国土交通省とナスバ((独)自動車事故対策機構)は、2022年度に自動車アセスメントとして評価を行った自動車(乗用車7車種、軽自動車6車種、全13車種)の中で最高評価にあたる「ファイブスター賞」を7車種が獲得し、その中でも最高得点であった、トヨタ「ヴォクシー/ノア」が「ファイブスター大賞」を獲得。
自動車の安全性能を評価・公表する「自動車アセスメント」
国土交通省と(独)自動車事故対策機構(NASVA)では、ユーザーが安全性の高い自動車を選択しやすい環境を整備するとともに、メーカーに対してより安全な製品の開発を促すため、毎年、販売台数の多い車両を中心に、自動車の安全性能に関する様々な評価試験を行い、結果を公表する「自動車アセスメント(JNCAP)」を実施。
最高評価「ファイブスター賞」について
第三者機関である「(独)自動車事故対策機構(NASVA)」が自動車安全性能に関する評価基準を設け、その基準をクリアした自動車に対して与えられる安全性能評価の最高峰の1つが、ファイブスター賞。自動車の衝突安全性や先進安全装置に対する高い評価を表し、消費者にとっては自動車選びの参考となる重要な指標の1つとなる。
2020年度からは「自動車安全性能2020」と呼ばれ、これらを総合的に評価。2023年1月に最新の「自動車安全性能2022」が発表。衝突安全性能は100点満点、予防安全性能は91点満点(2020年~2021年は82点満点)、事故自動緊急通報装置は8点満点の総合得点199点(2020年~2021年は190点満点)となるが、最高評価「ファイブスター賞」を獲得するには、衝突安全性能および予防安全性能が最高評価のAランクを取得し、事故自動緊急通報装置を備えていることが条件。
海外などでは「欧州新車安全性評価プログラム(Euro NCAP)」や「米国道路安全保険協会(IIHS)」などの自動車安全評価機関が、自動車の衝突安全性や先進安全装置などを評価している。
自動車安全性能 2022 ファイブスター賞 獲得車種
順位 | 車名 | 車名 | 自動車安全性能 総合得点 |
---|---|---|---|
1 | トヨタ | ヴォクシー/ノア | 186.44 |
2 | スバル | ソルテラ | 186.16 |
3 | トヨタ | シエンタ | 185.33 |
4 | 日産 | サクラ | 184.92 |
5 | ホンダ | ステップワゴン | 183.92 |
6 | 三菱 | ekクロスEV | 182.04 |
7 | トヨタ | カローラクロス | 179.68 |
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