スバルは「レガシィ アウトバック」のフルモデルチェンジを行い日本では2021年10月7日発表、12月2日に発売するが、何が変わったのか旧型モデルと比較してみた。
レガシィ アウトバック フルモデルチェンジについて
今回のフルモデルチェンジで新型「レガシィ アウトバック」に次世代プラットフォーム「Subaru Global Platform(SGP)」を採用する。ボディサイズは全長4,860、全幅1,855、全高1,680mm、ホイールベース2,745mmである。
エンジンには旧型モデルでは水平対向4気筒DOHC 2.5L 自然吸気「FB25」型からダウンサイズした水平対向4気筒 1.8L DOHC 直噴ターボ “DITを採用した。
新型レガシィアウトバック 旧型レガシィアウトバック ボディサイズ比較
全長は+40mm、全幅+15mm、全高+75mmホイールベースは変更がないが全高が高くなったことで室内空間に余裕がでる。
スペック | 新型レガシィ アウトバック | 旧型レガシィ アウトバック |
---|---|---|
全長 | 4,870mm | 4,820mm |
全幅 | 1,875mm | 1,840mm |
全高 | 1,675mm | 1,605mm |
ホイールベース | 2,745mm | 2,745mm |
新型レガシィアウトバック 旧型レガシィアウトバック エクステリア比較
エクステリアデザインはキープコンセプトであり全体的なデザインは変更がそこまでない。
新型 レガシィ アウトバック
旧型 レガシィ アウトバック
新型レガシィアウトバック 旧型レガシィアウトバック インテリア デザイン
インテリアはデザインや質感を大幅に変更した。11.6インチのフルHD大画面ディスプレイを搭載したナビゲーションシステムを採用する。スマートフォン感覚で快適に操作できるHMI(Human Machine Interface)を採用。「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応。
新型 レガシィ アウトバック
旧型 レガシィ アウトバック
新型レガシィアウトバック 旧型レガシィアウトバック エンジン比較ついて
エンジンには旧型モデルでは水平対向4気筒DOHC 2.5L 自然吸気「FB25」型から水平対向4気筒 1.8L DOHC 直噴ターボ “DIT”最高出力130kW(177ps)/5,200-5,600rpm、最大トルク300Nm(30.6kgm)/1,600-3,600rpm、WLTCモード燃費13km/Lを採用した。
スペック | 新型レガシィ アウトバック | 旧型レガシィ アウトバック |
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エンジン | 水平対向4気筒 1.8L DOHC 直噴ターボ “DIT” | 2.5L水平対向4気筒 DOHC エンジン FB25型 |
最高出力 | 130kW(177ps)/ 5,200-5,600rpm | 129kW(175PS)/ 5,800rpm |
最大トルク | 300Nm(30.6kgm)/ 1,600-3,600rpm | 235Nm(24.0kgm)/ 4,000rpm |
トランスミッション | リニアトロニックCVT | リニアトロニックCVT |
駆動方式 | AWD シンメトリカル | AWD シンメトリカル |
WLCTモード燃費 | 13.0km/L | 12.6km/L |
安全システム アイサイトについて
旧型はアイサイトVer.3を搭載、新型「レガシィ アウトバック」はアイサイトに加えツーリングアシストハンズオフが可能となる新世代「アイサイトX」を標準装備。「先行車追従操舵」「車線中央維持 0km/h」+「全車速追従機能付クルーズコントロール」を組み合わせることでアクセル、ブレーキ、ステアリング操作を自動でアシストする。ステレオカメラが日立製からスウェーデンのヴィオニア社製の広角カメラ(従来から解像度は1.2メガピクセルから2.3メガピクセルに向上し、水平画角は2倍弱広い)、従来の後側方レーダー、後部の超音波センサーに加えて、車両前部の左右にミリ波レーダーが搭載。カメラの視野角の拡大は、カメラカバーをフロントガラスに密着させて搭載位置が前進したことが寄与。ブレーキブースター(ブレーキ力を高める装置)は電動式になり、アイサイトによる反応を向上。プロセッサにはザイリンクス社のFPGAであるZynq UltraScale+ MPSoC(マルチプロセッサシステムオンチップ)を採用。
システム | アイサイト Ver.3 |
次世代 アイサイト |
---|---|---|
方式 | ステレオカメラ (CMOS) |
ステレオカメラ+ ミリ波レーダー |
プリクラッシュ セーフティ |
◯(50km/h以下) | ◯ |
歩行者衝突回避 | ◯(35km/h) | ◯ |
全車速追従機能付 クルーズコントロール |
◯ (0km/h〜 約120km/h) |
◯ |
先行車追従操舵 | – | ◯ |
車線中央維持 | ◯ | ◯ |
車線逸脱抑制 | ◯ | ◯ |
停止保持 | ◯ | ◯ |
車間距離 | 4段階 | 4段階 |
AT誤発進抑制 | ◯ | ◯ |
AT誤後進抑制 | ◯ | ◯ |
後退時ブレーキ アシスト |
– | ◯ |
自車のふらつき警報 | ◯ | ◯ |
車線逸脱警報 | ◯ (40km/h以上) |
◯ |
ハイビーム アシスト |
◯ | ◯ |
リアビークル ディテクション |
◯ | ◯ |
ボイス インフォメーション |
◯ | ◯ |
前側方プリクラッシュ ブレーキ |
– | ◯ |
緊急時プリクラッシュ ステアリング |
– | ◯ |
渋滞時ハンズオフ アシスト |
– | ◯※ |
渋滞時発進アシスト | – | ◯※ |
アクティブレーン チェンジアシスト |
– | ◯※ |
カーブ前の速度制御 | – | ◯※ |
料金所前速度制御 | – | ◯※ |
ドライバー異常時 対応システム |
– | ◯※ |
※アイサイトX搭載車
スバル アイサイト Ver.2 Ver.3 ツーリングアシスト 搭載車まとめ
乗員認識技術「ドライバーモニタリングシステム」を搭載
新型フォレスターに搭載されたドライバーモニタリングシステムを搭載する。運転手の顔を覚えて設定したシートポジションやドアミラーを自動調整する他、運転手が脇見や居眠り運転を予防する事も可能である。
スバル 新型 レガシィ アウトバック フルモデルチェンジ A型 2019年10月発売
レガシィアウトバック