レクサスは、新型「LBX」を2023年11月9日発表、2023年12月下旬ごろの発売を予定。購入者が唯一無二の1台を選べるという“Bespoke Build”100台を抽選販売。抽選の申し込みは全国のレクサス店で可能。期間は2023年11月9日(木)~2023年11月21日(火)で、当選者には販売店から連絡される。
レクサス 新型「LBX」について
レクサスは、最小モデルとなる「コンパクトラグジュアリークロスオーバーモデル」新型「LBX」は専用開発を施した「GA-Bプラットフォーム」を採用する。
新たなフロントフェイス「ユニファイドスピンドル」を採用。
レクサス初の「12.3インチフル液晶メーター」を採用。
最新「9.8インチインフォテインメントシステム」を採用。
パワートレインに新開発の「1.5L エンジン+モーター ハイブリッドシステム」を搭載
最新の「Lexus Safety System +」を搭載。
唯一無二の1台をお選びいただけるオーダーメイドシステム「Bespoke Build」を設定
新しいラグジュアリーの価値を提供するクラスレスコンパクト新型「LBX」は、名前の意味は「Lexus Breakthrough X(cross)over」。コンパクトカー向け「TNGAプラットフォーム(GA-B)」を刷新、基本素性と電動化技術を徹底的に鍛え上げた。「Lexus Driving Signature」の深化を追求し、ドライバーとクルマが一体となり、いつまでも運転していたいと思える操縦性と全ての乗員が自然と笑顔になれるような快適性を目指した。先進の予防安全技術「Lexus Safety System +」快適な移動を支える「Lexus Teammate」を採用する。外部給電機能を持つアクセサリーコンセント(1,500W)にも対応する。
レクサス 新型「LBX」エクステリア について
機能全体を包括的に捉えたLEXUSの新たなフロントフェイス「ユニファイドスピンドル」を採用。リヤは「Lシェイプ一文字シグネチャーランプ」を採用。全長4,190mm、全幅1,825mm、全高1,545mm、ホイールベース2,580mm「UX」よりも更に小さいモデルとなる。アルミホイールは17インチから18インチのオリジナルホイールを採用する。
レクサス 新型「LBX」ボディカラー について
ボディカラーは「モノトーン」全9色、「2トーンカラー」全8色をラインナップする。
新型「LBX」VS「ヤリスクロス」 ボディサイズ 比較
専用のエクステリアデザインを採用。全長4,180mm、全幅1,765mm、全高1,590mm、ホイールベース2,550mmの3ナンバーサイズのSUVとなった。専用の18インチアルミホイールを採用。「LBY」は全長4,190mm、全幅1,825mm、全高1,545mm、ホイールベース2,580mmとヤリスクロスと比べ全長は+10mm、全幅は+60mm、全高は-45mm、ホイールベース+30mmに拡大している。ヤリスクロスは比較するとワイド&ローになっているのがわかる。
スペック | トヨタ ヤリスクロス (日本モデル) | レクサス LBX |
---|---|---|
全長 | 4,180mm | 4,190mm |
全幅 | 1,765mm | 1,825mm |
全高 | 1,590mm | 1,545mm |
ホイールベース | 2,550mm | 2,580mm |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
レクサス 新型「LBX」の立ち位置について
「LBX」は加わると、「LX」「GX」「TX」「RX」「RZ」「NX」「UX」「LBX」と8つのSUVモデルをラインナップすることとなる。「LX=ランドクルーザー300」「NX=ハリアー」「UX=C-HR」である。「LBX」は「C-HR」よりも小さい「ヤリスクロス」をベースにレクサスモデルとなった。。
TNGA | トヨタ | レクサス |
---|---|---|
GA-B プラットフォーム | ヤリスクロス | LBX |
GA-C プラットフォーム | C-HR | UX |
GA-K プラットフォーム | ハリアー | NX |
e-TNGA プラットフォーム | bZ4X | RZ |
GA-K プラットフォーム | ハイランダー | RX |
