三菱自動車は、クロスオーバーMPV「エクスパンダー」「エクスパンダー クロス」にハイブリッドEV(HEV)モデルを新たに設定し、2024年2月1日に、タイ・バンコクで世界初披露、販売を開始した。タイにおける生産・販売会社であるミツビシ・モーターズ・タイランドのレムチャバン工場で生産される。
三菱 クロスオーバーMPV「エクスパンダー」「エクスパンダー クロス」ハイブリットモデル(HEV) について
新開発の1.6L DOHC 16バルブ MIVECエンジン 高膨張比サイクル(アトキンソンサイクル)化
PHEV派生の新開発「HEVシステム」を採用。
新開発の7つのドライブモード採用 。
今回追加するハイブリットEVモデル(HEV)では、三菱自動車が得意とする電動化技術と四輪制御技術を融合することで、「エクスパンダー」シリーズの魅力をいっそう高めた。プラグインハイブリッドEV(PHEV)から派生した新開発のHEVシステムによって電動車ならではの環境に優しく気持ちのよい走りを実現。FF方式の2WDをベースに、アクティブヨーコントロールを始めとした独自の四輪制御技術による意のままで安全・安心な走り、多彩なドライブモードによる天候や路面状況に応じた最適な走りを提供。
PHEV派生のHEVシステムによる、環境に優しく爽快で力強いモータードライブ
新開発のHEVシステムは、新開発の1.6L DOHC 16バルブ MIVECエンジンに、ジェネレーターと最高出力85kWのモーターを組み合わせ、本モデル専用となる駆動用バッテリーを採用。EVモード、ハイブリッドモード、回生モードで構成。走行状況や駆動用バッテリー残量に応じてシステムが自動で最適な走行モードを選択して低燃費化するとともに、力強く気持ちのよいモータードライブを実現。発進時や低速域では、駆動用バッテリーからの電力でモーター駆動するEVモードによって、電気の力だけで走行。
登坂時や加速時は、エンジンを発電用として動かして駆動用バッテリーの電力と合わせてモーターで走行し、高速域では、エンジンの動力で走行してモーターがアシストするハイブリッドモードに切り替わる。ハイブリッド走行時でも、エンジンが滑らかに始動するため、モーター駆動が生み出す気持ちのよい走りを楽しむことができる。回生モードでは、減速時に回生ブレーキによって減速エネルギーを回収して電力変換し、駆動用バッテリーに蓄電し、PHEV派生のHEVシステムだからこそ可能となる。
新開発の1.6L DOHC 16バルブ MIVECエンジンは、高膨張比サイクル(アトキンソンサイクル)化することで燃焼効率を向上し、三菱自動車のエンジンとして初めて電動ウォーターポンプを採用することで機械損失を低減。これにより、ガソリンエンジンCVTモデルと比べてエンジン単体燃費を約10%改善、NEDCモードで市街地走行の燃費は約34%、市街地走行と高速走行を組み合わせた燃費は約15%の低燃費化を実現。
積極的なEV走行と様々な天候や路面で安全・安心の走行性能を実現する、新開発の7つのドライブモード
新開発の7つのドライブモードでは、EV走行のための2つのモードと、路面状況に応じて最適な走行制御を行う5つのモードを設定。
家族や仲間とのドライブをより快適にする室内空間と、特別感を演出する専用エクステリアアクセント
インテリアでは8インチカラー液晶メーターを採用、アクセル操作に連動して「エコ」「パワー」「チャージ」状態を示すパワーメーターや、エネルギーフロー、EV走行比率、バッテリー残量など、HEVならではの情報を表示。ドライブモード切り替え時は、ディスプレイ中央に選択したモードのグラフィックを表示させることで、運転中でも直感的にドライブモードを選びやすいよう配慮。画面は好みに合わせて、先進的なエンハンスモードと、アナログメーターを模したクラシックモードを選択することができる。
三菱 新型 エクスパンダー デザインを一新 クロスオーバーMPVインドネシアで発表
三菱 新型 エキスパンダー クロス 新モデル追加 2019年11月13日発売
三菱自動車ニュースリリース
https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2024/detail5776.html