ホンダは7人乗り最上級ミニバン「エリシオン」のフルモデルチェンジを行い日本にて2023年11月発売する。「エリシオン」の日本モデルは2013年10月31日に日本国内での生産、販売が終了。中国など海外ではフルモデルチェンジが行われ販売が継続している。日本では現在ホンダとしてミニバンのラインアップがなく「オデッセイ」が2021年12月24日生産終了。約27年の日本市場の歴史に幕を閉じた。通算3代目、日本では2代目となる「エリシオン」を「オデッセイ」の代わりとして復活を果たすことになる。
ホンダ 新型 エリシオン フルモデルチェンジ について
中国で生産する上級ミニバンを輸入すると2022年12月9日に日刊工業新聞が報じている。ホンダのミニバンは「オデッセイ」と「エリシオン」しかない。更に現在い発売されている中国の2代目「エリシオン」はほぼ日本で発売されていた「オデッセイ」であること、更に2016年1月9日発売開始されており、2023年に中国でフルモデルチェンジを果たし最上級大型ミニバンとなる3代目「エリシオン」を日本モデルとして逆輸入することになるだろう。
ホンダ 新型 エリシオン フルモデルチェンジ エクステリア について
通算3代目、日本では2代目となる新型「エリシオン」のエクステリアデザインは最終モデルの「オデッセイ」に近いデザインを採用。フードに厚みを増し、グリルが大型化され、ヘッドライトを薄型化。先代よりも全長、全高を上げて室内空間を広げる。リアコンビランプは立体的なデザインとなり、メッキ加飾が施され、ジェスチャー操作で車両に触れずにパワースライドドアの開閉ができる「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」や「予約ロック」を採用。
ホンダ 新型 エリシオン フルモデルチェンジ インテリア について
通算3代目、日本では2代目となる新型「エリシオン」のインテリアのデザイン変更、加飾パネルを上部に、ソフトパッドを手に触れる位置に配置。コンビメーターパネル内の高精細フルカラー液晶デジタルメーターを採用し大型化、リッド付インパネアッパーボックスを設けるなど収納性能を改善。大型10インチナビを設定。電動パーキングブレーキ&ホールド採用。安全運転支援システムである「Honda SENSING」を全車標準装備。
ホンダ 新型 エリシオン フルモデルチェンジ パワートレイン について
2モーターハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」による優れた燃費性能と上質で力強い走行性能を発揮する。
ホンダ 新型 エリシオン フルモデルチェンジ 予想スペックについて
現在の「オデッセイ」「エリシオン」のボディサイズよりも一回り大きなモデルとなる特に全高は大幅に拡大することで室内空間をより広く確保するだろう。
スペック | 新型エリシオン |
---|---|
全長 | 4,940mm |
全幅 | 1,855mm |
全高 | 1,825mm |
ホイールベース | 2,900mm |
エンジン | 2L 直4DOHC i-VTEC +2モーター(e:HEV) |
最高出力 | 107kW(145ps)/ 6,200rpm |
最大トルク | 175Nm(17.8kgm)/ 4,000rpm |
モーター 最高出力 | 135kw(184ps)/ 5,000-6,000rpm |
モーター 最大トルク | 315Nm(32.1kgm)/ 0-2,000rpm |
乗車定員 | 7名 |
ホンダ 新型 エリシオン フルモデルチェンジ について思うこと
ホンダは「ステップワゴン」も同様だが、5ナンバーサイズの脱却を果たし大型化している。どちらかというとゆったり乗れるミニバンにシフトしていく傾向にある様だ。最終モデルの「オデッセイ」=「エリシオン」ではトヨタで販売がとても好調なミニバン「アルファード」と勝負できず販売台数が伸びなかった。しかし、「エリシオン」をフルモデルチェンジし大型化すれば同様の室内空間を確保しつつ豪華な内装空間で戦うことができるだろう。大型ミニバンでは「アルファード」一択となる日本市場にどこまで「エリシオン」で販売台数を伸ばせるかホンダしては期待が大きいだろう。
中国 東風ホンダ エリシオン