トヨタの2ドアスポーツクーペ「GRスープラ」は、BMW「Z4」と共同開発によって実現した車です。米国メディアのCARSCOOPやAUTONEWSは現行の「GRスープラ」「Z4」が2026年に生産終了すると報じています。
GRスープラの今後について
AUTONEWSがトヨタにGRスープラの将来について尋ねたところ、「現時点で発表できることはない」という返答がありました。しかし、さらに情報を求めると、トヨタ自動車北米グループ副社長のデイブ・クリスト氏は「BMWとの提携は成功している」と答え、さらに「次に何をするか検討している」と述べました。クリスト氏は「何かを作りたいなら、その方法を考えるでしょう」とも語りました。これは、トヨタが将来のスープラを単独で開発する可能性を示唆していますが、その実現は難しいかもしれません。
GRスープラ 米国での販売台数減少も影響している
米国におけるGRスープラの販売台数は年々減少しており、2021年には6,830台が売れました。しかし、2022年には4,952台に減少し、2023年にはさらに落ち込んで2,652台となりました。これにより、スープラの売上は2022年から約50%減少しています。
元となるBMW Z4の販売台数も米国で減少しており、発売当初の2019年には2,941台が売れましたが、2023年には1,881台しか販売されていません。この減少はさらに深刻で、今後も続けば生産継続が厳しい状況になると考えられます。
編集部から一言
今回の報道は非常に残念な内容です。「GRスープラ」とBMW「Z4」共に、販売台数の減少により生産継続が難しくなっています。特にBMWが「Z4」の生産を終了すれば、「GRスープラ」も自動的に生産終了となってしまう可能性が高いです。
トヨタがゼロから「GRスープラ」を開発するには、膨大なコストと時間がかかります。このままでは、2026年頃に生産が終了することも現実味を帯びてきています。個人的には、2026年にスープラをトヨタとしてフルモデルチェンジをしてほしいと思ってしまうところです。今後の動向について、新しい情報が入り次第お知らせいたします。