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【2024年】トヨタ シエンタ VS ホンダ フリード 徹底比較 どっちがいいのか?

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ファミリーカーとしてコンパクトミニバンは根強い人気があります。コンパクトサイズでありながら、最大7人まで乗れたり、大きな荷物を積載できたり、スライドドアで後部座席の乗り降りがしやすい、などさまざまな利点があります、今回はコンパクトミニバンの2強である3代目、ホンダ「フリード」とトヨタ「シエンタ」の2024年モデルのスペックを元に競合比較してみました。購入時の参考になれば幸いです。

目次

シエンタ について

エクステリアは、最近では多くの車種がボディサイズをワイドにする傾向がありますが、「シエンタ」は市場ニーズに応える形で、5ナンバーサイズを維持しています。ボディサイズは標準モデルでは全長4,280mm、全幅1,695mm、全高1,695mmで、全幅は同じですが、全長と全高は+20mmとなっています。ホイールベースは先代と同様の2,750mmで、最小回転半径を5.0mとし、狭い道や駐車場などでのスムーズな取り回しを実現しています。

コンパクトミニバンのトップレベルに位置する「シエンタ」は、前後席間距離を確保することで、大きめの買い物カゴを置けるほどの広いスペースを提供しています。室内高が1,300mmあり、頭上スペースにもゆとりがあるため、開放感のある空間が演出されています。車内での移動のしやすさにも配慮され、1列目と2列目間など、移動がスムーズに行えるようになっています。

後席用サンシェードやセラミックドット(スライドドアガラス)は、Zグレードに標準装備されており、インテリアにもこだわりが見られます。メーターには「オプティトロンメーター+大型7.0インチTFTマルチインフォメーションディスプレイ」(Zグレードに標準装備)または「アナログメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ」(G.Xに標準装備)が配置されています。

前席には8インチまたは10.5インチディスプレイオーディオやT-Connect SDナビゲーションシステムが採用されており、CarPlayやAndroidAutoにも対応しています。さらに、DCM車載通信機が標準装備され、コネクティッドサービスが基本利用料5年間無料となっています。また、「ナノイーX(メーカーオプション)」が採用されており、微粒子イオンを含むOHラジカルが運転席側の吹き出し口から出てくることで、快適な室内環境を提供します。

最後に、ステアリングホイールやインパネ周りのスイッチ類の配置も優れており、使い勝手が良さそうです。

今回のモデルでは、全く異なる車への進化が遂げられています。防音材やボディ合成の向上により、乗り心地が大きく変わります。また、「TNGA(Toyota New Global Architecture)」に基づく新開発の「GA-Bプラットフォーム」を採用しており、これにより車の基本構造が刷新されました。足回りには「マクファーソンストラット式フロントサスペンション」と「トーションビーム式コイルスプリングリヤサスペンション」が採用されています。

さらに、新世代の「直列3気筒 1.5L 直噴 ダイナミックフォースエンジン M15A型」が搭載されています。このエンジンには新しい小型化されたTHSⅡ(トヨタ・ハイブリッドシステム)が採用されており、より効率的なパワーと燃費性能を実現しています。

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フリードについて

3台目となる「フリード」、2024年5月9日に発表し、2024年6月28日に発売します。5ナンバーサイズ(AIR)を維持しながらも、全長を延長し、室内空間をさらに広げて使いやすさを向上させました。また、「2モーターハイブリッドシステムのi-MMD(e:HEV)」を採用しました。先進安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」には、新たにフロントワイドビューカメラを導入し、車両前後に装着された計8つのソナーセンサーと組み合わせることで、「近距離衝突軽減ブレーキ」や「ブラインドスポットインフォメーション」などの機能を追加し、全車に標準装備しました。

グレードは通常モデル「フリード AIR」とアクティブなスタイル「CROSSTAR(クロスター)」をラインナップします。フリード AIRは全長は4,310mm、全幅1,695mm、全高1,755mm、ホイールベース2,740mmと5ナンバーサイズは維持しています。フリード CROSSTARは全長4,310mm、全幅1,720mm、全高1,755mm、ホイールベース2,740mmと3ナンバーサイズとなります。先代比で全長+45mm、全高+40mm全長と全高を伸ばし、室内空間を更に広げ使い勝手を向上させます。