GA-K プラットフォーム | グランドハイランダー | TX |
GL-F プラットフォーム | ランドクルーザープラド | GX |
GL-F プラットフォーム | ランドクルーザー300 | LX |
レクサス 新型「LBX」インテリア について
ドライバーのニーズに合わせて作られた Tazuna コックピットは、「12.3インチフル液晶メーター」「9.8インチインフォテインメントシステム」の採用など運転支援の拡充させた。ライフスタイルに寄り添った5つの世界観のご提案と内装色・シート素材・刺繍パターン等を選び、約33万通りの組み合わせから唯一無二の1台を作りあげるオーダーメイドシステム「Bespoke Build」を設定した。
外部の騒音に邪魔されることなく、高品質の遮音裏地により、豪華な低い座席にさらに快適に落ち着くことができ「Mark Levinson製オーディオシステム」を採用、更に「ヒーター付きのフロントシート」「デジタルインナーミラー」「ヘッドアップ ディスプレイ」「アンビエントイルミネーション」「ワイヤレススマートフォン充電器」や「ナノイー™ X テクノロジー」を採用する。後部座席を使用時に332L。
レクサス 新型「LBX」安全装備 について
第3世代の「次世代Lexus Safety System+ 」全車標準搭載する。更に、高度運転支援技術「Lexus Teammate Advanced Park」を搭載。レーザーレーダーとカメラを用いて優れた認識性能・信頼性を確保するとともに、衝突回避支援型PCS、LDA、AHBをパッケージ化。高速域まで対応する衝突回避支援/被害軽減性能を確保している。昼間の自転車や夜間の歩行も検知可能となった「プリクラッシュセーフティ」や、前方車両との車間距離を一定に保つ「レーダークルーズコントロール」の作動時に、車線維持に必要なステアリング操作を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」を搭載。ソフトウェアアップデートOTA(無線通信)により、販売店へ入庫することなく先進安全装備の性能向上のためのソフトウェア更新を可能。
歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ(PCS)レーザーレーダーとカメラを用いて前方の障害物を検知し、衝突の危険がある場合、まずドライバーにブザーとディスプレイ表示で警報を出すことでブレーキを踏むように促す。ドライバーが衝突の危険に気づいてブレーキを踏んだ場合、強力なブレーキアシストが作動。また、仮にブレーキを踏まなかった場合でも、例えば、停止車両に対し自車の速度が30km/hの場合は、自動ブレーキにより約30km/hの減速を行い、衝突回避を支援。自動ブレーキは約10~80km/hの幅広い速度域で作動し、実際に発生している追突事故の80%以上に対応。歩行者に対しては夜間でも同じく約10km/h~80km/hの範囲でPCSの自動ブレーキが作動するようになった。
ロードサインアシスト(RSA) 検知対象を拡大し、ほか、また、道路脇にある「制限速度」「一時停止」「進入禁止」「はみ出し禁止」といった主要な交通標識を読み取ってインパネに表示する。
レーンディパーチャーアラート(LDA)カメラによって走行車線の白線や黄線を認識し、車線逸脱の可能性を検知した場合にはブザーとディスプレイ表示でドライバーに警報を出すことで、車線逸脱による衝突事故の回避を支援。
アダプティブハイビームアシスト(AHS) LEDの点灯・消灯を細やかに制御することで、先行車や対向車に光が当たる部分だけを自動的に遮光できるシステムです。ハイビームを保持したまま走行できる頻度を高めて、夜間の優れた視認性を確保。
レーダークルーズコントロール 先行車との車間距離の検知にミリ波レーダーを使用し、設定車速内で先行車の車速に合わせて速度を調節することで一定の車間距離を保ちながら追従走行できるレーダークルーズコントロールを採用。前方車両の車線変更をミリ波レーダーとカメラで検知し、よりスムーズな加減速制御を実現。トヨタはモビリティ社会の究極の願いである「交通事故死傷者ゼロ」を目指し、「統合安全コンセプト」に基づいた各種の安全装備・システムを研究・開発し、「より安全な車両・技術開発」に邁進するとともに、「交通環境整備への参画」「人に対する交通安全啓発活動」を通じ、交通安全への幅広い取り組みを強化している。
