レクサスは、新型クロスカントリーSUV「GX550」のフルモデルチェンジを行い、日本モデルを2024年4月19日に発表、6月上旬に発売する。ベースは日本で2024年4月18日に発売が開始されるトヨタの「ランドクルーザー250」と姉妹車となる、レクサスで最もオフロード志向なモデルとなる。先代までは導入されていなかったが、今回の「GX550」から日本初導入となる。
米国では先に正式発表され、2023年6月8日(木)(現地時間)発表し、2023年末より順次各地域に展開される。
レクサス 新型「GX550」について
- エクステリアは最新のデザインを採用
- 新しいレクサスの「12.3インチフル液晶メーター」と「大型14インチのインフォテインメントシステム」を設定。
- 第3世代の「次世代Lexus Safety System+ 」全車標準搭載。
- 「GX550」高出力・大トルクの「3.5L V6ツインターボモデル」とLEXUSボディオンフレーム車初の「GX550h」「2.4Lターボハイブリッド」仕様モデルを設定。
- 5人乗り2列シート、7人乗り3列シート仕様を設定。
- 「GA-Fプラットフォーム」の採用
- 路面追従性を向上させるLEXUS初採用の「E-KDSS(Electronic-Kinetic Dynamic Suspension System)」を採用
レクサス 新型「GX550」はどんなクルマ?
- 新型「GX」は、「ランドクルーザー250」の姉妹車である。
- レクサスブランドの本格オフローダーとして表現。
- 「LX」と同様の「GA-Fプラットフォーム」の採用。
新型「GX」は、「ランドクルーザー250」の姉妹車である。車両開発コンセプトを「ザ・プレミアム・オフローダー」として、過酷な悪路から街中の舗装路に至るまで、様々なシーンで心高まる体験を提供するために進化。「LX」と同じ新「GA-Fプラットフォーム」の採用、静粛性と出力、燃費を高次元でバランスさせたV6ツインターボエンジンの搭載など、車両の基本性能を飛躍的に進化。伝統の悪路走破性も、オフロード走行性能を追求したパッケージの追求や、路面追従性を向上させるLEXUS初採用のE-KDSS(Electronic-Kinetic Dynamic Suspension System)などを通じて一段と向上。オンロード走行性能では、各部位の高剛性化やEPSの採用などによりもたらされるリニアなステアリング応答性など、本格オフローダーでありながらもLEXUSらしい乗り味を実現。エクステリアデザインでは、高い走行性能の提供に寄与する「機能的本質や動的性能に根差したプロポーションと独自性を追求したデザイン」を本格オフローダーとして表現。高い走破性と冒険心をくすぐる外観でありつつ、あらゆる道でドライバーが快適に運転できるデザインとしている。
LEXUSブランドの多様化と電動化に関する発信を行いました。Lexus International Presidentの渡辺 剛氏が、多様化するお客様や地域のニーズに寄り添う新しいモデルラインアップと、カーボンニュートラル社会の実現を目指し、バッテリーEV開発と普及に挑戦するレクサスのクルマづくりや取り組みの方向性を語た。「LX」「GX」「RX」「NX」「UX」「LBX」と日本モデルでは6つのSUVモデルをラインナップすることとなる。「LX=ランドクルーザー300」「NX=ハリアー」「LBX=ヤリスクロス」である。
TNGA | トヨタ | レクサス |
---|---|---|
GA-B プラットフォーム | ヤリスクロス | LBX |
GA-C プラットフォーム | C-HR | UX |
GA-K プラットフォーム | ハリアー | NX |
e-TNGA プラットフォーム | bZ4X | RZ |
GA-K プラットフォーム | ハイランダー | RX |
GA-K プラットフォーム | グランドハイランダー | TX |
GL-F プラットフォーム | ランドクルーザープラド | GX |
GL-F プラットフォーム | ランドクルーザー300 | LX |
レクサス 新型「GX550」エクステリア について
- レクサスのスピンドルグリルと一文字リヤLEDコンビネーションランプを採用。
- 「GX550」には新たなグレード“OVERTRAIL”仕様を新たに設定 オフロード専用装備。
エクステリアデザインでは、高い走行性能の提供に寄与する「機能的本質や動的性能に根差したプロポーションと独自性を追求したデザイン」を本格オフローダーとして表現。高い走破性と冒険心をくすぐる外観でありつつ、あらゆる道でドライバーが快適に運転できるデザインとしている。横から見ると、2024「GX」はほとんど 70 シリーズ トヨタ ランドクルーザーを彷彿とさせる。レクサスのスピンドルグリルはうまく組み込まれており、ノーズがボディの他の部分と比べて曲がりすぎないように直立したデザインになっている。ボンネットには、ヘッドライトに合わせて両側の最外縁が高く突き出たリバースパワーバルジとも言える形状が特徴。ライトにはレクサスファミリーのグラフィックがあしらわれており、ミラーはやはり昔ながらのクルーザーのように大きく箱型になっている。背面に移っても、シンプルなデザインが保たれている。大きなリアウィンドウの下にはフルレングスのライトバーがあり、新標準のパワーテールゲートとは独立して開くことができる。現行車よりも全長70mm、全幅95mm広く、ホイールベースは60mm延長されている。全長4,950mm、全幅1,980mm、全高1,870mm、ホイールベース2,850mm。
