トヨタは新型プリウスのフルモデルチェンジを行い5代目を2023年1月10日に発売する。旧型モデルは2015年12月9日発売を開始しており丸7年でのフルモデルチェンジとなる。
新型 プリウス 5代目 について
今や伝統的となった、ワンモーションスタイルの5ドアハッチバックのボディ形状を採用、今や伝統的となった、ワンモーションスタイルの5ドアハッチバックのボディ形状を採用、第2世代TNGAプラットフォームを採用による、さらなる低重心化。19インチ大径タイヤの採用よって、よりスタイリッシュなプロポーション。第5世代ハイブリッドシステム、直列4気筒DOHC 1.8L エンジン「2ZR-FXE」にモーターを組み合わせたリダクション機構付きシリーズパラレルハイブリッドを採用。更に上級グレードには2.0L 直4 DOHC「M20A-FXS」 +モーターを採用し走りと燃費を両立している。昼間自転車・夜間歩行者検知可能な次世代「Toyota Safety Sense」を採用する。トヨタの中でも先進的な技術をいち早く導入するプリウスは、今回の5代目 新型プリウスとなり旧型までの「ハイブリッド」「PHEV(プラグインハイブリッド)」に加え「EV」モデルをラインナップする。(新型「プリウスPHEV」は2023年3月発売。)
新型 プリウス 5代目 エクステリア について
ハンマーヘッドをモチーフとした機能性とデザイン性を高次元で両立したフロントデザインとフルモデルチェンジにより大型 ”コの字型”DRL(デイタイムランニングライト)「シグネチャーランプ」を採用。ヘッドライト標準で「Bi-BeamLEDヘッドライト+LEDターンランプ+LEDクリアランスランプ」「LEDフォグランプ」が採用する可能性が高い。リアは完全な横一文字テールライトを採用。トヨタ車ではハリアーやクラウンでも似た横一文字テールライトを採用する。プリウス独自のアイコンである「モノフォルムシルエット」を引き継ぎながら、より低重心かつスタイリッシュなプロポーションに生まれ変わった。シンプルでありながら抑揚のあるボディ造形は、長く愛されるための「感性に響くエモーション」と「普遍的な美しさ」を表現。
新型 プリウス 5代目 Zグレード エクステリア
新型 プリウス 5代目 ボディカラー 全8色 について
ボディカラーは全8色を設定。うち2色は、スポーティな印象を与えるソリッドカラーベースの「アッシュ<1M2>」と「マスタード<5C5>」を新規に開発。
アッシュ<1M2>
マスタード<5C5>
ダークブルー<8Q4>
エモーショナルレッドⅡ<3U5>
プラチナホワイトパールマイカ<089>
アチュードブラックマイカ<218>
スーパーホワイトⅡ<040>
シルバーメタリック<1L0>
新型 プリウス 5代目 インテリア について
インテリアは「センターメーター」を廃止、正面にデジタルメーター採用。新型「MIRAI」や新型「クラウン」「ハリアー」などトヨタ車の流れとしてインパネ周りとしてはエアコンの吹き出し口を変更しナビディスプレイの位置を上にすることによりより使い勝手のいい仕様に変更する可能性が高い。「8インチor12.3インチディスプレイオーディオ」を採用する。更に、「電動パーキングブレーキ&ホールド」を採用する。「デジタルインナーミラー (前後方録画機能付) 」 車両後部に取り付けたカメラの映像をルームミラーに表示する。更に録画機能を備える。「アイランドアーキテクチャー」コンセプトにより、圧迫感のない広々とした空間と運転に集中しやすいコックピットを両立。直感的に操作ができ、ドライビングを楽しめる室内空間とした。
新型 プリウス 5代目 Zグレード インテリア
新型 プリウス 5代目 搭載エンジン
1.8L 直4 DOHC「2ZR-FXE」 +モーターモデルと2.0L 直4 DOHC「M20A-FXS」 +モーターモデル二つのハイブリッドシステムをラインナップ。2.0Lモデル/1.8Lモデルとも、最新の「第5世代ハイブリッドシステム」を搭載。1.8Lモデル(Uグレード・Xグレード)は、改良を重ねつつ、全ての電動モジュールを刷新したことで、32.6km/Lの低燃費を達成。走りにも磨きをかけ、ハイブリッドならではのシームレスな加速に加え、軽やかな出足とダイレクトな駆動力レスポンスを感じられる。2.0Lモデル(Zグレード・Gグレード)は、従来型を上回る低燃費(28.6km/L)を達成しつつ、システム最高出力は従来型比1.6倍となる144kW(196PS)を実現。
1.8L 直4 DOHC +モーター モデル