インテリアは、ステアリングホイールは現行フィットに近いデザインを採用。液晶メーターも現行フィットに近いデザインを採用しています。フロントの操作系パネルはステップワゴンに近いデザインを採用しています。シフト方式はレバーを前後に動かすタイプを採用しています。「電動パーキングブレーキ」「オートブレーキホールド」機能を搭載し停車中にブレーキペダルから足を離しても停車状態を保って、アクセルを踏むと解除されるので渋滞時などで活躍してくれます。「テレスコピック&チルトステアリング機構」を採用したことで大きい方から小さい方までベストなポジションで運転が可能となる。「パーキングブレーキシステム」を採用しリアバンパーに4つのセンサーを配置し後方の障害物を感知して音と表示でお知らせしてくれます。後部座席には「リヤベンチレーション」を採用しています。

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シエンタ VS フリード のボディサイズ比較

シエンタとフリードのボディサイズを比較すると、全長ではフリードの方が長く、全高も高いため、室内空間は今回のフルモデルチェンジしたフリードの方が広い。改良モデルとフルモデルチェンジモデルがほぼに発表されるこの2車種は特に注目されるでしょう!

スペックシエンタフリード AIR
全長4,280mm4,310mm
全幅1,695mm1,695mm
1,720mm
(クロスター)
全高1,695mm(2WD)
1,715mm(4WD)
1,750mm
ホイールベース2,750mm2,740mm
シエンタ フリード ボディサイズ比較

シエンタ VS フリード とのインテリア比較

「フリード」と比較するとかなり性能に違いはあります。しかし、「フリード」と「シエンタ」との大きな違いは6人乗りモデルフリード ウォークスルー可能な2列目「キャプテンシート」を採用しているところだ。これは「シエンタ」には真似できないため、5人乗りまたは7人乗りを採用しています。

フリードには更に6人乗りモデルに後部座席には「リヤエアコン(メーカーオプション)」を採用しており、後部座席に座る人がエアコンの温度調節や風量を調整しながら後席にも風を送ることができるようになります。こちらもシエンタには採用されていません。

freed 2024 リヤエアコン
リヤエアコン

フリードには「電動パーキングブレーキ」「オートブレーキホールド」機能を搭載し停車中にブレーキペダルから足を離しても停車状態を保って、アクセルを踏むと解除されるので渋滞時などで活躍してくれます。こちらもシエンタには採用されていません。

freed 2024
フリード エクステリア 電動パーキングブレーキブレーキ

フリードにはセンターディスプレイには、最大「11.4インチHonda CONNECTホンダディスプレイ」または「9インチHonda CONNECTホンダディスプレイ」が採用されています。対して、シエンタは10.5インチのディスプレイオーディオを採用しており、フリードの方が最大のディスプレイの大きさは大きいものを採用しています。

freed 2024
フリード 11.4インチディスプレイ

フリードの場合は、三列目は跳ね上げ式の格納方式です、簡単に格納できますが、上に出っ張りが出るため多少出っ張りを考慮しなくてはいけません、対してシエンタは格納方式がダイブダウンで格納できます。フラットな荷室を作りだせるので、多くの荷物を積むことが可能です。

シエンタ VS フリード とのエンジン比較

シエンタとフリードのエンジンを比較するとフリードの方がモーター出力が高く、走り安さではシエンタを上回ると予想されます。しかし、燃費面ではシエンタの方が上となりそうです。

スペックシエンタ
ハイブリッド
フリード
ハイブリッド
エンジン直3 1.5L+モーター
M15A-FXE型
1.5L i-VTECエンジン
+モーター(e:HEV)
最高出力67kW(91ps)/
5500rpm
78kW(106ps)/
6,000-6,400rpm
最大トルク120Nm(12.2kgfm)/
3800-4800rpm
127Nm(13.0kgfm)/
4,500-5,000rpm
モーター
最高出力
フロント:59kW(80ps)
リヤ:2.2kW(3.0ps)
90kW(123ps)/
3,500-8,000rpm
モーター
最大トルク
フロント:141Nm(14.4kgm)
リア:44Nm(4.5kgm)
253Nm(25.8kgfm)/
0-3,000rpm
トランス
ミッション
電気式
無段階変速機
電気式
無段階変速機
駆動方式2WD(FF)/
4WD
2WD(FF)/
4WD
乗車定員5名5名
WLTCモード
燃費
28.2~28.8km/L(2WD)
25.3km/L(4WD)
25.5km/L(2WD)
21.2km/L(4WD)

※ 現時点で判明しているスペックで比較しております。正式発表がありましたら随時更新していきます。

シエンタ VS フリード 安全技術 比較

安全装備ではどちらもクラスを超えた多くの機能を備えており、運転者をサポートしてくれる。

システム 装備シエンタフリード
衝突軽減
ブレーキシステム

(昼・夜間歩行者
自転車)

