レクサスは、新型「GX」を2023年6月8日(現地時間)世界初公開。2023年末より、順次各地域に展開。日本初導入も予定。日本の特許庁に「GX550」を2021年9月1日に商標出願している。商願2021-108677。このタイミングで日本初導入も予定。2024年初めに発売される。そして、発表された「GX」は今だに人気のあるトヨタの「ランドクルーザー70(ランクル70)」をどうしてもイメージしてしまう様なエクステリアデザインを採用しているので似ている部分について説明していく。
レクサス 新型「GX」と トヨタ「ランドクルーザー70」を比較
写真を比較すると特に横からと後ろのシルエットを見ると似ていることがよくわかる。ノーズがボディの他の部分と比べて曲がりすぎないように直立したデザインになっている。ミラーはやはり昔ながらのクルーザーのように大きく箱型になっている。背面に移っても、シンプルなデザインが保たれている。もちろんレクサスデザインを散りばめているのでスピンドルグリルや横一文字テールライトが印象的であり現代的である。
トヨタ「ランドクルーザー70」
レクサス 新型「GX」
トヨタ「ランドクルーザー70」ってどんなクルマ?
日本ではあまり馴染みがない「ランクル70」だがアフリカや中東、豪州などでランクルと言えばこの型である。「ランクル70」は2004年に生産が中止となったが2014年8月25日に発売30周年を記念して2015年6月30日生産分までの期間限定で約10年ぶりに復活し再販した。2023年から2024年は発売から40周年であり再再販となる。エクステリアは再販モデルと同様にヘッドライトは丸目を採用、更にオーストラリアで発売されたランドクルーザー70シリーズ70周年記念特別版と同様にフロントグリルを「TOYOTA」することで再販モデルと異なるエクステリアとなる。
レクサス 新型「GX」はどんなクルマ?
新型「GX」は、「ランドクルーザープラド」の姉妹車である。車両開発コンセプトを「ザ・プレミアム・オフローダー」として、過酷な悪路から街中の舗装路に至るまで、様々なシーンで心高まる体験を提供するために進化。「LX」と同じ新「GA-Fプラットフォーム」の採用、静粛性と出力、燃費を高次元でバランスさせたV6ツインターボエンジンの搭載など、車両の基本性能を飛躍的に進化。伝統の悪路走破性も、オフロード走行性能を追求したパッケージの追求や、路面追従性を向上させるLEXUS初採用のE-KDSS(Electronic-Kinetic Dynamic Suspension System)などを通じて一段と向上。オンロード走行性能では、各部位の高剛性化やEPSの採用などによりもたらされるリニアなステアリング応答性など、本格オフローダーでありながらもLEXUSらしい乗り味を実現。エクステリアデザインでは、高い走行性能の提供に寄与する「機能的本質や動的性能に根差したプロポーションと独自性を追求したデザイン」を本格オフローダーとして表現。高い走破性と冒険心をくすぐる外観でありつつ、あらゆる道でドライバーが快適に運転できるデザインとしている。
インテリアにおいては、オフロード走行時の全方位における視認性などの機能性に配慮しつつ、使い勝手に優れた様々な機能を備え、どのような環境の中でも、お客様へ安心感をもたらすモダンで快適な室内空間をご提供。さらにレクサスは、新設計のインテリアレイアウトと最大7人乗りの座席を備えている。
「12.3インチのデジタルインストルメントクラスター」と中央の HVAC 通気口は、ワイヤレス Apple Carplay と Android Auto を備えた大型の「14インチのインフォテインメントシステム」に対応するために、ダッシュボードのかなり低い位置に移動。エアコンとオーディオの物理的なコントロールはまだありますが、車両のオフロード機能用の専用ボタンがギアセレクターの近くにある。
3.5 L V6 ツインターボ「V35A-FTS」、最高出力349hp (354PS/260kW) 最大トルク479 lb-ft (650 Nm) を提供。古いV8 よりも46 Nm)大きい。 ダイレクトシフト10速ATが組み合わせ、牽引能力は標準牽引ヒッチを備えたグレードで3,629kg)と評価されている。フルタイム4WDはこれまでと同様に標準装備、トルセンリミテッドスリップセンターデフも装備され、さらに、トランスファーケースの改良により、4Hと4L間の切り替えも高速化された。
まとめ
レクサスで最もオフロード志向なモデルとなった新型「GX」は「ランドクルーザープラド」の姉妹車であり「LX」と同じ新「GA-Fプラットフォーム」の採用しており、ランドクルーザーシリーズに似ていて当然と言えるかもしれない。しかし、レクサスブランドとして高級志向からアウトドア志向に振り切ったモデルをラインナップしたレクサスは新たな試みとして素晴らしいと思いました。海外の自動車を見ればランドローバーは高級志向のアウトドアモデル「ディフェンダー」をラインナップしておりこれで十分戦えると言った感じだ。そして、「GX」のトヨタ版である「ランドクルーザー プラド」はより「ランクル70」を彷彿とさせる可能性が高い。更にそもそも「ランクル70」の再再販まで噂されており、これらのトヨタ・レクサスのラインナップから目が離せないことは間違いない。