レクサスは新型コンパクトSUVを導入する。ヨーロッパにて商標申請「LBX」が2020年5月8日に行われている。更に日本の特許庁にも2020年8月3日に商標申請「LBX」が(商願2020-095549)申請された。2023年に発売を予定している。
レクサスのコンパクトSUV
新型「ヤリスクロス」同様に「TNGA(Toyota New Global Architecture)」に基づく新開発「GA-Bプラットフォーム」を採用。「GA-Cプラットフォーム」を採用する「UX」よりも更に小さいモデルとなる。
レクサスのコンパクトSUV 発売する可能性について
この「BX」が加わると、「LX」「RX」「NX」「UX」「LBX」と5つのSUVモデルをラインナップすることとなる。「LX=ランドクルーザー200」「NX=ハリアー」「UX=C-HR」である。「C-HR」よりも小さい「ヤリスクロス」をベースにレクサスモデルを開発する「LBX=ヤリスクロス」は可能性は十分にある。
新型 ヤリス クロス について
新型ヤリスをベースとし、専用のエクステリアデザインを採用。全長4,180mm、全幅1,765mm、全高1,590mm、ホイールベース2,550mmの3ナンバーサイズのSUVとなった。専用の18インチアルミホイールを採用。ヤリスと比べ全長は+240mm、全幅は+70mm、全高は+90mm拡大している。最低地上高は+30mmとした。
TNGA(Toyota New Global Architecture)と呼ばれる新開発の「GA-Bプラットフォーム」を採用。
新世代「直列3気筒 1.5L 直噴 ダイナミックフォースエンジン M15A型」モデルの新しく小型化されたTHSⅡを採用。E-Four(4WD)モデルも採用。4WD専用リアサスペンションを新開発しダブルウィッシュボーン式。ガソリン車も同様のエンジンに発進用ギヤ付きの「Direct Shift-CVT」を採用する。 先進の予防安全技術、第2世代「 Toyota Safety Sense 」を搭載する。
新型「ヤリス クロス」に「電動パーキングブレーキ&ホールド」「7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ」を採用し、リアシートは「3分割式(4:2:4)リアシート(GとZグレードに標準)」「ハンズフリーパワーバックドア」を採用する。ハイブリッドモデルに「アクセサリー コンセント」AC100V 1500Wのコンセントを追加することができる。
マルチテレインセレクト オフロード走行において、路面状況に応じた走行支援を、3つのモード(MUD & SAND / NORMAL /ROCK & DIRT)から選択できるシステムを採用。
新型「ヤリス 」ベースであるが装備は「電動パーキングブレーキ&ホールド」を採用していたり「ハンズフリーパワーバックドア」を「アダプティブハイビームアシスト」採用しており使い勝手は変わってくる。
新型 ヤリス クロス Toyota Safety Sense の主な特長
先進の予防安全技術、第2世代「 Toyota Safety Sense 」を搭載する。2018年1月8日発売開始する新型アルファード /ヴェルファイアに搭載した第2世代の次世代 Toyota Safety Sense 全車標準搭載する。レーザーレーダーとカメラを用いて優れた認識性能・信頼性を確保するとともに、衝突回避支援型PCS、LDA、AHBをパッケージ化。従来のトヨタセーフティセンスPに比べ、昼間の自転車や夜間の歩行も検知可能となった「プリクラッシュセーフティ」や、前方車両との車間距離を一定に保つ「レーダークルーズコントロール」の作動時に、車線維持に必要なステアリング操作を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」を搭載。
歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ(PCS) レーザーレーダーとカメラを用いて前方の障害物を検知し、衝突の危険がある場合、まずドライバーにブザーとディスプレイ表示で警報を出すことでブレーキを踏むように促す。ドライバーが衝突の危険に気づいてブレーキを踏んだ場合、強力なブレーキアシストが作動。また、仮にブレーキを踏まなかった場合でも、例えば、停止車両に対し自車の速度が30km/hの場合は、自動ブレーキにより約30km/hの減速を行い、衝突回避を支援。自動ブレーキは約10~80km/hの幅広い速度域で作動し、実際に発生している追突事故の80%以上に対応。歩行者に対しては夜間でも同じく約10km/h~80km/hの範囲でPCSの自動ブレーキが作動するようになった。更に右折時の対向直進車や右左折後の横断歩行者も検知対象とした。
ロードサインアシスト(RSA) 検知対象を拡大し、ほか、また、道路脇にある「制限速度」「一時停止」「進入禁止」「はみ出し禁止」といった主要な交通標識を読み取ってインパネに表示する。
レーンディパーチャーアラート(LDA) カメラによって走行車線の白線や黄線を認識し、車線逸脱の可能性を検知した場合にはブザーとディスプレイ表示でドライバーに警報を出すことで、車線逸脱による衝突事故の回避を支援。
オートマチックハイビーム(AHB) カメラによって対向車のヘッドランプ、または先行車のテールランプを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替えることで、他の車両のドライバーの眩惑を低減するとともに、夜間の前方視界確保を支援。
レーダークルーズコントロール 先行車との車間距離の検知にミリ波レーダーを使用し、設定車速内で先行車の車速に合わせて速度を調節することで一定の車間距離を保ちながら追従走行できるレーダークルーズコントロールを採用。前方車両の車線変更をミリ波レーダーとカメラで検知し、よりスムーズな加減速制御を実現。トヨタはモビリティ社会の究極の願いである「交通事故死傷者ゼロ」を目指し、「統合安全コンセプト」に基づいた各種の安全装備・システムを研究・開発し、「より安全な車両・技術開発」に邁進するとともに、「交通環境整備への参画」「人に対する交通安全啓発活動」を通じ、交通安全への幅広い取り組みを強化している。
