今回は2023年現在で日本でしか買えないトヨタが販売する「国内専用モデル」に調べてみました。購入時の参考にしていただければ幸いです。特に日本だけで販売するのはもったいない車種も多くあります。
トヨタ センチュリー
トヨタは、新型「センチュリー」を2023年11月に発売する。2023年9月6日13時30分より新車発表会を実施した。今回はクロスオーバーSUV化を行い、更に通常モデルと「GRMN」の2つの異なる仕様をラインナップする。
新型「センチュリー」は初の「TNGA(Toyota New Global Architecture)プラットフォーム」とセンチュリーにふさわしい乗り心地の実現を目指し、「ラゲージルームセパレート構造」を新開発、ラゲージルームセパレーターの室内側には「遮音機能付クリア合わせガラス」を採用。四輪操舵システム「ダイナミックリヤステアリング」を設定。低速域では取り回しの良さ、中高速域ではシームレスかつ自然なハンドリング実現。新型「センチュリー」には高度なレベルで充たす、新開発のプラグインハイブリッドシステム“THSⅡ Plug-in”を搭載。3.5L V6エンジン+モーターに無段変速機、ダイレクト4全輪駆動システムを搭載。総合最高出力406hp (303kW/412PS) 。加速時には、高出力モーター+パワーコントロールユニットの働きにより、豊かなパワーと力強いトルクを静かに発揮する。モデルの電気のみでの航続距離は53kmと予想される。昼間自転車・夜間歩行者検知可能な次世代「Toyota Safety Sense」を採用する。
12.3インチTFTディスプレイ(フル液晶デジタルメーター)を採用する。リフレッシュ機能など、後席にお乗りのお客様が心からくつろいでいただける機能を備えた、フルリクライニング可能なリヤシートを採用。卓越した技術をオーディオ開発に注入。生演奏を彷彿させる心地よいリスニング空間を実現。最大75°まで開くリヤドアと、掃き出しフロアで、優れた乗降性を実現。
スペック | 新型センチュリー(SUV) |
---|---|
全長 | 5,205mm |
全幅 | 1,990mm |
全高 | 1,805mm |
ホイールベース | 2,950mm |
エンジン | 3.5L V6エンジン+モーター |
最高出力 | 193kW(262ps)/6,000rpm |
最大トルク | 335Nm(34.2kgm)/4,600rpm |
フロントモーター 最高出力 | 134kw(182ps) |
フロントモーター 最大トルク | 270Nm(27.5kgm) |
リアモーター 最高出力 | 80kw(109ps) |
リアモーター 最大トルク | 169Nm(17.2kgm) |
システム最高出力 | 406hp (303kW/412PS) |
ミッション | 電気式無段変速機 |
駆動方式 | E-Four Advanced |
WLTCモード燃費 | 14.2km/L |
価格 | 2,500万円 |
ついに 新型「センチュリー」 PHEV クロスオーバー化で2つラインアップ スライドドア採用 2023年9月4日 世界初公開へ
トヨタ シエンタ
トヨタは3代目となる新型「シエンタ」のフルモデルチェンジを行い2022年8月23日に発売する。旧型2代目「シエンタ」は2015年7月9日発売した。丸7年となる2022年にフルモデルチェンジとなった。2015年7月に発売した旧型「シエンタ」は実は「TNGA」を採用していない。初採用されたのは2015年12月に発売した新型「プリウス」からなので採用されず。更にいうと多くのトヨタ車種ではかなり遅れてついに「TNGA(Toyota New Global Architecture)」に基づく新開発「GA-Bプラットフォーム」を採用。
旧型2代目「シエンタ」は2015年7月9日発売した。丸7年となる2022年にフルモデルチェンジとなった。2015年7月に発売した旧型「シエンタ」は実は「TNGA」を採用していない。初採用されたのは2015年12月に発売した新型「プリウス」からなので採用されず。更にいうと多くのトヨタ車種ではかなり遅れてついに「TNGA(Toyota New Global Architecture)」に基づく新開発「GA-Bプラットフォーム」を採用。
旧型モデルよりも広い室内空間を得る。 高い空力性能を実現、新開発のプラットフォームを採用により「軽量化」「低重心化」「30%以上 ボディ剛性がUP」し旧型モデルから大幅な進化を果たす。足回りには「マクファーソンストラット式フロントサスペンション」「トーションビーム式コイルスプリングリヤサスペンション」を採用。最小回転半径を5.0mとし、狭い道や駐車場などでのスムーズな取り回しを実現した。
今回のモデルで全く違った車に進化を遂げることは間違ない。より多く防音材やボディ合成がアップすることで乗り味が変わる。5ナンバーサイズとしながらも広い室内空間となり内装周りも旧型よりも豪華な仕様となった。
