トヨタは新型プリウスのマイナーチェンジを行い日本では2018年12月17日に発売する。価格:251万8,560円〜347万8,680円。トヨタは2018年11月26日〜12月9日に開催されるロサンゼルスモーターショー2018にて11月28日11:05 (現地時間)から世界初公開した。こちらのページでは変更点をまとめてみた。
新型プリウス 50系後期で何が変わったのか?
大きく変わったのはエクステリアデザインである。旧型プリウス 50系前期は今までになく攻めたデザインを採用し、全世界で賛否両論あった。旧型プリウス発売後にプリウスPHVの発売を控えていたこともあり差別化がテーマとなっていたからだ。後期になることでプリウスPHVに近くのではないかと噂されていたがマイナーチェンジで同じ様なデザインではなかった。ただし、攻めのデザインから少しマイルドで大人しいデザインを採用し印象を変えることになった。その他、海外ではマイナーチェンジモデルから「AWD-e」日本名:E-Fourを採用、「トヨタセーフティセンス」を全車に標準装備する。専用通信機DCMを全車に標準搭載し、T-Connectサービスを3年間無料で提供。
新型プリウス マイナーチェンジモデル エクステリア 変更点は?
ヘッドライトは旧型モデル、マイナーチェンジモデル共にヘッドライトユニットは1眼でハイビームとロービームを使い分けるBi-Beam LEDヘッドライトを採用している。
パッと見ると変わらないと思う人もいると思うが、 前期のヘッドライト下にあったウィンカーランプをフラット化したことによりマイルドでありながら豪華な印象を与える。後期はウィンカーについてはヘッドライト右にある。
テールランプのデザインも縦ラインのイナズマ型から一般的な横ラインに伸びるLEDランプを採用し落ち着いた印象となった。
フロント、リアバンパーのデザイン変更。全長は4,540mmから4,575mmに変更。
デザインを変更したBi-Beam LEDヘッドライト(リターデッドヘッドライト)を採用。
テールランプデザインを変更。
ボディカラーにブルーメタリック、エモーショナルレッド2の新色を追加。
繊細な凹凸を施した幾何学調フィルムをルーフ、ドアミラーとルーフアンテナもブラックに塗装して2トーンボディ仕上げにする「幾何学調ルーフフィルム」をツーリングセレクション オプション設定。
新型プリウス マイナーチェンジモデル インテリア 変更点は?
インテリアデザインはシフトレバー、センターコンソールトレイセット周りなどのホワイト塗装をやめた。これは個人的にもプリウスが絶対欲しいと思ったがどうしても抵抗があり、純正オプションでわざわざセンターコンソールトレイ(ブラック塗装)に変更したぐらいだ。この決断は非常によくハンドル周りを含めて全てブラック塗装にしたことで落ち着きのある高級感がでたという印象である。
インテリは室内灯にLEDを採用。
インテリアのカラーをハンドル、シフトレバー、センターコンソールトレイセット周りのホワイト塗装となっているが、ブラック塗装に変更。
置くだけ充電 「Aプレミアム」「Aプレミアム“ツーリングセレクション”」
シートヒータースイッチの位置を変更しセンターコンソールトレイに配置し使い勝手を向上。
「Aプレミアム」「Aプレミアム“ツーリングセレクション”」のフロントシートにシートベンチレーション機能追加。
新型プリウス マイナーチェンジモデル パワートレイン 変更点は?
旧型と同様の直4 DOHC 1.8L+モーター(THSⅡ)を採用。燃費面では十分であるため大きな変更はない。Eグレードを除く JC08モード燃費37.2km/L (Eグレード JC08モード燃費が40.8km/Lから39.0km/Lに変更された。)
旧型は2WDの場合はSグレードはニッケル水素バッテリーでそれ以外はリチュウムイオンバッテリーであるがどちらも性能に差はないとトヨタは公表しているが、今回のマイナーチェンジにより全てのグレードでリチュウムイオンバッテリーを採用する。
海外モデルではAWD-e「電気式マグネットレスリアモーター」(E-Four 採用)をマイナーチェンジモデルから初採用。新開発となるコンパクトなNi-MHバッテリーを初採用。電力が供給され、発進から0〜6mphまで後輪を駆動。その後必要に応じて43mphまで動力供給う。
新型プリウス マイナーチェンジモデル 安全装備 変更点は?
