トヨタは新型「クラウン」に2つの特別仕様車「RS/RS Four“Limited II”」「S/S Four“Elegance Style III”」を設定して2021年6月30日発売した。
新型クラウン 特別仕様車 RS“Limited Ⅱ” RS Four“Limited Ⅱ”
グレード「RS」「RS Four」をベースに本革シート表皮+前席シートベンチレーション、マットブラック塗装の18インチ専用アルミホイール漆黒、漆黒メッキのフロントフォグランプリング、フロントグリル&バンパーなどを採用した。
新型クラウン 特別仕様車 S“Elegance Style Ⅲ” S Four“Elegance Style Ⅲ”
グレード「S」「S Four」をベースにハイパークロームメタリック塗装の18インチ専用アルミホイール、琥珀色の専用シート表皮、ドアトリム、センターコンソールサイドなどを採用した。
新型 クラウン 特別仕様車 グレード
グレード | エンジン | トランス ミッション |
駆動 方式 |
価格 (10%) |
---|---|---|---|---|
特別仕様車 RS“Limited II” |
直列4気筒DOHC 2.0L 直噴ターボ |
8AT 8 Super ECT |
2WD | 5,230,000円 |
直列4気筒DOHC 2.5L 直噴+モーター |
電気式 無段階変速機 |
5,450,000円 | ||
4WD | 5.670,000円 | |||
特別仕様車 S“Elegance Style III” |
直列4気筒DOHC 2.5L 直噴+モーター |
電気式 無段階変速機 |
2WD | 5,290,000円 |
4WD | 5,510,000円 |
新型 クラウン マイナーチェンジについて
トヨタは「クラウン」のマイナーチェンジを行い2020年11月2日に発売する。エクステリアのデザインはなし、リアコンビランプの加飾をメッキからスモークメッキに変更。ボディカラーに新色(プレシャスホワイトパール<090>、エモーショナルレッドⅡ<3U5>、プレシャスメタル<1L5>)を追加。
インテリアデザインは大幅変更。旧型の2画面化を活かしてインストルメントパネル、新開発のダブルディスプレイから新型「ハリアー」「MIRAI」に採用されている「12.3インチワイドタッチスクリーンT-Connect SDナビゲーションシステム」を採用。T-Connect SDナビゲーションシステムにはスマートフォンをUSBケーブルで接続することで連携が可能(「Apple CarPlay」と「Android Auto」に対応 、SDL(Smart Device Link)「TCスマホナビ」「LINEカーナビ」「LINE MUSIC」など)となり、日常利用している地図アプリや音楽などをディスプレイで操作・利用が可能。Toyota Safety Senseに「プリクラッシュセーフティ」「レーダークルーズコントロール」に新機能を追加。「ドライバー異常時対応システム(TOYOTA初採用)」を追加する。
新型 クラウン マイナーチェンジ ボディカラーについて
プレシャスホワイトパール<090> 新規開発色 ※1
ブラック<202>
シルバーメタリック<1F7>
プレシャスブラックパール<219>
プレシャスメタル<1L5> 新規開発色 ※1
ダークブルーマイカ<8S6>
エモーショナルレッドⅡ<3U5> 追加 ※1
※1メーカーオプション<55,000円(消費税抜き50,000円)>
新型 クラウン マイナーチェンジ 価格 グレードについて
「RS Advance」「RS Advance Four」と「G」「G Four」への本革シート採用。「RS Advance」「RS Advance Four」専用の18インチアルミホイール(スパッタリング塗装)などホイールバリエーションを充実。
グレード | エンジン | トランス ミッション |
駆動 方式 |
価格 (10%) |
---|---|---|---|---|
2.0 RS | 2.0L 直列4気筒DOHC 直噴ターボ |
8速AT | 2WD (FR) |
5,099,000円 |
2.0 RS Advance | 5,759,000円 | |||
2.5 B | 2.5L 直列4気筒DOHC 直噴+モーター |
電気式無段変速機 (THS II) |
4,899,000円 | |
2.5 RS-B | 4,953,000円 | |||
2.5 S | 5,202,000円 | |||
2.5 RS | 5,319,000円 | |||
2.5 RS Advance | 5,979,000円 | |||
2.5 B Four |
4WD (Four) |
5,119,000円 | ||
2.5 RS-B Four |
5,173,000円 | |||
2.5 S Four |
5,422,000円 | |||
2.5 RS Four |
5,539,000円 | |||
2.5 G Four |
6,099,000円 | |||
2.5 RS Advance Four |
6,199,000円 | |||
2.5 G Executive | 6,513,000円 | |||