レーントレーシングアシスト(LTA) レクサス 新型LSシリーズに搭載されたレーントレーシングアシスト[LTA]を次世代 Toyota Safety Sense に初採用。 高速道路や自動車専用道路を走行中、レーダークルーズコントロールの作動時にレーントレーシングアシスト[LTA]のスイッチをONにすると車線維持に必要なステアリング操作支援を行う。
システム | 次世代 Toyota Safety Sense | Toyota Safety Sense C |
---|---|---|
方式 | 単眼カメラ+ ミリ波レーダー | 単眼カメラ+ レーザーレーダー |
オートマチック ハイビーム/ アダプティブ ハイビームアシスト | ◯ | ◯ |
衝突回避支援型 プリクラッシュ セーフティ | ◯ 昼・夜間歩行者 自転車 | ◯ |
レーントレーシング アシスト | ◯ | × |
レーン ディパーチャー アラート | ◯ ステアリング制御 白線/黄線 検出 道路端 検出 ふらつき警報 | ◯ 白線/黄線 検出 |
ロードサインアシスト | ◯ | × |
レーダークルーズ コントロール | ◯ | × |
先行車発進告知 | ◯ | ◯ |
新型 ヤリス クロス ボディカラーについて
モノトーンカラー
ブラスゴールドメタリック<5C2>
ダークブルーマイカ<8W7>
センシュアルレッドマイカ<3T3>※1
グレイッシュブルー<8W2>
ホワイトパールクリスタルシャイン<070>※1
ベージュ<4V6>
シルバーメタリック<1L0>
ブラックマイカ<209>
※1 メーカーオプション
ツートンカラー
ブラックマイカ<209>×ブラスゴールドメタリック<5C2>※2
ブラックマイカ<209>×グレイッシュブルー<8W2>※2
ブラックマイカ<209>×センシュアルレッドマイカ<3T3>※2
ブラックマイカ<209>×ベージュ<4V6>※2
ブラックマイカ<209>×ホワイトパールクリスタルシャイン<070>※2
ブラックマイカ<209>×シルバーメタリック<1L0>※2
ブラスゴールドメタリック<5C2>×ブラックマイカ<209>※2
※2 「HYBRID G」「HYBRID Z」「G」「Z」にメーカーオプション
新型 ヤリス クロス グレード 価格について
新型「ヤリスクロス」の価格はなんと1,796,000円からであるが同様のサイズとなる「C-HR」は2,400,000円からと価格差は604,000円もある。
モデル | エンジン | トランス ミッション |
駆動 方式 |
価格(10%) |
---|---|---|---|---|
X ”B Package” |
直列3気筒 1.5Lエンジン M15A-FKS型 |
Direct Shift- CVT |
2WD | 1,796,000円 |
4WD | 2,027,000円 | |||
X | 2WD | 1,896,000円 | ||
4WD | 2,127,000円 | |||
G | 2WD | 2,020,000円 | ||
4WD | 2,251,000円 | |||
Z | 2WD | 2,210,000円 | ||
4WD | 2,441,000円 |
「ヤリスクロス」のハイブリッドモデルは価格はなんと2,284,000円から「C-HR」ハイブリッドモデルは2,730,000円からと446,000円の差額がある。
モデル | エンジン | トランス ミッション |
駆動 方式 |
価格(10%) |
---|---|---|---|---|
HYBRID X | 直3 1.5L+ モーター M15A-FXE型 |
電気式 無段階変速機 |
2WD | 2,284,000円 |
E-Four | 2,515,000円 | |||
HYBRID G | 2WD | 2,394,000円 | ||
E-Four | 2,625,000円 | |||
HYBRID Z | 2WD | 2,584,000円 | ||
E-Four | 2,815,000円 |
もちろん「C-HR」と比較すれば内装加飾の違いやエンジンの排気量などの違いによって違いがあるが最近の普通のコンパクトカーを購入を検討する方が手を出せる金額設定になっているのは最大の魅力となるだろう。
新型 ヤリス クロス スペックについて
車高は通常モデルの新型「ヤリス」と比較して90mmアップさせている。
スペック | 新型 ヤリス クロス | |
---|---|---|
全長 | 4,180mm | |
全幅 | 1,765mm | |
全高 | 1,590mm | |
ホイール ベース |
2,650mm | |
タイプ | ハイブリッド | ガソリン車 |
エンジン | 直3 1.5L+ モーター M15A-FXE型 |
直列3気筒 1.5Lエンジン M15A-FKS型 |
最高出力 | 67kW(91ps)/ 5,500rpm |
88kW(120ps)/ 6,600rpm |
最大トルク | 120Nm(12.2kgfm)/ 3,800-4,800rpm |
145Nm(14.8kgfm)/ 4,800-5,200rpm |
モーター 最大出力 |
フロント:59kW(80ps) リヤ:3.9kW(5.3ps) |
– |
モーター 最大 トルク |
フロント:141Nm(14.4kgm) リア:52Nm(5.3kgm) |
– |
WLCT モード燃費 |
31.0km/L(2WD) 28.0km/L(4WD) |
19.4km/L(2WD) 18.0km/L(4WD) |
駆動方式 | 2WD/4WD (E-Four) |
2WD/4WD |
乗車定員 | 5名 | |
駆動方式 | 電気式 無段階変速機 |
Direct Shift- CVT 6速MT |
価格 | 2,284,000円~ 2,815,000円 |
1,796,000円~ 2,441,000円 |
トヨタニュースリリース
https://newsroom.toyota.eu/toyota-announces-new-compact-suv-for-its-european-line-up/