ホンダはシビックベースのミドルサイズSUV、新型「ZR-V」を2022年9月8日に先行予約受付を開始、同時にZR-Vに関する新情報を特設サイトで公開。日本にて2023年4月発売する。2022年8月21日~22日までの間「東京駅 イベントスペース(八重洲中央口付近)」2022年8月27日~28日「名古屋 JR ゲートタワー」にて発表したばかりの新型「ZR-V」が展示されており、実車を実際に見てきた。感想について色々と語ります。
新型 ZR-V e:HEV 実車を見た感想
実車をみて実際に購入を検討し、色々調べて「素晴らしい!」「いいね!」「おすすめ!」と思っているところをまとめてみました。


ホンダとしてエクステリアデザインは新鮮さがある
日本の「ヴェゼル」と「CR-V」との丁度間となるモデルで、存在感のあるグリルとシャープなヘッドライトが特徴的なフロントビューが、伸びやかにリアに繋がるプロポーションを持ち、上質かつ洗練されたデザインを表している。ホンダとしては今までにないスポーティと言うよりかは高級感を意識したデザインを採用している印象を受けた。特に、フロント周りは特に意識を感じた。




1眼LEDヘッドライトにはデイライト付きヘッドライトを採用し、特徴的な縦ラインのフロントグリルは印象的だ。リアはスッキリした印象と万人受けするリアテールランプを採用している。




ただ、どうしてもデザインが他社を連想してしまい、フロントグリルはマセラティの「グレカーレ」「レヴァンテ」などリアデザインは「カローラツーリング」を連想してしまった(個人的な感想です)。しかし、個人的にはどちらのデザインも好きなので好印象でした。


ホンダとしてインテリアデザインは他のモデルと統一
e:HEV専用10.2インチ デジタルグラフィックメーターやHonda CONNECTに最適化されたナビゲーションシステムを標準装備。「パンチングメタルのエアコンアウトレット」「左右独立温度コントロール式フルオート・エアコンディショナー」「センターコンソールガーニッシュ」「ワイヤレスで置くだけ充電」「ステアリングインヒーターを」採用。






BOSEプレミアムサウンドシステムを採用。BOSE独自のサラウンドテクノロジー「Centerpoint」を採用したサウンドシステム。



新型ヴェゼル と 新型ZR-V ボディサイズ比較
新型「ヴェゼル」と新型「ZR-V」のボディサイズを比較すると全長とホイールベースが「ZR-V」の方が長い。


スペック | ヴェゼル | ZR-V | 差 |
---|---|---|---|
全長 | 4,340mm | 4,580mm | +240mm |
全幅 | 1,790mm | 1,800mm | +10mm |
全高 | 1,590mm | 1,630mm | +40mm |
ホイールベース | 2,610mm | 2,735mm | +125mm |
「ZR-V」は「ヴェゼル」と「CR-V」の中間となるボディサイズにより日本においは使い勝手がよさそうだ。更に中間サイズがラインナップされることで選択しが増えることは他社にする理由がなくなる。
新型 SUV「ZR-V」の特徴について
ホンダ最新の「デジタルメーター」を採用。
エクステリアは新世代ブランドデザインを採用
ハイブリッド(e:HEV)を搭載
スマートフォンがキーの代わりになる「Hondaデジタルキー」採用。
「9インチHonda CONNECTホンダディスプレイ」を採用。ホンダ車専用車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」を搭載。「Honda Total Care プレミアム」をご利用可能。
北米向け新型「HR-V」が日本モデルでは「ZR-V」として発売されると言われており、もともとは「HR-V」は日本名が「ヴェゼル」であったが既に日本や欧州では「HR-V・ヴェゼル」が発売されており別の車名として「ZR-V」という名前が用意されている。日本の「ヴェゼル」と「CR-V」との丁度間となるモデルで、存在感のあるグリルとシャープなヘッドライトが特徴的なフロントビューが、伸びやかにリアに繋がるプロポーションを持ち、上質かつ洗練されたデザインを表している。ZR-Vは、「異彩解放」というグランドコンセプトのもと、お客様の個性を解き放ち、お気に入りの一張羅のように気分を高めるクルマを目指して開発。「グラマラス&エレガント」をキーワードに美しく洗練されたデザインや、意のままに操ることを目指したダイナミクス性能など、ドライバーに自信と余裕をもたらすクルマとして、SUVに新たな価値を提供。走行性能においては、より俊敏なレスポンスのエンジンや、新採用の独立式リアサスペンションの採用、扱いやすさと洗練された走り、そして操る喜びの両立を目指した。
新型「ZR-V」エクステリア
エクステリアは、フロントからリアにかけて、ボリューム豊かで滑らかな面が特徴的な流麗なプロポーションとした。フロントは、周囲の形状と連続性を持たせたバーチカル(垂直)グリルと、横長でシャープなヘッドライトにより、上質でありながら凛々しく存在感のある表情。リアは、ボディの下まわりにボリュームを持たせつつ、上に向かってなめらかに絞り込むことでワイドトレッドを強調した造形。車体の大きさは、週末のレジャーなどさまざまなアクティビティーを楽しむのに充分な室内空間の広さや実用性を備えながらも、街中でも軽快に運転できる扱いやすいサイズとした。ボディサイズは全長4,580mm、全幅1,800mm、全高1,630mm、ホイールベース2,735mm。