3.5 RS Advance | 3.5LV型6気筒DOHC 直噴+モーター |
10速AT (マルチ ステージ) |
2WD (FR) |
7,107,000円 |
3.5 G Executive | 7,393,000円 |
第2世代の次世代 Toyota Safety Sense 全車標準搭載
第2世代の次世代 Toyota Safety Sense 全車標準搭載する。レーザーレーダーとカメラを用いて優れた認識性能・信頼性を確保するとともに、衝突回避支援型PCS、LDA、AHBをパッケージ化。高速域まで対応する衝突回避支援/被害軽減性能を確保している。
旧型の次世代 Toyota Safety Senseに比べ、「プリクラッシュセーフティ」「レーダークルーズコントロール」に新機能を追加。「ドライバー異常時対応システム」を追加する。
歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ(PCS) ミリ波レーダーとカメラを用いて前方の車両や歩行者を検出し、警報、ブレーキアシスト、自動ブレーキで衝突回避支援および被害軽減を図る。自動ブレーキは、歩行者に対しては10~80km/hの速度域で作動し、例えば、歩行者との速度差が30km/hの場合には、約30km/h減速し、衝突回避を支援。また、車両に対しては、10km/h~最高速の幅広い速度域で作動し、例えば、停止車両に対し自車の速度が40km/hの場合には約40km/hの減速が可能。更に「低速時加速抑制機能」「交差点右折時の対向直進車、歩行者検知」「緊急時操舵回避支援機能」を追加。
- 低速時、自車直前の歩行者や自転車運転者、車両を検知し加速を抑制する“低速時加速抑制機能。
- 交差点右折時の対向直進車、ならびに右左折時の対向方向から横断してきた歩行者も検知可能。
- 緊急時のドライバー回避操舵をきっかけに操舵をアシストする“緊急時操舵回避支援機能”。
ロードサインアシスト(RSA) 検知対象を拡大し、ほか、また、道路脇にある「制限速度」「一時停止」「進入禁止」「はみ出し禁止」といった主要な交通標識を読み取ってインパネに表示する。
レーンディパーチャーアラート(LDA) カメラによって走行車線の白線や黄線を認識し、車線逸脱の可能性を検知した場合にはブザーとディスプレイ表示でドライバーに警報を出すことで、車線逸脱による衝突事故の回避を支援。
オートマチックハイビーム(AHB) カメラによって対向車のヘッドランプ、または先行車のテールランプを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替えることで、他の車両のドライバーの眩惑を低減するとともに、夜間の前方視界確保を支援。
レーダークルーズコントロール 先行車との車間距離の検知にミリ波レーダーを使用し、設定車速内で先行車の車速に合わせて速度を調節することで一定の車間距離を保ちながら追従走行できるレーダークルーズコントロールを採用。前方車両の車線変更をミリ波レーダーとカメラで検知し、よりスムーズな加減速制御を実現。 トヨタはモビリティ社会の究極の願いである「交通事故死傷者ゼロ」を目指し、「統合安全コンセプト」に基づいた各種の安全装備・システムを研究・開発し、「より安全な車両・技術開発」に邁進するとともに、「交通環境整備への参画」「人に対する交通安全啓発活動」を通じ、交通安全への幅広い取り組みを強化している。
レーントレーシングアシスト(LTA)高速道路や自動車専用道路を走行中、レーダークルーズコントロールの作動時にレーントレーシングアシスト[LTA]のスイッチをONにすると車線維持に必要なステアリング操作支援を行う。カーブ速度抑制機能を追加した。ドライバー異常時対応システムドライバーの異常を察知し、救命救護に寄与する機能を追加。
アドバンスドセーフティ
インテリジェントパーキングアシスト2(巻き込み警報機能+バックガイドモニター機能+音声案内機能付)新機能追加。
インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)アクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突を緩和し、被害の軽減に寄与するシステム。車庫入れなどの運転時、静止物への接近を表示とブザーで知らせる「クリアランスソナー」に、静止物との接触を緩和する機能を追加。ソナーはコンビニなどのガラスもしっかり検知。低速走行時(15km/h以下)に進行方向にある静止物を検知している場合、ハイブリッドシステム出力を抑制し、さらに距離が縮まると自動的にブレーキをかける。
ドライブスタートコントロール シフト操作時における急発進を抑制し、衝突時の被害軽減に寄与。
先行車発進告知機能 信号待ちや渋滞で先行車に続いて停止し、先行車の発進に気づかずそのままでいる場合には、ブザーとディスプレイ表示でお知らせ。
緊急ブレーキシグナル(ハザードランプ点滅式) 急ブレーキをかけると、ハザードランプが自動的に点滅。
デジタルインナーミラー 車両後部に取り付けたカメラの映像をルームミラーに表示する。
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