トヨタは新型「ライズ」の一部改良となるマイナーチェンジを行い2021年11月1日発売。新たにハイブリッドグレード 「e-SMART HYBRID」ハイブリッド車に 「電動パーキングブレーキ」「オートブレーキホールド」 を装備。同様のハイブリッドシステムやコンパクトSUVとして競合車種となるだろう日産は新型コンパクトSUV 「キックス e-POWER」を日本にて2020年6月30日発売。スペックを元に競合比較してみた。
新型ライズ ハイブリッド について
ハイブリッドシステムは「e-SMART HYBRID」を採用。新開発の1.2L 直3気筒 エンジン(WA-VEX)+モーターを搭載。このエンジンにはロングストロークを採用し⾼効率な速燃焼を実現する「⾼タンブルストレートポート」により最⼤40%という⾼い熱効率を実現。 エンジンは発電専用。その電力を使用し100%モーターで走行するシリーズハイブリッド方式を採用。 WLCTモード燃費28.0km/L(2WD)と驚異的な燃費る、1.0L 直3気筒ターボエンジンと比較するとWLCTモード燃費18.6km/Lであるためハイブリッドエンジンを搭載することで燃費においては申し分ないだろう。さらに走りは 1.5L エンジンクラスの走りが可能。走行モード「スマートペダル(S-PDL)」を設定。ボディの随所に遮音材や制振材の最適配置、ロードノイズと風切り音を低減。ガソリンモデルでは新たに新開発の1.2L 直3気筒 エンジン(WA-VE) を2WDに採用しWLTCモード 20.7km/Lの低燃費を実現、4WDモデルは従来の 1.0L 直3気筒ターボエンジン が採用された。最上位グレード「Z」とハイブリッド車に 「電動パーキングブレーキ」「オートブレーキホールド」 を装備。 予防安全機能「スマートアシスト」を全車標準装備化し夜間の対歩行者検知を可能とした衝突警報及び衝突回避支援機能や標識認識機能(進入禁止/最高速度/一時停止)を追加した。
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日産 新型 キックス について
新型「セレナ」同様に大型Vモーショングリル「ダブルVモーショングリル」を採用しブーメラン型ヘッドライト、ユニークなフローティングルーフ、力強いボディ形状といった、ニッサンデザインの特徴を多く取り入れています。更に、横長のLEDフォグランプを搭載し、ヘッドランプは、特徴的なブーメラン形状をより際立たせる繊細な造りとした。
LEDヘッドランプとBoomerang LEDシグネチャーターンライト、LEDデイタイムランニングライト、フォローミーホームヘッドライト、LEDリアコンビネーションライトが組み込まれている。ボディカラーは、モノトーン9色、ツートーン4色からなる全13種類の豊富なカラーバリエーションを用意。
インテリアのデザインは新型マイクラ(日本名:マーチ)とほぼ共通デザインとなる。新しいインストルメントパネル、インフォテインメントスクリーン、ステアリングホイール、シートに対応するために作成されました。スタイリッシュな総合的なインフォテインメントシステムを内蔵する中央に取り付けられた7.0インチフルカラーディスプレイが支配。「電動パーキングブレーキ&ホールド」を採用。
運転支援技術「プロパイロット」を全車標準装備。「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」「踏み間違い衝突防止アシスト」「アダプティブハイビームアシスト/ハイビームア」「後退時車両検知警報 RCTA」「インテリジェントLI /LDW(車線逸脱警報)」を採用。
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日産 新型 キックス コンパクトSUV 日本 2020年6月24日発売
トヨタ 新型 ライズ VS 日産 新型 キックス ボディサイズ比較
キックスの方が大きく、全長+295mm、全幅+195mm、全高+20mmとなる。ヤリスクロスは、ホイールベース+165mmとなっている。
スペック | 新型ライズ | 新型キックス |
---|---|---|
全長 | 3,995mm | 4,290mm |
全幅 | 1,695mm | 1,760mm |
全高 | 1,620mm | 1,610mm |
ホイールベース | 2,525mm | 2,620mm |
トヨタ 新型 ライズ VS 日産 キックス ハイブリッドモデル比較
スペック | 新型ライズ | 新型キックス |
---|---|---|
エンジン | 1.2L 直列3気筒 エンジン +モーター | 1.2L 直列3気筒 DOHC +モーター (e-POWER) |
最高出力 | 60kW(82ps)/ 5,600rpm | 60kW(82PS)/ 6,000rpm |
最大トルク | 105Nm(10.7kgfm)/ 3,200-5,200rpm | 103Nm(10.5kgm)/ 3,600-5,200rpm |
モーター 最高出力 | 78kW(106ps) | 95kW(129PS)/ 4,000-8,992rpm |
モーター 最大トルク | 170Nm(17.4kgm) | 260Nm(26.5kgm)/ 500-3,008rpm |
トランス ミッション | e-SMART HYBRID システム | エクストロニック CVT (無段変速機) |
駆動方式 | 2WD (FF) | 2WD (FF) |
WLTCモード 燃費 | 28.0km/L | 21.6km/L |
価格(10%) | 2,163000円〜 2,328,000円 | 2,759,900円〜 2.869,900円 |
最後に一言
新型キックスはe-POWERを搭載しWLTCモード燃費21.6km/Lと素晴らしい燃費を兼ね備えている、ライズがWLTCモード燃費 28.0km/Lに軍配があがる。価格面でもライズの方が圧倒的に安い。
e-POWERは「ライズ」のハイブリッドシステムと同じ電気モーターのみを駆動動力としており充電いらずの電気自動車であり「ノート」や「セレナ」でも実績と人気のあるパワートレインである。デザインは好き好きがあるのでなんとも言えないが「キックス」のライバル車種となることは間違いなさそうだ。
ライズ
キックス