今回は、新型シエンタのおすすめグレードについて詳しくご紹介します。カタログを見ても分かりにくい方や、購入を検討していて悩んでいる方にとって参考になる情報をお届けします。「シエンタ」には多くのグレードがあり、どのグレードを選ぶのがお得なのか迷ってしまうかもしれません。そこで、ハイブリッド車とガソリン車の違いや、さまざまなグレードの中でどれが一番おすすめなのかを調べてみました。この記事が、シエンタの購入を検討する際の参考になれば幸いです。
新型シエンタについて
エンジンは2つあり「ガソリン車」「ハイブリッド車」から選ぶ。更にグレードはグレードは「X」「G」「Z」3グレード展開。まず一番頭を悩ますのがエンジンの選択である。
新型 シエンタ の グレードは?
グレードは、「X」「G」「Z」から選択することになります。
- X:エントリーグレード
- G:中間グレード
- Z:上級グレード
Xグレードの特徴
Xグレードはエントリーグレードで最も価格が安価です。
なんとシエンタのガソリン車Gグレードを選択すれば1,99,5000円から購入が可能です。ボディカラーの選択肢が乏しく、白・黒・ベージュ・カーキの4色、内装色はブラックのみ、助手席側のみワンタッチスイッチ電動スライドドアのみなど、更に、シートヒーターなど快適装備設定できません。
Gグレードの特徴
Gグレードは中間グレードでお得感がやはりあるグレードです。ガソリン車Gグレードを選択すれば2,375,000円から購入が可能です。
エクステリアではボディカラーは全9色から選択可能に、内装色は黒とカーキから選択できます。ブラインドスポットモニター、ディスプレイオーディオ+6スピーカー、両側ワンタッチスイッチ電動スライドドア標準装備、天井サーキュレーターやヒートシーターなどを搭載。Gグレードの場合、電動スライドドア(3万3000円)をハンズフリー機能搭載にできる。オプション設定で快適装備を追加もできます。
Zグレードの特徴
Zグレードは上級グレードで、少し価格が高いと感じる人もいるかもしれません、ガソリン車Zグレードを選択すると2,686,600円から購入が可能です。
エクステリアはGグレード同様に9色から選択可能、Bi-Beam LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付)、LEDライン発光テールランプ。インテリアには、本革巻きステアリングホイール、オプティトロンメーター+7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ、内装色は新たにフロマージュ、を追加、黒、カーキ、の3種類から選択が可能になります。アダプティブハイビームやドライバー異常対応システム標準装備。駐車支援オプションもオプションで充実しています。リアサンシェード標準装備、両側ハンズフリー電動スライドドア標準装備。
ガソリン車
グレード | 乗車定員 | 駆動方式 | 価格(10%) |
---|---|---|---|
X | 5人乗り | 2WD | 1,99,5000円 |
X | 7人乗り | 2WD | 2,035,000円 |
G | 5人乗り | 2WD | 2,337,500円 |
G | 7人乗り | 2WD | 2,375,000円 |
Z | 5人乗り | 2WD | 2,646,600円 |
Z | 7人乗り | 2WD | 2,686,600円 |
ハイブリッド車
グレード | 乗車定員 | 駆動方式 | 価格(10%) |
---|---|---|---|
X | 5人乗り | 2WD | 2,390,000円 |
X | 5人乗り | 4WD | 2,588,000円 |
X | 7人乗り | 2WD | 2,430,000円 |
X | 7人乗り | 4WD | 2,628,000円 |
G | 5人乗り | 2WD | 2,687,500円 |
G | 5人乗り | 4WD | 2,885,500円 |
G | 7人乗り | 2WD | 2,727,500円 |
G | 7人乗り | 4WD | 2,925,500円 |
Z | 5人乗り | 2WD | 2,996,600円 |
Z | 5人乗り | 4WD | 3,046,600円 |
Z | 7人乗り | 2WD | 3,036,600円 |
Z | 7人乗り | 4WD | 3,234,600円 |
新型 シエンタ 燃費データ
ガソリン車(2WD)の燃費はWLCTモード燃費:18.3km/L(13.0km/L)
ハイブリッド車(2WD)の燃費はWLCTモード燃費:28.8m/L(23.0km/L)
( )はおおよそ実燃費 ※他のトヨタモデルをベースで考えたました。
スペック | 新型シエンタ ハイブリッド | 新型シエンタ ガソリン |
---|---|---|
全長 | 4,280mm | 4,280mm |
全幅 | 1,695mm | 1,695mm |
全高 | 1,695mm(2WD) 1,715mm(4WD) | 1,695mm(2WD) 1,715mm(4WD) |
ホイール ベース | 2,750mm | 2,750mm |
エンジン | 直3 1.5L+ モーター M15A-FXE型 | 直列3気筒 1.5Lエンジン M15A-FKS型 |
最高出力 | 67kW(91ps)/ 5500rpm | 88kW(120ps)/ 6600rpm |
最大トルク | 120Nm(12.2kgfm)/ 3800-4800rpm | 145Nm(14.8kgfm)/ 4,800-5,200rpm |
モーター 最大出力 | フロント:59kW(80ps) リヤ:2.2kW(3.0ps) | – |
モーター 最大 トルク | フロント:141Nm(14.4kgm) リア:44Nm(4.5kgm) | – |
WLCT モード燃費 | 28.2~28.8km/L(2WD) 25.3km/L(4WD) | 18.3km/L |