タイヤには18インチアルミホイールにブリジストン アレンザ(ALENZA)を採用しておりSUV専用タイヤを採用しているところは素晴らしいです。
新型「ZR-V」エンジン
ハイブリッドモデルには、「シビック e:HEV」で新開発した2.0L直噴エンジンと2モーター内蔵電気式CVTをSUVに初搭載。高レスポンスで軽快な走りを提供する1.5Lターボエンジン+CVTのガソリンモデルも設定。
ハイブリッドモデル・ガソリンモデルともに、リアルタイムAWDを設定。優れた雪上旋回や登坂の性能を持ち、安心感のある雪上走行を実現。
新型「ZR-V」インテリア
インテリアは、左右に伸びやかに広がるインストルメントパネルを採用することで、広々とした空間を演出しました。また、細部にわたる部品の仕立ても、機能的で緻密な仕上げによって造形の美しさを際立たせ、1クラス上の上質な室内空間を目指した。ハイデッキセンターコンソールによって運転席と助手席を分けることでパーソナルな空間を創出。

インテリアは「オートブレーキホールド」機能を搭載し停車中にブレーキペダルから足を離しても停車状態を保って、アクセルを踏むと解除されるので渋滞時などで活躍してくれる。「パーキングブレーキシステム」を採用する。新世代コネクテッド技術を搭載した車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダコネクト)」を通じて、より安心・快適なカーライフが楽しめるコネクテッドサービス「Honda Total Care プレミアム(ホンダ トータルケア プレミアム)」を提供。センターディスプレイには「9インチHonda CONNECTホンダディスプレイ」を採用。「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応。ホンダ車専用車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」を搭載。「Honda Total Care プレミアム(ホンダ トータルケア プレミアム)」をご利用可能。スマートフォンによるリモート操作や、事故などの緊急時にクルマ自体が緊急サポートセンターに繋がり、迅速で的確な対応が可能となるトラブルサポートが可能。「自動地図更新サービス」を搭載。スマートフォンがキーの代わりになる「Hondaデジタルキー」「Honda アプリセンター」車内でデータ通信容量を購入し、インターネットに接続して楽しめる「車内Wi-Fi」を採用。


新型「ZR-V」Honda SENSING を 搭載
先進安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」には、「フロントワイドビューカメラ」高速画像処理チップを新採用、車両前後に装着された計8つのソナーセンサーとの組み合わせにより、「近距離衝突軽減ブレーキ」を追加、全車標準装備とした。リアバンパーに4つのセンサーを配置し後方の障害物を感知して音と表示でお知らせする。
新型「ZR-V」エンジンについて
「2.0L 直4 DOHC i-VTEC+モーター(e:HEV)」最高出力107kW(145ps)/6,200rpm+モーター135kW(184ps)/5,000-6,000rpmを搭載する。
スペック | 新型 ZR-V e:HEV |
---|---|
全長 | 4,690mm |
全幅 | 1,855mm |
全高 | 1,640mm |
ホイールベース | 2,680mm |
エンジン | 2.0L 直4 DOHC i-VTEC +モーター(i-MMD)e:HEV |
最高出力 | 107kW(145ps)/ 6,200rpm |
最大トルク | 175Nm(17.8kgm)/ 4,000rpm |
モーター最高出力 | 135kW(184PS)/ 5,000-6,000rpm |
モーター最大トルク | 315N・m(32.1kgf・m)/ 0-2000rpm |
EV最高速 | 2WD(FF)/ リアルタイムAWD |
乗車定員 | 5名 |
新型「ZR-V」について思うこと
ホンダにとって「ZR-V」は日本市場においてクロスオーバーSUVという存在であり販売力の高い車種である。今回はホンダとして正常進化を果たし、エクステリア、インテリア、更にエンジンまで全て進化を感じるモデルとなる。安全装備の充実やインテリアの最新装備により頼れる一台となる。色々話してきたが、今回の新型「ZR-V」は10月に発売した瞬間に話題となることは間違なく、見慣れないデザインに驚く人も多いのは間違ないだろう。あと2ヶ月余りの発売が楽しみである。

ホンダ ニュースリリース
https://www.honda.co.jp/news/2022/4220714.html
ZR-V