トヨタが、電気自動車SUVの新モデル「アーバンクルーザー(Urban Cruiser)」を2025年8月に日本で発売を予定しています。トヨタが満を持して送り出す新型アーバンクルーザーは、スズキと共同開発した電気自動車(EV)専用プラットフォームを採用したコンパクトSUVです。欧州市場を皮切りに、いよいよ日本にも導入されることが決定し、期待が高まっています。
アーバンクルーザーは、トヨタの電動化戦略を加速させる重要なモデルとして位置付けられています。2035年までに欧州での二酸化炭素排出量ゼロ、2040年までに完全なカーボンニュートラル達成という高い目標を掲げるトヨタにとって、アーバンクルーザーは、その実現に向けた大きな一歩となるでしょう。
トヨタ 新型アーバンクルーザー:特徴まとめ
デザイン
- 都会にも自然にも溶け込む洗練されたデザイン
- トヨタのデザインアイコン「ハンマーヘッド」フロントエンドを採用
- コンパクトなボディながら、広々とした室内空間を実現
- スライド式リアシート、多彩なシートアレンジ
パワートレイン
- 49kWhと61kWhの2種類のバッテリー容量
- 前輪駆動(FWD)と全輪駆動(AWD)を選択可能
- FWDモデルは最高出力144PS、AWDモデルは最高出力184PS
- 安心・安全を追求したリン酸鉄リチウムイオンバッテリー
安全装備
- 衝突回避システム
- アダプティブクルーズコントロール
- ブラインドスポットモニター
- リヤクロストラフィックアラート
快適装備
- 10.25インチのデジタルメーターと10.1インチのマルチメディアディスプレイ
- スマートフォン連携機能
- JBLプレミアムオーディオシステム
その他
- ボディサイズ:全長4,285mm、全幅1,800mm、全高1,635mm、ホイールベース2,700mm
- 価格:400万円台から(予想)
- 発売時期:2025年8月(日本)
- スズキ「eビターラ」のOEMモデル
- 電気自動車専用プラットフォームを採用
- 欧州でも販売予定
ポイント
- トヨタの電動化戦略を牽引するコンパクトEV
- スタイリッシュなデザインとEVならではの力強い走りを両立
- 街乗りからアウトドアまで、幅広いシーンで活躍
トヨタ 新型 アーバンクルーザー エクステリア 先進性と実用性を兼ね備えたデザイン
アーバンクルーザーのデザインは、「アーバンテック」をテーマに、都会にも自然にも溶け込む洗練されたスタイルを追求しています。トヨタのデザインアイコンである「ハンマーヘッド」フロントエンドは、力強さとともに未来的な印象を与えます。コンパクトなボディでありながら、スライド式リアシートや多彩なシートアレンジにより、広々とした室内空間とフレキシブルな使い勝手を実現しています。
ボディサイズは、全長4,285mm、全幅1,800mm、全高1,635mm。日本の道路事情にもマッチした取り回しの良さが魅力です。最小回転半径は5.2mと小回りも効き、都市部での運転も快適です。
トヨタ 新型 アーバンクルーザー インテリア 先進の安全・快適装備で、より安心・快適なドライブを
アーバンクルーザーには、最新の安全・快適装備が充実しています。衝突回避システムやアダプティブクルーズコントロールなどの先進安全技術に加え、10.25インチのデジタルメーターと10.1インチのマルチメディアディスプレイを備えた先進的なコックピットを採用。スマートフォンとの連携機能も充実しており、快適で安全なドライブをサポートします。
トヨタ 新型 アーバンクルーザー パワートレイン 電動化技術がもたらす、力強い走り
アーバンクルーザーには、49kWhと61kWhの2種類のバッテリー容量が用意され、それぞれ前輪駆動(FWD)と全輪駆動(AWD)を選択できます。FWDモデルは最高出力144PS、AWDモデルは最高出力184PSを発揮し、力強い加速と優れた環境性能を両立しています。
走行用バッテリーには、安心・安全を追求したリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用。さらに、電動パワートレインには、前後に独立した2つのeAxleを採用することで4WDに対応し、悪路走破性も高めています。
環境性能と経済性を両立
アーバンクルーザーは、高い環境性能と経済性を両立しています。電気自動車ならではの低燃費に加え、購入時の補助金制度や、電気料金の割引プランなどを活用することで、経済的なメリットも享受できます。
新型アーバンクルーザー スペック
項目 | アーバンクルーザー 2WD(49kWh) | アーバンクルーザー 2WD(61kWh) | アーバンクルーザー 4WD(61kWh) |
---|---|---|---|
全長 | 4,285mm | 4,285mm | 4,285mm |
全幅 | 1,800mm | 1,800mm | 1,800mm |
全高 | 1,635mm | 1,635mm | 1,635mm |
ホイールベース | 2,700mm | 2,700mm | 2,700mm |
トレッド- 前 | 1,540mm | 1,540mm | 1,540mm |
トレッド- 後 | 1,545mm | 1,545mm | 1,545mm |
最低地上高 | 180mm | 180mm | 180mm |
最小回転半径 | 5.2m | 5.2m | 5.2m |
バッテリー容量 | 49kWh | 61kWh | 61kWh |
モーター 最高出力- フロント | 106kW | 128kW | 128kW |
モーター 最高出力- リア | - | - | 48kW |
モーター 最高出力- 合計 | 106kW | 128kW | 135kW |
最大トルク | 189Nm | 189Nm | 300Nm |
駆動方式 | 2WD | 2WD | 4WD |
乗車定員 | 5名 | 5名 | 5名 |
トランス ミッション | 1速電動ドライブ | 1速電動ドライブ | 1速電動ドライブ |
ブレーキ- 前 | ベンチ レーテッドディスク | ベンチ レーテッドディスク | ベンチ レーテッドディスク |
ブレーキ- 後 | ベンチ レーテッドディスク | ベンチ レーテッドディスク | ベンチ レーテッドディスク |
タイヤ | 225/55 R18 | 225/55 R18 225/50 R19 | 225/55 R18 225/50 R19 |
車両重量 | 1,702kg | 1,760kg - 1,799kg | 1,860kg - 1,899kg |
トヨタ 新型 アーバンクルーザー 価格と発売時期
気になる価格は、400万円台からとなる見込みです。先行して発売されているbZ4Xと比べて、より手頃な価格設定となっており、EVの普及を促進する役割も期待されます。日本での発売は2025年8月を予定しています。欧州でも販売が予定されており、グローバルに展開されるモデルとなります。
トヨタの電動化戦略を牽引する、コンパクトEVの新たなスタンダード
アーバンクルーザーは、トヨタの電動化戦略を牽引する重要なモデルとして、コンパクトEVの新たなスタンダードとなる可能性を秘めています。スタイリッシュなデザイン、広々とした室内空間、そしてEVならではの力強い走り。街乗りからアウトドアまで、幅広いシーンで活躍してくれることでしょう。
アーバンクルーザーの登場は、EV市場に新たな風を吹き込むとともに、より多くの人々にEVの魅力を届けることになるでしょう。
編集部から一言
トヨタ新型アーバンクルーザーは、スタイリッシュなデザイン、広々とした室内空間、そしてEVならではの力強い走りを兼ね備えた、コンパクトSUVの新たなスタンダードとなるモデルです。 2025年8月の日本発売が待ち遠しいですね。
トヨタニュースリリース
https://newsroom.toyota.eu/world-premiere-of-the-all-new-toyota-urban-cruiser