直4 DOHC 1.8L+モーター(リダクション機構付きシリーズパラレルハイブリッド)モデルは4代目「プリウス」と比べ、フロントモーター リアモーター が大幅に強化されており、フロントのモーターは、最高出力 53kW(72ps) →70kW(95PS)、最大トルク 163Nm(16.6kgm) →185Nm(18.9kgfm)、リアモーターが最高出力 5.3kW(7.2ps) →30kW(41PS)、最大トルク 55Nm(5.6kgm) →84Nm(8.6kgfm)、システム出力90kW(122ps)→103kW(140ps)となる。
2.0L 直4 DOHC +モーターモデル
そして今回の最大の変更点である直4 DOHC 2.0L+モーター(リダクション機構付きシリーズパラレルハイブリッド)を採用により、出力の高いエンジンとモーターを採用し走りと燃費に貢献している。システム最高出力144kW(193PS)、従来型比1.6倍となり、スポーティに生まれ変わったプリウスにふさわしい動力性能を確保。
スペック | 新型プリウス 1.8L (X/U) | 新型プリウス 2.0L (G/Z) |
---|---|---|
全長 | 4,600mm | 4,600mm |
全幅 | 1,780mm | 1,780mm |
全高 | 1,430mm | 1,420mm |
ホイールベース | 2,750mm | 2,750mm |
エンジン | 直4 DOHC 1.8L+ モーター (リダクション機構付き シリーズパラレル ハイブリッド) | 直4 DOHC 2.0L+ モーター (リダクション機構付き シリーズパラレル ハイブリッド) |
最高出力 | 72kW(98ps)/ 5,200rpm | 112kW(152ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 142Nm(14.5kgm)/ 3,600rpm | 188Nm(19.2kgm)/ 4,400-5,200rpm |
フロントモーター 最大出力 | 70kW (95PS) | 83kW (113PS) |
フロントモーター 最大トルク | 185Nm (18.9kgfm) | 206Nm (21.0kgfm) |
リアモーター 最大出力 | 30kW (41PS) | 30kW (41PS) |
リアモーター 最大トルク | 84Nm (8.6kgfm) | 84Nm (8.6kgfm) |
システム出力 | 103kW (140ps) | 144kW (190PS) |
0-100km/h加速 | 9.3秒 | 7.5秒 |
WLTCモード 燃費 | 32.6km/L | 28.6km/L |
新型 プリウス 5代目 次世代Toyota Safety Senseについて
第2世代の「次世代 Toyota Safety Sense」全車標準搭載する。昼間の自転車や夜間の歩行も検知可能となった「プリクラッシュセーフティ」や、前方車両との車間距離を一定に保つ「レーダークルーズコントロール」の作動時に、車線維持に必要なステアリング操作を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」を搭載。プリクラッシュセーフティに昼間の自転車の運転者や夜間の歩行者の検知機能を追加した。ミリ波レーダーとカメラを用いて優れた認識性能・信頼性を確保。衝突回避支援型PCS、LDA、AHBの3種類の予防安全機能に加え、PCSに歩行者検知機能を付加。対歩行者の衝突回避支援/被害軽減を可能にするとともに、レーダークルーズコントロールも装備する。
最新の「衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ」に対応、「交差点での検知」「低速時加速抑制機能」「緊急時操舵回避支援機能」にも対応。歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ(PCS)ミリ波レーダーとカメラを用いて前方の車両や歩行者を検出し、警報、ブレーキアシスト、自動ブレーキで衝突回避支援および被害軽減を図る。自動ブレーキは、歩行者に対しては10~80km/hの速度域で作動し、例えば、歩行者との速度差が30km/hの場合には、約30km/h減速し、衝突回避を支援。また、車両に対しては、10km/h~最高速の幅広い速度域で作動し、例えば、停止車両に対し自車の速度が40km/hの場合には約40km/hの減速が可能。更に「低速時加速抑制機能」「交差点右折時の対向直進車、歩行者検知」「緊急時操舵回避支援機能」を追加。
