トヨタは新型「ノア」のフルモデルチェンジを行い、2022年1月13日発売した。一体どのタイミングで購入するのがいいか?今回は、本体価格の値引きや購入時のポイントを詳しくまとめて見ました。購入時の参考にして頂けたら幸いです。
目標値引額は合計約35万円
車両本体価格は20万円、オプション値引きは15万円
「ノア」がどれぐらい値引きできているのか?
2024年4月現在の値引き相場を調べました。想像以上に値引きが可能ということがわかりました。
グレード | 購入日 | 車両 値引 | オプション 値引き | 合計 値引き額 |
---|---|---|---|---|
HYBRID S-Z | 2022年6月 | 30万円 | 5万円 | 35万円 |
HYBRID Z | 2023年7月 | 15万円 | 20万円 | 35万円 |
Z | 2023年8月 | 25万円 | 10万円 | 35万円 |
HYBRID S-Z | 2023年8月 | 20万円 | 10万円 | 30万円 |
最高で値引き額が35万円でした。あくまでも目標の平均ですが、車両本体価格は20万円、オプション値引きは15万円の合計値引き35万円を目指したいですね。
新型ノア グレード
グレードは「X」「G」「Z」「S-G」「S-Z」の5グレード展開。ヴォクシーよりもグレード展開が多いことからやはりトヨタとしてはノアに力を入れて行きたいということだ。 「S-G」「S-Z」 は上位グレードとなる。
ノア ガソリンモデル
グレード | 乗車 定員 | 駆動 方式 | 価格 (10%) |
---|---|---|---|
X | 7人乗り | 2WD | 2,670,000円 |
4WD | 2,868,000円 | ||
8人乗り | 2WD | 2,670,000円 | |
4WD | 2,868,000円 | ||
G | 7人乗り | 2WD | 2,970,000円 |
4WD | 3,168,000円 | ||
8人乗り | 2WD | 2,970,000円 | |
4WD | 3,168,000円 | ||
Z | 7人乗り | 2WD | 3,240,000円 |
4WD | 3,438,000円 | ||
S-G | 7人乗り | 2WD | 3,040,000円 |
4WD | 3,238,000円 | ||
8人乗り | 2WD | 3,040,000円 | |
4WD | 3,238,000円 | ||
S-Z | 7人乗り | 2WD | 3,320,000円 |
4WD | 3,518,000円 |
ノア ハイブリッドモデル
グレード | 乗車 定員 | 駆動 方式 | 価格 (10%) |
---|---|---|---|
X | 7人乗り | 2WD | 3,050,000円 |
E-Four(4WD) | 3,270,000円 | ||
8人乗り | 2WD | 3,050,000円 | |
E-Four(4WD) | 3,270,000円 | ||
G | 7人乗り | 2WD | 3,320,000円 |
E-Four(4WD) | 3,540,000円 | ||
8人乗り | 2WD | 3,320,000円 | |
E-Four(4WD) | 3,540,000円 | ||
Z | 7人乗り | 2WD | 3,590,000円 |
E-Four(4WD) | 3,810,000円 | ||
S-G | 7人乗り | 2WD | 3,390,000円 |
E-Four(4WD) | 3,610,000円 | ||
8人乗り | 2WD | 3,390,000円 | |
S-Z | 7人乗り | 2WD | 3,670,000円 |
E-Four(4WD) | 3,890,000円 |
「ノア」の値引き、安く購入を成功させるためのポイント
- 決算時期に購入を検討する。または毎月の月末前後に商談をする。
- ライバル車種を検討、3車種あまりの比較検討をする、更に商談時に話題にする。
- 下取り車がある場合は1度、ディーラー査定をしたのちに他社3社以上で下取り査定をしてもらう1番高く車をかってもらうところで売却する。
- 本体とオプションそれぞれの値引きができるか確認。
- 割賦やリースで購入する場合は、ディーラー経由以外も考えると、総額でお得な場合も
- 最終段階で、ダメ押しで希望金額で即決する。
- 違うトヨタの販売店で見積もりを取る
1.決算時期に購入を検討し商談する
トヨタの決算は毎月の「月次決算」、年度上期の9月末の「中間決算」 そして年度末の3月末の「年度末決算」四半期決算にあたる6月、9月、12月、3月が狙い目かもしれません。この決算のタイミングでは営業マンも売り上げを上げたいので価格交渉に応じてくれる可能性があるかもしれません。特に年度末の3月末の「年度末決算」は相当頑張ってくれるはずです!
