トヨタの「RAV4」は毎年改良が行われており、2024年の日本モデルにも「GR SPORT」グレードを採用する可能性が高い。欧州トヨタは新型「RAV4」の一部改良モデルに「GR SPORT」を追加し2022年10月7日発表(現地時間)した。
海外で採用された「GR SPORT」が日本モデルでも採用されている
トヨタの過去発売されてた車種たちで「GR SPORT」グレードは海外モデルから先に発表、発売後遅れて日本でも採用されている車種がいくつかある。「ハイラックス」は2018年11月6日にサンパウロモーターショー2018にて「ハイラックス GR SPORT」を発表、その後日本では2021年10月8日に一部改良を行い「ハイラックス Z“GR SPORT”」を追加し発売している。
現在「ヤリス」「ヤリス クロス」「アクア」「カローラ」「C-HR」「ハイラックス」のモデルで「GR SPORT」グレードの展開しており、「RAV4」で「GR SPORT」があって不思議は全くない。
トヨタ 新型 RAV4 GR SPORT について
「RAV4 GR SPORT」はハイブリッドモデル(直列4気筒 2.5L直噴エンジンD-4S+モーター(THSⅡ))を採用、エクステリアはワイド&ローのスタンスを追求することで、知的でスポーティ、かつアグレッシブなフォルムに。GR専用フロントバンパー、GR専用ラジエーターグリル、GR専用アッパーグリル/GR専用フードモール、GR専用LEDイルミネーションビーム、GR専用リヤバンパー、GR専用バックドアガーニッシュ、GR専用リヤコンビネーションランプ、専用エンブレム、GR専用19インチアルミホイル&タイヤ。
インテリアは、内装色はブラック、本革巻きステアリングホイール(シルバーステッチ・ブラック塗装)、GR専用フロントスポーティシート、アームレスト付センターコンソールボックス(シルバーステッチ)、GR専用本革巻きシフトノブ、GR専用パワースイッチ(レッド/GRロゴ付)、アルミペダル(アクセル・ブレーキ)、フロントドアスピーカーリング(メッキ加飾)、GR専用フロアマットなどを採用。
前方部と中心部から後方部にかけてブレースを追加。ベース車が持つ低重心による運動性能の良さをさらに向上させるため、最も効果的なブレース補強を実施。特にフロアセンターブレースはフロア骨格とリヤサス取付部を結合することにより、操舵時のリヤタイヤ応答性を大幅に向上させ、気持ちのいいハンドリングを実現。
ドア開口部とロッカーフランジにスポット溶接を10点追加。本体であるメーカーにしかできないスペシャルチューニング。車両組み立ての過程で、ドア開口部とロッカーフランジに溶接点を追加し、ボディ剛性を内部から強化。高速走行やコーナリング時での安定感と安心感を向上させ、サスペンションやタイヤのポテンシャルを最大限に引き出せるボディにする。
イルスプリングのバネレートを強化。フロントのバネレートを強化することで、車体の動きを抑制し、ステアリングレスポンスと安定性を向上。さらにボディの補強と足回り変更にともない、乗り心地を犠牲にしないようアブソーバーを最適にセッティング。FFコンパクトハイブリッドならではの、スポーティで軽快な走りに対応できる減衰力とスプリングレートにチューニングすることで、優れた車両応答性と乗り心地を実現しています。など
トヨタ 新型 RAV4 GR SPORT スペック
スペック | 新型 RAV4 GR SPORT |
---|---|
全長 | 4,600mm |
全幅 | 1,855mm |
全高 | 1,690mm |
ホイールベース | 2,690mm |
エンジン | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S +モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 131kW(178ps)/ 5,700rpm |
最大トルク | 221Nm(22.5kgm)/ 3,600-5,200rpm |
フロントモーター 最大出力 | 88kw(120ps) |
フロントモーター 最大トルク | 202Nm(20.6kgm) |
リアモーター 最大出力 | 40kW(54ps) |
リアモーター 最大トルク | 121Nm(12.3kgfm) |
システム出力 | E-Four:163kW(222ps) 2WD:160kW(218ps) |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー |
駆動方式 | 2WD/4WD(E-Four) |
乗車定員 | 5名 |
JC08モード燃費 | 25.0km/L~ 25.2km/L |
WLTCモード燃費 | 20.6km/L~ 21.4km/L |
トヨタ 新型 RAV4 GR SPORT について思うこと
トヨタにとって「RAV4」は日本市場においてコンパクトSUVという存在であり販売力の高い車種である。今回は「GR SPORT」のラインナップとなるが、2022年の大幅改良や特別仕様車「Adventure“OFFROAD packageⅡ”」のラインナップに加えて「GR SPORT」という新たな選択肢を追加することで更に商品的な魅力と選択しを手に入れることができるのですばらしい。
特別仕様車 「Adventure“OFFROAD packageⅡ” 」
トヨタは「RAV4」の一部改良を行い2022年10月4日に発売。新たな特別仕様車 「Adventure“OFFROAD packageⅡ” 」をラインナップ。ゴリゴリブラック塗装を採用しておりエクステリアのインパクトがすごい。
新たな特別仕様車 「Adventure“OFFROAD packageⅡ” 」をラインナップする。ガソリンモデルと新たにハイブリッド車にも採用する。「Adventure」グレードをベース車に、フロントバンパー、ドアミラーなどに、塗料を塗り重ねつくり出した、凸凹があり艶を抑えた質感の「GORI GORI BLACK塗装」を施し、オフロードイメージを強調。ボディカラーは専用のツートーンを2色「アティチュードブラックマイカ〈218〉×アーバンカーキ〈6X3〉[2ZF]」「アティチュードブラックマイカ〈218〉×グレイッシュブルー〈8W2〉[2VV]」設定した。
新型 RAV4 一部改良 について