- 低速時、自車直前の歩行者や自転車運転者、車両を検知し加速を抑制する低速時加速抑制機能。
- 交差点右折時の対向直進車、ならびに右左折時の対向方向から横断してきた歩行者も検知可能。
- 緊急時のドライバー回避操舵をきっかけに操舵をアシストする緊急時操舵回避支援機能。
ロードサインアシスト(RSA)検知対象を拡大し、ほか、また、道路脇にある「制限速度」「一時停止」「進入禁止」「はみ出し禁止」といった主要な交通標識を読み取ってインパネに表示する。
レーンディパーチャーアラート(LDA)カメラによって走行車線の白線や黄線を認識し、車線逸脱の可能性を検知した場合にはブザーとディスプレイ表示でドライバーに警報を出すことで、車線逸脱による衝突事故の回避を支援。
オートマチックハイビーム(AHB)カメラによって対向車のヘッドランプ、または先行車のテールランプを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替えることで、他の車両のドライバーの眩惑を低減するとともに、夜間の前方視界確保を支援。
レーダークルーズコントロール先行車との車間距離の検知にミリ波レーダーを使用し、設定車速内で先行車の車速に合わせて速度を調節することで一定の車間距離を保ちながら追従走行できるレーダークルーズコントロールを採用。前方車両の車線変更をミリ波レーダーとカメラで検知し、よりスムーズな加減速制御を実現。トヨタはモビリティ社会の究極の願いである「交通事故死傷者ゼロ」を目指し、「統合安全コンセプト」に基づいた各種の安全装備・システムを研究・開発し、「より安全な車両・技術開発」に邁進するとともに、「交通環境整備への参画」「人に対する交通安全啓発活動」を通じ、交通安全への幅広い取り組みを強化している。
レーントレーシングアシスト(LTA)レクサス 新型LSシリーズに搭載されたレーントレーシングアシスト[LTA]を次世代 Toyota Safety Sense Pに初採用。 高速道路や自動車専用道路を走行中、レーダークルーズコントロールの作動時にレーントレーシングアシスト[LTA]のスイッチをONにすると車線維持に必要なステアリング操作支援を行う。
プロアクティブドライビングアシスト「歩行者の横断」「飛び出してくるかもしれない」など、運転の状況に応じたリスクの先読みを行うことで、危険に近づきすぎないよう運転操作をサポート、ドライバーの安心につなげる。さらに先行車や前方のカーブに対して減速操作をサポートし、頻繁な踏みかえ操作を軽減することにより、一般道などのシーンでドライバーの運転に寄り添い優しくサポートする機能。
後方車両接近告知(トヨタブランド初採用)ブラインドスポットモニターの後方ミリ波レーダーで後続車を検知し、接近した場合には、マルチインフォメーションディスプレイやブザーでお知らせ。
周辺車両接近時サポート(録画機能・通報提案機能)トヨタブランド初採用 後方車両が非常に接近した場合、システムからドライバーに対して、警察もしくはヘルプネットへの接続をご提案。またドライブレコーダー装着の場合、状況を自動録画するほか、専用の記録領域へデータを保存するため上書きされにくくなる。
セカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応)トヨタブランド初採用 自車が停車中、ブライドスポットモニターの後側方ミリ波レーダーで後方車両を検知し、追突される可能性が非常に高いとシステムが判断すると、自車のブレーキを作動させることで、その後追突された場合の自車の速度を減速します。従来に比べ、衝突前からブレーキを作動することで、より早期での減速が可能。
アドバンスドセーフティ
インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ静止)アクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突を緩和し、被害の軽減に寄与するシステム。車庫入れなどの運転時、静止物への接近を表示とブザーで知らせる「クリアランスソナー」に、静止物との接触を緩和する機能を追加。ソナーはコンビニなどのガラスもしっかり検知。低速走行時(15km/h以下)に進行方向にある静止物を検知している場合、ハイブリッドシステム出力を抑制し、さらに距離が縮まると自動的にブレーキをかける。
先行車発進告知機能信号待ちや渋滞で先行車に続いて停止し、先行車の発進に気づかずそのままでいる場合には、ブザーとディスプレイ表示でお知らせ。
緊急ブレーキシグナル(ハザードランプ点滅式)急ブレーキをかけると、ハザードランプが自動的に点滅。