駆動方式 | 2WD/4WD (E-Four) | 2WD |
乗車定員 | 5名・7名 | 5名・7名 |
最小 回転半径 | 5.0m | 5.0m |
駆動方式 | 電気式 無段階変速機 | Direct Shift- CVT |
ハイブリッドで元が取れるまで
燃費と価格を考えたときに非常に悩ましい問題となった。両方のグレード「Z」2WD 7人乗りで比較した場合、ガソリンモデルは2,686,600円、ハイブリッドモデルは3,036,600円と309,100円の差額となる。更にハイブリッド車はエコカー減税で約22,500円の減税が受けられる。ガソリン車差がトータルは約286,600円の差額となる。
ここでガソリンの計算となるが約250,300円のガソリン代を埋める場合にどれほど乗ればお得となるのか検証する。現実的に上記記載の実燃費を元に計算すると。
ガソリン車(2WD)の燃費は13.0km/L。ハイブリッド車(2WD)の燃費は23.0km/Lで計算。
ガソリン価格 1L 170円の場合
ガソリンモデル 10,000km= 130,769円
ハイブリッド車 10,000km=73,913円
10,000km走って56,856円差なので50,000km走って284,280円差がでた。つまりこれでも本体代の差額286,600円を埋めることができる。
通常5年ほどで新車を手放す可能性が高いかもしくは100,000kmと考えてもハイブリッド車を選ぶと+284,280円となる。ハイブリッド車だからと言って安易に選ぶことができない。更に、「シエンタ」の場合エクステリアデザインにハイブリッドとの差がなくドヤ顔できる訳でもない。50,000km乗ることで本体代をペイし、ハイブリッド車の方が、リセールバリュー(中古車売却)したときに価値が残る可能性が高いことを考えるとおすすめは「ハイブリッド車」である。更に7人乗り時の走行で安定した走行を可能にするのも間違えなくハイブリッド車が有利ですのでおすすめです!
快適性を重視するなら、「ハイブリッド車」がおすすめ!
これまで主に金額について話してきましたが、今回は快適性についても触れたいと思います。
「直列3気筒1.5Lエンジン(M15A-FKS型)+Direct Shift-CVT」モデルは、金額面では申し分ありませんが、快適性の面では満足できないかもしれません。筆者は4代目RAV4のガソリン2.0Lモデルに乗った経験がありますが、走り出しが非常に遅いと感じました。このモデルは車重に対してトルクが不足しており、Direct Shift-CVTで改善されているとはいえ、遅さを感じるでしょう。
一方、「直列3気筒1.5Lエンジン(M15A-FXE型)+モーター(THSⅡ)」のハイブリッドモデルは、トヨタの得意とするハイブリッドシステムを搭載しています。走り出しはモーターのみで行うため、トルクの面で非常に優れており、スムーズな走り出しが期待できます。さらに、「レーダークルーズコントロール」を使用する際には、電気制御とハイブリッドの相性が良いため、快適な走行が可能です。
快適性を重視するなら、「ハイブリッド車」をおすすめします。
おすすめグレードは?「ハイブリッド Z」
グレードは幅広く悩ましい問題であるが、「X」「G」「Z」はデザインが大きく異なります。スチールホイール、メーター液晶サイズなどこだわりが少ない人には「X」「G」などのベースグレードをお勧めします。
エクステリア グレードによる違い
エクステリアで「G」「Z」で比較すると「フロントやグリルモールのメッキ加工」や「Bi-Beam LEDヘッドランプ&LEDターンランプ&LEDクリアランスランプ」「リアコンビネーションランプ」「15インチアルミホイール」など、見た目や細かな便利な機能を含めると「Z」を選択したい。
グレードによってヘッドライトが違います
LEDターンランプ&LEDクリアランスランプ」
+ターンランプ+クリアランスランプ
グレードによってホイールデザインが違います
グレードによってリアコンビネーションランプのデザインが違います
インテリア グレードによる違い
インテリアは「7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ」や「本革巻き3本スポークステアリングホイール」「運転席アームレスト」「後席用サンシェード」などといった機能が標準で装備されておりやっぱり「Z」を選択したい。
安全装備 グレードによる違い
先進技術や安全装備も何かと欠けているのは嫌なのでやっぱり「Z」を選択したい。(アクティブクルーズコントロール(ACC)はどのグレードでも全車速追従付であるが、残念なことに停止保持はできない。しかし、唯一ハイブリッドグレード「Z」を選択すれば停止保持可能となる。)250万円以上の車に30万円の差であるのであれば「Z」を選択して問題ないですよ本当に。
新型 シエンタ グレード ハイブリッドZ
新型 シエンタ グレード ハイブリッドX
「ハイブリッド Z」7人乗り 2WD 3,036,600円 「ハイブリッド G」7人乗り 2WD 2,727,500円と価格差は309,100円なので好みもあるが 結論として、新型シエンタで最もおすすめのグレードは「Z ハイブリッド車」です。
まとめ
価格設定としてはハイブリッドもガソリンも装備や仕様に対して安いと感じるぐらいです。更にハイブリッドとガソリンの価格差が30万円代であることが非常に驚きである。一昔前は100万円ほど違いがあったこともあったが今ではそこまで差がないことを考えるとどちらを選んでもいい時代になったと感じた。少しでも余裕があるのであれば「ハイブリッド」グレードを選択してもらいたいです。現時点では充実した装備が可能なグレードは「Z」のハイブリッドモデルをおすすめします。購入時の参考にしていただければ幸いです。
シエンタ 関連記事
シエンタ
トヨタ