グレード「X」に採用している「4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ+アナログメーター」を他のグレードと同様に「7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ+オプティトロンメーター」に変更。上級グレードは7インチから12.3インチTFTディスプレイ(フル液晶デジタルメーター)を採用する。ディスプレイオーディオのオプションとして「車内Wi-Fi」を設定。「ナノイーX」を標準装備。新たなボディカラーを追加。先進機能を付与し機能を向上させた最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を搭載。デジタルインナーミラー録画機能追加(前後方録画機能)ナビゲーションシステムを変更。
新型「ノア・ヴォクシー」などに採用されている「コネクティッドナビ」。特別仕様車 「Adventure“OFFROAD packageⅡ” 」をラインナップする。
新型 RAV4 一部改良 2022年モデル 価格グレードについて
一部改良により+164,000円~247,000円の価格変更となる。理由は標準化されたオプションが多数あるためだ。
RAV4ハイブリッドモデル グレード
モデル | 駆動方式 | 価格(10%) |
---|---|---|
HYBRID X | 2WD | 3,538,000円 |
E-Four(4WD) | 3,791,000円 | |
HYBRID Adventure |
E-Four(4WD) | 4,303,000円 |
HYBRID G | E-Four(4WD) | 4,304,000円 |
Adventure “OFFROAD packageⅡ” |
E-Four(4WD) | 4,503,000円 |
RAX4ガソリンモデル グレード
モデル | 駆動方式 | 価格(10%) |
---|---|---|
X | 2WD | 2,938,000円 |
4WD | 3,169,000円 | |
Adventure | 4WD | 3,684,000円 |
Adventure “OFFROAD packageⅡ” |
4WD | 3,884,000円 |
G | 4WD | 3,666,000円 |
GZ package | 4WD | 3,884,000円 |
RAV4 PHV グレード
モデル | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|
Z | 4WD (E-Four) | 5,633,000円 |
新型 RAV4 (日本モデル)2022年モデル スペック
スペック | 新型 RAV4 ハイブリッド | RAV4 |
---|---|---|
全長 | 4,600mm~4,610mm | 4,600mm~4,610mm |
全幅 | 1,855mm~1,865mm | 1,855mm~1,865mm |
全高 | 1,690mm | 1,690mm |
ホイールベース | 2,690mm | 2,690mm |
エンジン | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S +モーター(THSⅡ) | 直列4気筒2.0L 直噴ガソリンエンジン |
最高出力 | 131kW(178ps)/ 5,700rpm | 126kW(171ps)/ 6,600rpm |
最大トルク | 221Nm(22.5kgm)/ 3,600-5,200rpm | 207Nm(21.1kgf・m)/ 4,800rpm |
フロントモーター 最大出力 | 88kw(120ps) | – |
フロントモーター 最大トルク | 202Nm(20.6kgm) | – |
リアモーター 最大出力 | 40kW(54ps) | – |
リアモーター 最大トルク | 121Nm(12.3kgfm) | – |
システム出力 | E-Four:163kW(222ps) 2WD:160kW(218ps) | – |
トランスミッション | 電気式無段変速機 | Direct Shift-CVT |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー | – |
駆動方式 | 2WD/4WD(E-Four) | 2WD(FF)/4WD |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
JC08モード燃費 | 25.0km/L~ 25.2km/L | – |
WLTCモード燃費 | 20.6km/L~ 21.4km/L | 15.2km/L~ 15.8km/L |
スペック | RAV4 PHV |
---|---|
全長 | 4,600mm~4,610mm |
全幅 | 1,855mm~1,865mm |
全高 | 1,690mm |
ホイールベース | 2,690mm |
エンジン | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S +モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 130kW(177ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 219Nm/3,600rpm |
フロントモーター 最大出力 | 134kW(182ps) |
フロントモーター 最大トルク | 270Nm |
リアモーター 最大出力 | 40kW(54ps) |
リアモーター 最大トルク | 121Nm(12.3kgfm) |
システム出力 | E-Four:225kW(306ps) |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
バッテリー | リチウムイオン バッテリー 18.1kWh |
駆動方式 | 4WD (E-Four) |
乗車定員 | 5名 |
最小回転半径 | 5.5m |
車両重量 | 1,900Kg |
JC08モード燃費 | ー |
WLTCモード燃費 | 22.2㎞/L |
EV航続距離 | 95km/L |
トヨタニュースリリース
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/38084550.html
RAV4