2024年型レクサスGXは、プレミアム、プレミアム+、ラグジュアリー、ラグジュアリー+、そしてレクサス用の新型、オーバートレイル、オーバートレイル+の6グレードで提供される。ツートンカラーの外装色と「アースカラー」の内装を強調しているように見えますが、主なポイントは18インチのホイールに33インチのオールテレインタイヤが標準装備。タイヤをボディ内に収めるために、GX オーバートレイル モデルにはオーバーフェンダーが装備され、アルミ製スキッド プレートが標準装備。オーバートレイル トリムには、電子ロック式リア ディファレンシャルも装備されており、オフロード時にアンチロール バーの接続を解除するトヨタのエレクトロニック キネティック ダイナミック サスペンション システム (E-KDSS) のおかげで、ホイール アーティキュレーションが改善されている。また、マルチテレイン セレクト (MTS)、クロール コントロール、ダウンヒル アシスト コントロール (DAC)、3D マルチテレイン モニターなどのオフロード テクノロジーも標準装備。
レクサス 新型「GX550」“OVERTRAIL”仕様を新たに設定
「自然を理解し、楽しみ、守っていくアウトドア体験をお届けしたい」という想いの下、大自然と共生しながらアウトドアライフスタイルを彩るクルマの楽しさと、様々な体験をご提供する「OVERTRAIL PROJECT」を体現したモデル。「OVERTRAIL」仕様は、標準モデルに対して、より本格的なオフロード性能とデザインを追求。オフロード性能を更に高める専用エクステリアデザインや冒険心をくすぐる内外装カラーのほか、走行性能を更に高め、デザインと空力性能も両立する265/70R18の専用オールテレーンタイヤを装着。オフロードとオンロードの走行を高次元で両立するLEXUS初のE-KDSSも採用。
トヨタ「ランドクルーザー250」とレクサス「GX550」のエクステリア比較
トヨタ ランドクルーザー250
エクステリアデザインでは、高い走行性能の提供に寄与する「機能的本質や動的性能に根差したプロポーションと独自性を追求したデザイン」を本格オフローダーとして表現。2つの顔をなんと設定!角目の3連LEDヘッドライトを採用、もう一つは丸形ヘッドライトのデザインを採用している。
レクサス GX
エクステリアデザインでは、高い走行性能の提供に寄与する「機能的本質や動的性能に根差したプロポーションと独自性を追求したデザイン」を本格オフローダーとして表現。高い走破性と冒険心をくすぐる外観でありつつ、あらゆる道でドライバーが快適に運転できるデザインとしている。
トヨタ「ランドクルーザー250」とレクサス「GX550」のボディサイズ比較
ボディサイズはほぼ同じで、全長が+25mmなので誤差といえるほどだ。
ボディサイズ | トヨタ ランドクルーザー250 | レクサス GX | ランドクルーザー250 との差 |
---|---|---|---|
全長 | 4,925mm | 4,950mm | +25mm |
全幅 | 1,980mm | 1,980mm | ±0 |
全高 | 1,870mm | 1,870mm | ±0 |
ホイールベース | 2,850mm | 2,850mm | ±0 |
レクサス 新型「GX550」ボディカラーについて
- ソニッククォーツ<085>
- マーキューリーグレーマイカ<1H9>
- ソニックチタニウム<1J7>
- チタニウムカーバイドグレー<1L8>
- グラファイトブラックガラスフレーク<223>
- テレーンカーキマイカメタリック<6X4>
- ティープブルーマイカ<8X5>
レクサス 新型「GX550」インテリアについて
- 新しいレクサスの「12.3インチフル液晶メーター」と「大型14インチのインフォテインメントシステム」を設定。
- 新設計のインテリアレイアウトと最大7人乗りの座席を備えている。
インテリアにおいては、オフロード走行時の全方位における視認性などの機能性に配慮しつつ、使い勝手に優れた様々な機能を備え、どのような環境の中でも、お客様へ安心感をもたらすモダンで快適な室内空間をご提供。さらにレクサスは、新設計のインテリアレイアウトと最大7人乗りの座席を備えている。
