新型「フリード」2024年モデルが2024年5月9日に発表され、先行予約が始まり、詳細が明らかになっています。購入を実際に検討した上で、残念な点もいくつか見受けられます。今回はその点を詳しくまとめましたので、購入の際の参考にしていただければと思います。
新型 フリード 残念だと思ってしまう 気になるポイント
実際に購入を検討し色々調べて不満に思っているところをまとめてみました。
1. スタート価格が高い
フリードは、2,508,000円~3,437,500円と、シエンタのガソリン車であればスタート価格が1,99,5000円の安いベースグレードXが存在するため、安く購入したい人はシエンタの方がおすすめとなるかもしれません。装備に違いはありますが、安価なモデルを求める人はシエンタをおすすめとなることは間違いなさそうです。
ホンダ 「フリード」 2024年モデル 価格グレード について
タイプ | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 乗員 定員 | 価格 (10%) |
---|---|---|---|---|---|
e:HEV AIR | 1.5L DOHC i-VTEC +2モーター ハイブリッド (e:HEV) | 電気式 無段変速機 | 2WD | 6名 | 2,857,800円 |
4WD | 6名 | 3,088,800円 | |||
e:HEV AIR EX | 2WD | 6名 | 3,047,000円 | ||
4WD | 6名 | 3,278,000円 | |||
2WD | 7名 | 3,091,000円 | |||
e:HEV CROSSTAR | 2WD | 5名 | 3,162,500円 | ||
4WD | 5名 | 3,393,500円 | |||
2WD | 6名 | 3,206,500円 | |||
4WD | 6名 | 3,437,500円 | |||
AIR | 1.5L 直噴 VTEC エンジン | 無段変速 オートマチック (トルク コンバーター付) | 2WD | 6名 | 2,508,000円 |
4WD | 6名 | 2,739,000円 | |||
AIR EX | 2WD | 6名 | 2,697,200円 | ||
4WD | 6名 | 2,928,200円 | |||
2WD | 7名 | 2,741,200円 | |||
CROSSTAR | 2WD | 5名 | 2,812,700円 | ||
4WD | 5名 | 3,043,700円 | |||
2WD | 6名 | 2,856,700円 | |||
4WD | 6名 | 3,087,700円 |
2.フリードの AIR グレード には2列5人乗りモデルがラインナップされていない
上記の価格表を見て頂ければわかりますが、フリードのAIRグレードには5人乗り仕様がありません。もし5人乗り仕様を選択したい場合にはクロスターを選択しなければいけません。もしエクステリアが好みではない場合はフリードが選択しから外れてしまうので、是非改良時にフリード AIRの7人乗りのラインナップがあってもいいかもしれません。
3.フリードの7人乗り仕様に4WDモデルのラインナップがありません
上記の価格表を見て頂ければわかりますが、全グレードで7人乗り仕様の場合には4WDモデルのラインナップがありません。4WDモデルを選択する場合には5名・6名タイプを選択するしかありません。
4.6人乗り仕様のフリード e:HEV AIR EX と e:HEV CROSSTAR にしか付けられないパッケージオプションがある
メーカーオプション、(アダプティブドライビングビーム+後退出庫サポート+360度マルチビューカメラ+LEDコーナリングライト)が選択できるグレードがなぜかハイブリッドしかも6人乗り仕様のフリード e:HEV AIR EX と e:HEV CROSSTAR にしか付けられないという不思議な状況になっています。オプション装備なのでもう少し多くの車種で装備可能にしてもらいたいですね。
5.ブラインドスポットインフォメーションが全グレードに装備できない
今や、他社も含めて当たり前となりそうなブラインドスポットインフォメーション(ブラインドスポットモニター)がなぜかAIRグレードには装着不可だそうです。いや・・・上記の装備もこちらもそうですが、安全装備は全グレードで選択できてほしいですね。
6.リアクーラーを付けると後席モニターが選択できない
リアクーラーやっと付いたと喜んだが、後部座席用のモニターは選択できません。構造的な問題と思われます。しかし、子供が暑いとかわいそうだから付けよう、子供が移動中テレビや動画が見たいだろうから付けようということでどちらも選択したい人は多かったんじゃないでしょうか?
7.クロスターの2列5人乗り仕様ではリヤクーラーは設定なし
リアクーラーの設定がクロスター2列5人乗り仕様にはありません。3列シート仕様を前提にリアクーラーと考えているのかもしませんが、個人的には2列目のことを考えても設定していいのかなと思いました。
8.後席モニターを選択するなら 11.3インチナビのメーカーオプションが必須
11.3インチナビを選択したモデルしか後席モニターを選択できません。8インチや9インチナビでも付けられてもいいかなと思います。
9.AIR 2WD にはシートヒーターが付きません
ベースグレードのAIRにはシートヒーターの設定がありません。もしシートヒーターを選択を考えるのであればその他グレードを選択する必要があります。
10.ボディカラーはグレードによって選択できる色が異なる
ボディカラーは全グレードが全ボディカラーが選べる訳ではありません。ベースグレードのAIRは「クリスタルブラックパール」「トワイライトミストブラックパール」は選択できません。また、クロスターでは「フィヨルドミストブルーパール」「ルナシルバーメタリック」のラインナップになく、逆に「デザートベージュパール」はクロスター専用色ですので注意が必要です。
フリード AIR ボディカラーは全9色
フリード AIRは9色から選択可能となります。
- プラチナホワイトパール(オプション)
- クリスタルブラックパール AIR EXのみ
- フィヨルドミストブルーパール(オプション)
- プレミアムクリスタルガーネットメタリック(オプション)
- トワイライトミストブラックパール(オプション)AIR EXのみ
- ルナシルバーメタリック
- ソニックグレーパール(オプション)
- メテオロイドグレーメタリック(オプション)AIR EXのみ
- シーベットブルーパール(オプション)
フリードCROSSTAR は全8色
フリード CROSSTARは8色から選択可能となります。
- デザートベージュパール(オプション)
- プラチナホワイトパール(オプション)
- ソニックグレーパール(オプション)
- メテオロイドグレーメタリック(オプション)
- クリスタルブラックパール
- プレミアムクリスタルガーネットメタリック(オプション)
- シーベッドブルーパール(オプション)
- トワイライトミストブラックパール(オプション)
インテリア カラーが実は微妙に違う
インテリアカラー、どちらもグレージュですが、ベースグレードのAIRとAIR EXで色の付け方に違いがあります。
最後に編集部から一言
今回、気になるポイントをまとめてみました。ホンダさんに怒られてしまわないか不安ですが、率直な感想です。フリードは、電動パーキングブレーキとオートブレーキホールドが全車標準装備され、ハイブリッドシステムも最新のe:HEVに変更され、室内空間も広くなり、より魅力的なモデルになりました。今回のフリードは、現代のニーズに応えるモデルです。その魅力に今後も注目が集まることでしょう。また、購入の際の参考になれば幸いです。
フリード