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新型「ムーヴ」フルモデルチェンジ 「スライドドア」採用 発売延期で2024年9月頃発売か

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daihatsu move

ダイハツは、軽トールワゴン新型「ムーヴ」のフルモデルチェンジを行い、2024年9月頃に発売する予定です。元々は2023年5月10日に発表し、7月3日に発売する予定でしたが、ダイハツ工業の認証手続きに関する不正問題が発覚し、発売が延期されました。現在、各販売店では簡易パンフレットなどが配布され、多くの人が発売を待ち望んでいます。不正問題の全容解明と再発防止策の実施が完了するまで、フルモデルチェンジの発表は無期延期となっており、1年以上の遅延が予想されています。先代モデルは2014年12月12日に発売され、約10年が経過した時点でのフルモデルチェンジとなります。一体どんなモデルになるのか、詳しく解説します。

参考

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目次

ダイハツ 新型「ムーヴ」フルモデルチェンジ について

新型「ムーヴ」は、フルモデルチェンジによって、エクステリア、インテリアが一新されました。驚くべきことに、今回はこれまで存在していた「ムーヴカスタム」が廃止され、その要素が集約されることでデザイン性が向上しました。さらに、ムーヴシリーズ初となる「パワースライドドア」も採用されました。この新型ムーヴは、先に発表された新型「タント・タントカスタム」と同様に、新たな開発プラットフォームであるDNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)を採用しています。これにより、車両の軽量化が実現され、上下の曲げ剛性が30%向上し、アッパーボディのハイテン率も10%向上しました。また、新たに開発されたサスペンションと組み合わせることで乗り心地も向上しています。さらに、トランスミッションの改良やエンジンの改良により、日本初の「マルチスパーク(複数回点火)」を採用し、燃焼効率を高めています。これにより、より軽量化を進め、燃費も向上しています。また、世界初の「パワースプリット技術」を採用した新開発の「DCVT(デュアルモードCVT)」や「電動パーキングブレーキ」「オートブレーキホールド」も新たに採用されました。

  • エクステリアデザインを一新
  • 「ムーヴカスタム」を廃止、集約することでデザイン性を高める。
  • ムーヴとして初の「パワー両側スライドドア」を採用。
  • 新開発プラットフォームDNGA(Daihatsu New Global Architecture)を採用
  • 電動パーキングブレーキ」「オートブレーキホールド」採用。
  • 先進技術「次世代スマートアシスト」標準搭載。
  • 新たにハイブリッドグレード「e-SMART HYBRID」を追加。(発売時期が遅れる可能性あり)

ダイハツ 新型「ムーヴ」フルモデルチェンジ エクステリア について

新型「ムーヴ」は、フルモデルチェンジによりキープコンセプトとエクステリアが一新されました。「ムーヴカスタム」が廃止され、その要素が集約されることでデザイン性が向上しました。LEDデイライトがヘッドライトに採用され、フロントフェイスはよりシャープで引き締まった印象になりました。そして待望のスライドが採用されます。

ダイハツ 新型「ムーヴ」フルモデルチェンジ インテリア について

フルモデルチェンジにより、新型「ムーヴ」のインテリアデザインも全面的に刷新されました。新しいデザインのステアリングホイールが採用され、さらに、オプションで「10インチ大型ナビゲーション」や標準装備の「9インチディスプレイオーディオ」が設定されました。ワイヤレス対応の「Apple CarPlay」や有線接続の「Android Auto™」にも対応し、ダイハツコネクトを通じてマイカーやドライブに関するさまざまなサービスを利用できます。さらに、電動パーキングブレーキやオートブレーキホールドも採用されています。

ダイハツ 新型「ムーヴ」フルモデルチェンジ 先進技術「次世代スマートアシスト」標準搭載

「スマートアシストⅢ」は、2つのカメラを搭載しています。さらに、新たに「全車速追従機能付ACC」(上位グレードのみオプション)などの機能を追加した「次世代スマートアシスト」を搭載しています。この次世代スマートアシストでは、ステレオカメラが採用され、歩行者対応や従来よりも作動速度域が拡大されました。また、「セーフティ・サポートカーS〈ワイド〉」(サポカーS〈ワイド〉対象車)にも該当します。

車体前後各二つのコーナーセンサー装備 さらに進化した「次世代スマートアシスト」が、運転中の「ヒヤッ」とするシーンで事故の回避を図り、あなたの安全運転を支援します。 ソナーセンサーに加え、ドライバーの視界や頭上空間を妨げない、世界最小ステレオカメラを新搭載。 歩行者や先行車、障害物などの様々な情報を的確に捉え、運転者に注意を促したり、緊急ブレーキを作動させます。

