レクサスは新型コンパクトクロスオーバーSUV「LBX」の一部改良を行い2024年10月頃に発売します。
レクサス 新型「LBX」一部改良 について
2024年の改良では、新しいグレードが追加されます。「ELEGANT」と「ACTIVE」という海外で展開されているグレードが導入される見通しです。また、「LBX MORIZO RR」というコンセプトモデルは、ハイパフォーマンスモデル「F SPORT Performance」として追加され、グレードのバリエーションが豊富になります。
レクサス 新型「LBX MORIZO RR」について
「東京オートサロン2024」で展示された「LEXUS LBX MORIZO RR CONCEPT」は、モリゾウの愛車として注目を集めました。このコンセプトモデルは、レクサスのコンパクトモデル「LBX」をベースにしています。エンジンには、GRヤリスの進化版にも採用される「G16E-GTS」をベースにした1.6リットル直列3気筒インタークーラーターボエンジン「G16-GTS」型をチューニングして搭載しています。このエンジンは、最高出力224kW(304PS)/6,500rpm、最大トルク400Nm(40.8kgm)/3,250-4,600rpm(目標値)を発生します。さらに、4WD(スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”)が組み合わされ、専用開発されたバンパーやサスペンションなど多くのパーツが装備されています。モリゾウのシグネチャーカラーであるイエローが採用され、タイヤはコンチネンタルの235/45R19が装着されています。ボディサイズは全長4190mm、全幅1845mm、全高1535mm、ホイールベース2,580mmです。
レクサス 新型「LBX F SPORT Performance」主要装備 変更点 について
エクステリア
- フロントバンパー&グリル(ブラックメッキモール専用イエロー加飾)
- カラードフェンダーアーチモール/ロッカーモール
- ドアフレームモール(ブラックメッキ)
- ドアベルトモール(ピアノブラック)
- 19inch鍛造アルミホイール
- リヤバンパー
- 専用イエローブレーキキャリパー
- 専用「MORIZO RR」バッジ
インテリア
- 専用スポーツシート
- 専用アルミペダル
- 専用イエローシートベルト(MORIZO RRロゴ)
レクサス 新型「LBX F SPORT Performance」スペック について
スペック | LBX F SPORT Performance |
---|---|
全長 | 4,190mm |
全幅 | 1,845mm |
全高 | 1,535mm |
ホイールベース | 2,580mm |
エンジン | 1.6L 直列3気筒 DOHC直噴 ターボチャージャー |
最高出力 | 224kW(304PS)/ 6,500rpm(目標値) |
最大トルク | 400Nm(40.8kgm)/ 3,250-4,600rpm(目標値) |
トランス ミッション | Direct Shift 8AT |
駆動方式 | 4WD (スポーツ4WDシステム “GR-FOUR”) |
乗車定員 | 5名 |
タイヤ | 235/45R19 |
レクサス 新型「LBX」について
レクサスの最小モデルである新型「LBX」は、専用に開発された「GA-Bプラットフォーム」を採用します。
新しいクラスレスコンパクトモデル「LBX」は、ラグジュアリーの価値を提供します。その名前の意味は「Lexus Breakthrough X(cross)over」です。このモデルは、コンパクトカー向けのTNGAプラットフォーム(GA-B)を刷新し、基本素性と電動化技術を徹底的に磨き上げました。「Lexus Driving Signature」をさらに進化させ、ドライバーとクルマが一体となり、運転していて楽しいと感じさせ、全ての乗員が自然と笑顔になるような快適性を追求しました。また、先進の予防安全技術である「Lexus Safety System +」や、快適な移動を支援する「Lexus Teammate」も採用しています。さらに、外部給電機能を持つアクセサリーコンセント(1,500W)にも対応しています。
新たなフロントフェイス「ユニファイドスピンドル」を採用
レクサス初の「12.3インチフル液晶メーター」を採用
最新「9.8インチインフォテインメントシステム」を採用
パワートレインに新開発の「1.5L エンジン+モーター ハイブリッドシステム」を搭載
最新の「Lexus Safety System +」を搭載。