ドライバー異常時対応システムレーントレーシングアシスト[LTA]制御中にドライバーの無操作状態が継続している場合、音と表示と緩減速による警告でドライバーに操作を促す、ハザードとホーンで車外に異常を報知しながら自車線内に減速停車し、自損・加害事故の回避・事故被害低減を支援。
デジタルインナーミラー車両後部に取り付けたカメラの映像をルームミラーに表示する。
Advanced Parkリモート機能付き画面表示や音声・ブザー音による操作案内および、ハンドル、シフトポジション、アクセルとブレーキ操作を行うことにより、画面上で確認した目標駐車位置付近への後退駐車や縦列駐車からの出庫のアシスト。更に専用スマホアプリを用意されており車外から遠隔操作をして駐車を行うことが可能。
パノラミックビューモニター(360°モニター) クルマの斜め後ろや真横など、目が届きにくい箇所も確認できるため、いち早く障害物に気が付くことができる。
ブラインドスポットモニター(BSM) 隣の車線を走る車両をレーダーで検知。車両が死角エリアに入ると、ドアミラーに搭載されたLEDインジケーターを点灯。
安心降車アシスト(SEA) 降車時、ブラインドスポットモニター[BSM]のセンサーを活用し、後方からの自転車を含む接近車両などを検知。開放後のドア、もしくは降車した乗員と衝突する可能性があるとシステムが判断した場合、ドアミラー内のインジケーターを点灯させ注意を促す。
リヤクロストラフィックオートブレーキ 後退時の死角を検知し、注意を喚起。衝突の危険性がある場合は自動的にブレーキ制御を行うことで接近車両との衝突被害軽減をサポートします。
リモートスタート(アプリ)MyTOYOTAアプリからエンジンスタート・エアコン起動が可能になる新しいオプションサービス。
第2世代の次世代Toyota Safety Sense 機能比較
システム装備 | 4代目 プリウス |
5代目 新型プリウス |
|
---|---|---|---|
Toyota Safety Sense |
衝突回避支援型 プリクラッシュ セーフティ |
◯ 昼間歩行者 |
◯ 昼・夜間歩行者 自転車・自動二輪車 |
プロアクティブ ドライビングアシスト |
– | ◯ | |
レーンディパーチャー アラート (ステアリング 制御機能付) |
◯ ステアリング制御 白線/黄線 検出 ふらつき警報 |
◯ ステアリング制御 白線/黄線 検出 道路端 検出 ふらつき警報 |
|
アダプティブ ハイビームシステム |
◯ | ◯ | |
レーダークルーズ コントロール (全車速追従機能付) |
◯ | ◯ | |
レーント レーシングアシスト |
– | ◯ | |
ロードサインアシスト 交通標識読取 |
– | ◯ | |
先行車発進告知 | – | ◯ | |
予防 安全 装備 |
ブラインドスポット モニター |
◯ | ◯ |
インテリジェント クリアランスソナー |
◯ | ◯ | |
リヤクロストラフィック |
◯ | ◯ | |
Advanced Park リモート機能付き |
– | ◯ | |
安心降車アシスト(SEA) | – | ◯ | |
ドライバー異常時 対応システム |
– | ◯ | |
ヒルスタート アシストコントロール |
◯ | ◯ | |
パノラミックビュー モニター |
– | ◯ | |
快適 装備 |
快適温熱シート+ シートベンチレーション |
◯ | ◯ |
ステアリングヒーター | – | ◯ | |
デジタルインナーミラー (前後方録画機能付) |
– | ◯ | |
ITS Connect | ◯ | ◯ | |
電動パーキングブレーキ &ホールド |
– | ◯ | |
パワーシート | ◯ | ◯ | |
ハンズフリー パワーバックドア |
– | ◯ | |
ヘッドアップ ディスプレイ |
◯ | ◯ | |
デジタルキー | – | ◯ | |
ナビレス | ◯ | – | |
トヨタ ディスプレイ オーディオ |
– | ◯ ※ベースグレード Xを除く |
|
車載通信機(DCM) | – | ◯ |
トヨタ 第2世代版 Toyota Safety Senseを2018年より導入 比較 変更点
新型 プリウス 5代目 価格グレード
新しいクルマのサブスクリプションサービスとして「KINTO Unlimited」を本日立ち上げ、新型プリウスの「Uグレード(「KINTO Unlimited」専用)」よりご提供を始める。
グレード | エンジン | トランス ミッション |
駆動 方式 |
価格 (10%) |
---|---|---|---|---|
