レクサスは新型EVモデル「RZ」のラインナップにパフォーマンスモデル「RZ F」を新たに追加する予定だ。米国特許商標庁(USPTO)で2024年2月1日「RZ F」の商標登録を出願している。日本では現在の「RZ450e」「RZ300e」のみ発売されているが、LEXUSは米国特許商標庁(USPTO)に「RZ350e」「RZ500e」「RZ550e」の商標登録を出願している。
レクサス 新型「RZ F」はどの様なモデルか?
レクサスでは「F」や「F SPORT」が存在するがその中でもサーキットで磨かれた「F」はレクサスが目指すハイパフォーマンスモデルの証であり、富士スピードウェイをはじめ世界のサーキットや道で鍛え抜いたモデルを指す。レクサスでは現在「F」モデルは「RC F」のみであり、それ以外は「LS500 F SPORT」「LS500h F SPORT」「RX500h F SPORT Performance」「IS500 F SPORT Performance」「NX350h F SPORT」「NX350 F SPORT」「NX450h+ F SPORT」「RC300h F SPORT」などがあるが今回明らかになった新たな「F」が電気自動車モデルの「RZ F」だというのは驚きである。しかし、電気自動車モデルだからこそモーターの力でガソリンエンジンにはない速さが出せることは間違いない。現在、世の中で0-100km/h最速なのは電気自動車モデルだ。
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2024年1月12日~1月14日に幕張メッセ開催される「東京オートサロン2024」にTOYOTA GAZOO Racing(TGR)ブース(東8ホール)出展されたバッテリーEV専用モデル「RZ450e」に特別仕様車「RZ450e “F SPORT Performance”を」を設定し、100台限定で抽選販売。2024年3月下旬の発売を予定であるが、このカスタマイズがベースとなりより磨きをかけたモデルとなる可能性がたかいだろう。
レクサス 新型 「RZ450e」100台限定 特別仕様車“F SPORT Performance”を設定
レクサス 新型 「RZ450e」100台限定 特別仕様車“F SPORT Performance”について
特別仕様車“F SPORT Performance”は、2023年1月の「東京オートサロン2023」へ出展した、コンセプトモデル「RZ SPORT CONCEPT」をベースとした、カーボンニュートラル社会の実現に貢献するBEVで、走りの楽しさを追求した特別仕様車。エアレース・パイロットの室屋 義秀選手、レーシングドライバーの佐々木 雅弘選手とともに、空力と走りの性能を鍛え上げ、機能に根差したデザインを具現化した。
空力開発は室屋 義秀選手(LEXUS PATHFINDER AIR RACING)と行いました。室屋 義秀選手との技術交流から得られた知見を活かし、航空機に用いられている空力技術を応用したカーボンウイング、カーボンターニングベインなど17点の専用エアロパーツを採用。ダウンフォースを増加させるなど、より高い空力性能を実現。足回りでは、21インチアルミホイールを装着、コイルスプリングやショックアブソーバーを専用チューニング。佐々木 雅弘選手と共にToyota Technical Center Shimoyamaで徹底的に走り込み、走行性能を鍛え上げることで、妥協のない走りを実現。
エクステリアカラーには、光と影が織りなす静寂の銀世界から着想を得た「HAKUGIN(白銀)」とブラックのコントラストが際立つボディに、ブルーのアクセントを配した。きめ細やかな粒子感で美しい造形を際立たせるマットホワイトの新たな質感を追求するとともに、BEVのクリーンさを想起させるブルーのアクセントカラーを取り入れることで、スポーティな印象を際立たせている。インテリアには、新たに設定したブラックとブルーの専用インテリアカラーと、ブルーステッチが施されたウルトラスエード®のシートを設定。エクステリア、インテリアのトータルコーディネートでスポーティなスタイルを表現。
レクサス 新型 「RZ450e」100台限定 特別仕様車“F SPORT Performance” 主要装備について
エクステリア
- 21インチアルミホイール(ENKEI製マットブラック塗装)
- ブルーブレーキキャリパー(フロントLEXUSロゴ)
- カーボンフードバルジ
- カーボンスポイラー(フロントロア・フロントサイド・リヤロア)
- カーボンルーフ
- カーボンウイング(ルーフ・リヤ)
- カーボンターニングベイン(フロント・リヤ)
- 特別仕様車専用オート電動格納式ドアミラー(ブラック+ブルーアクセント[広角・運転席自動防眩・リバース連動チルトダウン・メモリー・ヒーター付])
- 特別仕様車専用エクステリアカラー : ブラック&HAKUGIN(白銀)
インテリア
- シート表皮 : ウルトラスエード®(ブラック+ブルーステッチ)
- 合成皮革ステアリング(ブラック+ブルーステッチ/“F SPORT Performance”エンブレム付[パドルシフト付])
- ダイヤル式シフト(ブラック+ブルーアクセント)
- インストルメントパネル(ブルーアクセント)
- スカッフプレート(“F SPORT Performance”専用ロゴ)
- アルミ製スポーツペダル&フットレスト
レクサス 新型 「RZ450e」100台限定 特別仕様車“F SPORT Performance” スペック について
スペック | RZ450e 特別仕様車 “F SPORT Performance” |
---|---|
全長 | 4,860mm(+55) |
全幅 | 1,965mm(+70) |
全高 | 1,625mm(-10) |
ホイールベース | 2,850mm |
タイヤサイズ | 255/40R21 295/35R21 |
トレッド | フロント : 1,660mm(+50) リヤ : 1,660mm(+40) |
