ホンダは、新型「N-BOX」に新たなグレードとしてクロスオーバーモデル「N-BOX JOY(エヌボックス ジョイ)」を追加し、2024年9月19日に公開、2024年9月26日に正式発表、9月27日発売します。価格は184万4,700円から226万500円となります。
新グレード「N-BOX JOY」に関する情報を公式サイトで2024年8月22日先行公開しました。2023年には「日本一売れる車」となった「N-BOX」が、どのような進化を見せるのか、注目が集まっています。一体どんなモデルになるのか、詳しく解説します。
新型 N-BOX クロスオーバーモデル「N-BOX JOY」追加
3代目となる新型「N-BOX」のクロスオーバーモデル「N-BOX JOY」は、通常モデルの丸型のヘッドライトリングをベースにした立体感のある「プロジェクター式フルLEDヘッドライト」採用、ハウジングを表面に模様を施したシルバーで仕上げ、先端にシルバーリングを採用しました。異なるシルバーの組み合わせで立体感を強めると同時に、精緻でタフなイメージを創出しています。このモデルは、トールワゴン型軽自動車の派生モデルとして位置付けられています。
エクステリアでは、専用フロントバンパー、専用グリル、専用鉄ホイール+ハーフキャップ、専用ボディカラーが採用される予定です。また、インテリアでは、アウトドアに最適な撥水加工されたチェック柄の専用シートが採用されます。
ふらっとテラスと名付けられた後部座席をダイブダウンするだけで、リラックスした時間を過ごせる、テラスのような空間が生まれます。
レバーを引いて後席を倒すだけで使えるのが「ふらっとテラス」のいいところ。思いたったらサッと気軽に使えます。
チェック柄ファブリックには撥水素材を全タイプに採用。万一飲み物をこぼしてもサッと簡単に拭き取れます。
専用設計となる、折りたたみチェアなど様々なものを収納できるフロアアンダーボックスを装備。フタはテーブルとしても使えます。フロア後端にあるフロアアンダーボックスは約18Lの大容量を確保し、ボックス左右に浅底のポケットを備えました。
N-BOX JOYでは純正アクセサリーとして、アクティブフェイスパッケージを設定、エクステリアにはN-BOX JOY専用フロントグリルの中心部に「HONDA」ロゴを配置を設定。バンパーまわりをぐっと引き締めるLEDフォグライトをセットにしました。
N-BOX JOYのアクティブな純正アクセサリーとしてテールゲータープ、ユーティリティーフック、ルーフユーティリティーフックなどを設定。
ボディカラー について
プラチナホワイト・パール
クリスタルブラック・パール
スレートグレー・パール&ブラック
フィヨルドミスト・パール&ブラック
オータムイエロー・パールブラック
ボタニカルグリーン・パール&ブラック
ディザートベージュ・パール&ブラック
他社ではクロスオーバーテイストのトールワゴン型の軽自動車がラインアップ
他社では、同じくクロスオーバーテイストのトールワゴン型の軽自動車、スズキの「スペーシア・ギア」や三菱の「デリカミニ」、ダイハツの「タント ファンクロス」など、次々に派生モデルが誕生しています。そして、いよいよホンダの「N-BOX」も派生モデルとしてクロスオーバーモデルの「N-BOX JOY」が誕生します。
▼詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
新型 N-BOX フルモデルチェンジ 安全装備
安全装備に変更はありません。
システム 装備 | 新型N-BOX |
---|---|
CMBS | ◯ (昼・夜間 歩行者 自転車) |
誤発進抑制機能 | ◯ |
近距離衝突軽減ブレーキ | ◯ |
急アクセル制御機能 | ◯ |
歩行者事故低減ステアリング | ◯ |
路外逸脱抑制機能 | ◯ |
渋滞時追従機能付き アダプティブクルーズコントロール(ACC) | ◯ (約0km/h~) |
LKAS | ◯ |
先行車発進お知らせ機能 | ◯ |
標識認識機能 | ◯ |
後方誤発進抑制機能 | ◯ |
オートマチックハイビーム | ◯ |
パーキングセンサーシステム | ◯ |
マルチビューカメラシステム | ◯ |
新型「N-BOX JOY」スペック
N-BOX JOYのエンジンラインナップはNA社とターボ車どちらもラインナップされます。ベースとなるN-BOXに搭載されるエンジンがそのまま搭載されることになります。
スペック | N-BOX JOY NA車 | N-BOX JOY ターボ車 |
---|---|---|
全長 | 3,395mm | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm |
全高 | 1,790mm | 1,790mm |
ホイールベース | 2,520mm | 2,520mm |
エンジン | 658cc 直列3気筒DOHC i-VTECエンジン | 658cc 直列3気筒DOHC ターボエンジン |
最高出力 | 43kW(58PS)/ 7,300rpm | 47kW(64PS)/ 6,000rpm |
最大トルク | 65Nm(6.6kgm)/ 4,800rpm | 104Nm(10.6kgm)/ 2,600rpm |
トランスミッション | CVT | CVT (7スピードモード付き) +パドルシフト |
駆動方式 | FF / 4WD | FF / 4WD |
WLTCモード燃費 | 21.5km/L(FF) 19.4km/L(4WD) | 20.3km/L(FF) 18.4km/L(4WD) |
