トヨタは新型「クラウン セダン」を2023年11月2日に発売する。ボディサイズは全長5,030mmとかなりのボディサイズとなるが歴代クラウンはどのぐらいのサイズだったのかをまとめてみました。新型「クラウン セダン」はパワートレインにゼロエミッション燃料電池電気自動車「FCEV」モデルをラインナップする。トヨタは、3つの新たな新型「クラウン」として「スポーツ」「セダン」「エステート」を2023年秋~2024年に発売予定であることを4月12日に発表した。なんと同時に「クラウンセダン」の内装、外装やある程度のスペックを公式に公開したので内容をお伝えします。
新型「クラウン セダン」と歴代「クラウン」のサイズ比較
歴代「クラウン」のボディサイズを比較してみたが、歴代の中でも特に大きいことがわかる。ホイールベースも3mとしており室内空間は非常にゆとりがあると想像できる。
車種 | 全長 | 全幅 | 全高 | ホイール ベース |
---|---|---|---|---|
7代目 クラウン | 4,860mm | 1,720mm | 1,420mm | 2,720mm |
8代目 クラウン | 4,860mm | 1,745mm | 1,400mm | 2,730mm |
9代目 クラウン | 4,800mm | 1,750mm | 1,440mm | 2,730mm |
10代目 クラウン | 4,820mm | 1,760mm | 1,450mm | 2,780mm |
11代目 クラウン | 4,820mm | 1,765mm | 1,445mm 1,470mm | 2,780mm |
12代目 クラウン | 4,840mm | 1,780mm | 1,470mm 1,485mm | 2,850mm |
13代目 クラウン | 4,870mm | 1,795mm | 1,470mm 1,485mm | 2,850mm |
14代目 クラウン | 4,895mm | 1,800mm | 1,450mm 1,460mm | 2,850mm |
15代目 クラウン | 4,910mm | 1,800mm | 1,455mm 1,465mm | 2,920mm |
16代目 クラウン | 5,030mm | 1,890mm | 1,470mm | 3,000mm |
新型「クラウン セダン」エクステリアについて
フロント部分は独特なデイライト付きヘッドライトを採用する。「クラウン」エンブレムは継続採用。リアは「LED リアコンビネーションランプ」を採用、横一文字に伸びる、薄くシャープなリアコンビネーションランプを採用。ボディカラーは落ち着いたモノトーンカラーを採用する。ボディサイズは全長5,030mm、全幅1,890mm、全高1,470mm、ホイールベース3,000mmとし、正統なセダンスタイルとした。アルミホイールは19インチまたは20インチを採用する。駆動方式は「FR」を採用し、ハイブリッドシステムまたはFCEVシステムを搭載。プラットフォームは「TNGA」に基づく「新開発 プラットフォーム」を採用。




新型「MIRAI」と新型「クラウン セダン」比較


横からの画像を比較してもフロントはほぼ共通化、リアのデザイン形状がほぼ同じであることがよくわかる。MIRAIは現行トヨタ車では最高位のセダンとして発売しており非常に近いモデルとなることが予想できる。
スペック | 2代目 新型MIRAI | 16代目 新型クラウン (セダン) | 差 |
---|---|---|---|
全長 | 4,975mm | 5,030mm | +55mm |
全幅 | 1,885mm | 1,890mm | +5mm |
全高 | 1,470mm | 1,470mm | 0mm |
ホイールベース | 2,920mm | 3,000mm | +80mm |
新型「クラウン セダン」ボディカラーについて
モノトーンとなる単色を6色ラインナップ。
単色 6色






新型「クラウン セダン」インテリアについて
インテリアは共通化し、どの車種に乗っても「クラウンだね!」と思わせてくれるだろう。ディスプレイオーディオを一体化させたインパネデザインを採用。メーターには「12.3インチ大型フル液晶デジタルメーター」を採用。ナビゲーションシステムを「コネクティッドナビ」。「デジタルインナーミラー」トヨタ初「ドライブレコーダー(前後方)」を採用。ディスプレイオーディオのオプションとして「車内Wi-Fi」を設定。


クロスオーバーとセダンの内装を並べて比較すると共通化によってデザインは全く同じと言っていいだろう。しかし、カラーリングの部品に違いがあり「クラウンセダン」は水平基調カラーリングにより印象を変えているのがわかる。


