レクサスはクロスオーバーSUV「NX」のフルモデルチェンジを行い次世代LEXUSの第1弾モデルとして「NX450h+」「NX350h」「NX350」「NX250」を2021年10月7日に正式発表発売を開始した。
2代目 新型 NX フルモデルチェンジ について
新型NXで、GA-Kプラットフォームを採用・改良し、軽量で高剛性なボディと低重心化したパッケージとした。ボディサイズは全長4660mm、全幅1,865mm、全高1,640mm、ホイールベース2690mm。全長で20mm、全幅で20mm、全高で5mm、ホイールベースで30mm拡大。基本性能を大幅に向上させ、LEXUS独自の乗り味であるドライバーの意図に忠実でリニアな応答を継承。アッパーボディにおいても構造から見直し、エンジンフードにはLEXUS初となるツインフードロック構造を採用。骨格の接合においては、レーザースクリューウェルディング(LSW)や構造用接着剤に加え、レーザーピニング溶接技術を新開発。それらを適材適所に使用し、従来型に比べ約35%接着長を伸ばすことで接合強度を高めました。独自の生産技術による軽量化にも取り組み、ロッカーアウターリインフォースメントに1180材の差厚接合(Tailor Welded Blank)による従来構造比約1.6kgの軽量化、ルーフセンターリインフォースメントに1,470MPaの引っ張り強さを持つ冷間圧延鋼板を採用することによる従来構造比約0.3kgの軽量化で、重心高低減を図り、操縦安定性の向上に寄与。
LEXUSのすっきりとした乗り味を深化させるためにサスペンションを新開発。フロントはマクファーソンストラット式、リヤはトレーリングアーム式ダブルウィッシュボーンを採用。LEXUS初のPHEVを含む6つのパワートレーンを導入、駆動力をコントロールし、あらゆる走行シーンで減速、操舵、加速がシームレスに繋がる気持ち良さと、接地感、力感、安心感のある走りを実現。「Lexus Driving Signature」をさらに深化。
2代目 新型 NX フルモデルチェンジ エクステリアについて
エクステリアは。次世代LEXUSのデザインランゲージ確立に向けた挑戦として、運動性能や機能に寄与するプロポーションに根差した“独自性”と、テクノロジーに根差した“シンプリシティ”の追求を目指した。新開発の小型軽量ランプユニットを搭載した薄型のヘッドランプの採用、DRL(デイタイムランニングライト)。初代モデルは独立していたのに対して今回はフロントライト内に組み込まれた。Lシェイプ一文字シグネチャーランプ、縦型のメッシュをもったスピンドルグリル、立体的なバンパーガーニッシュを採用。
2代目 新型 NX フルモデルチェンジ インテリアについて
インテリアは、コンセプトカー「Lexus LF-1 Limitless」のインテリアデザインを具現化しており、専用通信機DCMを全車に標準搭載。DCMによる無線通信でソフトウェアの更新が可能となるOTAソフトウェアアップデート機能を採用。フルデジタルメーター「9インチor14インチ大型ワイドタッチスクリーンナビゲーションシステム」を搭載。「SmartDeviceLink™」「Apple CarPlay」と「Android Auto™」を採用。「デジタルインナーミラー」やセンターコンソールに使い勝手のいいデザインを採用。Webサイト(ニュースやブログ、ストリーミング音楽、YouTube動画など)を閲覧することができるWebブラウザー機能を新たに設定。「電動パーキングブレーキ&ホールド」を採用。「“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム」を採用。スイッチ操作でアレンジできるセカンドパワーシート(電動リクライニング&電動格納機能付)。ラゲッジ容量は後席使用時520L、倒した状態では1,411Lとなる。
レクサス 2代目 新型 NX エンジンについて
新型「RAV4」や新型「ハリアー 」と同じく最大熱効率40%以上を実現したエンジンとハイブリッドモデルを組み合わせ小型・軽量化されたハイブリッドシステムを採用し燃費向上を果たす。世界トップレベル最大熱効率41%を実現する直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S「Dynamic Force Engine」と呼ぶ。同時に、緻密な制御による高レスポンス化と全速度域での高トルク化など、 多くの新技術の採用により全面的に見直し、大幅に進化した。
2代目 新型NX ガソリン車
高効率な2.5L直4エンジンとDirect Shift-8ATを採用。2.4Lターボエンジンと同じ独自の制御技術と最適化したファイナルギア比にて十分な駆動力と、シーンに応じた最適でリズミカルなシフトスケジュールによる走りの気持ち良さを両立。
スペック | NX250 |
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エンジン | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジン 「DynamicForce Engine」 |
最高出力 | 148kW(201PS)/6600rpm |
最大トルク | 241Nm(24.5kgmf)/4400rpm |
トランスミッション | Direct Shift-8AT |
駆動方式 | 2WD (FF) /4WD |
燃料種類 | ガソリン |
WLTCモード燃費 | 13.9km/L~14.4km/L |