新型「N-BOX JOY」価格グレード について
N-BOX JOY
グレード | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 新価格 (税込) |
---|---|---|---|---|
N-BOX JOY (モノトーン) | 660cc DOHC | CVT | 2WD | 1,844,700円 |
4WD | 1,977,800円 | |||
N-BOX JOY (2トーン) | 2WD | 1,927,200円 | ||
4WD | 2,060,300円 | |||
N-BOX JOY ターボ | 660cc DOHC ターボ | 2WD | 2,044,900円 | |
4WD | 2,178,000円 | |||
N-BOX JOY ターボ (2トーン) | 2WD | 2,127,400円 | ||
4WD | 2,260,500円 |
N-BOX
グレード | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 新価格 (税込) |
---|---|---|---|---|
N-BOX | 660cc DOHC | CVT | 2WD | 1,648,900円 |
4WD | 1,782,000円 | |||
N-BOX ファッションスタイル | 2WD | 1,749,000円 | ||
4WD | 1,882,100円 |
N-BOX CUSTOM
グレード | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 新価格 (税込) |
---|---|---|---|---|
N-BOX CUSTOM | 660cc DOHC | CVT | 2WD | 1,849,100円 |
4WD | 1,982,200円 | |||
N-BOX CUSTOM ターボ | 660cc DOHC ターボ | 2WD | 2,049,300円 | |
4WD | 2,182,400円 | |||
N-BOX CUSTOM コーディネートスタイル | 660cc DOHC | 2WD | 2,059,200円 | |
4WD | 2,192,300円 | |||
N-BOX CUSTOM ターボ コーディネートスタイル | 660cc DOHC ターボ | 2WD | 2,169,200円 | |
4WD | 2,323,000円 | |||
N-BOX CUSTOM ターボ コーディネートスタイル 2トーン | 660cc DOHC ターボ | 2WD | 2,229,700円 | |
4WD | 2,362,800円 |
新型 N-BOX 販売台数を維持できるか?!
軽自動車では1位はホンダ N-BOXで231,385台で首位となった。
順位 | メーカー | 車名 | 販売台数 |
---|---|---|---|
1位 | ホンダ | N-BOX | 231,385台 |
2位 | ダイハツ | タント | 15,9392台 |
3位 | スズキ | スペーシア | 122,275台 |
4位 | ダイハツ | ムーヴ | 104,557台 |
5位 | スズキ | ハスラー | 82,720台 |
6位 | スズキ | ワゴンR | 72,235台 |
7位 | 日産 | ルークス | 70,536台 |
8位 | スズキ | アルト | 67,719台 |
9位 | ダイハツ | ミラ | 64,080台 |
10位 | ダイハツ | タフト | 59,330台 |
2024年販売台数
半年間の販売台数が現在は100,680台です、2023年よりも台数が落ちてきており、台数に変化が出ている。そこで今回の新グレード「N-BOX JOY」を投入することで新たな客層を獲得して、販売台数がアップすることを狙いたいのだろう。
年月 | 販売台数 |
---|---|
2024年1月 | 17,446台 |
2024年2月 | 16,542台 |
2024年3月 | 20,360台 |
2024年4月 | 14,947台 |
2024年5月 | 14,582台 |
2024年6月 | 16,803台 |
合計 | 100,680台 |
新型N-BOXが発売された2023年10月に発表された月間目標販売台数は15,000台となっています。しかし、2024年現在は、その目標台数付近の生産・販売しています。
新型「N-BOX JOY」 の立ち位置は?
ホンダのSUVラインナップにはすでに多くの車種が存在していますが、「N-BOX JOY」が発売される場合、どのような立ち位置になるか考えてみましょう。現在、コンパクトモデルの「VEZEL」やミドルクラスの「ZR-V」、ハイクラスの「CR-V」といったホンダのSUVモデルが存在していますが、軽自動車のSUVモデルはまだありません。したがって、「N-BOX JOY」は他の車種とは競合せず、独自の立ち位置を確立することができます。
編集部から一言
他社では、同じくクロスオーバーテイストのトールワゴン型の軽自動車が多く発売されており、軽自動車販売台数No.1のN-BOXがついに同様のモデルを発売します。N-BOXの性能をそのままに、アウトドアに最適な装備を多層装備しており、人気車種となることは間違いなさそうです。今から新型「N-BOX JOY」の登場が楽しみですね。新しい情報が入り次第、お知らせします。
ホンダニュースリリース
https://global.honda/jp/news/2024/4240926-n-box.html
N-BOX