トヨタは、クロスオーバーSUV「RAV4」の一部改良を行い、2024年11月に発売する予定です。今回の改良では、特別仕様車の「BLACK Edition」と「GR SPORT」が追加されます。どのような進化を遂げているのか、徹底解説します。
トヨタ 新型「RAV4」一部改良 2024年モデル について
2024年モデルの「RAV4」では、特別仕様車として「Black Edition(ブラックエディション)」を追加します。また、ハイブリッドエンブレムを新デザインの「HEV」に変更し、一部改良により仕様変更や原材料価格の高騰などに伴い、メーカー希望小売価格やメーカーオプション価格を改定し、グレードも改定します。
さらに、2024年の日本モデルには「GR SPORT」グレードを採用する可能性が高いです。欧州トヨタは、新型「RAV4」の一部改良モデルに「GR SPORT」を追加し、2022年10月7日に発表しました。過去のトヨタ車では、「GR SPORT」グレードが海外モデルから先に発表され、日本でも採用されるケースがいくつかあります。例えば、「ハイラックス」は2018年11月6日にサンパウロモーターショー2018で「ハイラックス GR SPORT」が発表され、その後、2021年10月8日に日本でも「ハイラックス Z“GR SPORT”」が追加されました。
現在、「ヤリス」「ヤリス クロス」「アクア」「カローラ」「C-HR」「ハイラックス」のモデルで「GR SPORT」グレードが展開されており、それが「RAV4」にもあることは不思議ではありません。
現時点では具体的な情報は入っていませんが、以前から「GR SPORT」グレードの追加が噂されています。情報が入り次第、お伝えします。
トヨタ 新型「RAV4」一部改良 特別仕様車「BLACK Edition(ブラックエディション)」について
RAV4の特別仕様車「Black Edition」は実は欧州モデルでは既に販売されており、ミッドナイトブラックのボディに、ブラックのフロントグリル、ロアグリルとバンパー、ドアミラーケーシング、スキッドプレート、リアガーニッシュとスポイラー19インチグロスブラックアロイホイール、グレーのステッチを施した、黒の高品質合成皮革シートを採用しています。
トヨタ 新型 RAV4 GR SPORT について
「RAV4 GR SPORT」はハイブリッドモデル(直列4気筒 2.5L直噴エンジンD-4S+モーター(THSⅡ))を採用、エクステリアはワイド&ローのスタンスを追求することで、知的でスポーティ、かつアグレッシブなフォルムに。GR専用フロントバンパー、GR専用ラジエーターグリル、GR専用アッパーグリル/GR専用フードモール、GR専用LEDイルミネーションビーム、GR専用リヤバンパー、GR専用バックドアガーニッシュ、GR専用リヤコンビネーションランプ、専用エンブレム、GR専用19インチアルミホイル&タイヤを採用しています。
インテリアは、内装色はブラック、本革巻きステアリングホイール(シルバーステッチ・ブラック塗装)、GR専用フロントスポーティシート、アームレスト付センターコンソールボックス(シルバーステッチ)、GR専用本革巻きシフトノブ、GR専用パワースイッチ(レッド/GRロゴ付)、アルミペダル(アクセル・ブレーキ)、フロントドアスピーカーリング(メッキ加飾)、GR専用フロアマットなどを採用しています。
前方部と中心部から後方部にかけてブレースを追加。ベース車が持つ低重心による運動性能の良さをさらに向上させるため、最も効果的なブレース補強を実施。特にフロアセンターブレースはフロア骨格とリヤサス取付部を結合することにより、操舵時のリヤタイヤ応答性を大幅に向上させ、気持ちのいいハンドリングを実現します。
ドア開口部とロッカーフランジにスポット溶接を10点追加。本体であるメーカーにしかできないスペシャルチューニング。車両組み立ての過程で、ドア開口部とロッカーフランジに溶接点を追加し、ボディ剛性を内部から強化。高速走行やコーナリング時での安定感と安心感を向上させ、サスペンションやタイヤのポテンシャルを最大限に引き出せるボディになっています。
イルスプリングのバネレートを強化。フロントのバネレートを強化することで、車体の動きを抑制し、ステアリングレスポンスと安定性を向上。さらにボディの補強と足回り変更にともない、乗り心地を犠牲にしないようアブソーバーを最適にセッティング。FFコンパクトハイブリッドならではの、スポーティで軽快な走りに対応できる減衰力とスプリングレートにチューニングすることで、優れた車両応答性と乗り心地を実現しています。
トヨタ 新型「RAV4」一部改良 スペック について
スペック | RAV4 ハイブリッド | RAV4 |
---|---|---|
全長 | 4,600mm~4,610mm | 4,600mm~4,610mm |
全幅 | 1,855mm~1,865mm | 1,855mm~1,865mm |
全高 | 1,690mm | 1,690mm |
