トヨタは新型「ノア」「 ヴォクシー」のフルモデルチェンジを行い2022年1月13日に発売を開始。今回は新型「 ヴォクシー」の1.8L ハイブリッド車 、グレード「S-Z」7人乗りに乗って500kmあまり走行し、残念だなと思ってしまった点を詳しくまとめてみました。購入の際の参考にしていただければ幸いです。
トヨタ 4代目 新型 ノア ヴォクシー 残念だと思ってししまう点 試乗 感想とレビュー
ブレーキの遊びが多い
人により感覚は違うが、ブレーキの遊びが多く感じた。特に下り坂では止まるまで長く感じる。ハイブリッドは比較的ブレーキの効きがよくなりやすい、理由は回生ブレーキがあるからだ。しかし、新型「ヴォクシー」はブレーキのをかけるまでの感覚は非常に悪いという印象である。(ハリアー ハイブリッドモデルと比較)改良してもらいたいと感じる点だ。是非、試乗して実際に判断してから購入を検討してもらいたい。
トヨタ ディスプレイオーディオ
「8インチまたは10.5インチディスプレイオーディオ」を標準装備(「ノア」グレード「X」を除く)。「Apple CarPlay」と「Android Auto」を採用する。DCM車載通信機を標準装備。
時代の流れですね・・・一言で言えば。携帯電話が「ガラケー」から「スマホ」になる様にナビゲーション市場にも変化の時を迎えたと言うことです。「ナビレス」の選択がないどころか形状が違うため社外ナビを取り付ける「2DINサイズ」すらありません。つまり現在のところ社外ナビの取り付けは不可となります。社外ナビ、「カロッツェリア」「アルパイン」「ケンウッド」を付けたい人(自分も)残念です。
新型ナビゲーションシステムが使いずらい
更にディスプレイオーディオのナビゲーションが新型「ヤリス」「カローラ」「RAV4」「ハリアー」などと違うナビゲーションシステムを採用している。これが正直使いづらかった。タッチの精度やナビ自体の見やすさは正直、他のトヨタ車の方が使いやすいと感じた。一画面あたりに表示される情報量も少ない。ナビゲーションをしている間にオーディオの情報が出せないなど・・・
スマートフォンを意識したUIではあるが使いやすいとは少し言えない。ナビの最終案内もいいと言えなかった。バージョンアップによる改善を期待したい。
今まで通りのナビを選択できるようにしてほしいと切実に思います。これから発売されるトヨタ車はすべて新型ナビゲーションシステムだとしたら凄いショックです。
トヨタ ディスプレイオーディオ Plusを選ばないと6年目以降有料でしか車載ナビが使えない
コネクティッドナビご利用条件は通信を使ってルート案内トヨタスマートセンター内の最新データを活用する センター通信型ナビに対応。通常の「ディスプレイオーディオ」を選択すると通信圏外エリアや通信障害時等の場合、ナビ機能が使用できない場合がある、一時保管された範囲の地図のみ表示される。また通信契約を6年目からしないと車載ナビを使い続けることはできません。「ディスプレイオーディオ Plus」を選べば上記の条件でなくても車載ナビを使うことができるので、長い間乗りたい人は「ディスプレイオーディオ Plus」を選ぶべきです。
CD /DVDデッキ オプション
上記で説明しているディスプレイオーディオのみの採用なので標準では「CD/DVD」の再生は不可。オプションのディスプレイオーディオ(コネクテッドナビ対応)Plusとの併用は不可。注意が必要です。
3列目のシートは固く長時間は厳しい
3列目にも少しだが走行している間乗ってみたが感想としては長時間は少し厳しいと感じる、2列目ほどのクッション性はない、3列目は3人乗れることになっているが3人座る真ん中の人はとても固い位置に座ることになる。つまり、あくまでも長時間ではなく一時的に乗る程度と考えるのが一番良さそうだ。もし3列目を常時使うことを考えるなら上のクラスの「アルファード」「ヴェルファイア」を検討するとこをおすすめする。
シートヒーター
運転席と助手席にシートヒーターをZ以上では標準装備。S-GとGではオプション 172,700円(ハイブリッド)178,200円(ガソリン車) 税込み、採用。されているが残念ながらベースグレード「ノア」グレード「X」不採用。つまりシートヒーターが必須な人はグレードは必ず「X」グレードをを以上を選択しなければならないので注意が必要です。
センターコンソールボックスの形状がハイブリッドモデル グレードのみカップホルダー2個
センターコンソールボックスはハイブリッド車で上位グレード「S-Z」「Z」のみ標準でカップホルダーが2個付く。オプションでハイブリッドの「S-G」「G」にも付けることができるが。ガソリン車ではセンターコンソールボックスにカップフォルダーを付けることができないので注意が必要。
電力供給可能な外部給電機能はハイブリッドモデルのみ
般家庭約6日分の電力供給可能な外部給電機能をグレードS-Z(ハイブリッド)標準装備、S-G(ハイブリッド)にメーカーオプション。つまりガソリン車は非対応となるので注意が必要。
2列目キャプテンシートの利便性を求めるなら グレード「S-Z」「Z」2WD
上位グレードとなる(S-Z S)でのみ快適「快適利便パッケージ(High)」が装備できる。更に4WDモデルではオットマン、角度調整付アームレストが採用されないので2列目の快適性を求めたいひとは2WDを選択することになる。
両側スライドドアは標準装備はグレード「S-Z」「Z」
グレード「S-Z」「Z」のみ両側スライドドアが標準装備。「S-G」「G」はオプション62,700円、「X」はオプション125,400円となる。金額やその他装備との兼ね合いになるが両側スライドを採用する人は、上位グレード「S-Z」「Z」を選択することをおすすめする。
静粛性を求めるならハイブリッドモデル
ガソリン車に場合にはUVカット機能付きウィンドシールドグリーンガラスを採用。ハイブリッドモデルでは全車種でUVカット機能付ウィンドシールドグリーンガラス(高遮音性ガラス)を採用。ハイブリッドモデルは走行時の音がエンジンが始動するタイミングが少ないので静かな上に更に高遮音性ガラスを採用しているので静粛性を求めるならハイブリッドモデルを選択するべきだ。
室内の音にこだわるなら「S-Z」「Z」にするべき
広い室内空間に合わせて12のスピーカーを最適にレイアウトどの席でも楽しめる音響空間を実現した12スピーカーをグレード「S-Z」「Z」のみ190,300円オプション設定。「S-G」「G」「X」では4スピーカーのみなので少し物足りないはず。
まとめ
新型「ノア」「ヴォクシー」の残念な部分を今回まとめてみました。現時点では充実した装備が可能なグレードは「S-Z」「Z」のハイブリッドモデルをおすすめする。個人的にはエクステリアはカッコよく、インテリアも使い勝手がいいモデルであり第2世代の「次世代 Toyota Safety Sense」を搭載など機能も充実していて価格も手ごろなモデルだと思います。全幅が1,730mmとなったため5ナンバーサイズではないが気になるレベルではない。それでいて先代の「ノア」「ヴォクシー」よりも車格が大きく見えかっこいい!今後も一部改良を行い欠点が改善されていくことだろう。今購入を検討するならおすすめな1台である。