X | 直列4気筒 1.8L エンジン +モーター |
電気式 無段階変速機 |
2WD | 2,750,000円 |
X E-Four | 4WD (E-Four) |
2,970,000円 | ||
U | 2WD | 2,999,000円 | ||
U E-Four | 4WD (E-Four) |
3,210,000円 | ||
G | 直列4気筒 2.0L エンジン +モーター |
2WD | 3,200,000円 | |
G E-Four | 4WD (E-Four) |
3,420,000円 | ||
Z | 2WD | 3,700,000円 | ||
Z E-Four | 4WD (E-Four) |
3,920,000円 |
新型 プリウス 5代目 について思うこと
「プリウス」は、トヨタが1997年から発売している世界初の量産ハイブリッド専用車であるがいつもトヨタの最新技術を詰め込んできた。今回の5代目も最新の「ハイブリッドシステム」「安全装備」などこのクラスとしては素晴らしい装備を採用している。ハイブリッドシステムを2つ採用、かつ排気量2.0Lモデルをラインナップすることで燃費だけではなく快適性も兼ね備えたモデルとなるだろう。しかし、時代が変わり4代目まではトヨタの「ハイブリッドシステム」を採用している車種が「プリウス」ぐらいであったが、現在では多くの「トヨタ車」で同様の「ハイブリッドシステム」を採用しているため「プリウス」を選択する人が減ったのも事実であるが、発売がスタートしてどれだけ販売台数が伸びるか楽しみである。
4代目 プリウス 50系 前期について
4代目プリウスは2015年12月9日発売を開始。TNGA(Toyota New Global Architecture)と呼ばれる新開発のGA-Cプラットフォームを初採用する(第1号車)ことによって、 旧型モデルよりも広い室内空間を得る。
4代目 プリウス 50系 前期TNGA(Toyota New Global Architecture)初採用
TNGAではパワートレーンユニットとプラットフォームを刷新し、一体的に新開発することにより、クルマの基本性能や商品力を飛躍的に向上させていく。新プラットフォームは、アンダーボディやサスペンションを刷新・新開発するとともに、パワートレーンユニットを低重心・低配置化することで、クラストップレベルの低重心高を実現。低く構えた、かっこいいデザイン、気持ち良いハンドリング、質感の高い乗り心地、安全・安心をお届けする衝突安全性能などに貢献。骨格構造の見直しなどにより、ボディ剛性の向上(従来比30~65%向上)を図るとともに、ボディ接合にレーザー溶接技術を採用することなどでボディ剛性を更に高めていく。エンジンの熱効率やトランスミッションの伝達効率を向上させることで、パワートレーンシステム全体(エンジン・トランスミッション)で燃費は約25%、動力性能は約15%以上向上。
4代目 プリウス 50系 前期のハイブリッドシステムについて
また小型化されたTHSⅡハイブリッドシステム(エンジンを含むシステム全体)では、駆動ユニットの配置見直しやモーター・インバーター・電池の小型化、高効率化を図ることで燃費の15%以上向上を見込んでいる。最大熱効率40%を実現した改良型直列4気筒DOHC 1.8L エンジン「2ZR-FXE」を搭載 システム全体で約20%の低損失化を達成した。「E」においてはJC08モード燃費40.8km/Lの低燃費を実現。
4代目 プリウス 50系 前期 サイズについて
全長:4,540mm(+60mm)、全幅:1,760mm(+15mm)、全高:1,470mm(-20mm)、ホイールベース:2,700mm(0mm)、3代目よりもノーズが-70mmも低い低重心ボディに生まれ変わった。よりも空気抵抗を無くした「究極の空力フォルム」ドアミラーやシャークアンテナには空力性能を考えた形状を採用。
トヨタマークの位置は86と同じぐらいの高さ旧型よりも空気抵抗を無くした「究極の空力フォルム」ライトの全てにLEDを採用。更に、ドアハンドルに区切りのないデザインを採用することで風切り音の低減を実現した。17インチアルミホイールはアルミに樹脂加飾パーツを組み込んだ画期的な方法を採用し空力性能の向上と軽量化を図っている。(15インチはホイールキャップに)バッテリーの位置をトランクの下ではなく後部座席の下に配置したことで床を下げ旧型に比べてトランクルームが56Lも荷物容量がUPしている。トランクルームにゴルフバック4個も入る!!(3代目はゴルフバック約3個)トランクルームの容量を従来の446Lから502Lに拡大している。(LEDフォロントフォグランプ・LEDサイドターンライト・LEDハイマウントストップランプ・LEDライセンスプレートランプ)ヘッドライトユニットは1眼でハイビームとロービームを使い分けるBi-Beam LEDヘッドライトを採用。多機能の上にも使いやすい・見やすい4.2インチカラーTFTのツインメーターを採用。