総電力 | 71.4kWh |
急速充電規格 | CHAdeMO |
最高出力 | フロント: 201hp (150kW/204PS) リヤ: 107hp (80kW/109PS) |
最大トルク | フロント: 266Nm(27.1kgm) リヤ: 169Nm(17.2kgm) |
レクサス 新型 「RZ450e」100台限定 特別仕様車“F SPORT Performance” 価格 について
グレード | 駆動 方式 | 価格 (10%) |
---|---|---|
RZ450e 特別仕様車 “F SPORT Performance” | AWD | 11,800,000円 |
レクサス カスタムモデル「RZ SPORT CONCEPT」
レクサスは、バッテリーEV専用モデル新型「RZ」をベースにしたカスタムモデル「RZ SPORT CONCEPT」を2023年1月13日に開幕した「東京オートサロン2023」において初公開した。
カーボンニュートラル社会の実現に貢献しながら、バッテリーEVならではの走りやカスタマイズの楽しさを追求した「RZ SPORT CONCEPT」を出展。LEXUS初のバッテリーEV専用モデル「RZ」をベースに、車両前後に150kwの高出力モーターを搭載することでより一層パワフルな走行性能を目指した、車高を35mmローダウン、さらに専用のエアロパーツ、インチアップタイヤ、4座フルバケットシートを装着。RZの開発に携わってきたレーシングドライバー佐々木 雅弘選手監修の下、走行性能の向上やカスタマイズする楽しさをご提案するモデル。
エクステリアカラーには、真っさらで濁りのない純白をベースに、光を纏うことで繊細に輝く質感を追求した「HAKUGIN」を採用する、バッテリーEVのクリーンさと、走行性能の高さを想起させるブルーのアクセントカラーを取り入れる。
レクサス 新型 RZ について
電動化技術がもたらすLEXUSらしいクルマをデザイン、走行性能で体現し、BEVを軸とするブランドへの変革の起点となるモデル。BEV専用プラットフォーム(e-TNGA)採用、バッテリーやモーターの最適配置による理想的な慣性諸元や、軽量かつ高剛性なボディの実現により、車両の基本性能を大幅に進化。ドライバーの意図に忠実な車両コントロールを可能にしたステアリング制御とステアバイワイヤシステム採用。直感的で簡便な操作を実現した「ダイヤル式シフト」をレクサス初採用した。
e-TNGAの考え方に基づくBEV専用プラットフォームを採用
トヨタ、SUBARUで共同開発したe-TNGA BEV専用プラットフォームを採用。BEV (バッテリー電気自動車) ならではの要件を盛り込み、低重心・高剛性化したプラットフォームにより、BEVだからという以前に、一台のクルマとして魅力のある、滑らかで意のままになる走行性能と、本格SUVとしての走破性を追求。
従来車から乗り換えても、安心して安全にお乗りいただける性能に拘り抜き、実用上、特に冬場の航続距離の確保や、世界トップレベルの電池容量維持率(10年後90%)を目標とし、安心して長く使えるBEVを目指した。
主要骨格部位にホットスタンプ材、高張力鋼板を用いた軽量・高剛性なボディ構造を採用。モーター、トランスアクスル、インバーターを一体化したe-Axleを採用。充電機能と電力分配機能を集約したElectricity Supply Unit(ESU)を採用。AWD技術「DIRECT4」を採用。WLTCモード航続距離約450kmとなる。
レクサス 新型 RZ エクステリアについて
エクステリアはフロントデザインは次世代のレクサスデザインを採用し、スピンドルグリルは新型「ISシリーズ」や「NXシリーズ」同様のヘッドライト内に入ったデザインを採用、内燃機関の冷却などの必要がないBEVの機能的な進化や更なる空力性能向上を目指し、「スピンドルボディ」という塊感のあるボディと一体となった造形とした。ボディサイズは全長4,805mm、全幅1,895mm、全高1,635mm、ホイールベース2,850mmとした。
アルミホイールは18インチもしくは20インチの3種類のデザインを採用する。
新型「NX」「bZ4X」「RZ」と比較したボディサイズの違い
トヨタ 新型「bZ4X」 はレクサス新型「NX」とボディサイズは同じぐらいのサイズではあるがホイールベースが160mmも長くなっている。ホイールベースが伸びていることにより広い室内空間を実現する。「RZ450e」は他のモデルよりも全長と全幅が大きくそれでいて全高が低く設定されており、大きく低く見える印象だ。
サイズ | 新型NX | 新型bZ4X | 新型RZ450e |
---|---|---|---|
全長 | 4,660mm | 4,690mm | 4,805mm |
全幅 | 1,865mm | 1,860mm | 1,895mm |
全高 | 1,640mm | 1,650mm | 1,635mm |
ホイールベース | 2,690mm | 2,850mm | 2,850mm |
最小回転 半径 | 5.7m | 5.7m | 5.7m |
レクサス 新型 RZ インテリアについて
インテリアでは新型NXに採用される「インストルメントクラスター」や14インチ大型「ディスプレイオーディオ」とほぼ同じモノが採用され、走りの楽しさを最大化させるコックピットや居心地の良い室内を彩るドアパネルに派手なパターンのアンビエントイルミネーションとインテリアカラーを採用。更に、通常のステアリングホイールに加えヨーク型ステアリングホイールを採用している。LEXUSのDNAである静粛性の高い空間と音作りの両立させた。開放的な空間づくりに寄与するパノラマルーフや、LEXUS初採用の輻射熱ヒーターを含めた空調の協調制御による高効率な暖房システムが、快適な室内空間を提供。
レクサス 新型EV 「RZ350e」「RZ500e」「RZ550e」商標登録で明らかに さらにラインナップを追加する
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