ホンダは新型CR-V / CR-V ハイブリッドのフルモデルチェンジを行い、日本では2018年8月30日から発売を開始した。ホンダの各ディーラーでは2018年7月9日より受付を開始している。価格:323万280円~436万1040円。2018年7月6日にの特別サイトにて8月30日に発売すると発表した。
新型CR-Vのポイント
新型CR-Vは1.5L 4気筒ターボエンジンVTEC TurboとリアルタイムAWDシステムの組み合わせ、更に、2列シート5人乗り、3列シートの7人席をラインナップする。新型CR-V ハイブリッドは、2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド) i-MMD」を搭載し、力強い走行性能と優れた環境性能を両立した。安全運転支援システムである「Honda SENSING」を全車標準装備。
新型CR-V / CR-V ハイブリッド フルモデルチェンジ エクステリア
新型CR-V / CR-V ハイブリッド フルモデルチェンジ インテリア
新型CR-Vについて
フルモデルチェンジに伴い、旧型モデルよりも大きなサイズとなり、ガソリン車に3列シート7人乗り仕様の設定する。 今回のフルモデルチェンジでは旧型モデルと異なるデザインの新設計のLEDヘッドライト採用、新型ステップワゴンや新型ヴェゼルに採用されたインラインタイプのLEDヘッドライトの形状を変更フロントグリルと一体化したデザインに変更する。新型フィットに採用されている「Solid Wing Face」のフロントバンパーやフロントグリルにドアハンドル、アロイホイール、クロームのマフラーガーニッシュを備えてリアバンパー、リアコンビネーションランプなどで外観を変更する。
新型シビックに採用された新開発となるダウンサイジングターボ1.5L直4直噴VTECターボ搭載や2.0L 4気筒エンジン+ハイブリッドドライブトレインなどもラインナップされる。更に、先進の安全運転支援システムである「Honda SENSING」を標準搭載する。
新型CR-V 装備について
標準グレード
Honda SENSING
ブラインドスポットインフォメーション
1列目シート用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム
Honda インターナビ+リンクアップフリー+ETC2.0車載器
8スピーカー(4スピーカー+4ツィーター)
LEDヘッドライト(ハイ/ロービーム、オートレベリング/オートライトコントロール機構付)
運転席8ウェイパワーシート(スライド/リクライニング/ハイト前・後、メモリー機能付)
運転席4ウェイ電動ランバーサポート
運転席&助手席シートヒーター
電子制御パーキングブレーキ
オートブレーキホールド機能
18インチアルミホイール
上級グレード
標準グレードに追加
電動パノラミックサンルーフ
ハンズフリーアクセスパワーテールゲート
ルーフレール
本革シート
助手席4ウェイパワーシート
アンドロイドベースの7.0インチタッチスクリーンディスプレイオーディオシステム搭載「Apple CarPlay」と「Android Auto」に対応
日本ではホンダ インターナビを「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応した。
アンビエントLEDライティング
エレクトリックパーキングブレーキ
後席用USBポート
ハンズフリーテールゲートゲート
新型CR-V サイズ
スペック | 新型CR-V |
---|---|
全長 | 4,605mm |
全幅 | 1,854mm |
全高 | 1,680mm |
ホイールベース | 2,660mm |
エンジンラインナップ
エンジン | 1.5L直4直噴VTECターボエンジン |
---|---|
最高出力 | 195ps/5500rpm |
最大トルク | 240Nm(24.5kgfm)/2,000-5,000rpm |
トランスミッション | 6速MT/CVT |
駆動方式 | FF |
JC08モード燃費 | 15.4km/L~15.8km/L(FF車) 14.6km/L~15.0km/L(4WD車) |
2.4L 直列4気筒i-VTECエンジン(海外モデルのみ)
最高出力184hp/6,400rpm
最大トルク244Nm/3,900rpm
そして、新型ステップワゴンに搭載したホンダの新ハイブリッド「SPORT HYBRID i-MMD」の2.0L i-VTEC+モーターシステムを搭載する。
スペック | 2.0L 直4 DOHC i-VTEC +モーター |
---|---|
最高出力 | 107kW(145ps)/6,200rpm |
最大トルク | 175Nm(17.8kgm)/4,000rpm |
モーター最高出力 | 135kW(184ps)/ 5,000-6,000rpm |
モーター最大トルク | 315Nm(32.1kgfm)/0-2,000rpm |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