ホイールベース | 2,690mm | 2,690mm |
エンジン | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S +モーター(THSⅡ) | 直列4気筒2.0L 直噴ガソリンエンジン |
最高出力 | 131kW(178ps)/ 5,700rpm | 126kW(171ps)/ 6,600rpm |
最大トルク | 221Nm(22.5kgm)/ 3,600-5,200rpm | 207Nm(21.1kgf・m)/ 4,800rpm |
フロントモーター 最大出力 | 88kw(120ps) | – |
フロントモーター 最大トルク | 202Nm(20.6kgm) | – |
リアモーター 最大出力 | 40kW(54ps) | – |
リアモーター 最大トルク | 121Nm(12.3kgfm) | – |
システム出力 | E-Four:163kW(222ps) 2WD:160kW(218ps) | – |
トランス ミッション | 電気式 無段変速機 | Direct Shift -CVT |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー | – |
駆動方式 | 2WD/4WD(E-Four) | 2WD(FF)/4WD |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
WLTCモード燃費 | 20.6km/L~ 21.4km/L | 15.2km/L~ 15.8km/L |
スペック | RAV4 PHV |
---|---|
全長 | 4,600mm~4,610mm |
全幅 | 1,855mm~1,865mm |
全高 | 1,690mm |
ホイールベース | 2,690mm |
エンジン | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S +モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 130kW(177ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 219Nm/3,600rpm |
フロントモーター 最大出力 | 134kW(182ps) |
フロントモーター 最大トルク | 270Nm |
リアモーター 最大出力 | 40kW(54ps) |
リアモーター 最大トルク | 121Nm(12.3kgfm) |
システム出力 | E-Four:225kW(306ps) |
トランス ミッション | 電気式無段変速機 |
バッテリー | リチウムイオン バッテリー 18.1kWh |
駆動方式 | 4WD (E-Four) |
乗車定員 | 5名 |
最小回転半径 | 5.5m |
車両重量 | 1,900Kg |
WLTCモード燃費 | 22.2㎞/L |
EV航続距離 | 95km/L |
トヨタ 新型「RAV4」一部改良 2024年モデル 価格グレードについて
RAV4ハイブリッドモデル グレード
モデル | 駆動方式 | 価格(10%) |
---|---|---|
HYBRID X | 2WD | 3,538,000円 |
E-Four(4WD) | 3,791,000円 | |
HYBRID Adventure | E-Four(4WD) | 4,303,000円 |
HYBRID G | E-Four(4WD) | 4,304,000円 |
Adventure “OFFROAD packageⅡ” | E-Four(4WD) | 4,503,000円 |
RAX4ガソリンモデル グレード
モデル | 駆動方式 | 価格(10%) |
---|---|---|
X | 2WD | -円 |
4WD | 3,169,000円 | |
Adventure | 4WD | 3,684,000円 |
Adventure “OFFROAD packageⅡ” | 4WD | 3,884,000円 |
G | 4WD | 3,666,000円 |
GZ package | 4WD | 3,884,000円 |
RAV4 PHV グレード
モデル | 駆動方式 | 価格(10%) |
---|---|---|
Z | 4WD (E-Four) | 5,633,000円 |
編集部から一言
トヨタにとって「RAV4」は日本市場においてコンパクトSUVという存在であり販売力の高い車種である。今回は「GR SPORT」のラインナップとなるが、2022年の大幅改良や特別仕様車「Adventure“OFFROAD packageⅡ”」のラインナップに加えて「GR SPORT」という新たな選択肢を追加することで更に商品的な魅力と選択しを手に入れることができるのですばらしいですね。
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