日産の「セレナ」は2023年1月にフルモデルチェンジを行い発売を開始する。発売から約7年となる「セレナ」は一体どんな進化を遂げているのか、今までとは違いが数多くあるのでまとめてみた。
第2世代e-POWER+可変圧縮エンジン「VC」を搭載し新世代となる新型「セレナ」
エクステリアデザイン、インテリアデザインをフルモデルチェンジにより一新。
新しい「日産エンブレム」を採用。
ルノー・日産の新型プラットフォーム「CMF(Common Module Family)」を採用する。
次世代の「e-POWER」搭載しエンジンは「1.5L 3気筒ガソリンエンジンターボ(VC)」4WDモデルには最新電動技術「e-4ORCE」を採用。
9インチタッチスクリーンディスプレイを搭載。
運転支援システム「プロパイロット」を採用
ルノー・日産の新型プラットフォーム「CMF(Common Module Family、コモン・モジュール・ファミリー)」を採用。エクステリアデザイン変更、前後バンパーデザイン変更。スプリットヘッドライトに上部に取り付けられたLEDデイタイムランニングライトが付いている大きなダブル「Vモーショングリル」が特徴的。
インテリアには新しいステアリングホイール、デジタル液晶メーターに7インチディスプレイ、12.3インチのフル液晶デジタルメーターを設定。大きい「9インチ最新インフォテインメントシステム」採用。インパネの上面にソフトパットを使用し高級感を高めた。「NissanConnectインフォテインメントシステム」は、「Apple CarPlay」「Android Auto」対応。センターコンソールにテレイン設定用の小さなシフターノブとロータリーセレクターや「電動パーキングブレーキ&ホールド」を採用。
エンジンには新開発のモーターとインバーターを刷新することで力強さ・なめらかさ・静かさを進化させた第2世代「e-POWER」を搭載。電力を発電するエンジンは、日産が世界で初めて量産化に成功した圧縮比を8~14まで自在に可変させる可変圧縮比エンジン「VCターボエンジン」を採用、e-POWER用にチューニングされたVCターボエンジンの採用により出力を大幅に向上、エンジンの回転数を抑えることで燃費にも貢献している。
先代モデルよりも機能を高めた「 360° セーフティアシスト」を搭載、7種類の先進運転支援システムで構成される。「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」「踏み間違い衝突防止アシスト」「アダプティブハイビームアシスト/ハイビームア」「後退時車両検知警報 RCTA」「インテリジェントLI /LDW(車線逸脱警報)」「RCTA 後退時車両検知警報」「標識検知機能」を採用。
新型セレナe-POWER スペックについて
スペック | 新型セレナ e-POWER |
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全長 | 4,695mm〜4,780mm |
全幅 | 1,690mm〜1,750mm |
全高 | 1,885mm |
ホイールベース | 2,870mm |
エンジン | 直列3気筒DOHC 1.5 L VCターボ +モーター型式:EM57 |
モーター最高出力 | 150kW/4,501-7,422rpm |
モーター最大トルク | 330Nm/0-3505rpm |
最高出力 | 106kW/4,400-5,000rpm |
最大トルク | 250Nm/2,400-4,000rpm |
駆動方式 | 2WD |
乗車定員 | 7名 |
WLCTモード燃費 | 19.5~20.0km/L |
新型 セレナ について思うこと
日産にとって「セレナ」は日本市場においてミニバンという存在であり販売力の高い車種である。今回は日産として正常進化を果たし、エクステリア、インテリア、更にエンジンまで全てを一新することで見た目以上に乗ったときに進化を感じるモデルとなる。安全装備の充実やインテリアの最新装備により頼れる一台となる。今回、フルモデルチェンジの内容は日産の凄さを感じさせる変更点ばかりだ。特に評価されるのが、エンジンラインナップの変更である。日産車で売れている車種を見ても必ず「e-POWER」モデルがラインナップされており、「ノート」「ノートオーラ」「キックス」「エクストレイル」などであるが今回は新型「e-POWER」+可変圧縮比エンジン「VCターボエンジン」を搭載することで今までにない商品価値が付く。更にインフォメーションディスプレイやフル液晶デジタルメーターなど現代車として流行りを全て取り入れており乗って最新車種に乗っていると実感できるだろう。ライバルは既にフルモデルチェンジを果たした、ホンダ「ステップワゴン」、トヨタ「ノア・ヴォクシー」に匹敵する車種になることは間違ないだろう!

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