レーントレーシングアシスト(LTA)レクサス 新型LSシリーズに搭載されたレーントレーシングアシスト[LTA]を次世代 Toyota Safety Sense Pに初採用。 高速道路や自動車専用道路を走行中、レーダークルーズコントロールの作動時にレーントレーシングアシスト[LTA]のスイッチをONにすると車線維持に必要なステアリング操作支援を行う。
先行車発進告知機能 信号待ちや渋滞で先行車に続いて停止し、先行車の発進に気づかずそのままでいる場合には、ブザーとディスプレイ表示でお知らせ。
レクサス Lexus Safety System+ 搭載車種まとめ
レクサス 新型「LBX」予防安全装備
インテリジェントパーキングアシスト(巻き込み警報機能+バックガイドモニター機能+音声案内機能付)新機能追加。
インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)アクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突を緩和し、被害の軽減に寄与するシステム。車庫入れなどの運転時、静止物への接近を表示とブザーで知らせる「クリアランスソナー」に、静止物との接触を緩和する機能を追加。ソナーはコンビニなどのガラスもしっかり検知。低速走行時(15km/h以下)に進行方向にある静止物を検知している場合、ハイブリッドシステム出力を抑制し、さらに距離が縮まると自動的にブレーキをかける。
ドライブスタートコントロール シフト操作時における急発進を抑制し、衝突時の被害軽減に寄与。
緊急ブレーキシグナル(ハザードランプ点滅式)急ブレーキをかけると、ハザードランプが自動的に点滅。
デジタルインナーミラー 車両後部に取り付けたカメラの映像をルームミラーに表示する。
デジタルキー スマートフォンに専用のアプリケーションをインストールすることで、この機能を有する車両に対してスマートフォンをデジタルキーとして使用可能。スマートフォンを携帯していれば画面操作なしでロック、アンロック、エンジンスタートができ、所有するデジタルキーに対応した車が複数ある場合でも1台のスマートフォンだけで操作できる。スマートフォン間でデジタルキーの受け渡しが可能なため、家族や友人間で離れた場所での車両の貸し借りも容易に行える。
Advanced Park リモート機能付き 画面表示や音声・ブザー音による操作案内および、ハンドル、シフトポジション、アクセルとブレーキ操作を行うことにより、画面上で確認した目標駐車位置付近への後退駐車や縦列駐車からの出庫のアシスト。更に専用スマホアプリを用意されており車外から遠隔操作をして駐車を行うことが可能。
レクサス 新型「LBX」グレードについて
グレードでは「URBAN」「RELAX」「COOL」「Bespoke Build」「ELEGANT」「ACTIVE」の全6グレードがある。2023年日本モデルでは「COOL」「RELAX」「Bespoke Build」の3グレードのみの発売となる。
グレード | エンジン | 駆動方式 | 価格(10%) |
---|---|---|---|
LBX COOL | 直3 1.5L+ モーター +Direct Shift-CVT | 2WD | 4,600,000円 |
LBX COOL | 直3 1.5L+ モーター +Direct Shift-CVT | 4WD | 4,860,000円 |
LBX RELAX | 直3 1.5L+ モーター +モーターTHSⅡ (ハイブリッド) | 2WD | 4,600,000円 |
LBX RELAX | 直3 1.5L+ モーター +モーターTHSⅡ (ハイブリッド) | 4WD | 4,860,000円 |
LBX Bespoke Build | 直3 1.5L+ モーター +モーターTHSⅡ (ハイブリッド) | 2WD | 5,500,000円 |
LBX Bespoke Build | 直3 1.5L+ モーター +モーターTHSⅡ (ハイブリッド) | 4WD | 5,760,000円 |
レクサス 新型「LBX」スペック について