2.ライバル車種を検討、3車種あまりの比較検討をする
競合他社を入れることが、商談の交渉材料になります。自分も営業マンなのでわかりますが、他社が入り込むことで価格競争をせざるを得なくなります。また、近く購入をする意思が相手に伝わるので価格を下げる材料となるでしょう。
ノアの競合他社
トヨタ内での競合車種では駄目です。例えば、ヴォクシーとノアで悩むなど。必ず他社メーカーの同クラスの商品の見積もり、検討している状態を作ってください。
ノアと競合他社おすすめ車種
ボディサイズやラインナップとして競合にちょうどいい車種は以下の通りです。時間はかかりますが、是非販売店で他社見積もりしてみてください。でも、よくあるのが、他社見積もり取ったら他社商品の値引きや商品がよくてそっちを購入するなってこともあります。他社を知ることも大事なことです。
3.下取り車の査定
もし、現在乗っている車があるのであればそれを手放すときに最大限高く売れる方法を考えます。ノアの見積もりをお願いするタイミングで合わせて下取り査定も必ずお願いしてください。ディーラーで出た査定金額がベースとして、他社での売却を4社以上見積もりを取って検討してください。これは必須です。
理由と体験談
ディーラーでの査定額がよかったことも悪かったことも筆者はありますが、これも当然、他社比較が必要です。例えば筆者は売却事例で、2年半乗ったプリウスの査定結果を取った場合に64万円も差が出ました。
- ディーラー 166万円 条件翌週引き取れれば
- A社 223万円 条件翌週引き取れれば
- B社 230万円 条件翌週引き取れれば
- C社 230万円 次の車が納車されるまでならOK
4.本体とオプションそれぞれの値引きができるか確認
例えば、本体のみでオプションをほぼ付けない場合よりも、本体とオプションを付けた方が値引き金額が大きくなる場合が多いです。理由は本体の値引き金額と、オプションでの値引き額がそれぞれ発生させることができるからです。なので上記でも「本体価格」「オプション価格」それぞれ値引き金額を載せています。ただし、当然オプションを増やせばトータルコストは高くなるので欲しい装備を選んで付けた上で値引きをしてもらうようにしてください。すべて付ければ当然高くなります。
5.割賦やリースで購入する場合は、ディーラー経由以外も考えると、総額でお得な場合も
例えば「HYBRID Z」が諸経費込みで360万円だったとします。そのうち60万円を用意して300万円を借り入れした場合のシミュレーションです。
- 借り入れ金額300万円
- 頭金なし
- ボーナス払い0
上記の条件で金利の違いの計算をしてみると返済総額が凄い違いがでます。5.5%で10年間、300万円を借りてしまえば、90万円もプラスで支払うことになりますが、2.5%で10年間300万円を借りる場合には40万円プラスで済み50万円も差が生まれます。
金利(年)5.5%の場合
借入期間 | 月々の返済額 | 返済総額 |
---|---|---|
3年 | 90,587円 | 3,261,131円 |
5年 | 57,303円 | 3,438,168円 |
7年 | 43,110円 | 3,621,187円 |
10年 | 32,557円 | 3,906,877円 |
金利(年)2.5%の場合
借入期間 | 月々の返済額 | 返済総額 |
---|---|---|
3年 | 86,584円 | 3,117,008円 |
5年 | 53,242円 | 3,194,492円 |
7年 | 38,967円 | 3,273,218円 |
10年 | 28,280円 | 3,393,641円 |
自動車ローン 人気ランキング
ローン会社 | 金利(年率) | 金利体系 |
---|---|---|
三菱UFJ銀行 | 1.500%~2.450% | 変動 |
損保ジャパン | 1.400%~3.950% | 固定 |
横浜銀行 | 0.900%~2.400% | 変動 |
ちばぎん | 0.850%~2.400% | 変動 |
常陽銀行 | 0.850%~2.750% | 変動 |
注意点
安い、銀行の車ローンは最も審査が厳しい、次がディーラーの提携ローンだが、その分金利が高くなる。その他金融機関の緩い審査のローンになればなるほど金利が高くなる傾向にあります。
6.最終段階で、ダメ押しで希望金額で即決する。
もし自分の希望金額の値引きでない場合、ダメ押しで希望金額を素直に伝えてみましょう。その金額なら本日契約しますと添えて、それでも希望の値引き金額が難しい場合にはそれが精一杯なのだと諦めるしかありません。
7.違うトヨタの販売店で見積もりを取る
自分が身近になる店舗がトヨペットなのですが、その他に別会社がいくつもあります、例えば千葉トヨタの店舗で再度見積もりを取るなどをすると価格が変わったりすると思います。これは会社が全く違うから起こることです、もし同じ千葉トヨペットの店舗で見積もりを取ってしまえば、情報共有で他店でこの金額出していることがすぐわかります。なので資本関係の無い他のトヨタディーラーで再チャレンジしてみてください。
例
- 千葉トヨペット
- 千葉トヨタ
- トヨタカローラ千葉(今は千葉トヨペットのグループ)
- ネッツトヨタ千葉
トヨタ限定お得な「メンテナンスパック」
※販売店によってパック内容は異なります。
メンテナンスパックには主に車検整備・法定点検整備に車の維持管理に必要なメンテナンスをセットにしたパッケージのことをいいます。車検整備・法定点検整備のみがセットになったパックもありますが、車検整備・法定点検整備以外にアフターサービスがセットになっているパックが多く、料金も通常料金よりお得に設定されていることが多いのが特徴です。
千葉トヨペット「ラージクラス」の場合
例えばラージクラス「ノア」のメンテナンスパッケージ2年半(30ヶ月)、3年(36ヶ月)、5年(60ヶ月)で申し込んだ場合のシュミレーションです。
メンテナンス期間 | 通常料金 | パッケージ料金 | お得金額 |
---|---|---|---|
2年半(30ヶ月) | 99,767円 | 74,827円 | 24,940円 |
3年(36ヶ月) | 179,199円 | 134,402円 | 44,797円 |
5年(60ヶ月) | 236,943円 | 177,711円 | 59,232円 |
ある程度長い期間車を維持するのあれば、定期メンテナンスや車検を都度払いするよりも、パッケージで申し込みをした方がお得になることが分かります。
どうしても希望金額を求める人は
値引きがどうしても厳しい人は新古車を探してみるのもありかもしれません。新車よりも手頃な価格になっています。
最後に一言
今年契約をしたいのであれば9月末の「中間決算」か四半期決算を狙って商談してみてください。ノアは2025年1月に一部改良を予定しており、次回の改良では価格上昇と値引率が下がる可能性があるので今年は狙い目ではあります。ただし、新モデルになることで先進装備が追加される可能性が高いのでそれを考慮して購入してください。