衝突警報機能/衝突回避支援ブレーキ機能 ①衝突警報(対車両、対歩行者) 走行中に前方の車両や歩行者をカメラが検知し、衝突の危険性があると判断した場合、ブザー音とメーター内表示でお知らせします。
②一次ブレーキ(対車両、対歩行者) 衝突の危険があるとシステムが判断した場合、自動的に弱いブレーキ(一次ブレーキ)をかけ、運転者に衝突回避を促します。
③被害軽減ブレーキアシスト(対車両、対歩行者) 一次ブレーキ機能が作動している時にドライバーがブレーキを踏むと、ブレーキアシストが作動し、ブレーキ制動力を高めます。
④緊急ブレーキ(対車両、対歩行者) 衝突が避けられないとシステムが判断した場合、強いブレーキ(二次ブレーキ)で減速。衝突を回避したり、被害を軽減します。

車線逸脱抑制制御機能 走行中、ウインカーなしで車線からはみ出しそうになると、ブザー音とメーター内表示でドライバーに警告し、操作を促す。更に車線内に戻すようステアリン グ操作をアシスト。

先行車発進お知らせ機能 停止時に先行車が発進したことに気づかず、発進しなかった場合にブザー音とメーター内表示でお知らせ。

AT誤発進抑制制御機能+ブレーキ制御付誤発進抑制機能 ①前方誤発進抑制制御機能 ステレオカメラにより、前方4m以内に車両や壁などの障害物を検知している時に、シフトポジションを「前進」にしたままアクセルペダルを踏み込んだ場合、エンジン出力を制限することで、急発進を抑制します。②後方誤発進抑制制御機能 リアバンパーに内蔵されたソナーセンサーにより、後方2~3m以内に壁などの障害物を検知している時に、シフトポジションを「後退」にしたままアクセルペダルを踏み込んだ場合、エンジン出力を制限することで、急発進を抑制します。更にブレーキ制御を付加した。

ハイビームアシスト ステレオカメラが対向車のヘッドランプなどの明るさを検知し、自動でハイビームとロービームを切り替えます。これにより、切り替え操作なくハイビームでの走行が可能になり、街灯の少ない道路でも安心して夜間の走行ができます。

アダプティブドライビングビーム ハイビームで走行中に、対向車を検知すると、対向車の部分のみ自動で遮光。

標識認識機能 進入禁止の標識をステレオカメラが検知すると、メーター内表示でお知らせ。

ダイハツ 新型「ムーヴ」フルモデルチェンジ 先進技術「スマートアシストプラス」オプション搭載

全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)先行車の車速や距離をステレオカメラが検知し、車間距離や車速を維持、先行車に追従し停車 まで制御。

レーンキープコントロール 車線をステレオカメラが検知し、車線の中央を走行するよう、ステアリング操作をアシスト。

駐車支援機能「スマートパノラマパーキングアシスト」 軽自動車初 左右のカメ ラが駐車枠の白線を検知し、音声と画面ガイドに加えて、ステアリング操作をアシスト。

サイドビューランプ 夜間の右左折時、通常のヘッドランプに加え、左右方向を照らす補助灯を追加点灯させること で、ステアリングを切った方向を明るく照射。

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ダイハツ 新型「ムーヴ」フルモデルチェンジ Daihatsu Connect 採用

ムーヴの全グレードでオプションとして設定される「Daihatsu Connect」は、車載通信機DCMを搭載しています。これにより、クルマの監視、マップの即時更新、エージェントやオペレーターによるサービスなどが可能になります。

ダイハツ 新型「ムーヴ」フルモデルチェンジ 価格 グレード について

価格は先代モデルよりもアップしています。

スクロールできます
モデルエンジントランス
ミッション
駆動
方式
価格
(10%)
L直列3気筒DOHC
0.66L
CVT2WD1,292,500円
4WD1,419,000円
X2WD1,419,000円
4WD1,545,500円
G2WD1,633,500円
4WD1,760,000円
RS直列3気筒DOHC
0.66L ターボ
D-CVT2WD1,809,500円
4WD1,936,000円

ダイハツ 新型「ムーヴ」フルモデルチェンジ スペックについて

フルモデルチェンジのタイミングではNAモデルとターボモデルがラインナップされます。

スペックムーヴムーヴ
ターボ
全長3,395mm3,395mm
全幅1,475mm1,475mm
全高1,655mm1,655mm
ホイール
ベース
2,460mm2,460mm
エンジン658cc 直3 DOHC
エンジン
658cc 直3 DOHC
ターボエンジン
最高出力38kW(52ps)/
6,900rpm
47kW(64ps)/
6,400rpm
最大トルク60Nm(6.1kgm)/
3,600rpm
100Nm(10.2kgm)/
3,600rpm
モーター
最高出力
トランス
ミッション
CVTD-CVT
駆動方式2WD/4WD2WD/4WD
WLTCモード
燃費
22.6km/L(2WD)21.5km/L(2WD)

