フォルクスワーゲンは新型「T-Cross」 Bクラス クロスオーバーSUVを2018年10月25日に発表した。英国では既に販売をスタート。日本では導入記念特別仕様の「T-Cross TSI 1st」、装備の充実を図った「T-Cross TSI 1st Plus」を2020年1月27日に発売した。新型「T-Cross」ティザーサイトを公開している。英国価格:16,995ポンド〜23,555ポンド(約250万〜345万円)。
新型T-Cross について
ベースとなる車種は新型「ポロ」である。2018年10月2日~14日に開催予定のパリモーターショー2018にて新型「T-Cross」の量産モデルを正式発表した。2019年3月7日に開催されるジュネーブモーターショー 2019にて新型「T-Cross」公開。
フォルクスワーゲンは新型クロスオーバーSUVとして「T-Cross Concept」を2016年3月1日から開催のジュネーブモーターショー2016 にて正式発表した。これがポロをベースとした新型 Bクラス クロスオーバーSUVだ。モジュール化されたMQBプラットフォーム(モジュラー・トランスバース・マトリックス)を採用する。このプラットフォームでフォルクスワーゲン ゴルフVII,ヴァリアントとアウディA3,TTなど採用される。
新型T-Cross インテリア
新型ポロと同様に、デジタルメーターや8インチタッチスクリーンインフォテイメントシステムを採用。Beatsサウンドシステムも選択することができる。
新型T-Cross MQBプラットフォーム採用
従来、プラットフォームはセグメントごとに開発・生産されてきたが、MQBはセグメントの枠を超えて共通部品を増やし、生産コストと車両価格の抑制、主要技術の共有、そして最高水準の強度の確保を実現させることを目的に開発された。MQBの特徴のひとつとして、すべてのエンジンを同じ位置に搭載出来ることが挙げられる。動力源はこの戦略によって「モジュラー ガソリン エンジン システム(MOB)」「モジュラー ディーゼル エンジン システム(MDB)」の2種類に大別されるが、そのすべてを同じ搭載位置とすることで、エンジンやギアボックスのバリエーションが約90 %削減可能となる。また、上記2種の内燃エンジンに加え、天然ガス、ハイブリッド、EVにいたるまで、それらのユニットを内燃エンジンと同じ位置に搭載することも可能となっている。新型ポロ同様に軽量設計の「MQB A0 プラットフォーム」を採用し、高い衝突安全性と重量の削減行う。
新型T-Cross ボディサイズ
サイズ | T-Cross |
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全長 | 4,110mm |
全幅 | 1,790mm |
全高 | 1,560mm |
ホイールベース | 2,560mm |
サイズ | 新型ポロ |
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全長 | 4,060mm |
全幅 | 1,750mm |
全高 | 1,450mm |
ホイールベース | 2,550mm |
新型T-Cross 採用エンジン
エンジン | 直列4気筒1.5L ターボエンジン 1.5 TSI |
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最高出力 | 150ps |
駆動方式 | 2WD/4WD |
トランスミッション | 7速デュアルクラッチ トランスミッション"DSG" |
エンジン | 直列4気筒1.6Lディーゼルターボ 1.6 TDI |
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最高出力 | 95ps |
駆動方式 | 2WD/4WD |
トランスミッション | 7速デュアルクラッチ トランスミッション"DSG" |
エンジン | 1.0L 3気筒ターボエンジン 1.0 TSI |
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最高出力 | 110hp |
最大トルク | 175Nm |
トランスミッション | 7速デュアルクラッチ トランスミッション"DSG" |
駆動方式 | 2WD/4WD |
5L/100kmという良好な燃料消費量により、10.6ガロンのガソリンタンク満タンで理論上800kmもの走行が可能な高い効率性を実現。
T-Cross Concept
サイズ | T-Cross Concept |
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全長 | 4,133mm |
全幅 | 1,798mm |
全高 | 1,563mm (ソフトトップを閉じた状態) |
ホイールベース | 2,565mm |
今後新しい情報が入り次第お伝えします。
フォルクスワーゲン 新型 T-Cross 導入記念特別仕様「T-Cross TSI 1st」2020年1月27日発売
T-Cross