待望のホンダ・ヴェゼル RSが2025年10月3日に日本市場に復活することが確定しました。本記事では、新型ヴェゼル RSの詳細情報から、現行モデルを購入すべきか、新型を待つべきかの判断材料まで、購入検討者が知りたい情報を徹底解説します。

2025年10月発売!新型ヴェゼル RSとは
スポーツグレード「RS」の復活背景
ホンダは2025年10月2日に発表、翌3日の発売を予定している新型ヴェゼル e:HEV RSは、前世代では設定されていたものの、現行モデルでは海外仕様のみとされていたスポーツグレード「RS」を日本市場に復活させるモデルです。
ホンダは「N-ONE」「フィット」、そして2024年9月に新設定した「シビック」と合わせて「RS」グレードを拡大することで、ブランドのスポーツイメージ向上を図っています。



新型ヴェゼル RS の主な特徴

フロントデザイン
- e:HEV RS専用フロントグリル
- 専用フロントバンパーロアーグリル
- 専用フロントバンパーモールディング(ダーククロームメッキ)
- RSエンブレム(フロント・リア)



サイドビュー
- ドアロアーガーニッシュ(ダーククローム)
- 18インチアルミホイール(ベルリナブラック+ダーク切削クリア)

リアデザイン
- 専用リアバンパーモールディング(ダーククロームメッキ)

機械式立体駐車場対応の全高設定
注目すべきは全高1,545mmに設定されていることです。これにより、都市部に多い機械式立体駐車場への入庫が可能となり、スポーツSUVながら日常使いでの利便性も確保されています。
プレミアムな質感とスポーティーアクセント

ヴェゼル e:HEV RSのインテリアは、黒を基調とした室内に赤のアクセントを随所に配し、走りへの期待を高める特別な空間を演出しています。
主要インテリア特徴
- インパネガーニッシュ&ドアライニングガーニッシュ(レッド)
- 本革巻ステアリングホイール(スムースレザー)〈レッドステッチ〉
- 本革巻セレクトレバー、シフトブーツ(レッドステッチ)
- ドアアームレスト&アームレスト付センターコンソールボックス(レッドステッチ)
- ルーフライニング(ブラック)





ラックススエード採用の専用コンビシート
シート表皮には上質かつ耐久性に優れたラックススエード®を採用した専用コンビシートを装備。滑りにくい質感により、スポーツドライビング時の運転姿勢のホールド性を大幅に向上させています。
専用ローダウンサスペンションで地を這う走り

