トヨタは「ハイエース」の一部改良を行い2022年4月13日発売した。
新型 ハイエース 一部改良について
安全装備である「パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)」全車標準装備。ディーゼル車の尿素「アドブルー(AdBlue®)」タンク容量アップし、マルチインフォメーションディスプレイに尿素の残量を表示追加。改良による燃費向上「平成27年度燃費基準+15%達成」とあわせ、エコカー減税対象に。フロントフォグランプLED化。寒冷地仕様車に「フロントウィンドウシールドデアイサー」追加。「ラグジュアリーパールトーニング〈2QD〉」「ダークブルーマイカメタリック〈8P4〉」を廃止、全車に灰皿照明が廃止。
新型 ハイエース スペックについて
スペック | 新型ハイエース | 新型ハイエース ワイドボディ |
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全長 | 4,695mm | 4,840mm | |
全幅 | 1,695mm | 1,880mm | |
全高 | 1,980mm | 2,105mm | |
ホイールベース | 2,570mm | 2,570mm | |
エンジン | 2.0L直列4気筒 DOHCエンジン (1TR-FE型) |
2.7L直列4気筒 DOHCエンジン (2TR-FE型) |
2.8L 直4 DOHC ディーゼルエンジン (1GD-FTV) |
最高出力 | 136ps/5,600rpm | 160ps/5,200rpm | 177ps/3,400rpm |
最大トルク | 18.6kgm/4000rpm | 24.8kg.m/4000rpm | 45.9kgm/ 1,600~2,400rpm |
トランス ミッション |
6速AT/5MT | 6速AT | 6速AT/5MT |
改良モデルについて思うこと
現行5代目であるH200系「ハイエース」は発売から2022年で18年目を迎える長ロング車種である。特別な人気車種でビジネスから個人でまで幅広く使われている日本のバンといえばハイエースと言ってもいいぐらいだろう。トヨタとしもフルモデルチェンジを考えているだろうが安全性を考えキャブオーバーからセミボンネットをする点がネックとなりそうだ。キャブオーバーであればエンジンルームの分を削り、全長を伸ばすことなく荷物を多く積むことや、多くの人を乗せることができる。このハイエースの最大の利点を削ってでもセミボンネットを採用する理由はトヨタは商用車の世界戦略車モデルとしてH300系の開発が進んでおりキャブオーバー型はエンジンの上にキャブ(運転席)があるため海外などでは整備がしづらいのがネックとなるがセミボンネットであれば海外などでも整備がしやすい。運転席と助手席の下にエンジンがあるため、熱や騒音問題もある。キャブオーバーはボンネットが前にない分、前方の安全性はあるものに比べ衝突時等にも衝突の危険が高まる。海外ではH300系が発売しており、日本では20年目の節目にどちらも併売としてスタートさせる可能性が一番高そうだ。