トヨタは、欧州市場において新型「ランドクルーザー250」の先行販売を2023年12月5日からオンラインで開始すると発表した。先行販売が開始されるのは「ファースト エディション」「プレステージ」「エグゼクティブ」 グレード モデルの初期予約販売の3モデルで、顧客への納車は2024年第3四半期を予定。
トヨタはクロスカントリーSUV「ランドクルーザー プラド」のフルモデルチェンジを行い「ランドクルーザー250(ランクル250)」として2023年8月2日正式発表した。日本では、特別仕様車「First Edition」を含めて2024年前半の発売を予定。
トヨタ 新型 ランドクルーザー250 について
「TNGA(Toyota New Global Architecture)」と呼ばれる新開発の「GA-Fプラットフォーム」をベースにラダーフレームを採用し、広い室内空間を得ることが可能。高い空力性能を実現するなど、新開発のプラットフォームを採用により「低重心化」「ボディ剛性がUP」し大幅な進化を果たす。従来型比で大幅な剛性強化フレーム剛性+50%向上、車両全体の剛性としては+30%向上。路面追従性を向上させるE-KDSS(Electronic-Kinetic Dynamic Suspension System)などを通じて一段と向上。オンロード走行性能では、各部位の高剛性化やEPSの採用。
トヨタ 新型 ランドクルーザー250 エクステリア について
エクステリアデザインでは、高い走行性能の提供に寄与する「機能的本質や動的性能に根差したプロポーションと独自性を追求したデザイン」を本格オフローダーとして表現。高い走破性と冒険心をくすぐる外観でありつつ、あらゆる道でドライバーが快適に運転できるデザインとしている。横から見ると、「ランドクルーザー250」はほとんど「70シリーズ」トヨタ ランドクルーザーを彷彿とさせる。ミラーはやはり昔ながらのクルーザーのように大きく箱型になっている。背面に移っても、シンプルなデザインが保たれている。大きなリアウィンドウの下にはフルレングスのライトバーがあり、新標準のパワーテールゲートとは独立して開くことができる。ランドクルーザー"250"(プロトタイプ)のボディサイズは全長4,925mm、全幅1,980mm、全高1,870mm、ホイールベースは2,850mm。従来型プラドと比較して、全長で+100mm、全幅で+95mm、全高で+20mm、ホイールベースで+60mm、拡大した。
新型「ランドクルーザー250」デザインには、2つの顔をなんと設定、ベースモデルは3連LEDヘッドライトを採用、「1958」グレードは丸形ヘッドライトのデザインを採用している。
ベースグレード「ランドクルーザー250」 エクステリア
「1958」グレード「ランドクルーザー250」エクステリア
トヨタ 新型 ランドクルーザー250 インテリア について
インテリアは旧型に比べ現代風へと進化しメーターなどには液晶パネルを採用する。インテリは室内灯をLED、電動パーキングブレーキ (ホールド機能付き)を採用。オフロード走行時の全方位における視認性などの機能性に配慮しつつ、使い勝手に優れた様々な機能を備え、どのような環境の中でも、お客様へ安心感をもたらすモダンで快適な室内空間をご提供。さらに新設計のインテリアレイアウトと最大7人乗りの座席を備えている。「12.3インチのデジタルインストルメントクラスター」と中央の HVAC 通気口は、ワイヤレス Apple Carplay と Android Auto を備えた大型の「12.3インチのインフォテインメントシステム」に対応するために、ダッシュボードのかなり低い位置に移動。エアコンとオーディオの物理的なコントロールはまだありますが、車両のオフロード機能用の専用ボタンがギアセレクターの近くにある。
ベースグレード「ランドクルーザー250」インテリア
「1958」グレード「ランドクルーザー250」インテリア
12.3インチインフォテインメントディスプレイをなどの最新装備を多数 採用
標準では9インチのディスプレイオーディオを採用するが、オプションで 「12.3インチワイドタッチスクリーンT-Connect SDナビゲーションシステム」「JBLプレミアムサウンドシステム(12スピーカー)」である。
12.3インチインフォテインメントディスプレイ
「12.3インチワイドタッチスクリーンT-Connect SDナビゲーションシステム」「JBLプレミアムサウンドシステム(12スピーカー)」を採用。
電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド機能を採用
電動パーキングブレーキ (ホールド機能付き)を採用。今では新モデルで必ずと言っていいほど採用されている電動パーキングブレーキとオートブレーキホールド、停止時にブレーキを話しても止まっていてくれる機能は新車を購入するなら付いていて欲しい機能が標準装備されているのはありがたい。
指紋認証スタートスイッチ
エンジンスタートスイッチに 「指紋認証スタートスイッチ」を採用。「ランドクルーザープラド」は海外で高値で取引される車種だけに盗難される確率が非常に高い。しかし今回そんな「ランドクルーザープラド」だからこそ指紋認証によるエンジンスタート機能を装備することで盗難される心配を防ぐことができる。
パノラミックビューモニターを全車標準装備
パノラミックビューモニターを全車標準装備。先代とほぼ同じ大きさではあるが日本ではかなり車格の大きい車となるだけに駐車時のサポートで上から見下ろせるのはほぼ必須となるが全車標準装備なのはありがたい。
トヨタ 新型 ランドクルーザー250 パワートレイン について
エンジンは「2.8L 直4 クリーンディーゼルエンジン」と「2.7L 直列4気筒 直噴 エンジン」を採用する。「2.8L 直4 クリーンディーゼルエンジン」は次世代高断熱ディーゼル燃焼やコンパクトで高効率のターボチャージャーを併用する最高出力150kW(204PS)/最大トルク500Nmを採用。「2.7L 直列4気筒 直噴 エンジン」は6速AT(Super-ECT)と組み合わせ、最高出力120kW(163PS)/最大トルク246Nmとする。
トヨタ 新型 ランドクルーザー250 スペック
日本モデルのディーセルエンジンはどちらも同じ「2.8L 直4 クリーンディーゼルエンジン」を採用するが、トランスミッションは次世代の「8速AT(Direct Shift-8AT)」を採用するため違いがある。ガソリンモデルはどちらも同じ「2.7L 直列4気筒直噴 エンジン+6速AT(Super-ECT)」を採用する。
スペック | ランドクルーザー 250 | ランドクルーザー 250 |
---|---|---|
全長 | 4,925mm | 4,925mm |
全幅 | 1,980mm | 1,980mm |
全高 | 1,870mm | 1,870mm |
ホイールベース | 2,850mm | 2,850mm |
エンジン | 2.7L 直列4気筒 直噴 エンジン (2TR-FE) | 2.8L 直4 クリーン ディーゼルエンジン (1GD-FTV) |
最高出力 | 120kW(163ps)/ 5,200rpm | 150kW(204ps)/ 3,400rpm |
最大トルク | 246Nm(25.1kgm)/ 3,800rpm | 500Nm(51.0kgm)/ 1,600-2,800rpm |
トランス ミッション | 6AT (6 Super ECT) | 8速AT (Direct Shift-8AT) |
駆動方式 | 4WD | 4WD |
WLTCモード燃費 | -km/L | 12.0km/L |
乗車定員 | 5〜7名 | 5〜7名 |
トヨタニュースリリース
https://newsroom.toyota.eu/toyota-opens-pre-sales-for-the-all-new-land-cruiser/
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