オーダーメイドシステム「Bespoke Build」を設定
レクサス 新型「LBX」エクステリア について
LEXUSの新しいフロントフェイス「ユニファイドスピンドル」は、機能全体を包括的に捉えたデザインです。リアには「Lシェイプ一文字シグネチャーランプ」が採用されています。全長は4,190mm、全幅は1,825mm、全高は1,545mm、ホイールベースは2,580mmで、「UX」よりもさらに小さいモデルです。また、アルミホイールは17インチから18インチのオリジナルホイールが採用されています。
レクサス 新型「LBX」ボディカラー について
ボディカラーは「モノトーン」全9色、「2トーンカラー」全8色をラインナップする。
新型「LBX」VS「ヤリスクロス」 ボディサイズ 比較
「LBY」は専用のエクステリアデザインを採用し、全長4,180mm、全幅1,765mm、全高1,590mm、ホイールベース2,550mmの3ナンバーサイズのSUVとなりました。専用の18インチアルミホイールも採用されています。
一方、「LBX」と比較すると、「LBY」は全長4,190mm、全幅1,825mm、全高1,545mm、ホイールベース2,580mmとなります。つまり、「LBY」はヤリスクロスと比べ、全長が+10mm、全幅が+60mm、全高が-45mm、ホイールベースが+30mmに拡大されています。この変更により、ヤリスクロスと比較すると「LBY」はよりワイドで低めの車高となり、その特性が視覚的にもわかりやすくなります。
スペック | トヨタ ヤリスクロス (日本モデル) | レクサス LBX |
---|---|---|
全長 | 4,180mm | 4,190mm |
全幅 | 1,765mm | 1,825mm |
全高 | 1,590mm | 1,545mm |
ホイールベース | 2,550mm | 2,580mm |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
レクサス 新型「LBX」インテリア について
Tazunaコックピットは、ドライバーのニーズに合わせて設計されています。このコックピットでは、12.3インチのフル液晶メーターと9.8インチのインフォテインメントシステムが採用され、運転支援が拡充されています。また、ライフスタイルに合わせて選べる5つの世界観が提案され、内装色やシート素材、刺繍パターンなどを選択できます。さらに、約33万通りの組み合わせから自分だけの唯一無二の車を作ることができるオーダーメイドシステム「Bespoke Build」も設定されています。
外部の騒音に邪魔されることなく、高品質の遮音裏地により、豪華な低い座席にさらに快適に落ち着くことができ「Mark Levinson製オーディオシステム」を採用、更に「ヒーター付きのフロントシート」「デジタルインナーミラー」「ヘッドアップ ディスプレイ」「アンビエントイルミネーション」「ワイヤレススマートフォン充電器」や「ナノイー™ X テクノロジー」を採用する。後部座席を使用時に332L。
レクサス 新型「LBX」安全装備 について
第3世代の「次世代Lexus Safety System+ 」全車標準搭載する。更に、高度運転支援技術「Lexus Teammate Advanced Park」を搭載。レーザーレーダーとカメラを用いて優れた認識性能・信頼性を確保するとともに、衝突回避支援型PCS、LDA、AHBをパッケージ化。高速域まで対応する衝突回避支援/被害軽減性能を確保している。昼間の自転車や夜間の歩行も検知可能となった「プリクラッシュセーフティ」や、前方車両との車間距離を一定に保つ「レーダークルーズコントロール」の作動時に、車線維持に必要なステアリング操作を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」を搭載。ソフトウェアアップデートOTA(無線通信)により、販売店へ入庫することなく先進安全装備の性能向上のためのソフトウェア更新を可能。
レクサス 新型「LBX」グレードについて
グレードでは「URBAN」「RELAX」「COOL」「Bespoke Build」「ELEGANT」「ACTIVE」の全6グレードがある。2023年日本モデルでは「COOL」「RELAX」「Bespoke Build」の3グレードのみの発売となる。
グレード | エンジン | 駆動方式 | 価格(10%) |
---|---|---|---|
COOL | 直3 1.5L+ モーター +Direct Shift-CVT | 2WD | 4,600,000円 |