右側を速度や燃料計などの基本情報を表示。左側をステアリングスイッチで切り替えられる「マルチディスプレイ」とし、機能性と先進性を表現。2015年8月マイナーチェンジしたランドクルーザー200に続き先進の安全技術Toyota Safety Sense P を搭載。
4代目 プリウス 50系 前期 カラーは全部で9色
- エモーショナルレッド(3T7)(ツーリングセレクション限定)
- サーモテクトライムグリーン(6W7)(メーカーオプション)
- スティールブロンドメタリック(4X1)
- グレーメタリック(1G3)
- アティチュードブラックマイカ(218)
- ダークブルーマイカメタリック(8W7)
- スーパーホワイトⅡ(040)
- ホワイトパールクリスタルシャイン(070)( メーカーオプション)
- シルバーメタリック(1F7)
今回の新型プリウスはデザインや燃費だけではなく、塗装にも最新技術を施している。新型プリウスの為に新開発した色。エモーショナルレッドは、にごりのない鮮やかな赤を実現するため、トヨタ初の新しい技術を用意た特別な色。サーモテクトライムグリーンは世界初の技術で断熱機能を持たせるなど、ボディカラーも全く新しい技術で新開発した。スティールブロンドメタリックも先進性とプレミアムな印象を持たせた新型プリウスのために新たに開発。
内装色
クールグレー
ブラック
内装色は2色。
シート
本革
合成皮革
上級ファブリック
ファブリック
シートは4つから選べる。
ステアリング・フロントコンソールトレイ
ホワイト加飾
ブラック
4代目 プリウス 50系 前期 価格グレード
グレード | 価格 |
---|---|
S | 247万9,091円 |
S E-Four | 267万3,491円 |
Sツーリング | 262万8,327円 |
Sツーリング E-Four | 282万2,727円 |
A | 277万7,563円 |
A E-Four | 297万1,963円 |
Aツーリング | 292万6,800円 |
Aツーリング E-Four | 312万1,200円 |
Aプレミアム | 310万7,455円 |
Aプレミアム E-Four | 330万1,855円 |
Aプレミアムツーリング | 319万9,745円 |
Aプレミアムツーリング E-Four | 339万4,145円 |
50型プリウスの税金優遇
環境対応車、普及促進税制と自動車グリーン税制の適合車で所得税(約60,700〜84,850円(グレードにより))、重量税(約36,900円)は100%減税。新車登録翌年度の自動車税は75%減税を受けられる自動車グリーン税制を受けられる。(約29,500円)
4代目 プリウス 50系 前期 2017年11月 一部改良
新型 プリウスは2017年11月には一部改良が行われた。今回の一部改良では、エクステリアは新型C-HRと同様に、ツートンカラーをランナップしカラーバリエーションを増やしブラックORホワイトのツートンカラーとなる。
一部改良ではインテリアは、新型プリウスPHVに搭載される11.6インチの大画面ナビ(ディスプレイ)をメーカーオプションで選択可能となる。T-Connect DCMパッケージも合わせる。以前から不評であったコンソールボックスのホワイトカラーを標準でブラックに変更。ピアノブラック加飾のフロントコンソールトレイを採用。上級グレードに搭載のヘッドアップディスプレイにオートクルーズを表示される様に変更。初代が販売を開始したのが1997年12月であり、そこから丸20年を迎えることを記念し「20周年記念 特別仕様車」をランナップする。
4代目 プリウス マイナーチェンジモデル 50系 後期
トヨタは新型「プリウス」のマイナーチェンジを行い日本では2018年12月17日に発売する。 全国のトヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツ店で販売。月販目標台数:6,600台である。価格:251万8,560円〜347万8,680円。
4代目 プリウス マイナーチェンジモデル 50系 後期 エクステリア 変更点
