マツダは新型「CX-30」を日本では2019年10月24日に発売する。新世代商品として初の二桁シリーズとなる「CX-30」はCX-3とCX-5の中間サイズである。サイズ的に少し大きいCX-30を買うべきか、CX-3を買うべきか徹底的に比較してみた。
新型 CX-30について
「CX-30」は「MAZDA3」となる。デザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面的に採用。 車両構造技術「SKYACTIV-Vehicle Architecture(スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー)」を採用している。全方位で洗練されたダイナミック性能を実現。
マツダの新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY(スカイアクティブテクノロジー)」と世界初となる「SPCCI(火花点火制御圧縮着火)」採用した次世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」を採用。
インテリアはメーターパネルを液晶化し、マツダコネクトは最新の「NEW MAZDA CONNECT(ニューマツダコネクト)」TFT 8.8インチのインフォテインメントシステムが搭載。「Android Auto」と「Apple CarPlay」に対応となる。「NEW MAZDA CONNECT(ニューマツダコネクト)」は運転中の操作は危険だとし、タッチパネルは非搭載で全てはコマンダーコントロールで操作で行う。車載通信機を標準設定。コネクティッドサービスとスマートフォンアプリ「MyMazda(マイ・マツダ)」の連動が可能。
CX-3について
マツダは新型CX-3のビックマイナーチェンジを行い2018年5月31日発売。エクステリアデザイン、インテリアデザインの変更が行われる。インパネのデザイン、センターコンソールのデザイン変更。電動パーキングブレーキ、前後にアームレストを採用。
新型CX-5やCX-8に搭載された、先進安全技術「i-ACTIVSENSE」にマツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)[全車速追従機能付]を装備。360度ビューモニター追加。
初期モデルから搭載の1.5ディーゼル廃止となり初の1.8ディーゼルに変更される。SKYACTIV-D 1.8 1.8L 直4気筒DOHC直噴ターボエンジン 最高出力:116ps 最大トルク:27.5kgmを搭載する。SKYACTIV-G 2.0 2.0L 直4気筒DOHCガソリンエンジンを改良しマルチホールインジェクターの噴口形状の変更、燃料噴射圧力を従来の20MPaから30MPaに高め、トルクが向上、フリクションの低減により燃費性能約1~2%向上や静粛性も向上する。
新型 CX-30 VS CX-3 ボディサイズ比較
「CX-30」は「CX-3」と比較して全長+120mm、全幅30mm、全高-10mm、ホイールベース+85mmと一回り大きいことがわかる。
サイズ | CX-3 | 新型CX-30 |
---|---|---|
全長 | 4,275mm | 4,395mm |
全幅 | 1,765mm | 1,795mm |
全高 | 1,550mm | 1,540mm |
ホイールベース | 2,570mm | 2,655mm |
乗車定員 | 5名 |
新型 CX-30 ボディサイズ 他社比較
CX-3に比べて一回り大きいので実際少し不安に感じる人もいるかもしれない。そこでライバル車種となるホンダ「ヴェゼル」トヨタ「C-HR」とサイズを比較してみるとサイズ感はほぼトヨタ「C-HR」と同じなのでそこまで構える必要はなさそうだ。
スペック | 新型ヴェゼル | 新型C-HR | CX-3 | 新型CX-30 |
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全長 | 4,330mm | 4,350mm | 4,275mm | 4,395mm |
全幅 | 1,770mm | 1,795mm | 1,765mm | 1,795mm |
全高 | 1,605mm | 1,555mm | 1,550mm | 1,540mm |
ホイールベース | 2,610mm | 2,640mm | 2,570mm | 2,655mm |
新型 CX-30 VS CX-3 エンジン比較
エンジンを比較するとどちらも「SKYACTIV-G 2.0」「SKYACTIV-D 1.8」を搭載しており、サイズと車両重量の関係もあり「CX-3」の方が気持ち燃費がいい。しかし、「CX-30」には「MAZDA3」から採用された新型エンジン「SKYACTIV-X」も搭載される。
スペック | 新型CX-30 | CX-3 |
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エンジン名 | SKYACTIV-G 2.0 | SKYACTIV-G 2.0 |
エンジン | 2.0L 直4気筒 直噴エンジン | 2.0L 直列4気筒 直噴エンジン |
最高出力 | 114kW(155PS)/ 6,000rpm | 110kW(150ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 196Nm(20.0kgm)/ 4,000rpm | 195Nm(19.9kgm)/ 2,800rpm |
駆動方式 | 2WD/4WD | |
ミッション | 6速AT /6速MT | 6速AT /6速MT |
WLCT モード燃費 | MT16.2km/L AT 15.4km/L(2WD) MT15.6km/L AT 14.8km/L(4WD) | MT 16.2km/L AT16.0km/L(2WD) AT 15.2km/L(4WD) |
スペック | 新型CX-30 | CX-3 |
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エンジン名 | SKYACTIV-D 1.8 | |
エンジン | 1.8L 直4気筒デーゼル 直噴 ターボエンジン |
|
最高出力 | 85kW(116ps)/ 4,000rpm |
|
最大トルク | 270Nm(27.5kgm)/ 2,600rpm |
|
駆動方式 | 2WD/4WD | |
ミッション | 6速AT | 6速AT /6MT |
WLCT モード燃費 |
19.2km/L(2WD) 18.4km/L(4WD) |
MT:23.2km/L AT:20km/L(2WD) |
スペック | 新型CX-30 |
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エンジン名 | SKYACTIV-X |
エンジン | 2.0L 直4気筒 直噴エンジン |
最高出力 | 132kW(180ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 224Nm/ 3,000rpm |
駆動方式 | 2WD/4WD |
ミッション | 6速AT |
WLCT モード燃費 | – |
新型 CX-30 VS CX-3 インテリア比較
CX-3は「7インチ センターディスプレイ」「マツダコネクト」を採用。に対して「CX-30」には「8.8インチのインフォテインメントシステム」「NEW MAZDA CONNECT(ニューマツダコネクト)を搭載。更に車載通信機を全車標準設定。コネクテッドサービスとスマホアプリ「MyMazda(マイ・マツダ)」との連携が可能だ。
最後に一言
いかがですか?新型「CX-30」は「CX-3」よりも大きいことは間違えないが他社と比べればそれぼど差はない。更にエンジンラインナップには期待の「SKYACTIV-X」と信頼できる「SKYACTIV-G 2.0」「SKYACTIV-D 1.8」を搭載しており幅広い選択肢もある。インテリアは最新のインフォテインメントシステムにコネクテッドサービスも利用が可能となっており非常に魅力的な車種である。「CX-3」を購入を検討している人や他社のコンパクトSUVを検討している人は是非一度「CX-30」も検討してみる価値はあると思います。参考にして頂けたら幸いです。
マツダ 新型 CX-3 ビックマイナーチェンジ 初 1.8L SKYACTIV- D 追加 2018年5月31日発売