから車を購入を検討している人に対して大きなインパクトをあえたることになりそうだ。今後も新型「シビック」の情報が入り次第お伝えします。
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