「12.3インチフル液晶メーター」と中央の HVAC 通気口は、ワイヤレス「Apple Carplay」と「Android Auto」を備えた大型の「14インチインフォテインメントシステム」に対応するために、ダッシュボードのかなり低い位置に移動。エアコンとオーディオの物理的なコントロールはまだありますが、車両のオフロード機能用の専用ボタンがギアセレクターの近くにある。
2列目シートに個別のキャプテンシートを選択しない限り、車内には7人が座ることができる。3列目は動力を供給でき、60:40 分割の 2列目へのワンタッチ操作でアクセスできる。内部の他の場所には、最大12個のカップホルダー、最大6個の充電ポート、補助機器に電力を供給する120Vインバーターがある。
トヨタ「ランドクルーザー250」とレクサス「GX550」のインテリア 比較
トヨタ ランドクルーザー250
インテリは室内灯をLED、電動パーキングブレーキ (ホールド機能付き)を採用。オフロード走行時の全方位における視認性などの機能性に配慮しつつ、使い勝手に優れた様々な機能を備え、どのような環境の中でも、お客様へ安心感をもたらすモダンで快適な室内空間をご提供。さらに新設計のインテリアレイアウトと最大7人乗りの座席を備えている。「12.3インチのデジタルインストルメントクラスター」と中央の HVAC 通気口は、ワイヤレス Apple Carplay と Android Auto を備えた大型の「12.3インチのインフォテインメントシステム」に対応するために、ダッシュボードのかなり低い位置に移動。エアコンとオーディオの物理的なコントロールはまだありますが、車両のオフロード機能用の専用ボタンがギアセレクターの近くにある。
レクサス GX
インテリアにおいては、オフロード走行時の全方位における視認性などの機能性に配慮しつつ、使い勝手に優れた様々な機能を備え、どのような環境の中でも、お客様へ安心感をもたらすモダンで快適な室内空間をご提供。さらにレクサスは、新設計のインテリアレイアウトと最大7人乗りの座席を備えている。「12.3インチのデジタルインストルメントクラスター」と中央の HVAC 通気口は、ワイヤレス Apple Carplay と Android Auto を備えた大型の「14インチのインフォテインメントシステム」に対応するために、ダッシュボードのかなり低い位置に移動。エアコンとオーディオの物理的なコントロールはまだありますが、車両のオフロード機能用の専用ボタンがギアセレクターの近くにある。
レクサス 新型「GX550」パワートレイン について
- 3.5 L V6 ツインターボ「V35A-FTS」、最高出力349hp(354PS/260kW) 最大トルク479lb-ft (650Nm)ダイレクトシフト10速ATを採用。
- 高熱効率な直列4気筒 2.4L「T24A-FTS」エンジンと新開発のダイレクトシフト8速ATの間に、モーターと湿式クラッチが一体となったフロントモジュールを組み合わせたハイブリッドシステムを採用。
3.5 L V6 ツインターボ「V35A-FTS」、最高出力349hp(354PS/260kW) 最大トルク479lb-ft (650Nm)を提供。古いV8よりも46Nm大きい。 ダイレクトシフト10速ATが組み合わせ、牽引能力は標準牽引ヒッチを備えたグレードで3,629kg)と評価されている。フルタイム4WDはこれまでと同様に標準装備、トルセンリミテッドスリップセンターデフも装備され、さらに、トランスファーケースの改良により、4Hと4L間の切り替えも高速化された。
高熱効率な直列4気筒 2.4L「T24A-FTS」エンジンと新開発のダイレクトシフト8速ATの間に、モーターと湿式クラッチが一体となったフロントモジュールを組み合わせたハイブリッドシステムを採用、システム最高出力243kW(330PS)、最大トルク630Nmとなる。
レクサス 新型「GX550」「GX550h」スペック について
スペック | GX550 | GX550h |
---|---|---|
全長 | 4,950mm | 4,950mm |
全幅 | 1,980mm | 1,980mm |
全高 | 1,870mm | 1,870mm |
ホイールベース | 2,850mm | 2,850mm |
アプローチ アングル | 26度 | 26度 |
ランプブレーク オーバーアングル | 23度 | 23度 |
デパーチャー アングル | 23度 | 23度 |
エンジン | 3.5 L V6 ツインターボ 「V35A-FTS」 | 2.4L直列4気筒 ターボエンジン 「T24A-FTS」 +モーター |
最高出力 | 260kW(354PS) | 202kW(275PS)/ 6,000rpm |
最大トルク | 479lb-ft (650Nm) | 460Nm(46.9kgmf)/ 2,000-3,000rpm |
フロントモーター 最高出力 | - | 64kw(87ps) |
フロントモーター 最大トルク | - | 292Nm(29.8kgm) |
リアモーター 最高出力 | - | 76kw(103ps) |