フロント、リアバンパーのデザイン変更。前期の全長は4,540mmから後期は4,575mmに変更。デザインを変更したBi-Beam LEDヘッドライト(リターデッドヘッドライト)を採用。テールランプデザインを変更。17インチアルミホイールは、樹脂加飾部にチタン調の塗装を採用、15インチアルミホイールはツインスポーク形状を採用。ボディカラーにブルーメタリック、エモーショナルレッド2の新色を追加。繊細な凹凸を施した幾何学調フィルムをルーフ、ドアミラーとルーフアンテナもブラックに塗装して2トーンボディ仕上げにする「幾何学調ルーフフィルム」をオプション設定。
4代目 プリウス マイナーチェンジモデル 50系 後期 インテリア 変更点
インテリは室内灯にLEDを採用。インテリアのカラーをハンドル、シフトレバー、センターコンソールトレイセット周りのホワイト塗装となっているが、ブラック塗装に変更。「A」「Aプレミアム」「Aプレミアム“ツーリングセレクション”」に置くだけ充電をオプション設定。スペース拡大。シートヒータースイッチの位置を変更しセンターコンソールトレイに配置し使い勝手を向上。「Aプレミアム」「Aプレミアム“ツーリングセレクション”」のフロントシートにシートベンチレーション機能追加。(シートから冷風を吸い込む夏場など快適性を高める。)
2017年11月には一部改良が行われインテリアは、新型プリウスPHVに搭載される11.6インチの大画面ナビ(ディスプレイ)をメーカーオプションで選択可能となり、専用通信機DCMを全車に標準搭載し、T-Connectサービスを3年間無料で提供。
4代目 プリウス マイナーチェンジモデル 50系 後期 グレード 価格について
グレード | 価格 | 前期比較価格 |
---|---|---|
E | 251万8,560円 | +8万9,542円 |
S | 256万5,000円 | +8万5,909円 |
S E-Four | 275万9,400円 | +8万5,909円 |
Sツーリング | 273万2,400円 | +10万4,073円 |
Sツーリング E-Four | 292万6,800円 | +10万4,073円 |
A | 284万2,560円 | +6万4,997円 |
A E-Four | 303万6,960円 | +6万4,997円 |
Aツーリング | 300万6,720円 | +7万9,920円 |
Aツーリング E-Four | 320万1,120円 | +7万9,920円 |
Aプレミアム | 317万5,200円 | +6万7,745円 |
Aプレミアム E-Four | 336万9,600円 | +6万7,745円 |
Aプレミアムツーリング | 328万4,280円 | +8万4,535円 |
Aプレミアムツーリング E-Four | 347万8,680円 | +8万4,535円 |
価格は旧型に比べ各グレード約6万5000円〜約9万円ほどアップする。一番価格差がないAとAプレミアムが一番お得なグレードとなりそうだ。
4代目 プリウス マイナーチェンジモデル 50系 後期 スペックについて
スペック | 新型プリウス |
---|---|
全長 | 4,575mm |
全幅 | 1,760mm |
全高 | 1,470mm |
ホイールベース | 2,700mm |
エンジン | 直4 DOHC 1.8L+ モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 72kW(98ps)/5,200rpm |
最大トルク | 142Nm(14.5kgm)/3,600rpm |
フロントモーター最大出力 | 53kW(72ps) |
フロントモーター最大トルク | 163Nm(16.6kgm) |
リアモーター最大出力 | 5.3kW(7.2ps) |
リアモーター最大トルク | 55Nm(5.6kgm) |
システム出力 | 90kW(122ps) |
トランスミッション | 無段階変速機 |
車両重量 | 1,320~1,460kg |
乗車定員 | 5名 |
JC08モード燃費 | 37.2〜39.0km/L |
WLTCモード燃費 | 27.2〜32.1km/L(2WD) 25.4~28.3km/L(4WD) |
価格 | 251万8,560円〜 347万8,680円 |
今後新しい情報が入り次第お伝え致します。
トヨタニュースリリース
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/25674138.html
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