新開発の2.4L直4ターボエンジンと新開発の高トルク対応型Direct Shift-8AT、新開発の電子制御フルタイムAWDを採用。前後駆動力配分を75:25から50:50の間でシーンに応じて最適にコントロールし、高い接地感とリニアなステアリングフィールを独自の技術で両立
スペック | NX350 |
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エンジン | 2.4L直噴ターボエンジン |
最高出力 | 205kW(279PS)/6000rpm |
最大トルク | 430Nm(43.8kgmf)/1700-3600rpm |
トランスミッション | Direct Shift-8AT |
駆動方式 | 4WD |
燃料種類 | プレミアムガソリン |
WLTCモード燃費 | 12.2km/L |
2代目 新型NX ハイブリッド車
高効率な2.5L直4エンジンと高出力モーターを組み合わせつつ、専用の制御ロジックにより、優れた加速性能と低燃費を高次元で両立させました。E-Fourは、前後駆動力配分を100:0から20:80で最適にコントロール。
スペック | NX350h |
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エンジン | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジン+モーター D-4S +モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 140kW(190PS)/6000rpm |
最大トルク | 243Nm(24.8kgmf)/4300-4500rpm |
フロントモーター 最高出力 |
88kw(120ps) |
フロントモーター 最大トルク |
202Nm(20.6kgm) |
リアモーター 最高出力 |
40kW(54ps) |
リアモーター 最大トルク |
121Nm(12.3kgfm) |
システム最大出力 | E-Four:163kW(222ps) 2WD:160kW(218ps) |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
駆動方式 | 2WD/4WD(E-Four) |
WLTCモード燃費 | 19.9km/L~22.2km/L |
2代目 新型NX プラグインハイブリッド車
2.5L直4エンジン、大容量・高出力リチウムイオンバッテリー、フロント・リヤモーターを搭載。リチウムイオンバッテリーは高い総電力量18.1kWhを備え、大容量リチウムイオンバッテリーを床下に配置して低重心化も図り、安定した質感のある走りを実現。クラストップレベルのEV走行可能距離と十分なパワーを両立。走行モードはスイッチ操作で4つ(EVモード/AUTO EV・HVモード/HVモード/セルフチャージモード)から選択が可能。HVモードでは、エンジンとモーターの併用により高い加速性能を実現。また、AUTO EV/HVモード選択時には、ナビの目的地を設定することで、LEXUS初の先読みEV・HVモード切りかえ制御がはたらき、駆動用電池の残量や経路、交通情報といったデータをもとに、高速道路などにおいては自動的にHVモードに切りかえ、エネルギー効率の良い走りを実現する。
スペック | NX450h+ |
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エンジン | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S +モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 135kW(185PS)/6000rpm |
最大トルク | 228Nm(23.2kgmf)/3600-3700rpm |
フロントモーター 最高出力 |
134kW(182ps) |
フロントモーター 最大トルク |
270Nm |
リアモーター 最高出力 |
40kW(54ps) |
リアモーター 最大トルク |
121Nm(12.3kgfm) |
システム出力 | 225kW(306ps) |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
駆動方式 | 4WD(E-Four) |
WLTCモード燃費 | 19.8km/L |
新型 NX グレード選択について
売れ筋は「NX350h “F SPORT”」「NX350h“version L”」「NX450h “F SPORT”」「NX450h“version L”」となる予想だ。「NX350h “F SPORT”」がお得感が得られそうだ。
先代モデルのNXはNX300 2WDモデルが4,425,055円からだったのに対して新型NXは 「NX250 2WD」が 4,555,000円とさほどアップせずにスタートできているとこが素晴らしいです。
ベースグレードの装備
ベースグレードでもエクステリアでは18インチアルミホイールやLEDリアコンビネーションランプを標準採用。インテリアでは電動チルト&テレスコピックステアリングやドライバー異常時対応システム、運転席・助手席8WAYパワーシートなどを標準採用。安全装備ではLexus Safety System+を標準採用。ブラインドスポットモニター、安心降車アシストも標準装備。ベースグレードではシートヒーターやステアリングヒーターをオプション装備できません。DVD,CDプレイヤーはオプション。
注意点