次世代Toyota Safety Sense Pを全車標準搭載し価格改定も行われる。(旧型は「Aプレミアム」「Aプレミアム ツーリングセレクション」「A」「A ツーリングセレクション」のみ標準搭載。)更に、Toyota Safety Sense Pについては改良が施され、細かな調整がされより安全技術が向上する(夜間の歩行者も検知可能、先行車発進告知機能)。従来までの「Toyota Safety Sense P/C」の名称を「Toyota Safety Sense」に統一した衝突回避支援パッケージとする。
インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)を標準装備。 「セーフティ・サポートカーS〈ワイド〉」(サポカーS〈ワイド〉対象車対象車となる。
リヤクロストラフィックアラート〈RCTA〉後退時の死角を検知し、注意を喚起。を採用。
新型プリウス マイナーチェンジモデル ボディカラー 変更点は?
旧型プリウスでも採用されているエモーショナルレッドから新型カムリに採用されたエモーショナルレッドⅡを採用。
エモーショナルレッドⅡ(3U5)(メーカーオプション)新色
ブルーメタリック(8X7) 新色
サーモテクトライムグリーン(6W7)(メーカーオプション)
スティールブロンドメタリック(4X1)
グレーメタリック(1G3)
アティチュードブラックマイカ(218)
スーパーホワイトⅡ(040)
ホワイトパールクリスタルシャイン(070)( メーカーオプション)
シルバーメタリック(1F7)
ボディカラー6色「幾何学調ルーフフィルム」をオプション設定
ホワイトパールクリスタルシャイン×幾何学調ルーフフィルム
シルバーメタリック×幾何学調ルーフフィルム
スティールブロンドメタリック×幾何学調ルーフフィルム
グレーメタリック×幾何学調ルーフフィルム
ブルーメタリック×幾何学調ルーフフィル
エモーショナルレッドⅡ×幾何学調ルーフフィル
新型プリウス 50系 後期 グレード 価格について
グレード | 価格 | 前期比較価格 |
---|---|---|
E | 251万8,560円 | +8万9,542円 |
S | 256万5,000円 | +8万5,909円 |
S E-Four | 275万9,400円 | +8万5,909円 |
Sツーリング | 273万2,400円 | +10万4,073円 |
Sツーリング E-Four | 292万6,800円 | +10万4,073円 |
A | 284万2,560円 | +6万4,997円 |
A E-Four | 303万6,960円 | +6万4,997円 |
Aツーリング | 300万6,720円 | +7万9,920円 |
Aツーリング E-Four | 320万1,120円 | +7万9,920円 |
Aプレミアム | 317万5,200円 | +6万7,745円 |
Aプレミアム E-Four | 336万9,600円 | +6万7,745円 |
Aプレミアムツーリング | 328万4,280円 | +8万4,535円 |
Aプレミアムツーリング E-Four | 347万8,680円 | +8万4,535円 |
価格は旧型に比べ各グレード約6万5000円〜約9万円ほどアップする。一番価格差がないAとAプレミアムが一番お得なグレードとなりそうだ。
新型プリウス 50系 後期 スペックについて
スペック | 新型プリウス |
---|---|
全長 | 4,575mm |
全幅 | 1,760mm |
全高 | 1,470mm |
ホイールベース | 2,700mm |
エンジン | 直4 DOHC 1.8L+モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 72kW(98ps)/5,200rpm |
最大トルク | 142Nm(14.5kgm)/3,600rpm |
フロントモーター最大出力 | 53kW(72ps) |
フロントモーター最大トルク | 163Nm(16.6kgm) |
リアモーター最大出力 | 5.3kW(7.2ps) |
リアモーター最大トルク | 55Nm(5.6kgm) |
システム出力 | 90kW(122ps) |
トランスミッション | 無段階変速機 |
車両重量 | 1,320~1,460kg |
乗車定員 | 5名 |
JC08モード燃費 | 37.2〜39.0km/L |
価格 | 251万8,560円〜347万8,680円 |
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トヨタ ニュースリリース
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/25674138.html
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