ヴェゼル e:HEV RSの走行性能の核となるのは、従来のヴェゼルから15mm低く設定された専用ローダウンサスペンションです。この変更により以下の効果を実現:
- 車両安定性の向上
- リアタイヤの接地力向上
- 一体感のある操作性
- 地を這うような軽快な走り
専用チューニングの電動パワーステアリング
e:HEV RS専用にチューニングされた電動パワーステアリング(EPS)により、ドライバーの意思に応える リニアなステアリングフィールを実現。ワインディングロードでの爽快な走りから、都市部での日常走行まで、あらゆるシーンで優れた操縦性を発揮します。
初の4WD設定で全天候対応
従来のヴェゼル RSには設定されていなかった4WDを初めてラインアップ。降雪地帯でもRSの優れた走りを楽しめるようになり、幅広いユーザーニーズに対応しています。
価格帯と競合車比較
新型ヴェゼル RSの価格設定
新型ヴェゼル e:HEV RSの価格は以下の通りです:
- 2WD: 374万8,800円
- 4WD: 396万8,800円
ベースとなるe:HEV Zグレードと比較すると、約48万円のアップとなります。
2025年モデル全グレード価格表
| グレード | 駆動方式 | 価格(税込) | 前年比 |
|---|---|---|---|
| ガソリンG | 4WD | 275万8,800円 | +11万円 |
| e:HEV X | 2WD/4WD | 299万8,600円/321万8,600円 | +11万円 |
| e:HEV X HuNT Package | 2WD/4WD | 310万8,600円/332万8,600円 | +11万円 |
| e:HEV Z | 2WD/4WD | 326万8,100円/348万8,100円 | +6万9,300円 |
| e:HEV Z PLaY Package | 2WD/4WD | 369万9,300円/391万9,300円 | +14万3,000円 |
| e:HEV RS【新設定】 | 2WD/4WD | 374万8,800円/396万8,800円 | - |
スペックと走行性能
パワートレイン詳細
新型ヴェゼル RSには、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」が搭載されます:
ハイブリッドシステム「e:HEV」
- エンジン:1.5L直列4気筒 i-VTEC(106PS/13.0kgf・m)
- モーター:131PS/25.8kgf・m
- システム最高出力:131PS
- 燃費:WLTCモード 24.8km/L(2WD)、22.0km/L(4WD)
RS専用チューニング
- 専用サスペンション: 車高を45mm下げたローダウン仕様
- 専用ホイール: RS専用デザイン
- 車両重量配分最適化: より軽快な走りを実現
装備・安全性能
Honda SENSING(ホンダセンシング)
新型ヴェゼル RSには、最新の「Honda SENSING」が全車標準装備されます:
- 衝突軽減ブレーキ(CMBS)
- 誤発進抑制機能
- 歩行者事故低減ステアリング
- 路外逸脱抑制機能
- アダプティブクルーズコントロール
- 車線維持支援システム(LKAS)
Honda CONNECT
車載通信モジュール「Honda CONNECT」により、以下の機能が利用可能:
- 自動地図更新サービス
- Hondaデジタルキー
- Honda アプリセンター
- 車内Wi-Fi
待つべき?今買うべき?判断のポイント
新型RSを待つべき人
スポーツ性能重視の方
- よりスポーティな走りを求める
- 専用エクステリアデザインに魅力を感じる
- 48万円の価格差に納得できる
最新装備を求める方
- 改良された塗装技術(耐久性1.5倍)
- 最新のHonda SENSING
- 新しいインテリア設計
現行モデルを選ぶべき人
コストパフォーマンス重視の方
- 年間約11万円の値上がりを避けたい
- 基本的な走行性能で十分
- 早期納車を希望
実用性重視の方
- 全高1,590mmの標準仕様で十分
- カスタマイズの自由度を求める
市場動向と納期予測
ヴェゼルの販売実績
2024年の販売実績によると、ヴェゼルは安定した人気を維持しています:
- 2024年累計販売台数:約6万9,000台
- 月平均販売台数:約5,800台
- SUVカテゴリ内でのポジション:上位維持
納期予測
新型RS(2025年10月発売)
- 発表から発売まで:1日
- 予想納期:2~4ヶ月
- 人気色は納期延長の可能性
現行モデル
- 現在の納期:1~2ヶ月
- 在庫状況により即納可能な場合も
購入検討者へのアドバイス
資金計画
新型RS購入の場合
- 車両本体価格:375万円~397万円
- 諸費用込み:約420万円~440万円
- ローン金利:現在の低金利を活用
現行モデル購入の場合
- 車両本体価格:265万円~377万円
- 年内購入で値上がり前価格適用可能
値引き交渉のポイント
新型RS
- 発売直後は値引きは期待薄
- 下取り車の査定額アップ交渉が有効
現行モデル
- モデル末期のため値引き拡大の可能性
- 10~20万円の値引きが期待できる場合も
まとめ
ホンダ・ヴェゼル RSの2025年10月発売は、スポーツSUV市場に新たな選択肢をもたらします。48万円の価格差に見合う価値があるかは、個々のニーズ次第です。
スポーツ性能と最新装備を重視するなら新型RSを、コストパフォーマンスを重視するなら年内の現行モデル購入がおすすめです。
どちらを選択するにしても、十分な検討と試乗を重ねて、最適な選択をしてください。

