トヨタは新型カローラと新型レビンのPHV プラグインハイブリッドモデルを中国では2019年に発売する。EV走行距離は50km以上を想定しており、トヨタ初の海外生産となるPHVとして、2019年より中国での現地生産を開始する予定。2018年4月25日~5月4日に開催される北京モーターショー2018にて新型カローラ、新型レビンのPHV プラグインハイブリッドモデルを世界初公開した。
新型カローラ、新型レビンのPHV プラグインハイブリッドモデルについて
トヨタは、中国で環境車の普及を目指し、2005年から、日本以外で初となるプリウス生産を開始。ハイブリッドの国産化を中心とした環境技術の現地化推進のため、2010年「トヨタ自動車研究開発センター(中国)有限会社」を設立。2011年には、主要ハイブリッドユニットの現地生産会社として、「新中源トヨタエナジーシステム有限公司」(ハイブリッド用電池製造会社)、「トヨタ自動車(常熟)部品有限会社」(ハイブリッド用トランスアクスルの製造会社)を設立し、ハイブリッドユニットの生産準備に取り組んできた。
その結果、2015年秋に、初の中国産ハイブリッドユニットを搭載した「カローラハイブリッド」「レビンハイブリッド」の販売を開始し、受注台数は、累計で約4万台となっている。今後は、ハイブリッド車の普及を推進していく一方で、そこで培った国産ハイブリッド技術を活かし、国産PHVの開発にも取組み、2018年に「カローラ」「レビン」へのPHV導入を目指す。
トヨタでは、2012年1月から「プリウスPHV」を販売しており、日米欧を中心に、2016年3月末現在までに、累計約7万5千台を販売している。新型「プリウスPHV」も、本年秋から、日米欧で販売を予定している。中国では、量販車種である「カローラ」と「レビン」にPHVを設定し、中国でも「次世代環境車の柱」であるPHVの販売開始により、環境車のさらなる普及を目指していく。衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」も搭載したモデルとなる。
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トヨタニュースリリース