COOL | 直3 1.5L+ モーター +Direct Shift-CVT | 4WD | 4,860,000円 |
RELAX | 直3 1.5L+ モーター +モーターTHSⅡ (ハイブリッド) | 2WD | 4,600,000円 |
RELAX | 直3 1.5L+ モーター +モーターTHSⅡ (ハイブリッド) | 4WD | 4,860,000円 |
Bespoke Build | 直3 1.5L+ モーター +モーターTHSⅡ (ハイブリッド) | 2WD | 5,500,000円 |
Bespoke Build | 直3 1.5L+ モーター +モーターTHSⅡ (ハイブリッド) | 4WD | 5,760,000円 |
レクサス 新型「LBX」スペック について
スペック | LBX |
---|---|
全長 | 4,190mm |
全幅 | 1,825mm |
全高 | 1,545mm |
ホイール ベース | 2,580mm |
タイプ | ハイブリッド |
エンジン | 直3 1.5L+ モーター |
最高出力 | 67kW(91ps)/ 5,500rpm |
最大トルク | 120Nm(12.2kgfm)/ 3,800-4,800rpm |
モーター 最大出力 | フロント:67kW(94ps) リヤ:5kW(6ps) |
モーター 最大 トルク | フロント:185Nm(18.9kgm) リア:52Nm(5.3kgm) |
システム 最高出力 | 136ps(100kW) |
システム 最大トルク | 185Nm (136 lb-ft) |
WLCT モード燃費 | 27.7km/L(2WD) 26.2km/L(4WD) |
駆動方式 | 2WD/4WD (E-Four) |
乗車定員 | 5名 |
駆動方式 | 電気式 無段階変速機 |
価格 | 4,600,000円~ 5,760,000円 |
新型「LBX」 VS「ヤリスクロス」エンジン 比較
新型では、1.5Lエンジンに新型ハイブリッドシステムが搭載されています。この新型システムには、大型の電気モーターと改良されたソフトウェアを備えた新しいトランスアクスルが装備されています。システムの最高出力は116ps(85kW)から136ps(100kW)に増加し、新しいモーターのトルクも141Nm(104 lb-ft)から185Nm(136 lb-ft)に30%増加しました。
スペック | ヤリスクロス (日本モデル) | レクサス LBX |
---|---|---|
エンジン | 直3 1.5L+ モーター M15A-FXE型 | 直3 1.5L+ モーター |
最高出力 | 67kW(91ps)/ 5,500rpm | 67kW(91ps)/ 5,500rpm |
最大トルク | 120Nm(12.2kgfm)/ 3,800-4,800rpm | 120Nm(12.2kgfm)/ 3,800-4,800rpm |
モーター 最高出力 | フロント: 59kW(80ps) リヤ: 3.9kW(5.3ps) | フロント: 67kW(94ps) リヤ: 5kW(6ps) |
モーター 最大トルク | フロント: 141Nm(14.4kgm) リア: 52Nm(5.3kgm) | フロント: 185Nm(18.9kgm) リア: 52Nm(5.3kgm) |
システム 最高出力 | 116ps(85kW) | 136ps(100kW) |
システム 最大トルク | 141Nm (104 lb-ft) | 185Nm (136 lb-ft) |
トランス ミッション | 電気式 無段階変速機 | 電気式 無段階変速機 |
駆動方式 | 2WD 4WD (E-Four) | 2WD 4WD (E-Four) |
WLTCモード燃費 | 30.8km/L(2WD) 28.7km/L(4WD) | 27.7km/L(2WD) 26.2km/L(4WD) |
価格(10%) | 2,284,000円~ 2,815,000円 | 4,600,000円~ 5,760,000円 |
まとめ
確かに、「ヤリスクロス」と新しいレクサスの「LBX」がプラットフォームやエンジンを共有していることから、日本市場での話題性は間違いないでしょう。特に、その優れたデザインから、注目を集めることでしょう。トヨタの商品力の高さには驚かされますね。SUVモデルとして、日本の道路事情を考慮しつつも、高級感のある車種を求めるニーズは確かに多いでしょう。そのため、これらのモデルは非常に強力な販売力を持つことが予想されます。
トヨタニュースリリース