リアモーター 最大トルク | - | 169Nm(17.2kgm) |
トランス ミッション | 10速AT (Direct Shift-10AT) | 8速AT (Direct Shift-8AT) |
駆動方式 | 4WD | 4WD |
WLTCモード燃費 | -km/L | -km/L |
乗車定員 | 5〜7名 | 5〜7名 |
トヨタ「ランドクルーザー250」とレクサス「GX550」のパワートレイン 比較
トヨタ ランドクルーザー250
エンジンは「2.8L 直4 クリーンディーゼルエンジン」と「2.7L 直列4気筒 直噴 エンジン」を採用する。「2.8L 直4 クリーンディーゼルエンジン」は次世代高断熱ディーゼル燃焼やコンパクトで高効率のターボチャージャーを併用する最高出力150kW(204PS)/最大トルク500Nmを採用。「2.7L 直列4気筒 直噴 エンジン」は6速AT(Super-ECT)と組み合わせ、最高出力120kW(163PS)/最大トルク246Nmとする。
レクサス GX
3.5 L V6 ツインターボ「V35A-FTS」、最高出力349hp (354PS/260kW) 最大トルク479 lb-ft (650 Nm) を提供。古いV8よりも46Nm)大きい。 ダイレクトシフト10速ATが組み合わせ、牽引能力は標準牽引ヒッチを備えたグレードで3,629kg)と評価されている。フルタイム4WDはこれまでと同様に標準装備。高熱効率な直列4気筒 2.4L「T24A-FTS」ターボエンジンと新開発のダイレクトシフト8速ATの間に、モーターと湿式クラッチが一体となったフロントモジュールを組み合わせたハイブリッドシステムを採用、システム最高出力243kW(330PS)、最大トルク630Nmとなる。
レクサス 新型「GX550」価格 について
2023年12月13日米国モデルの価格が発表されており、64,250ドル(約930万円)~81,250ドル(約1150万円)とおおよその価格帯は判明している。
グレード | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 米国価格 |
---|---|---|---|---|
GX550 Premium | V35A-FTS | Direct Shift-10AT | 4WD | 64,250ドル (約930万円) |
GX550 Premium+ | V35A-FTS | Direct Shift-10AT | 4WD | 69,250ドル (約930万円) |
GX550 Overtrail | V35A-FTS | Direct Shift-10AT | 4WD | 69,250ドル (約930万円) |
GX550 Overtrail+ | V35A-FTS | Direct Shift-10AT | 4WD | 77,250ドル (約1090万円) |
GX550 Luxury | V35A-FTS | Direct Shift-10AT | 4WD | 77,250ドル (約1090万円) |
GX550 Luxury+ | V35A-FTS | Direct Shift-10AT | 4WD | 81,250ドル (約1150万円) |
レクサス 新型「GX550」米国価格を発表 2024年前半発売へ
レクサス 新型「GX550」日本価格 予想 について
日本モデル「GX550」は800万円~1100万円前後となる可能性が高そうだ。
レクサス 新型「GX550」販売店 予約はいつから?
「GX550」は発売日のおよそ1ヶ月前から販売店で予約が可能となりそうだ。つまり、4月中にスタートする可能性がたかい。
レクサス 新型「GX550」購入について
「GX550」の購入は極めて難しいと思われる。抽選販売である可能性が非常に高く、各販売店への割り当て台数も極めて少ないことが予想。転売対策も徹底されると思われる。
レクサス 新型「GX550」のまとめ
レクサスで最もオフロード志向なモデルとして日本導入される「GX550」は新型「GX」は「ランドクルーザー250」の姉妹車であり「LX」と同じ新「GA-Fプラットフォーム」の採用しており、ランドクルーザーシリーズに似ていて当然と言えるかもしれない。レクサスブランドとして高級志向からアウトドア志向に振り切ったモデルをラインナップしたレクサスは新たな試みとして素晴らしいと思いました。「GX」は「ランドクルーザー250」と比べエンジンラインナップの違いを考えてもとても魅力的であるが、購入するうえでハードルは特に高いと予想される。日本での販売規模は相当小さく、更に抽選(過去の販売状況)などを考慮するとおもわれ、納車時期は不明で1年以上かかることを想定してほしいと言われました。
LEXUSニュースリリース
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/39263948.html