日常生活での取り回しを重視し扱いやすい5ナンバーサイズはそのままに、全高を先代モデルよりも20mmアップし330mmと低いフロア地上高、パワースライドドア開口部の高さを1200mmに広げ従来型比++60mmとすることで乗り降りをしやすくした。段差のないフラットなフロアを踏襲しつつ、、後席への優れた乗降性を実現。
バックドア開口部の高さを15mm(従来型比)拡大。荷室高も20mm(従来型比)高くしたことで、よりスムーズな荷物の出し入れを実現。
ディスプレイオーディオを標準装備。新世代「直列3気筒 1.5L 直噴 ダイナミックフォースエンジン M15A型」に新しい小型化されたTHSⅡを採用。「ソフトインパネ」「本革巻きステアリングホイール」「ヘッドアップディスプレイ」などを上級グレードには採用される。Aピラーを後方に置き視界を改善、フードレス双眼デジタルTFTメーターを採用する。
スペック | 新型シエンタ ハイブリッド | 新型シエンタ ガソリン |
---|---|---|
全長 | 4,280mm | |
全幅 | 1,695mm | |
全高 | 1,695mm(2WD) 1,715mm(4WD) | |
ホイール ベース | 2,750mm | |
エンジン | 直3 1.5L+ モーター M15A-FXE型 | 直列3気筒 1.5Lエンジン M15A-FKS型 |
最高出力 | 67kW(91ps)/ 5500rpm | 88kW(120ps)/ 6600rpm |
最大トルク | 120Nm(12.2kgfm)/ 3800-4800rpm | 145Nm(14.8kgfm)/ 4,800-5,200rpm |
モーター 最大出力 | フロント:59kW(80ps) リヤ:2.2kW(3.0ps) | – |
モーター 最大 トルク | フロント:141Nm(14.4kgm) リア:44Nm(4.5kgm) | – |
WLCT モード燃費 | 28.2~28.8km/L(2WD) 25.3km/L(4WD) | 18.3km/L |
駆動方式 | 2WD/4WD (E-Four) | 2WD |
乗車定員 | 5名・7名 | 5名・7名 |
最小 回転半径 | 5.0m | |
駆動方式 | 電気式 無段階変速機 | Direct Shift- CVT |
WLTCモード 燃費 | 28.2~ 28.8km/L | 18.3~ 18.4km/L |
価格 | 2,380,000円~ 3,108,000円 | 1,950,000円~ 2,560,000円 |
トヨタ 3代目 新型 シエンタ フルモデルチェンジ TNGA採用 2022年8月23日発売
トヨタ アクア
トヨタは新型「アクア」のフルモデルチェンジを行い2021年7月19日発売した。アクアは2011年12月26日に正式発表し発売が開始された日本の人気車種である。発売から約10年のタイミングでフルモデルチェンジを果たす。
「Harmo-tech」(知性・感性を刺激する、人に寄り添う先進)をコンセプトにした上質・シンプル・クラスレスなデザインした。ボディサイズはそのままにホイールベースを従来型に対し50mm延長し全長4,050mm、全幅1,695mm、全高1,485mm(2WD)1,505mm(4WD)ホイールベース2,600mmとした。
2015年12月9日に発売が開始された新型プリウスに採用されている「TNGA」をベースに開発。TNGA(Toyota New Global Architecture)に基づく新開発の「GA-Bプラットフォーム」を採用することによって、旧型モデルよりも広い室内空間を得ることが可能。 高い空力性能を実現するなど、新開発のプラットフォームを採用により「低重心化」「ボディ剛性がUP」し旧型モデルから大幅な進化を果たす。更に、ボディサイズも旧型よりも若干大きくなり更に広い室内空間となり内装周りも旧型よりも豪華な仕様となりそうだ。
スペック | 新型アクア |
---|---|
全長 | 4,050mm |
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,485mm(2WD) 1,505mm(4WD) |
ホイール ベース | 2,600mm |
タイプ | ハイブリッド |
エンジン | 直3 1.5L+ モーター M15A-FXE型 |
最高出力 | 67kW(91ps)/ 5500rpm |
最大トルク | 120Nm(12.2kgfm)/ 3800-4800rpm |
モーター 最大出力 | フロント:59kW(80ps) リヤ:3.9kW(5.3ps) |
モーター 最大 トルク | フロント:141Nm(14.4kgm) リア:52Nm(5.3kgm) |
