欧州トヨタは、新型バッテリEV(電気自動車)のコンセプトカー「アーバンSUVコンセプト」を2023年12月4日(現地時間)初公開した。「アーバンSUVコンセプト」のサイズは全長4,300mm×全幅1,820mm×全高1,620mmと発表されており、デザインとボディサイズを見る限り、未来のフルモデルチェンジした「ヤリスクロス」と言ってもいいと筆者は感じた。そこで実際の画像やサイズを比較して検証してみた。
EV「アーバンSUVコンセプト」と現行「ヤリスクロス」のボディサイズ比較
「アーバンSUVコンセプト」のボディサイズは全長4,300mm、全幅1,820mm、全高1,620mm。であるが、現行「ヤリスクロス」サイズ比較をしても差がない同クラスの「SUV」であることは間違えない。一つ上のクラスの「カローラクロス」だと現行で全長4,490mmあるので違うことは間違えない。
スペック | ヤリスクロス | アーバンSUVコンセプト | 差 |
---|---|---|---|
全長 | 4,180mm | 4,300mm | +120mm |
全幅 | 1,765mm | 1,820mm | +55mm |
全高 | 1,590mm | 1,620mm | +30mm |
ホイールベース | 2,650mm | -mm | -mm |
現行「ヤリスクロス」
「アーバンSUVコンセプト」
「アーバンSUVコンセプト」エクステリア について
「アーバンSUVコンセプト」のエクステリアにはトヨタの共通のデザイン「ハンマーヘッド」をモチーフとした機能性とデザイン性を高次元で両立したフロントデザインを採用。
これは、新型「プリウス」「クラウン」や日本では未発売の新型「カムリ」「C-HR」などに採用されており、今後発売するトヨタの新型モデルの多くはこの「ハンマーヘッド」をモチーフとしたデザインが採用されることは間違いない。つまり、ボディサイズが同様で「ハンマーヘッド」デザインを採用していることから未来の「ヤリスクロス」に極めて近いことは間違いないだろう。唯一必ず違うと言えば、「アーバンSUVコンセプト」はEVモデルのためフロントグリルがないEV独特のデザインであるが、ここはハイブリッド車やガソリンモデルとなれば通常のグリルと同じようなデザインを採用してくるだろう。
更に全体的な横からのシルエットを見てもリアフェンダーの形やバックドアの角度などから同様のコンセプトであることもハッキリと伝わってくる。
現行「ヤリスクロス」のテールライトはトヨタマークを中心に左右にLEDテールライトが伸びているが、「アーバンSUVコンセプト」はトヨタマークを下に置LEDテールライトを完全な「横一文字」としており、新型「LBX」と同じような雰囲気となっている。
実際に「LBX」の写真を見てわかる通りだが、レクサスはトヨタよりも先駆けてデザインや技術を投入しており、数年遅れてこのデザインが採用されることに違和感はない。
詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
→レクサス 新型「LBX」VSトヨタ 新型「ヤリスクロス」 違いについて 徹底比較してみた
まとめ
「アーバンSUVコンセプト」は上記の内容を考えると極めて今後フルモデルチェンジする「ヤリスクロス」のデザインに近い可能性が非常に高そうだ。しかし、「ヤリスクロス」は2020年8月31日発売したばかりでまだ丸3年ほどが経過したばかりである。少なくとも丸5年となる2025年以降にフルモデルチェンジを行うことは間違えないのでその頃に是非答え合わせをしたいと思います。2024年1月には一部改良で大幅な進化を遂げる「ヤリスクロス」、今後も非常に進化が楽しみである。
詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
→かっこいい!インドネシア トヨタ 新型 ヤリスクロス 「RAV4」顔になって 2023年5月15日発表
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→トヨタ 新型「ヤリスクロス」大型改良 何が変わったのか? 新旧比較 ポイントまとめ
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