2022年は車業界でもコロナウィルスの影響で生産や販売状況に影響が出たその中、ひっそりと生産終了となった車種たちがある。また今までで生産終了した車種も合わせてお伝えする。
レクサス CT200h
CTは「レクサス」が販売するハッチバック型の乗用車である。レクサス初のCセグメントとなる小型ハッチバック型ハイブリッドカーである。ヨーロッパでは2010年下半期発売開始。北米2011年春発売開始。日本は2011年1月12日発売を開始した。約65の国や地域で累計約38万台を販売。CTは2022年10月をもって生産を終了するとアナウンスされた。
ホンダ インサイト
インサイトは、ホンダが生産・販売するハイブリッド専用車である。1999年9月に初代が登場し、2006年に生産・販売を終了。2代目は2009年2月に登場し、2014年3月に生産・販売を終了。2018年6月には3代目が登場している。2022年8月下旬販売不振のため、日本市場向けモデルを生産終了となる。なんと3度の生産終了モデルとなる。
ホンダ シャトル
シャトルは、ホンダが製造・販売する5ナンバーサイズのステーションワゴンである。2015年4月17日新型コンパクトワゴン「SHUTTLE(シャトル)」発表した。2015年5月15日発売日。2017年9月14日一部改良を行い2017年9月15日発売した。2019年5月10日マイナーモデルチェンジを発表・発売。2022年内生産終了予定。
ホンダ NSX
NSXは、ホンダが生産、販売していた2シーターのスポーツカーである。NSXの2代目はハイブリッドシステムを搭載している。2016年8月25日2代目 NC型となる新型「NSX」を発表。同日より申し込み受付を開始し、2017年2月27日に発売することを発表。2018年10月25日改良モデルを発表。同日より申込受付開始、2019年5月発売。2019年12月5日2020年モデルが発表され、受注が開始された2020年4月発売。ホンダはスーパースポーツモデル「NSX Type S(エヌエスエックス タイプエス)」を2021年8月30日発表した。全世界で350台(国外320台、国内30台)の販売。2022年12月をもってその歴史に幕を閉じる。
日産 フーガ
2004年から販売しているEセグメントクラスのFR/AWD高級乗用車。2004年10月、40年以上の歴史を持つセドリックおよびグロリアの後継車として、初代Y50型フーガが発売。セドリック/グロリアのそれまでのイメージを変えるために新名称「フーガ」へと車名が変更。
2022年、日本国内における度重なるセダン市場の低迷を受け、日産自動車は電気自動車(EV)などの電動化技術に経営資源を集中するため、生産終了する方針を固めた。セドリック・グロリアから続いてきた同社の高級セダンの系譜は失われる。セドリック時代から通算62年、グロリア時代から通算63年続いた高級セダンが消滅、「フーガ」の商標も18年の歴史に幕を閉じる。
日産 マーチ
日産自動車が製造・販売するハッチバック型のコンパクトカーである。欧州などいくつかの地域では「マイクラ」(Micra)名で販売されている。日本車としては珍しく、フルモデルチェンジのスパンがかなり長い。初代マーチは1982年10月から発売されており、現在では4代目であるが実に40年間発売される名車であるが、2022年、販売終了予定。実質的な後継車はノートになる。
ダイハツ ウェイク
ウェイクは、ダイハツ工業が製造・販売する軽トールワゴン(軽スーパーハイトールワゴン)である。コンセプトカーとして登場した「DECA DECA」をベースにした「ウェイク」が2014年11月10日に発売した。軽最大の室内空間を1,835mmの全高で実現。室内高は、軽自動車No.1の1,455mm、目線の高さを1,387mmとして、運転しやすい軽自動車を実現。大きな荷物も積み込めるように、観音開きタイプのドアを採用したコンセプトモデル。実際の扉はスライドドアを採用している。2022年8月11日販売不振のため、生産終了。
最後に
2022年の販売終了車種をまとめてみたが、特にセダン車が多く時代背景が色濃く出ている。廃止されたが、海外ではフルモデルチェンジをし販売が続く車種や今後復活する可能性もあるだろう。一例であるが、今回も生産終了となる「インサイト」は2度の復活を果たしている。3度目の復活があってもおかしくない。