WLCT モード燃費 | 35.8~34.6km/L(2WD) 30.1~30.0km/L(4WD) |
駆動方式 | 2WD/4WD |
乗車定員 | 5名 |
最小 回転半径 | 4.8m~5.1m |
トランス ミッション | 電気式 無段階変速機 |
価格 | 1,980,000円~ 2,598,000円 |
トヨタ 新型 アクア フルモデルチェンジ 2代目 TNGA採用 2021年7月19日発売
トヨタ クラウン クロスオーバー
トヨタは「クラウン」のフルモデルチェンジを行い16代目を2022年7月15日に発表、2022年9月1日発売する。旧型モデルは2018年6月26日発売を開始しており丸4年でのフルモデルチェンジとなる。
16代目となる今回は15代目を引き継ぐ形でエクステリアは今までの王道セダンではなく、クロスオーバーSUVスタイルでリアをクーペ化したの様な新しいデザインを採用。フロント部分は横一文字になったデイライト付きヘッドライトを採用する。「クラウン」エンブレムは継続採用。リアは「LED リアコンビネーションランプ」を採用し横一文字に伸びる、薄くシャープなリアコンビネーションランプを採用。ボディカラーに今どきなツートンルーフ・カラーを採用する。駆動方式は「FF」ベース、全車ハイブリッドシステムを搭載。
プラットフォームは「TNGA」に基づく「新開発プラットフォーム」を採用。シャシーをニュルブルクリンクで鍛え上げて「走る・曲がる・止まる」といった車両性能を大きく進化させている技術が継承される。21インチアルミホイールや4眼LEDヘッドライトなどをグレード「G LEATHER」以上に採用。
インテリアは15代目よりも豪華な内装となりよりディスプレイオーディオを一体化させたインパネデザインを採用するだろう。メーターには「12.3インチ大型フル液晶デジタルメーター」を採用。ナビゲーションシステムを「コネクティッドナビ」。デジタルインナーミラー、トヨタ初ドライブレコーダー(前後方)を採用。ディスプレイオーディオのオプションとして「車内Wi-Fi」を設定。
スペック | 新型クラウン 2.4 ターボ ハイブリッド | 新型クラウン 2.5 ハイブリッド |
---|---|---|
全長 | 4,930mm | 4,930mm |
全幅 | 1,840mm | 1,840mm |
全高 | 1,540mm | 1,540mm |
ホイールベース | 2,850mm | 2,850mm |
エンジン | 直列4気筒 2.4L 直噴ターボエンジン D-4ST +モーター | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジン D-4S +モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 200kW(272ps)/ 6,000rpm | 137kW(186ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 460Nm(46.9kgm)/ 2,000-3,000rpm | 219Nm(22.5kgm)/ 3,600rpm |
フロントモーター 最大出力 | 61kw(82.9ps) | 88kW(119ps) |
フロントモーター 最大トルク | 292Nm(29.8kgm) | 202Nm |
リアモーター 最大出力 | 59kW(80.2ps) | 40kW(54.4ps) |
リアモーター 最大トルク | 169Nm(17.2kgm) | 121Nm(12.3kgfm) |
トランスミッション | Direct Shift-6AT | 電気式無段変速機 |
バッテリー | ニッケル水素電池 5Ah | ニッケル水素電池 5Ah |
駆動方式 | 4WD (E-Four Advanced) | 4WD (E-Four) |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
車両重量 | 1900-1920kg | 1750-1790kg |
WLTCモード燃費 | 15.7km/L | 22.4㎞/L |
トヨタ 16代目 新型 クラウン フルモデルチェンジ クロスオーバーSUV クーペ スタイル 2022年9月1日発売
まとめ
2023年トヨタが販売する「国内専用モデル」をまとめてみました。「クラウン」は長年にわたり国内仕様車としてきたが、米国、中国を中心に世界約40カ国・地域で販売することが決まっている。米国では50年ぶりの発売となる予定だ。「センチュリー」も長年にわたり国内仕様車としてきたが、世界進出を果たすと言われている。この流れから「アクア」や「シエンタ」も地域に特化して導入すれば販売台数は増えることは間違いないだろう。昔に比べてトヨタ車は「国内専用モデル」が減っていく傾向にありそうだ。