スズキは、軽自動車規格の2人乗りオープンスポーツカー「カプチーノ」のフルモデルチェンジを行い、2025年に発売する予定です。カプチーノは1998年に生産・販売が終了し、27年ぶりの待望のフルモデルチェンジとなります。スズキは、20年ぶりにフルモデルチェンジを果たした新型「ジムニー」「ジムニーシエラ」が予想を上回る大ヒットを記録しました。その成功から、カプチーノにも高い期待が寄せられています。
カプチーノが何故復活するのか?
1991年10月から1998年10月まで、スズキが販売していた軽自動車のFR(前輪駆動)オープンスポーツカーがカプチーノです。最近では、軽自動車スポーツカーが各社で販売が始まり、注目を集めています。1998年10月には、バブル崩壊によるスペシャルティカー市場の低迷と、軽自動車の規格変更による車種再編の影響で、カプチーノの生産・販売が終了しました。
ホンダのビートも同様に終了しましたが、2013年10月23日に開催された「第43回東京モーターショー2013」では、軽オープンスポーツカーのコンセプトモデルである「Honda S660 CONCEPT」が披露されました。その後、ビートの後継モデルとして「S660」が2015年4月2日に販売が開始されました。
また、ダイハツのコペンも2012年に一度販売が終了しましたが、2014年に復活し、2代目として好調な販売を記録しています。軽自動車ではありませんが、日本カーオブザイヤー2015に輝いた「マツダ ロードスター」もオープンタイプのスポーツカーです。近年、多くのオープンスポーツカーが復活しており、スズキも競合他社に負けないように新型「カプチーノ」の開発を進めています。
新型 カプチーノ について
スズキは最近、スポーツタイプの車を積極的に作っていませんでしたが、2015年12月24日に発売された新型「アルトワークス」はマニュアルトランスミッション5MTを採用し、レカロシートなどのスポーツタイプの装備が備わっています。実は、先代のカプチーノも「アルト」や「アルトワークス」のエンジンを使用しており、これはスズキの流れを引き継いでいます。搭載されるエンジンはR06Aのインタークーラーターボで、直3DOHC 660ccのインタークーラーターボが採用されます。その他、多くのアルトワークスに搭載されている装備が、新型カプチーノにも採用される見込みです。基本シャーシなどはアルトを流用する予定です。
新型 カプチーノ 仕様について
- 軽量衝撃吸収ボディー TECT<テクト>
- KYB製ショックアブソーバーなどを装備。
- 165/55R15 ラジアル高性能タイヤ POTENZAが採用される。
- レーダーブレーキサポート[衝突被害軽減ブレーキ]
- 誤発進抑制機能
- エマージェンシーストップシグナル
- ESP(R)[車両走行安定補助システム]を標準装備にする。
など
新型 カプチーノ スペックについて
スペック | 新型カプチーノ |
---|---|
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,195mm |
ホイールベース | 2,460mm |
エンジン | 直3DOHC 660cc インタークーラーターボ |
最大出力 | 64ps/6,000rpm |
最大トルク | 10.2kgm/3,200rpm |
駆動方式 | 2WD(FF) 4WD |
トランスミッション | 5MTまたは5AGS |
JC08モード燃費 | 25.0km/L |
価格 | 190〜220万円 |
今後新しい情報が入り次第お伝え致します。
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