電動化技術をさらに磨き上げた新開発HEVシステムを採用、高効率な直列3気筒 1.5L エンジンと、モーター出力を向上したコンパクトなトランスアクスル、高い電池出力のバイポーラ型ニッケル水素電池を搭載するハイブリッドモデルを設定。エンジンの最高出力67kW(91PS)/5500rpm、最大トルク120Nm(12.2kgfm)/3800-4800rpmを発生。フロントモーターは最高出力69kW(94PS)、最大トルク185Nm(18.9kgfm)、リアモーターは最高出力5kW(6PS)、最大トルク52Nm(5.3kgfm)を発生。
スペック | LBX |
---|---|
全長 | 4,190mm |
全幅 | 1,825mm |
全高 | 1,545mm |
ホイール ベース | 2,580mm |
タイプ | ハイブリッド |
エンジン | 直3 1.5L+ モーター |
最高出力 | 67kW(91ps)/ 5,500rpm |
最大トルク | 120Nm(12.2kgfm)/ 3,800-4,800rpm |
モーター 最大出力 | フロント:67kW(94ps) リヤ:5kW(6ps) |
モーター 最大 トルク | フロント:185Nm(18.9kgm) リア:52Nm(5.3kgm) |
システム 最高出力 | 136ps(100kW) |
システム 最大トルク | 185Nm (136 lb-ft) |
WLCT モード燃費 | 27.7km/L(2WD) 26.2km/L(4WD) |
駆動方式 | 2WD/4WD (E-Four) |
乗車定員 | 5名 |
駆動方式 | 電気式 無段階変速機 |
価格 | 4,600,000円~ 5,760,000円 |
新型「LBX」 VS「ヤリスクロス」エンジン 比較
1.5 L エンジン+新型ハイブリッドシステムを搭載。新型は大型の電気モーターと改良されたソフトウェアを備えた新しいトランスアクスルを備えている。システム最高出力は116ps(85kW)→136ps(100kW)に増加し、新しいモーターのトルクは141Nm (104 lb-ft) →185Nm (136 lb-ft) と30%増加。
スペック | ヤリスクロス (日本モデル) | レクサス LBX |
---|---|---|
エンジン | 直3 1.5L+ モーター M15A-FXE型 | 直3 1.5L+ モーター |
最高出力 | 67kW(91ps)/ 5,500rpm | 67kW(91ps)/ 5,500rpm |
最大トルク | 120Nm(12.2kgfm)/ 3,800-4,800rpm | 120Nm(12.2kgfm)/ 3,800-4,800rpm |
モーター 最高出力 | フロント: 59kW(80ps) リヤ: 3.9kW(5.3ps) | フロント: 67kW(94ps) リヤ: 5kW(6ps) |
モーター 最大トルク | フロント: 141Nm(14.4kgm) リア: 52Nm(5.3kgm) | フロント: 185Nm(18.9kgm) リア: 52Nm(5.3kgm) |
システム 最高出力 | 116ps(85kW) | 130ps(96kW) |
システム 最大トルク | 141Nm (104 lb-ft) | 185Nm (136 lb-ft) |
トランス ミッション | 電気式 無段階変速機 | 電気式 無段階変速機 |
駆動方式 | 2WD 4WD (E-Four) | 2WD 4WD (E-Four) |
WLTCモード燃費 | 30.8km/L(2WD) 28.7km/L(4WD) | 27.7km/L(2WD) 26.2km/L(4WD) |
価格(10%) | 2,284,000円~ 2,815,000円 | 4,600,000円~ 5,760,000円 |
まとめ
日本モデルの「ヤリスクロス」と新しく発表されたレクサスの「LBX」とプラットフォームやエンジンを共有している面が多くやはりデザインの良さから日本で販売すれば話題となることは間違いない。それにしてもトヨタの商品力の高さに本当に驚くばかりだ。SUVモデルとして考えたときに、日本の道路事情を考えながらも高級感のある車種を求める日本人は多くいることが予想されるため、すごい販売力となりそうだ。
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トヨタニュースリリース
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/39233145.html