駆動方式 | 2WD(FF)/AWD |
JC08モード燃費 | 25.0km/L〜25.8km/L |
Honda独自の変速制御「G-Design Shift」を適用している。
新型 CR-Vスペックについて
スペック | 新型CR-V | |
---|---|---|
全長 | 4,605mm | |
全幅 | 1,855mm | |
全高 | 1,680mm | |
ホイールベース | 2,660mm | |
エンジン | 1.5L 4気筒ターボエンジン VTEC Turbo |
2.0L 直4 DOHC i-VTEC +モーター |
最高出力 | 140kW(190PS)/ 5,600rpm |
107kW(145ps)/ 6,200rpm |
最大トルク | 240Nm(24.5kgfm)/ 2,000-5,000rpm |
175Nm(17.8kgm)/
4,000rpm |
フロントモーター最大出力 | – | 135kW(184ps)/ 5,000-6,000rpm |
第1フロントモーター最大トルク | – | 315Nm(32.1kgfm)/ 0-2,000rpm |
トランスミッション | CVT | 電気式無段変速機 |
バッテリー | – | リチウムイオンバッテリー |
駆動方式 | 2WD(FF)/ 4WD |
2WD(FF)/ リアルタイムAWD |
乗車定員 | 5名〜7名 | 5名 |
JC08モード燃費 | 15.0km/L〜15.8km/L | 25.0km/L〜25.8km/L |
WLTCモード燃費 | – | 20.2km/L〜21.2km/L |
価格 | 3,230,280円〜 4,030,560円 |
3,784,320円~ 4,361,040円 |
Honda SENSING(ホンダ センシング)を全車標準装備で搭載
従来の7つの機能に加え、ガソリングレードに歩行者事故低減ステアリングを追加。さらにハイブリッドグレードにはACC(アクティブ・クルーズ・コントロール)に渋滞追従機能を追加。旧型同様にホンダセンシングを搭載、アダプティブクルーズコントロールを30km/hからを0km/hからに変更し全車速対応させる。(ハイブリッドグレードのみ)
衝突軽減ブレーキシステム(CMBS) 前走車、対向車、歩行者との衝突回避を支援。約5km/h以上で走行中に自車との速度差が約5km/h以上ある前走車両や歩行者、または対向車両(二輪車や自転車等を除く)に対して衝突する可能性があるとシステムが判断した場合に作動し、自動的に停止または減速することにより衝突回避や衝突被害の軽減を図ります。対向車両(二輪車や自転車等を除く)と歩行者に対しては、自車が約80km/h以下で走行中の場合に作動します。
路外逸脱抑制機能 車線を検知し、はみ出さないように支援。約60km/h~約100km/hで走行中に、路外への逸脱またはシステムが路外への逸脱を予測したとき、作動します。運転者のステアリング操作に代わるものではありません。運転者が加速やブレーキ操作、急なステアリング操作を行っているとシステムが判断した場合、ウインカーを作動させている場合は作動しません。
LKAS(車線維持支援システム) 車線内を走行できるようにステアリング操作を支援。約60km/h~約100km/hで走行中に、路外への逸脱またはシステムが路外への逸脱を予測したとき、作動します。運転者のステアリング操作に代わるものではありません。運転者が加速やブレーキ操作、急なステアリング操作を行っているとシステムが判断した場合、ウインカーを作動させている場合は作動しません。
ACC 渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール (ハイブリッド車のみ) 適切な車間距離を保ち、運転負荷を軽減。0km/h~約100km/hで作動します。急なカーブや加速・減速の繰り返しが少ない、高速道路や自動車専用道路などを運転するときに使用してください。
標識認識機能 標識の見落とし防止を図り、安全運転を支援。
誤発進抑制機能 不注意による急発進を防止し注意を喚起。停車時や約10km/h以下で走行しているとき、自車のほぼ真正面の近距離に車両などの障害物があるにもかかわらず、アクセルペダルを踏み込んだ場合に、エンジン出力を抑制し、急な発進を防止するとともに、音と表示で接近を知らせます。
先行車発進お知らせ機能 停止時に、先行車が発進したことをお知らせ。
オートハイビーム 対向車や前走車を検知し、 自動でハイ/ロービームを切り換え。良好な視界の確保に貢献するとともに、切り換え操作の頻度も低減。
新型 CR-V ボディカラーについて
プラチナホワイト・パール
ルナシルバー・メタリック
クリスタルブラック・パール
ルーセブラック・メタリック
ミッドナイトブルービーム・メタリック
プレミアムクリスタルレッド・メタリック
新型 CR-V インテリアカラーについて
ブラック (ファブリック)
ブラック (本革)
ブラウン (本革)
新型 CR-V 価格グレードについて
グレード | 乗車定員 | エンジン | トランス ミッション |
駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
EX | 5名 | 1.5L 4気筒 VTEC Turbo |
CVT | 2WD | 3,230,280円 |
4WD | 3,446,280円 | ||||
7名 | 2WD | 3,421,440円 | |||
4WD | 3,637,440円 | ||||
EX・Masterpiece | 5名 | 2WD | 3,591,000円 | ||
4WD | 3,807,000円 | ||||
7名 | 2WD | 3,814,560円 | |||
4WD | 4,030,560円 | ||||
HYBRID EX | 5名 | 2.0L 直4気筒 i-VTEC +モーター |
電気式 無段変速機 |
2WD | 3,784,320円 |
4WD | 4,000,320円 | ||||
HYBRID EX・Masterpiece | 2WD | 4,145,040円 | |||
4WD | 4,361,040円 |
新型 CR-V 他社比較
日本でも3列シート7人乗りのクロスオーバーSUVが求められている傾向にありホンダの販売台数を伸ばすことのできる車となるか、注目の一台である。(ターボグレードのみ7人乗り)日本においてのSUVといえばトヨタ ハリアー、マツダ CX-8が最大のライバル車種となる。
トヨタ ハリアーはCR-V同様にハイブリッドモデルをラインナップ!日本において絶大な支持を集めている車種である。 マツダCX-8はハイブリッドモデルがないものの、ディーゼルエンジン SKYACTIV-D 2.2を搭載し経済性もありながら3列シート7人乗りを先行して発売している。今回のCR-Vを他社と比較する上で最大の利点は燃費とボディサイズとなる。
スペック | トヨタ ハリアー |
マツダ CX-8 |
ホンダ CR-V |
---|---|---|---|
全長 | 4,725mm | 4,900mm | 4,605mm |
全幅 | 1,835mm | 1,840mm | 1,854mm |
全高 | 1,690mm | 1,730mm | 1,680mm |
ホイールベース | 2,660mm | 2,930mm | 2,660mm |
エンジン | 2.0L 直列4気筒 DOHC +モーター |
SKYACTIV-D 2.2 2.2L 4気筒DOHC 直噴ターボ |
2.0L 直4 i-VTEC +モーター |
最高出力 | 152ps/ 5,700rpm |
175ps/ 4,500rpm |
145ps/ 6,200rpm |
最大トルク | 21.0kgm/ 4,800rpm |
42.8kgm/ 2,000rpm |
17.8kgm/ 4,000rpm |
モーター
最大出力 |
前143ps 後68ps |
– | 184ps |
モーター
最大トルク |
前27.5kgm 後14.2kgm |
– | 32.1kgm |
トランスミッション | 電気式 無段階変速機 |
SKYACTIV-DRIVE (6速自動変速機) |
電気式 無段階変速機 |
乗車定員 | 5名 | 6名/7名 | 5名 |
JC08モード燃費 | 21.4km/L | 17.6km/L | 25.0km/L〜 25.8km/L |
価格 | 377万4,600円~ 495万3,960円 |
319万6800円~ 419万400円 |
378万4,320円~ 436万1,040円 |
新型CR-V / CR-V ハイブリッド フルモデルチェンジ 発表について
2017年4月19日から開催された上海モーターショー2017で中国モデルの新型CR-V ハイブリットを世界初公開した。 第45回東京モーターショー2017(2017年10月27日(金)~11月5日(日))にて量産モデルを出展し日本初公開した。 日本では2018年1月12日(金) 〜14(日)に開催される「東京オートサロン 2018」にてフルモデルチェンジした新型CR-Vをベースにしたカスタムカー「CR-V CUSTOM Concept」を出展。2018年3月8日~3月18日に開催されるジュネーブモーターショー2018にて新型CR-V ハイブリッドを公開した。
CR-Vについて
旧型モデルは4代目で2011年11月28日から販売が開始された。 ミドルサイズのクロスオーバーSUVである。しかし、日本では2016年3月31日に日本国内向けはマイナーチェンジを受けることなく、大ヒットとなったヴェゼルに吸収される形でオーダーストップ・生産終了が決定。2016年4月以降は在庫対応のみとなる。欧州ではCR-Vのマイナーチェンジが予定通り行われ販売を続けている。そんな中、6年目となる2017年に5代目となるフルモデルチェンジを行い発売を開始する。
今後新しい情報が入り次第お伝え致します。
ホンダニュースリリース
https://www.honda.co.jp/news/2017/c170929.html
https://www.honda.co.jp/news/2018/4180830-cr-v.html
新型CR-V