フルモデルチェンジのタイミングではハイブリッドモデルのラインナップはありません。今後e-SMART HYBRIDが導入される可能性がありそうです。

スペックムーヴ
e-SMART
HYBRID
全長3,395mm
全幅1,475mm
全高1,655mm
ホイール
ベース
2,460mm
エンジン658cc 直3 DOHC
エンジン+モーター
最高出力38kW(52ps)/
6,900rpm
最大トルク60Nm(6.1kgm)/
3,600rpm
モーター
最高出力
47kW(64ps)
トランス
ミッション
駆動方式2WD
WLTCモード
燃費
–km/L
価格

ダイハツ 新型「ムーヴ」フルモデルチェンジ について思うこと

過去、「ムーヴ」は若者を中心に絶大な人気を誇り、町中でもよく見かける車でした。しかし、最近では軽自動車市場が変化し、「N-BOX」や「タント」「スペーシア」などの軽スーパートールワゴンが販売台数を伸ばしています。「ワゴンR」や「ムーヴ」はそれに続く位置にありますが、一方で「N-BOX」「タント」「スペーシア」などはスライドドアと高い車高により車重が重く、燃費や走行性能では「ワゴンR」や「ムーヴ」に比べて劣る傾向があります。

しかし、今回の「ムーヴ」の7代目では大きな進化が果たされ、燃費や走行性能で優位に立つことが期待されます。ムーヴはダイハツの代表的な車種であり、今回の進化により大幅な販売台数の増加が見込まれます。

ムーヴについて

スズキのワゴンRに対抗するために投入された「ムーヴ」は、当初のキャッチコピーは「ムーヴしよう」でした。現在ではダイハツの代表的な車種として位置づけられ、ワゴンRと並ぶ軽トールワゴンの代表的な存在となりました。

  • 2014年12月12日に6代目にフルモデルチェンジを果たした「ムーヴ」は、ミライースのテクノロジーを最大限活用し、燃費をさらに向上させました。高圧縮比化やアトキンソンサイクル化、デュアルインジェクタの採用などのパワートレーンの進化により、熱効率が向上しました。さらに、エコ発電制御の改良により回生電力が増加しました。衝突回避支援システムである「スマートアシスト」には、軽自動車初の後方誤発進抑制制御機能が搭載されました。シャシーや足まわり、操縦安定性などの機能性を中心に各部が抜本的に見直され、開発が行われました。新たに採用された「D monocoque(Dモノコック)」は、軽量でありながら高い剛性を備えたシャシーです。サイドアウターパネルに厚板のハイテン材を採用し、従来の補強材を削減することで部品点数を減らし、さらに安価なハイテン材を全面的に使用しました。これにより、20kgの軽量化が実現しました。「D suspension(Dサスペンション)」との組み合わせにより、低速域でのドライバーの頭部のふらつきを減少させ、疲労感を低減させることが可能となりました。その性能は、他の軽自動車と比較してもコンパクトカーのレベルに到達しています。
  • 2015年4月27日(5月11日販売開始)に行われた一部改良では、一部グレードに標準装備されていたスマートアシストを進化版の「スマートアシストII」に変更しました。
  • 2016年6月21日の一部改良では、カスタムにおいて、廉価グレードの「X"Special"」が追加されました。また、「ハイパー」シリーズでは、インテリアの加飾や仕様が変更され、インパネガーニッシュとドアオーナメントパネルの加飾がギャラクシーマーブル調からグロッシーブラッククロスに変更され、シートステッチの色もブルーからシルバーに変更されました。さらに、これまでメーカーオプションだった「純正ナビ装着アップグレードパック」が標準化されました。
  • 2017年3月には、仕様が変更され、特定の塗装色、「シルキーグリーンパール(メーカーオプション、2トーンルーフを含む)」や「トニコオレンジメタリック(カスタム専用)」が廃止されました。同様に、ステラやタントでも同様の変更が行われました。
  • 2017年8月1日のマイナーチェンジでは、一部グレードに搭載されていたスマートアシストIIが対歩行者緊急ブレーキ機能も備えた「スマートアシストIII」に置き換えられました。さらに、4箇所のカメラで車両の前後左右を映し、上から見下ろしたような映像をナビ画面上に映し出す「パノラマモニター」が採用され、カスタムにオプション設定されました。
  • 2021年9月1日、一部改良と特別仕様車「カスタムX"VS SA III"」が発売されました。一部改良では、福祉車両の乗降シート車「フロントシートリフト」を含む全車にオートライトが装備され、カタロググレードの整理が行われました。「スマートアシストIII」非装備の「X」と「カスタムX」が廃止され、「ムーヴカスタム」では全車に「スマートアシストIII」が標準装備されました。また、「フロントシートリフト」が一部グレードで装備内容が拡充され、「X"SA III"」は純正ナビ装着用アップグレードパックを標準装備化して「X"Limited II SA III"」に、「カスタムX"Limited SA III"」はパノラマモニター対応カメラを標準装備化して「カスタムX"Limited II SA III"」に改名されました。
  • 2023年6月29日には生産終了が発表され、販売も終了しました。

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