(昼・夜間歩行者
自転車)
誤発進抑制機能
歩行者事故低減
ステアリング
路外逸脱抑制機能
渋滞追従機能付ACC
LKAS
先行車発進お知らせ機能
標識認識機能
後方誤発進抑制機能
オートマチックハイビーム
ブラインドスポット
インフォメーション
トラフィックジャム
アシスト
パーキングセンサー
システム
後退出庫サポート
近距離衝突軽減ブレーキ

※ 現時点で判明しているスペックで比較しております。正式発表がありましたら随時更新していきます。

シエンタ VS フリード 装備 比較

今回のフリードには電動パーキングブレーキとオートブレーキホールドが採用されているため機能面ではフリードが一歩リードしています。

システム 装備シエンタフリード
電動パーキングブレーキ&
オートブレーキホールド
ディスプレイオーディオ
駐車支援システム

※ 現時点で判明しているスペックで比較しております。正式発表がありましたら随時更新していきます。

シエンタ VS フリード との価格比較

フリードは、2,508,000円~3,437,500円と、シエンタのガソリン車であればスタート価格が1,99,5000円の安いベースグレードXが存在するため、安く購入したい人はシエンタの方がおすすめとなるかもしれません。上位グレードにおいてはどちらも同様の300万円の価格帯なので機能の違いや、室内空間の違いで判断してもらう方がいいかと思います。安価なモデルを求める人はシエンタをおすすめします。

トヨタ「シエンタ」一部改良 2024年モデル 価格グレード について

ガソリン車

グレード乗車定員駆動方式価格(10%)
X5人乗り2WD1,99,5000円
X7人乗り2WD2,035,000円
G5人乗り2WD2,337,500円
G7人乗り2WD2,375,000円
Z5人乗り2WD2,646,600円
Z7人乗り2WD2,686,600円

ハイブリッド車

先代のシエンタはハイブリッド車が2,236,500円~2,580,000円であったが、2,380,000円~3,108,000円となり143,500円~528,000円の価格差がある。更に先代モデルではE-Four(4WD)モデルがなかったが今回からは新たにラインナップされており、価格差が広がっています。

グレード乗車定員駆動方式価格(10%)
X5人乗り2WD2,390,000円
X5人乗り4WD2,588,000円
X7人乗り2WD2,430,000円
X7人乗り4WD2,628,000円
G5人乗り2WD2,687,500円
G5人乗り4WD2,885,500円
G7人乗り2WD2,727,500円
G7人乗り4WD2,925,500円
Z5人乗り2WD2,996,600円
Z5人乗り4WD3,046,600円
Z7人乗り2WD3,194,600円
Z7人乗り4WD3,234,600円

ホンダ 「フリード」 2024年モデル 価格グレード について

グレード構成は7名仕様が「AIR」「AIR EX」、5名仕様は「CROSSTAR」を選択するしかありません。6名仕様は全グレードから選択可能(CROSSTAR 4WDを除く)です。

タイプエンジントランス
ミッション
駆動
方式
乗員
定員
価格
(10%)
e:HEV AIR1.5L
DOHC
i-VTEC
+2モーター
ハイブリッド
(e:HEV)
電気式
無段変速機
2WD6名2,857,800円
4WD6名3,088,800円
e:HEV AIR EX2WD6名3,047,000円
4WD6名3,278,000円
2WD7名3,091,000円
e:HEV
CROSSTAR
2WD5名3,162,500円
4WD5名3,393,500円
2WD6名3,206,500円
4WD6名3,437,500円
AIR1.5L 直噴
VTEC エンジン
無段変速
オートマチック
(トルク
コンバーター付)
2WD6名2,508,000円
4WD6名2,739,000円
AIR EX2WD6名2,697,200円
4WD6名2,928,200円
2WD7名2,741,200円
CROSSTAR2WD5名2,812,700円
4WD5名3,043,700円
2WD6名2,856,700円
4WD6名3,087,700円
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最後に編集部から一言

フリードはハイブリッド(e:HEV)を採用し、WLTCモードでの燃費は約25.5km/L(2WD)と素晴らしい性能を誇ります。しかし、「シエンタ ハイブリッド」はさらに優れた燃費で、WLTCモードで28.2~28.8km/Lを実現しています。「シエンタ」は価格面でもガソリン車は「フリード」よりも安価です。ただし、「フリード」は装備面や使い勝手において優れており、「電動パーキングブレーキ」や「オートブレーキホールド」、2列目のキャプテンシートなどを採用しています。デザインに関しては好みが分かれますが、「フリード」は「シエンタ」との競合関係にあります。どちらも2024年5月に発表があり、今後の対決が楽しみです。

※最新自動車情報調べ 発売前の情報も含まれているため間違えもあります。

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シエンタ

https://toyota.jp/sienta/

フリード

https://www.honda.co.jp/FREED/

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