トヨタは新型「アルファード」のフルモデルチェンジを行い2023年6月21日発売予定である。半導体不足や、部品生産などの変更により当初は6月7日であったが延期となった。ディーラーでも通常の情報としてみることもできない状況の様だ。
トヨタ 新型アルファード 発売延期の背景
ディーラーの方によれば、後席モニターに採用予定であった、「ノア・ヴォクシー」と同様の14.1インチ有機ELディスプレイが生産終了(生産会社が倒産)したこと、更にここにきて再度半導体不足が影響しだしていると話していました。筆者も購入する予定であり、注文を入れたいのですが現時点ではもちろん注文を受け付けできないそうです。
もう発売日まで1カ月切っていると思いきや、6月21日は延期になり、7月にということでずらしてきてますね。更に、懸念としては「アルファード」「ヴェルファイア」の生産に対して受注数が多くなり、「ランドクルーザー300」の様に4年待ちなんてことももちろん想像できるとのこと。
新型 アルファード について
TNGA(Toyota New Global Architecture)新開発「GA-Lプラットフォーム」を採用。
新型エンジン「2.5L 直列4気筒 直噴エンジン(Dynamic Force Engine)+ハイブリッドシステム」と「2.4L直噴ターボエンジン」を搭載。
最新バージョン「Toyota Safety Sense(TSS3)」搭載。高度運転支援技術 Toyota Teammate[Advanced Drive]搭載。
前席はメーター「12.3インチ大型フル液晶デジタルメーター」と14インチディスプレイオーディオ、T-Connect SDナビゲーションシステム+ヤマハプレミアムサウンドシステム (各上級グレード) に、リヤシートエンターテインメントシステムには、14.1インチディスプレイを採用。「JBLプレミアムサウンドシステム(15スピーカー)」「Apple CarPlay」と「Android Auto」を採用する。DCM車載通信機を標準装備。
パワーバックドア(挟み込み防止機能付) (各上級グレード) を採用。
ハンズフリースライドドア(各上級グレード)を採用。
Advanced Park (HVはリモート機能付き) 画面表示や音声・ブザー音による操作案内および、ハンドル、シフトポジション、アクセルとブレーキ操作を行うことにより、画面上で確認した目標駐車位置付近への後退駐車や縦列駐車からの出庫のアシスト。更に専用スマホアプリを用意されており車外から遠隔操作をして駐車を行うことが可能。
旧型同様にキープコンセプトではあるが、エクステリアデザイン変更、前後バンパーデザイン変更。 2015年12月に発売された新型プリウスから採用された、「TNGA(Toyota New Global Architecture)と呼ばれる新開発のプラットフォーム」を採用。エンジンモデルには新型カムリと同じ最大熱効率40%以上を実現したエンジン「2.5L 直列4気筒 直噴エンジン(Dynamic Force Engine)」搭載 が搭載される。ハイブリッドモデルにもこのエンジンを採用し、より小型・軽量化されたハイブリッドシステム「高性能マルチステージTHSⅡ」を採用し燃費向上を果たす。新型アルファード /ヴェルファイア ハイブリッドはカムリハイブリッドと同様の2AR-FXE 2.5L 直4 DOHC+モーターを採用しの燃費はJC08モード燃費:18.4〜19.4km/Lとなる。
新型アルファードについて思うこと
最大の違いは全てのエンジンを新型エンジンに変更した点である。世代変更したことで高速燃焼技術、可変制御システムの採用しており、燃費効率は格段にあがっており、今まで実燃費での走行で驚く燃費がでることは今までの採用車種たちを見ればまず間違いない。更にユーザーとして要望が特に高い、ハイブリッド車に待望の2WDモデルを追加する。これにより、価格と共に燃費にも貢献したグレードがラインナップされることになる。更に、V6エンジンモデルが廃止となることは残念に思うユーザーもいるかもしれないが、それを超えて燃費と走りを両立した新開発「2.4L直噴ターボエンジン」を採用することで走りを求める人達の要望にも応えている。
2023年7月に発売が開始されるが、およそ1か月前からディーラーでは情報と共に販売店内で事前予約が開始されることが予想される。2023年6月にトヨタディーラーの担当者とよく話ておく必要がありそうだ。今回は大人気車種、約8年半ぶりのフルモデルチェンジ、半導体不足による納期の長期化により納期が相当延びることが予想されるためそれなりの覚悟を持って注文する必要がありそうだ。
アルファード