9.8インチディスプレイオーディオのみ、液晶メーターが上位グレードと異なる。(オプション変更可能。)インテリアのイルミネーションは基本付かない。「“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム」「緊急時操舵支援(FCTA)出会い頭の衝突回避を支援」「レーンチェンジアシスト」は装備不可。
version L の装備
エクステリアでは3眼LEDヘッドライトを採用。20インチアルミホイールを標準装備。本革シートと運転席ポジションメモリーや運転席・助手席ベンチレーションが採用される。後席にもヒートシーターが採用される。ドアパネルなど木目を採用。インテリアカラーにはヘーゼル(茶系)を選択可能。( version L のみ)電動リクライニング&格納リアシートを標準装備。ヘッドアップディスプレイ標準装備。
F SPORT の装備
エクステリアでは「 F SPORT 」専用エクステリアを採用。運動性能面ではパフォーマンスダンパー、NAVI AI-AVS(電子制御サスペンション)を採用。 ヘッドアップディスプレイ標準装備。
注意点
3眼LEDヘッドライトやAHSはオプション。電動リクライニング&格納リアシートをオプション。 「“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム」装備不可。
レクサス 2代目 新型 NX 価格 グレードについて
「NX250」は2WDとAWD(4WD)モデルをラインナップ。 「 NX250 “F SPORT”」のラインナップがない!外観など「“F SPORT”」を選択したい人はこのグレードは選択できない。
NX250
グレード | エンジン | トランス ミッション |
駆動 方式 |
価格 |
---|---|---|---|---|
NX250 “version L” |
直列4気筒 2.5L 直噴エンジン 「DynamicForce Engine」 |
Direct Shift- 8AT |
2WD (FF) |
5,430,000円 |
AWD | 5,700,000円 | |||
NX250 | 2WD (FF) |
4,555,000円 | ||
AWD | 4,820,000円 |
NX350
「 NX350」はAWD(4WD)モデルを1グレードのみラインナップ。 こちらはハイオク仕様となる。
グレード | ハイブリッドシステム | 駆動 方式 |
価格 |
---|---|---|---|
NX350 “F SPORT” |
2.4L直噴ターボエンジン | AWD | 5,990,000円 |
NX350h
「NX350h」は2WDとAWD(4WD)モデルをラインナップ。 全グレードラインナップの人気グレードだ!このモデルは全てのオプションを装備可能。Advanced Park リモート機能付きは全グレード選択可能。ハリアーと同様のエンジン+モーターを採用しているが、こちらはハイオク仕様となる。
グレード | ハイブリッドシステム | 駆動 方式 |
価格 |
---|---|---|---|
NX350h “version L” |
直列4気筒 2.5L 直噴エンジン+モーター D-4S +モーター(THSⅡ) |
2WD (FF) |
6,080,000円 |
AWD | 6,350,000円 | ||
NX350h “F SPORT” |
2WD (FF) |
6,080,000円 | |
AWD | 6,350,000円 | ||
NX350h | 2WD (FF) |
5,200,000円 | |
AWD | 5,470,000円 |
新型 NX350h エクステリア
新型 NX350h インテリア
NX450h
「NX450h+」はAWD(4WD)モデルのみのラインナップ。「NX450h+“F SPORT”」の方が値段が高いが「NX450h+“version L”」ではオプションの3眼LEDヘッドライトと後席シートヒーターなどが標準となっており最上位グレードではあるが色々なオプションが標準化されているため高い。
グレード | ハイブリッドシステム | 駆動 方式 |
価格 |
---|---|---|---|
NX450h+ “version L” |
直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S +モーター(THSⅡ) |
AWD | 7,140,000円 |
NX450h+ “F SPORT” |
AWD | 7,380,000円 |
注意点
「パノラマルーフ」装備不可。 Advanced Park リモート機能付きは 「NX450h+“version L”」 のみ選択可能。 「NX350h “F SPORT” 」では選択できるのに 「NX450h+“F SPORT”」のに選択できないのは不思議である。 RAV4PHVと同様のエンジン+モーターを採用しているが、こちらはハイオク仕様となる。急速充電非対応。家中に電気を供給するDC外部給電システムは非対応。
新型NX450h+“F SPORT” エクステリア
新型NX450h+“F SPORT” インテリア
おすすめグレードは?
「NX350h “F SPORT”」「 NX350h “version L”」2WDモデルが1番人気となるだろう。ハイブリッドグレードとオプション選択の自由度では間違えなくこの二つがダントツの人気となる。 「NX250 “version L”」2WDが更に人気となるだろう。唯一のガソリン仕様でエクステリアデザインや装備もほぼ文句なしとうことで人気が出るだろう。
レクサスニュースリリース