「センターコンソール」「サイドパネル」が木目調にしており質感の高さが伺える。インテリアカラーは落ち着いたブラックとブラウン系の色合いとなっており落ち着いた印象を与えている。後部座席はこれぞクラウンというFRならではな室内空間となっており、質感の高さを感じる。





新型「クラウン セダン」エンジンについて
セダンは、上質な走りを求められるので間違なく、新開発のバイポーラ型ニッケル水素電池を組み合わせた採用。新開発した「2.4L直噴ターボエンジン+ハイブリッドシステム」を採用。2.5Lエンジン+モーターのハイブリッドモデル。更に上記でも話をしたが、MIRAIと同様のFCEVを採用し新たなクラウンとして発売される。





新型「クラウン セダン」スペック について
エンジンはHEV(FR)とFCEV(FR)を公式にも採用すると発表しているが、クラウンセダンで採用された、新型「2.4 ターボ ハイブリッド」と「MIRAI」に採用されている「FCEV」が採用される。どちらも「クラウンセダン」にふさわしい、スポーティな走りと低燃費を手に入れることができる。
ハイブリット(HEV) モデル
スペック | クラウンセダン 2.4 ターボ ハイブリッド | クラウンセダン 2.5 ハイブリッド |
---|---|---|
全長 | 5,030mm | 5,030mm |
全幅 | 1,890mm | 1,890mm |
全高 | 1,470mm | 1,470mm |
ホイールベース | 3,000mm | 3,000mm |
エンジン | 直列4気筒 2.4L 直噴ターボエンジン +モーター | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S +モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 200kW(272ps)/ 6,000rpm | 137kW(186ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 460Nm(46.9kgm)/ 2,000-3,000rpm | 219Nm(22.5kgm)/ 3,600rpm |
フロントモーター 最大出力 | 61kw(82.9ps) | 88kW(119ps) |
フロントモーター 最大トルク | 292Nm(29.8kgm) | 202Nm |
リアモーター 最大出力 | 59kW(80.2ps) | 40kW(54.4ps) |
リアモーター 最大トルク | 169Nm(17.2kgm) | 121Nm(12.3kgfm) |
トランスミッション | Direct Shift-6AT (6速AT) | Multi Stage Hybrid System (10速AT) |
バッテリー | ニッケル水素電池 5Ah | ニッケル水素電池 5Ah |
駆動方式 | 4WD (E-Four Advanced) | 4WD (E-Four) |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
車両重量 | -kg | -kg |
WLTCモード燃費 | 15.7km/L | 21.4㎞/L |
FCEVモデル
スペック | クラウンセダン FCEV |
---|---|
全長 | 5,030mm |
全幅 | 1,890mm |
全高 | 1,470mm |
ホイールベース | 3,000mm |
FCスタック | FCB130 固体高分子形 圧縮水素:3本 |
最高出力 | 128kW(174ps) |
モーター最高出力 | 134kW(182ps)/ 6,940rpm |
モーター最大トルク | 300Nm/(30.6kgm)/ 0〜3,267rpm |
駆動用バッテリー | リチウムイオン4.0Ah |
駆動方式 | 後輪駆動 |
乗客定員 | 5名 |
航続距離 | 約30%延長 約750km〜850km (従来型比) |
新型「クラウン セダン」需要はあるのか?
トヨタはセダンモデルの「カムリ」の日本国内販売を終了する。海外モデルはフルモデルチェンジをし11代目も販売を継続、海外専売車種となる。これにより「カムリ」はトヨタ車のセダン車種としては「クラウン」が代わりの車種として統合される形となる。
つまり、先代の「カムリ」と先代「クラウン」ユーザーが「クラウン セダン」を求めることになり、更に「アリオン・プレミオ」や他社でも多くのセダン車が販売終了となり、レクサス「GS」、ホンダ「シビックセダン」「グレイス」「レジェンド」「アコード」と多くのセダン車不在の穴を埋めるにはもってこいだ。
▼詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
→トヨタ 新型 クラウンセダン クラウンシリーズ第3弾 本命 フラッグシップモデル 2023年11月発売
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→新型「クラウン セダン」に勝算はあるのか? 2023年11月発売へ
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→トヨタ 新型「クラウン」 電気自動車(BEV)モデル 最大航続距離1,000kmの新型全固体電池を披露
トヨタニュースリリース
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/39070872.html
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